JPS63277347A - 単板積層板を用いた木製i型複合梁 - Google Patents

単板積層板を用いた木製i型複合梁

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JPS63277347A
JPS63277347A JP11269987A JP11269987A JPS63277347A JP S63277347 A JPS63277347 A JP S63277347A JP 11269987 A JP11269987 A JP 11269987A JP 11269987 A JP11269987 A JP 11269987A JP S63277347 A JPS63277347 A JP S63277347A
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product
cut
flange
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JP11269987A
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直 相澤
西山 俊道
勝 大川
中根 和夫
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Hashimoto Denki Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (や 産業上の利用分野 本発明は、多数のベニヤ単板の繊維方向を平行に仕組ん
で積層接着したl VL (ラミネーテッド・ベニヤ・
ランバー)と通称される単板積層材、乃至はその一部の
ベニヤ単板の繊維方向を直交させて仕組んで積層接着し
たLVB (ラミネーテツド・ベニヤ・ボード)と通称
されるクロスバンド入りの単板積層板、特に後者のクロ
スバンド入りの単板積層板から切り出されたフランジ及
びウェッブを構成部材としてτ型のビームに嵌合接着し
て成る、建築用水製I型複合梁に関するものである。
(ロ) 従来技術 この種の汁築用水製■型複合梁のフランジに用いられて
いた単板積層材は、前記多数の長尺矩形のベニヤ単板の
繊維方向を平行に仕組んで積層接着したものはLVLと
して、例えば特開昭49−27982号連続式合板プレ
スの原料供給方法およびその装置に開示されているよう
な重合体、即ち多数のベニヤ単板の繊維方向を平行に仕
組んで積層接着したものはLVLとして公知であり、ま
た該LVLから第6図に例示するようなI型のビームを
構成するフランジFが切り出されて、他の合板、○SS
(オリエンテッド・ス(〜ランド・ホー1〜)、ウェハ
ーホード等から切り出されたウェッブWと組合せて(型
のビームに嵌合接着された建築用木製■型複合梁が輸入
され、或いは一部生産されていたことは従来技術として
周知である。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点上記従来技術に
よる多数の長尺矩形のベニヤ単板の繊維方向を平行に仕
組んで積層接着したしVしから切り出された木製τ型複
合梁のフランジは、第6図に例示するよにフランジFと
ウェッブWの嵌合部分を幾分台形に切削加工して、その
総てのベニヤ単板の繊維方向を製品の長手方向に平行に
仕組んで積層接着しただけのフランジFに対して各種材
質のウェッブWを嵌合接着していた、少くともフランジ
Fには繊維方向の直交したクロスバンドが全く挿入され
ていない構成でおるので、該木製I型複合梁に上下方向
や横方向からの少し過大な瞬間荷重や、乃至は繰返し荷
重が加わることによって、往々にしてフランジFの高さ
方向と長手方向に延びた、即ちフランジFの積層方向と
繊維方向に延びた、単板切削時の裏割れに起因すると思
われる割裂Cを発生し、遂にはフランジFとウェッブW
との嵌合接着全体を破壊に至らしめる難点があった。更
にまたこの種の長尺矩形のベニヤ単板を原料とする単板
積層材(LVL)の生産には、良質原木の枯渇にともな
い長尺矩形のベニヤ単板の入手難や価格の高騰等の問題
点もあった。
(ト)問題を解決するための手段 本発明は上記従来技術によるこの種の木製I型複合梁の
