JP3007598U - ゴルフボールホルダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ホルダ本体１に、ゴルフボール２をその周面
の一部がホルダ本体１の外面に突出するような状態で受
け入れ可能な凹部３を形成する。凹部３の開口端にゴル
フボール２を抜け止めする弾性爪部４を設けると共に、
凹部３の底部に指挿入穴５を形成し、該穴５から指等を
挿入してゴルフボール２を爪部４の弾性に抗して凹部３
から押し出せるようにする。 【効果】 ゴルフボールをマッサージ球とするマッサー
ジ器に兼用できると共に、ゴルフボールをホルダから押
し出して、ロストボールしたときの予備ボールとして使
用できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、携帯マッサージ器に兼用できるようにしたゴルフボールホルダに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

通常、ゴルフではプレー中のボールの紛失に備え予備の複数のボールを売り箱 や袋に入れてゴルフバックに携帯し、その内の１〜２個をズボンのポケットに入 れてプレーを行なうようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の如く、予備のボールをポケットに入れている場合、次のホールに移 動する際に予備のボールと同じポケットに使用中のボールを入れてしまい、使用 中のボールと予備のボールとの区分がつかなくなることがある。 また、ゴルフを行なうと、精神的な緊張や肉体の疲労等により体が硬張ること がある。 本考案は、以上の点に鑑み、予備のボールを保持可能で且つ携帯マッサージ器 としても兼用できるゴルフボールホルダを提供することをその目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、請求項１の本考案は、ホルダ本体に、ゴルフボー ルをその周面の一部がホルダ本体の外面に突出するような状態で受け入れ可能な 凹部を形成し、該凹部の開口端にゴルフボールの周面に係合してゴルフボールを 抜け止めする、弾性の有る爪部を設けると共に、凹部の底部にゴルフボールを凹 部の開口端から押出すための指挿入穴を形成した。

【０００５】 また、請求項２の考案は、ホルダ本体に、ゴルフボールをその周面の一部がホ ルダ本体の外面に突出するような状態で受け入れ可能な凹部を形成し、該凹部の 開口端にゴルフボールの周面に係合してゴルフボールを抜け止めする、係止部を 形成すると共に、ホルダ本体に凹部の底部を開放して凹部にゴルフボールを出入 れ自在とする蓋部材を設けた。

【０００６】

【作用】

ゴルフボールはホルダ本体の外面に周面の一部が突出するような状態で凹部に 保持され、該ボールを体に押し当ててマッサージを行なえる。また、請求項１の 考案では、凹部の底部に形成した指挿入穴から指等を押し込むことによりボール を爪部の弾性に抗して凹部の外方に押し出すことができ、請求項２の考案でも、 蓋部材を開くことで凹部の底部からゴルフボールを取出すことができ、従って、 ホルダに収納したゴルフボールを取出して使用することができる。この場合、予 備のゴルフボールをホルダに収納しておくことで、使用中のボールと予備のボー ルとの区分が明確になる。

【０００７】 また、ホルダをポケット等に入れても良いが、ホルダ本体にフックを取付けて おけば、フックをベルト等に引掛けて携帯できるようになり、便利である。

【０００８】

【実施例】

図中１は直方体をしたホルダ本体を示し、該ホルダ本体１はズボンのポケット 等に入れられるような大きさに形成され、その片面にはゴルフボール２をその周 面の一部がホルダ本体１の外面に突出する状態で受け入れ可能な凹部３が２つ形 成されている。

【０００９】 上記凹部３は、開口端に弾性変形可能な爪部４が形成され、また底部にはホル ダ本体１の背面側に貫通する指挿入穴５が形成されている。そして、凹部３に挿 入したボール２の周面に上記爪部４が弾性的に係合して凹部３内にボール２を保 持すると共に指挿入穴５より指等でボール２を凹部３より押し出して爪部４との 係合を解除してボール２を凹部３より取外せるように構成されている。尚、本実 施例では爪部４をホルダ本体１に一体成形したが、弾性材料で別体に形成した爪 部４を凹部３の開口端に接着剤等で取付けても良い。

【００１０】 上記の如く構成されたホルダ本体１に予備のボール２を装着してズボンのポケ ット等に入れておけば、使用中のボール２を予備のボール２と同じポケッに入れ ても使用中のボール２と予備のボール２の区分が明確につきボール２の混同を防 ぐことができる。また予備のボール２は、その周面の一部がホルダ本体１の外面 に突出するような状態でホルダ本体１に装着されているため、プレー中に精神的 な緊張や肉体の疲労から体が硬張ったとき等にボール２を体に押し当てて体を解 すことができる。その上ボール２を指等でホルダ本体１の正面側に押し出せば該 ボール２を簡単に取外せるため必要に応じて直ちにボール２を使用することがで きる。

