JPS6327690Y2 - - Google Patents

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JPS6327690Y2
JPS6327690Y2 JP1983066084U JP6608483U JPS6327690Y2 JP S6327690 Y2 JPS6327690 Y2 JP S6327690Y2 JP 1983066084 U JP1983066084 U JP 1983066084U JP 6608483 U JP6608483 U JP 6608483U JP S6327690 Y2 JPS6327690 Y2 JP S6327690Y2
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JP
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endoscope
lid
sponge rubber
passage
seal
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JP1983066084U
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JPS59190203U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は体腔内の検査等に使用された内視鏡
を洗滌する内視鏡洗滌装置の改善に関する。
一般に内視鏡洗滌装置にあつては、内視鏡を収
容する洗滌槽と、この洗滌槽の開口を開閉する蓋
体とを備えて構成されていて、使用済、すなわち
体腔内の汚物等が付着した内視鏡を洗滌槽内に収
容してその開口を蓋体で閉塞し、この状態で洗滌
槽内部から内視鏡に向けて加圧した洗滌水を噴射
することにより、内視鏡を洗滌するようにしてい
る。
ところで、この種の洗滌装置においては、一般
に洗滌槽と蓋体との槽内・外境界部分に通路が設
けられ、非防水形の操作部をもつ内視鏡でも洗滌
することができるようにしているが、このような
非防水形の内視鏡を洗滌するとき、何分、加圧さ
れた洗滌水が内部から噴出することから、通路を
通じて外部へ流出しまう。
そこで、この通路を、可撓性を有するシール部
材である発泡部材を用いてシールするようにした
ものが提案されている。
従来、このようなシールには第1図に示すよう
に、通路aを形成する蓋体b側および洗滌槽c側
に、蓋体bを閉塞したとき両者が互いに通路方向
と直角な方向から重合するようにそれぞれ発泡部
材d,dを設けたものが採用されている。
しかしながら、このような発泡部材両者が通路
aの通路方向と直角な方向から重合する構造によ
ると、通路aに配置される内視鏡のシールは、一
方の発泡部材dで内視鏡の片側のシールを受けも
ち、他方の発泡部材dで内視鏡のもう片方のシー
ルを受けもつて始めて完全がシールを行なわれる
もので、このため長期間に渡つて使用しているう
ち第2図に示すように発泡部材dの一方が劣化に
より変形部eが生じると、シール性が損なわれて
隙間ができ、この隙間から洗滌水が外部へ飛び出
してしまう不都合があり、信頼性に問題がある。
なお、第2図において、fは内視鏡を示す。
この考案は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、信頼ある通路にお
けるシールを約束することができる内視鏡洗滌装
置を提供することにある。
すなわち、この考案は、洗滌槽の蓋体を閉塞し
たときに通路内において蓋体側、洗滌槽側に、通
路方向に沿つて互い違いに重合するように可撓性
を有するシール部材をそれぞれ設けたことによ
り、通路に配置される内視鏡を各シール部材のは
さみ込みにより中央に重複するシール部を形成し
つつ両側からシールして、重複するシール部にお
けるシールによりシール部材の劣化を許容して常
に高いシール効果を得ようとするものである。
以下、この考案を第3図ないし第7図に示す第
1の実施例にもとづいて説明する。第3図中1は
内部に各種洗滌機器が内装された内視鏡洗滌装置