難点及び生産上の問題点を払拭すべく、先ずこの種I型
のビームを構成するフランジ及びウェッブに、多数の短
尺方形のベニヤ!単板を縦つぎのスカーフジヨイントに
し、且つその繊維方向を平行にして側板に仕組むと共に
その一部の繊維方向をクロスバンドとして直交させるよ
うに横つきのバットジヨイントにして芯板に仕組んだも
のを一体に積層接着して成るエンドレス、クロスバンド
入りの単板積層板、即ち方形単板を原料としたエンドレ
ス、クロスバンド入りのLVBを一旦生産し、このエン
ドレス、クロスバンド入りのLVBから、一つは側板の
繊維方向を製品の長手方向に切り出したフランジとし、
他の一つは側板の繊維方向を製品の高さ方向に切り出し
たウェッブとした構成部材を用いる木製I型複合梁であ
って、該フランジ及びウェッブは次のような構成の側板
及び芯板の単板積層板(LVB)から切り出されるもの
である。
a)繊維方向を製品の長手方向にしてその両木口を対照
的なスカーフ斜面に切削した方形単板を、2層以上に口
って階段状のずらし重ねのスカーフジヨイントにして仕
組/νだ側板。
b)繊維方向を製品の幅方向にしてその両端面を平行に
切断した方形単板を1層以上に亘って連続状のバットジ
ヨイントにして仕組んだ芯板。
(ト)作 用 本発明の単板積層板(LVB)を用いた木製I型複合梁
は、側板の繊維方向を製品の幅方向に、またその芯板の
繊維方向を製品の長手方向にし、且つその幅方向の両頂
点を幾分台形に切削加工したものをウェッブとし、また
該ウェッブに対して側板の繊維方向を製品の長手方向に
、またその芯板の繊維方向を製品の高さ方向にし、且つ
その高さ方向の一側面を幾分台形の溝に切削加工したフ
ランジを上下に相対峙してに嵌合接着することによって
1型のビームを構成するようにしたものであり、またそ
の嵌合接着に際して前記ウェッブの両頂点をフランジの
溝底の芯板面に当接するように嵌合接着すれば核部のク
ロスバンドによる補強は一層完璧である。
〜 実施例 第1〜3図は本発明の単板積層板(LVB)を用いた木
製■型複合梁の一実施例を示すもので必って、例えば一
方のフランジFは中間層付近の積層に製品の幅方向に繊
維方向を向けた芯板1を介在させ、他の積層は製品の長
手方向に繊維方向を向けた側板2a、2bからなり、該
フランジFを上下一対としてその内側を断面幾分台形の
溝に切削加工し、また他の一方のウェッブ〜■は中間層
付近のM[層に製品の長手方向に繊維方向を向けた芯板
3を介在させ、伯の積層は製品の高さ方向に繊維方向を
向けた側板4a、4bからなり、該ウェッブWの両頂点
を断面幾分台形に切削加工したものを前記フランジFの
切溝に嵌合し、またその嵌合時に前記台形切削部分に適
宜の接着剤を塗布して冷圧または熱圧して一体に嵌合接
着された木製I型複合梁に構成するものである。
而して上記フランジF及びウェッブWを構成する単板積
層板(LVB)は、例えばフランジFは第4図に示すよ
うに、上下の側板の繊維方向を製品の長手方向にしてそ
の両木口を板厚tの4〜8倍程度の対照的なスカーフ斜
面Sに切削加工した900m角、板厚3m程度の方形単
板5a、5bを、少くとも2層以上に亘って板厚主の3
0〜50倍程度の距@lを隔てて階段状のずらし重ねの
スカーフジヨイントに仕組まれたものを上下の側板とし
、またその上下の側板に対し繊維方向を製品の幅方向に
してその両端面を平行に切断した900a++角、板厚
3#llI!程度の方形単板6を、少くとも1層以上に
亘って連続状のバットジヨイントに仕組まれたものを芯
板として、中間製品厚40m程度にエンドレス状に積層
接着された中間製品としての単板積層板(LVB)を一
旦生産し、該エンドレス状の中間製品から上記フランジ
Fが側板となる方形単板5a、5bの繊維方向を製品の
長手方向にして任意寸法の角材に切り出されるのである
また一方のウェッブWも第5図に示すように、上下の側
板の繊維方向を製品の高さ方向にしてその両木口を板厚
tの4〜8倍程度の対照的なスカーフ斜面Sに切削加工
した900s角、板厚1.5m程度の方形単板7a、7
bを少くとも2層以上に亘って板厚tの30〜50倍程
度の距離1を隔てて階段状のずらし重ねのスカーフジヨ