【００１１】 また図３は他の実施例のゴルフボールホルダを示し、ホルダ本体１は上記実施 例のものと同様の大きさに形成され、該ホルダ本体１の片面にはゴルフボール２ をその周面の一部がホルダ本体１の外面に突出する状態で受け入れ可能な凹部３ が２つ形成されている。凹部３の開口端縁６はボール２より小径に形成されて、 該端縁６によりボール２を抜け止めする係止部が構成されており、更に凹部３の 底部をホルダ本体１に設けた蓋部材７により開閉自在として、凹部３にその底部 からボール２を出入れし得るようにしている。蓋部材７は、ホルダ本体１の下側 に積層するように設けられ、一側部においてホルダ本体１の一側下部に肉薄部か ら成るヒンジ８を介して取付けられ、他側部にホルダ本体１の他側下部の段差部 １ａに係合する係止部７ａを備え、段差部１ａへの係止部７ａの係合により閉鎖 状態に保持される。

【００１２】 またホルダ本体１には、蓋部材７と一体に、ホルダ本体１をベルト等に吊り下 げるためのフック９が設けられている。フック９は、ホルダ本体１を安定良く吊 り下げるための適宜の幅と長さとばね性とを有し、長さ方の一端のみが蓋部材７ の一側下端に固着されて蓋部材７の下面に沿うように設けられる。

【００１３】 尚、上記実施例では、２つの凹部３を１枚の蓋部材により開閉するようにした が、２つの凹部３を各別の蓋部材で開閉するようにしても良い。

【００１４】 また、上記実施例では蓋部材７をヒンジ式のものとしたが、ホルダ本体１に摺 動自在に係合させるスライド式の蓋部材を設けても良い。

【００１５】 また、図１及び図２に示す実施例のものでもホルダ本体１に上記と同様のフッ クを設けて、ベルト等にホルダを吊り下げられるようにしても良い。

【００１６】 尚本実施例では、ホルダ本体１を直方体に形成しゴルフボール２の受け入れ凹 部３を２ヶ所設けたが、ホルダ本体１の形状やホルダ本体１に形成する凹部３の 数は任意に設定できる。

【００１７】 また、上記何れの実施例においても、凹部３は、ボール２が凹部３の底面に当 接した状態ではボール２の周面が爪部４や開口端縁６に係合しないような大きさ に形成されており、マッサージに際しボール２が凹部３内で転動するようにして いる。

【００１８】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように本考案では、ゴルフボールをマッサージ球とす るマッサージ器に兼用できると共に、ゴルフボールをホルダから押し出して、ロ ストボールしたときの予備ボールとして使用できる。

【００１９】 また予備のボールをホルダに装着することにより予備のボールと使用中のボー ルとの区分が明確になり、使用中のボールと予備のボールとの混同を防止できる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本案ゴルフボールホルダの一例の平面図

【図２】 図１のII-II断面図

【図３】 他の実施例の截断側面図

【符号の説明】

１ ホルダ本体 ２ ゴルフボール ３ 凹部 ４ 爪部 ５ 指挿入穴 ７ 蓋部材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホルダ本体に、ゴルフボールをその周面
   の一部がホルダ本体の外面に突出するような状態で受け
   入れ可能な凹部を形成し、該凹部の開口端にゴルフボー
   ルの周面に係合してゴルフボールを抜け止めする、弾性
   の有る爪部を設けると共に、凹部の底部にゴルフボール
   を凹部の開口端から押出すための指挿入穴を形成したこ
   とを特徴とするゴルフボールホルダ。
2. 【請求項２】 ホルダ本体に、ゴルフボールをその周面
   の一部がホルダ本体の外面に突出するような状態で受け
   入れ可能な凹部を形成し、該凹部の開口端にゴルフボー
   ルの周面に係合してゴルフボールを抜け止めする、係止
   部を形成すると共に、ホルダ本体に凹部の底部を開放し
   て凹部にゴルフボールを出入れ自在とする蓋部材を設け
   たことを特徴とするゴルフボールホルダ。
3. 【請求項３】 上記ホルダ本体に、該ホルダ本体を吊り
   下げるためのフックを設けたことを特徴とする請求項１
   又は２に記載のゴルフボールホルダ。