JPS6327740Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴルフに使用するマーカーとグリー
ンフオークとを一体的に保持するホルダーに関
し、特にこのホルダーをベルトのバツクルのよう
な身飾具として使用でき、その取扱いはワンタツ
チに行なえるようにした新規構成のマーカーとグ
リーンフオークとを備えたホルダーに関するもの
である。

周知のように、ゴルフに於いて、目印として使
用するマーカーには、専用のマーカーに作られた
ものやコインで代用する等種々なものが存在して
いるが、このマーカーはグリーン以外では、使用
しないためにプレー中は、スラツクスのポケツト
等に入れている。

しかし、使用時或いは使用後に、特に瞬時にこ
のマーカーを取り出すことが難しい等その出し入
れが面倒である。

また、ゴルフには、グリーンに於いて、ボール
の落下によつて生じたくぼみを修理するために、
グリーンフオークを使用することがある。このフ
オークは同様にスラツクスのポケツト等に入れて
所持しているが、前記マーカーに比べ嵩張るもの
であれば、所持に手間取る等の欠点がある。

本考案は、このような観点に鑑み創作したもの
で、ゴルフ用のマーカーとフオークとを一体的に
保持するようにすると共に、身飾具として使用で
き、その取扱はワンタツチに行なえる構成簡易な
ホルダーを提供せんとするものである。

以下、本考案の実施例を添付図面に参照しなが
ら説明する。

第１図乃至第５図は、本考案の実施例を示し、
この実施例は、ベルトのバツクルとして使用でき
るように構成してある。

図に於いて、１はバツクルを示し、その本体２
は基板３と表板４及コ字状に配する囲み板５によ
り、内部を空間Ｓにすると共に、一端側り挿入口
６を構成してあり、図示のように基板３の一端部
には、延出部７を設けてある。

また、基板３の裏面には、第３図示のように一
端部にベルトを挟着する止め金具８と他端部にベ
ルトの止め穴を係止する突起９を夫々設けてあ
る。

１０はフオーク体で、先端部には細長状の腕１
１，１１を形成し、基端部の凹部１２にはマーカ
ー１３を吸着する磁気部１４を設けてある。この
マーカー１３は任意の形状に構成することができ
るが、少なくとも裏面には、前記磁気部１４に吸
着し得るように金属部を設けてある。そして、こ
のマーカー１３には、磁気部１４に安定よく吸着
して、容易に外れないようにピン等を形成しても
よい。例えば、第２図示のようにマーカー１３の
裏面に突起１３ａを形成し、対応する磁気部１４
の表面に凹部１４ａを設ける。このようにして、
突起１３ａを凹部１４ａに係合するように構成す
ると、この係合と吸着作用により、マーカー１３
は磁気部１４から容易に外れることがない。ま
た、前記腕１１，１１の外端部には、少なくとも
１個所係合凹部１５を形成してある。

しかして、このフオーク体１０は、腕部１１，
１１を前記バツクル１の本体２に、その挿入口６
から挿入する。そして、本体２の空間Ｓには、挿
入口６側から他端部側に至つて、緩い円弧を描
き、且つ略々中央部に係合凸部１７を設けた板バ
ネ１６，１６を夫々配してあれば、この係合凸部
１７とフオーク体１０の腕部１１の係合凹部１５
が係合すると共に、板バネ１６のスプリングバツ
クによつて、この腕部１１を強く挟持でき、フオ
ーク体１０は本体２から容易に離脱することはな
い。なお、これら係合凹部１５及び係合凸部１７
の構成は、これらに限定するものでなく、夫々逆
に構成することも可能である。

本考案は以上の構成であれば、本体２，１８，
２１にフオーク体１０を挿着して、バツクルとし
て構成できるものである。

つまり、バツクルとして使用するには、本体２
の裏面にベルトの端部を止め金具８を介して装着
することにより、ベルトに使用することができ
る。

このように本考案は、プレイヤーの身体に取付
けることによつて、ゴルフをプレーした場合、マ
ーカー１３を磁気部１４から取外して使用でき、
終わつたらマーカー１３は磁気部１４に吸着させ
るワンタツチ構成であり、しかもマーカー１３
は、磁気部１４に吸着させる構成であるから、容
易に離脱することがない。

また、フオーク体１０は本体２，…から取出し
て使用でき、その抜差しも自在であり、腕部１
１，１１はグリーンフオークとして使用すること
ができる。

以上の構成である本考案のホルダーは、ゴルフ
プレーに於いて、ベルトのバツクルに使用する
と、従来にない利点を有するものである。

つまり、グリーン上に於いて、ボールをマーク
する場合、マーカー１３はフオーク体１０の磁気
部１４に吸着されているから、これを簡易に取り
外して使用でき、その着脱が極めて容易であり、
従来のようにスラツクスのポケツト等から取り出
す不便さやポケツトが嵩張ることを防ぐことがで
きる。

しかも、本考案の本体２はバツクル１として使
用できる利点がある構成簡易にして、安価に且つ
美麗な構成となる等の利点がある。

同様にフオーク体１０は、本体２から板バネ１
６，１６間に挟持されている腕１１，１１を取り
出すことにより、使用できる簡易さがあり、その
係合凸部１７と係合凹部１１との係合により、フ
オーク体１０は本体２から容易に離脱しないと共
に、使用時にはフオーク体１０の基端部を握つて
簡易に取り出すことができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図乃
至第５図は、本考案の第１実施例を示し、第１図
は分解した一部切欠斜視図、第２図は異なる構成
のマーカーを外した正面斜視図、第３図は同背面
斜視図、第４図は同縦断面図、第５図は第４図Ａ
−Ａ断面図である。 ２，１８，２１……本体、６……挿入口、１０
……フオーク体、１１……腕、１３……マーカ
ー、１４……磁気部、１６……板バネ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板３と表板４及びコ字状に配する囲み板５に
   より、内部を空間Ｓに、且つ一端部に延出部７を
   形成し、この延出部７側に挿入口６を設けると共
   に、基板３の裏面にベルトを挟着する止め金具８
   を設け、さらに前記空間Ｓ内の上下端部に夫々挿
   入口６側から他端側に至つて、接触面が緩い円弧
   を描き、且つ係合凸部１７を設けた一対の板バネ
   １６，１６を配設するバツクル１の本体２と、こ
   の板バネ１６，１６間に挟持され、且つ前記係合
   凸部１７と係脱自在な係合凹部１５を有する腕１
   １，１１を先端部に設け、基端部にはマーカー１
   ３を吸着する磁気部１４を設けたフオーク体１０
   とで構成してなることを特徴とするマーカーとグ
   リーンフオークとを備えたホルダー。