イントに仕組まれたものを上下の側板とし、またその上
下の側板に対し繊維方向を製品の長手方向にしてその両
端面を平行に切断した900711111角、板厚3m
程度の方形単板8を、少くとも1層以上に亘って連続状
のバットジヨイントに仕組まれたものを芯板として、中
間製品厚9#IIl+程度にエンドレス状に積層接着さ
れた中間製品としての単板積層板(LVB)を一旦生産
し、該エンドレス状の中間製品から上記ウェッブWが側
板となる方形単板7a、7bの繊維方向を製品の高さ方
向にして任意寸法の板材に切り出されるのである。
(ト) 発明の効果 叙上のように本発明は、そのフランジ及びウェッブに多
数の短尺方形単板のベニヤ単板を・縦つきのスカーフジ
ョイン1へにし、且つその繊維方向を平行に仕組むと共
にその一部の繊維方向をクロスハンドとして直交させる
ように溝つきのバットジヨイントにして仕組んだものを
一体に積層接着して成るエンドレス、り[1スパント入
りの単板積層板、即ち方形単板を原料としたエンドレス
、クロスバンド入りのL V Bを一旦生産し、このエ
ンドレス、クロスバンド入りのしVBから、一つは側板
の繊維方向を製品の長手方向に切り出したフランジとし
、他の一つは側板の繊維方向を製品の高さ方向に切り出
したウェッブとした構成部材を用いる木製■型複合粱で
必るので、従来技術に成る木%I型複合梁、特にその多
数の長尺矩形のベニヤ単板の繊維方向を平行に仕組んで
積層接着したクロスバンドが全く挿入されていないLV
Lから切り出されたフランジから成る木製■型複合梁は
、その上下方向や横方向からの少し過大な瞬間荷重や、
乃至は繰返し荷車が加わることによって、往々にしてフ
ランジの高さ方向と長手方向に延びた、叩らフランジの
積層方向と繊維方向に延びた、単板切削時の裏割れに起
因すると思われる割裂を発生し、遂にはフランジとウェ
ッブとの嵌合接む全体を破壊に至らしめる難点があった
ものをクロスバンドを嵌合個所に挿入することによって
完全にこの種の割裂現象を払拭し得たものでおるばかり
でなく、本発明による時は原料となるベニヤ単板が短尺
方形の比較的入手し易い低価格量で済むのに対し、従来
技術のものは良質原木の枯渇にともう入手難、高価格の
影響をもろにうける長尺矩形のベニヤ単板を要する等の
問題点がめったものもこれを悉く払拭し得たものでおり
、品質的、経済的実施効果の極めて顕著な発明である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施の一例を示すものであって、第1図は
正面図、第2図は平面図、第3図は縦断面図、第4図は
フランジを切り出す単板積層板(LVB)の生産過程の
側面図、第5図はウェッブを切り出す単板積層板(LV
B)の生産過程の側面図、第6図は従来の木製■型複合
梁の一部切欠縦断面図である。 1.3・・・芯板、2a、2b、4a、4’o・・・側
板、5a、5b、6.7a、7b、、、方形単板、F・
・・フランジ、W・・・ウェッブ。 特許出願人 橋本電機工業株式会社 手続ネ市正書 (自発差出) 昭和62年5月11日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 2、発明の名称 単板積層板を用いた木製■型複合梁 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、補正の対象 明細書全文。 補正明細書 1、発明の名称 単板積層板を用いた木製■型複合梁 2、特許請求の範囲 (1)繊維方向をジ製品の長手方向にしてその両木口を
対照的なスカーフ斜面に切削した方形単板を2層以上に
亘って階段状のずらし重ねのスカーフジヨイントにして
仕組んだ側板と、繊維方向を虫■製品の幅方向にしてそ
の両端面を平行に切断した方形単板を1層以上に亘って
連続状のバットジヨイントにして仕組lνだ芯板とを一
体に積層接着して成るクロスバンド入りの単板積層板、
該単板積層板から側板の繊維方向を製品の長手方向にし
て切り出されたフランジ、及び該単板積層板から側板の
繊維方向を製品の高さ方向にして切り出されたウェッブ
を構成部材としてI型のビームに嵌合接着したことを特
徴とする単板積層板を用いた木製■型複合梁。 ゛ (2)  繊維方向を9製品の長手方向にしてその両木
口を対照的なスカーフ斜面に切削した方形単板を2層以
上に亘って階段状のずらし重ねのスカーフジヨイントに
仕組んだ側板と、繊維方向を中間製品の幅方向にしてそ
の両端面を平行に切断した方形単板を1層以上に亘って
連続状のバラ1〜ジヨイントに仕組んだ芯板とを一体に
積層接着して成るクロスバンド入りの単板積層板、該単
板積層板から側板の繊維方向を製品の長手方向にして切
り出されたフランジ、及び該単板積層板から側板の繊維
方向を製品の高さ方向にして切り出されたウェッブを構
成部材とし、且つ前記ウェッブの頂点をフランジの溝底
の芯板面に当接させてI型のビームに嵌合接着した特許
請求の範囲(1)項記載の単板積層板を用いた木製I型
複合梁。 3、発明の詳細な説明 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、多数のベニヤ単板の繊維方向を平行に仕組ん
で積層接着したLVL(ラミネーテッド・ベニヤ・ラン
バー)と通称される単板積層材、乃至はその一部のベニ
ヤ単板の繊維方向を直交させて仕組んで積層接着したし
VB(ラミネーテッド・ベニヤ・ボード)と通称される
クロスバンド入りの単板積層板、特に後者のクロスバン
ド入りの単板積層板から切り出されたフランジ及びウェ
ッブを構成部材として■型のビームに嵌合接着して成る
、建築用木製■型複合梁に関するものである。 (2)従来技術 この種の建築用水製■型複合梁のフランジに用いられて
いた単板積層材は、前記多数の長尺矩形のベニヤ単板の
繊維方向を平行に仕組んで積層接着したものはLVLと
して、例えば特開昭49−27982号連続式合板プレ
スの原料供給方法およびその装置に開示されているよう
な重合体、即ち多数のベニヤ単板の繊維方向を平行に仕
組んで積層接着したものはLVLとして公知であり、ま
た該LVLから第6図に例示するようなI型のビームを
構成するフランジFが切り出されて、他の合板、O3B
 (オリエンテッド・ストランド・ボード)、ウェハー
ボード等から切り出されたウェッブWと組合せてI型の
ビームに嵌合接着された建築用木製■型複合梁が輸入さ
れ、或いは一部生産されていたことは従来技術として周
知でおる。 ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記従来技術による多数の長尺矩形のベニヤ単板の繊維
方向を平行に仕組んで積層接着したLVLから切り出さ
れた木製I型複合梁のフランジは、第6図に例示するよ
にフランジFとウェッブWの嵌合部分を幾分台形に切削
加工して、その総てのベニヤ単板の繊維方向を製品の長
手方向に平行に仕組んで積層接着しただけのフランジF
に対して各種材質のウェッブWを嵌合接着していた、少
くともフランジFには繊維方向の直交したクロスバンド
が全く挿入されていない構成であるので、該木製I型複
合梁に上下方向や横方向からの少し過大な瞬間荷重や、
乃至は繰返し荷重が加わることによって、往々にしてフ
ランジFの高さ方向と長手方向に延びた、即ちフランジ
Fの積層方向と繊維方向に延びた、単板切削時の裏割れ
に起因すると思われる割裂Cを発生し、遂にはフランジ
FとウェッブWとの嵌合接着全体を破壊に至らしめる難
点がおった。更にまたこの種の長尺矩形のベニヤ単板を
原料とする単板積層材(LVL)の生産には、良質原木
の枯渇にともない長尺矩形のベニヤ単板の入手難や価格
の高騰等の問題点もあった。 口 問題を解決するための手段 本発明は上記従来技術によるこの種の木製I型複合梁の
難点及び生産上の問題点を払拭すべく、先ずこの種I型
のビームを構成するフランジ及びウェッブに、多数の短
尺方形のベニヤ単板を縦つぎのスカーフジヨイントにし
、且つその繊維方向を平行にして側板に仕組むと共にそ
の一部の繊維方向をクロスバンドとして直交させるよう
に横つきのバットジヨイントにして芯板に仕組んだもの
を一体に積層接着して成るエンドレス、クロスバンド入
りの単板積層板、即ち方形単板を原料としたエンドレス
、クロスバンド入りのL V Bを一旦生産し、このエ
ンドレス、クロスバンド入りのLVBから、一つは側板
の繊維方向を製品の長手方向に切り出したフランジとし
、他の一つは側板の繊維方向を製品の高さ方向に切り出
したウェッブとした構成部材を用いる木製I型複合梁で
必って、該フランジ及びウェッブは次のような構成の側
板及び芯板の単板積層板(LVB>から切り出されるも
のである。 a)繊維方向を中間製品の長手方向にしてその両木口を
対照的なスカーフ斜面に切削した方形単板を、2層以上
に亘って階段状のずらし重ねのスカーフジヨイントにし
て仕組んだ側板。 b)繊維方向を中間製品の幅方向にしてその両端面を平
行に切断した方形単板を1層以上に旦って連続状のバッ
トジョイン1〜にして仕組んだ芯板。 GtJ作 用 本発明の中板積層板(L V B )を用いた木製■型
複合梁は、側板の繊維方向を製品の高さ方向に、またそ
の芯板の繊維方向を製品の長手方向にじ、且つその高さ
方向の両頂点を幾分台形に切削加工したものをウェッブ
とし、また該ウェッブに対して側板の繊維方向を製品の
長手方向に、またその芯板の繊維方向を製品の幅方向に
し、且つその高さ方向の一側面を幾分台形の溝に切削加
工したフランジを上下に相対峙して嵌合接着することに
よって1型のビームを構成するようにしたものであり、
またその嵌合接着に際して前記ウェッブの両頂点をフラ
ンジの溝底の繊維方向が直交した芯板面に直接当接する
ように嵌合接着すれば核部のクロスバンドによる割裂の
補強は一層完璧である。 0)実施例 第1〜3図は本発明の単板積層板(LVB)を用いた木
製■型複合梁の一実施例を示すものであって、例えば一
方のフランジFは中間層付近の積層に製品の幅方向に繊
維方向を向りた芯板1を介在させ、他の積層は製品の長
手方向に繊維方向を向けた側板2a、2bからなり、該
フランジFを上下一対としてその内側を断面幾分台形の
溝に切削加工し、また他の一方のウェッブWは中間層付
近の積層に製品の長手方向に繊維方向を向けた芯板3を
介在させ、他の積層は製品の高さ方向に繊維方向を向け
た側板4a、4bからなり、該ウェッブWの両頂点を断
面幾分台形に切削加工したものを前記フランジFの切溝
に嵌合し、またその嵌合時に前記台形切削部分に適宜の
接着剤を塗布して冷圧または熱圧して一体に嵌合接着さ
れた木製■型複合梁に構成するものである。 而して上記フランジF及びウェッブWを構成する単板積
層板(LVB)は、例えばフランジFは第4図に示すよ
うに、上下の側板の繊維方向を中間製品の長手方向にし
てその両木口を板厚tの4〜8倍程度の対照的なスカー
フ斜面Sに切削加工した900M角、板厚3履程度の方
形単板5a、5bを、少くとも2層以上に亘って板厚尤
の30〜50倍程度の距離1を隔てて階段状のずらし重
ねのスカーフジヨイントに仕組まれたものを上下の側板
とし、またその上下の側板に対し繊維方向を中間製品の
幅方向にしてその両端面を平行に切断した900#角、
板厚3#程度の方形単板6を、少くとも1層以上に亘っ
て連続状のバットジヨイントに仕組まれたものを芯板と
して、中間製品厚40#程度にエンドレス状に積層接着
された中間製品としての単板積層板(LVB>を一旦生
産し、該エンドレス状の中間製品から上記フランジFが
側板となる方形単板5a、5bの繊維方向を製品の長手
方向にして任意寸法の角材に切り出されるのである。ま
た一方のウェッブWも第5図に示すように、上下の側板
の繊維方向を中間製品の長手方向にしてその両木口を板
厚tの4〜8倍程度の対照的なスカーフ斜面Sに切削加
工した900Mn角、板厚上5M程度の方形単板7a、
7bを少くとも2層以上に亘って板厚tの30〜50倍
程度の距離lを隔てて階段状のずらし重ねのスカーフジ
ヨイントに仕組まれたものを上下の側板とし、またその
上下の側板に対し繊維方向を中間製品の長手方向にして
その両端面を平行に切断した900mm角、板厚3履程
度の方形単板8を、少くとも1層以上に亘って連続状の
バットジヨイントに仕組まれたものを芯板として、中間
製品厚91M1程度にエンドレス状に積層接着された中
間製品としての単板積層板(LVB)を一旦生産し、該
エンドレス状の中間製品から上記ウェッブWが側板とな
る方形単板7a。 7bの繊維方向を製品の高さ方向にして任意寸法の板材
に切り出されるのである。 (ト)発明の効果 叙上のように本発明は、そのフランジ及びウェッブに多
数の短尺方形単板のベニヤ単板を縦つぎのスカーフジヨ
イントにし、且つその繊維方向を平行に仕組むと共にそ
の一部の繊維方向をクロスバンドとして直交させるよう
に横つきのバットジヨイントにして仕組んだものを一体
に積層接着して成るエンドレス、クロスバンド入りの単
板積層板、即ち方形単板を原料としたエンドレス、クロ
スバンド入りのLVBを一旦生産し、このエンドレス、
クロスバンド入りのLVBから、一つは側板の繊維方向
を製品の長手方向に切り出したフランジとし、他の一つ
は側板の繊維方向を製品の高さ方向に切り出したウェッ
ブとした構成部材を用いる木製■型複合梁であるので、
従来技術に成る木製I型複合梁、特にその多数の長尺矩
形のベニヤ単板の繊維方向を平行に仕組んで積層接着し
たクロスバンドが全く挿入されていないLVLから切り
出されたフランジから成る木製■型複合梁は、その上下
方向や横方向からの少し過大な瞬間荷重や、乃至は繰返
し荷重が加わることによって、往々にしてフランジの高
さ方向と長手方向に延びた、即ちフランジの積層方向と
繊維方向に延びた、単板切削時の裏割れに起因すると思
われる割裂を発生し、遂にはフランジとウェッブとの嵌
合接着全体を破壊に至らしめる難点があったものをクロ
スバンドを嵌合個所に挿入することによって完全にこの
種の割裂現象を払拭し得たものであるばかりでなく、本
発明による時は原料となるベニヤ単板が短尺方形の比較
的入手し易い低価活量で済むのに対し、従来技術のもの
は良質原木の枯渇にともう入手難、高価格の影響をもろ
にうける長尺矩形のベニヤ単板を要する等の問題点があ
ったものもこれを悉く払拭し得たものであり、品質的、
経演的実施効果の極めて顕著な発明である。 4、図面の簡単な説明 図は本発明の実施の一例を示すものであって、第1図は
正面図、第2図は平面図、第3図は縦断面図、第4図は
フランジを切り出す単板積層板(LVB)の生産過程の
側面図、第5図はウェッブを切り出す単板積層板(LV
B)の生産過程の側面図、第6図は従来の木製■型複合
梁の一部切欠縦断面図である。 1.3・・・芯板、2a、2b、4a、4b−・・側板
、5a、5b、6,7a、7b・・・方形単板、F・・
・フランジ、W・・・ウェッブ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維方向を製品の長手方向にしてその両木口を対
    照的なスカーフ斜面に切削した方形単板を2層以上に亘
    って階段状のずらし重ねのスカーフジョイントにして仕
    組んだ側板と、繊維方向を製品の幅方向にしてその両端
    面を平行に切断した方形単板を1層以上に亘って連続状
    のバットジョイントにして仕組んだ芯板とを一体に積層
    接着して成るクロスバンド入りの単板積層板、該単板積
    層板から側板の繊維方向を製品の長手方向にして切り出
    されたフランジ、及び該単板積層板から側板の繊維方向
    を製品の高さ方向にして切り出されたウエッブを構成部
    材として I 型のビームに嵌合接着したことを特徴とす
    る単板積層板を用いた木製 I 型複合梁。
  2. (2)繊維方向を製品の長手方向にしてその両木口を対
    照的なスカーフ斜面に切削した方形単板を2層以上に亘
    って階段状のずらし重ねのスカーフジョイントに仕組ん
    だ側板と、繊維方向を製品の幅方向にしてその両端面を
    平行に切断した方形単板を1層以上に亘って連続状のバ
    ットジョイントに仕組んだ芯板とを一体に積層接着して
    成るクロスバンド入りの単板積層板、該単板積層板から
    側板の繊維方向を製品の長手方向にして切り出されたフ
    ランジ、及び該単板積層板から側板の繊維方向を製品の
    高さ方向にして切り出されたウエッブを構成部材とし、
    且つ前記ウエッブの頂点をフランジの溝底の芯板面に当
    接させて I 型のビームに嵌合接着した特許請求の範囲
    (1)項記載の単板積層板を用いた木製 I 型複合梁。
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