の本体である。そして、この本体1の頭部には洗
滌槽2が設けられている。この洗滌槽2は開口周
縁部にフランジ3受部を備えて構成されていて、
洗滌槽2の背部側に枢支された開閉自在な蓋体4
を通じて洗滌槽2内に各種の内視鏡5を収容する
ことができるようになつている。なお、6は洗滌
操作部、7は蓋体4を開閉するための取手であ
る。
一方、洗滌槽2と蓋体4との槽内・外境界部分
にあたる洗滌槽2、蓋体4の前部側には非防水形
の内視鏡5の操作部5aを槽外へ配置させるため
の通路8が設けられている。この通路8として
は、洗滌槽2の前部側のフランジ受部3に切欠溝
9を設け、蓋体4の上記切欠溝9と対向する部位
に切欠溝10を設けて構成される。ここで、蓋体
4について説明すれば、蓋体4は洗滌槽2の開口
を覆うカバー部11の周縁部に上記フランジ受部
3に対応してフランジ部12を一体に突設すると
ともに、フランジ部12の基部側に蓋体4を閉塞
したとき洗滌槽2の内周面と近接対向する立下り
壁13を一体に突設して構成されるもので、この
蓋体4の立下り壁13における上記洗滌槽2の切
欠溝10に対応する部分に切欠溝9との組合せに
て内視鏡5の挿入部5bが挿通するだけの空間を
形成するU字状の切欠溝10が設けられている。
すなわち、通路8により、非防水形の内視鏡5で
は操作部5aのみを外部に出して挿入部5b、ラ
イトガイドコード(図示しない)だけを洗滌する
ことができるようになつている。そして、第4図
ないし第7図にこの考案の要部となる通路8のシ
ール構造廻りが詳図されている。このシール構造
について説明すれば、これは切欠溝9に対向して
可撓性を有するシール部材、たとえば厚みの厚い
連続気泡のスポンジゴムブロツク15を洗滌槽2
に配置し、切欠溝10に対向して同じくシール部
材としてのスポンジゴムブロツク16を蓋体4に
配置し、これらスポンジゴムブロツク15,16
を蓋体4を閉塞したとき通路8内においてその通
路方向に沿つて互い違いに重合させてシール機能
を形成するようにしたもので、詳しくは洗滌槽2
側の構造は第7図でも示すように、洗滌槽2の開
口縁部の切欠溝9に対応する部分に低位の支持部
17を形成し、この支持部17上に2本の支持杆
18,18が立設されたゴム取付具19をねじ止
めで固定し、このゴム取付具19の支持杆18,
18に、あらかじめ挿通用のスリツト20,20
が成形されたスポンジゴムブロツク15を挿入し
て、スポンジゴムブロツク15を洗滌槽2に着脱
自在に取付けるようにしている。また蓋体4側の
構造としては、第4図ないし第6図で示すように
立下り壁13を内側へ凹陥してゴム収納室21を
形成し、このゴム収納室21内の上部面に先程述
べたゴム取付具19を今度はさかさに取付け、こ
のゴム取付具19の支持杆18,18に、あらか
じめ挿通用のスリツト22,22が成形されたス
ポンジゴムブロツク16を挿入して、スポンジゴ
ムブロツク16を着脱自在に取付けるようにして
いる。そして、これらスポンジゴムブロツク1
5,16を上下方向で互い違いに重合するように
配置して通路8に対するシールを形成し、両者の
弾性変形によつて通路8内に配置される内視鏡5
と密接して洗滌水が外部に流出しないようにして
いる。
なお、第4図において、23は蓋体4のフラン
ジ部12の裏面ほぼ全域に渡つて取り付けられた
パツキン、24は洗滌槽2内の中央に設けられた
噴水系である。
しかして、このように構成された内視鏡洗滌装
置に非防水形の操作部5aをもつ内視鏡5をセツ
トするときには、まず蓋体4を開け、つぎに使用
した内視鏡5を、その操作部5aを外部に出すよ
う操作部5aの基部を通路8内に配して、挿入部
5bならびにライトガイドケーブル(図示しな
い)を洗滌槽2内に配し、この状態にて蓋体4を
閉じることによりセツトが行なわれる。そして、
この内視鏡5のセツトにより、通路8内の内視鏡
部分は、各スポンジゴムブロツク15,16によ
りはさみ込まれて、その下方側がスポンジゴムブ
ロツク16における圧縮変形の密接によつてシー
ル、上方側がスポンジゴムブロツク15における
圧縮変形の密接によつてシール、さらに両者のス
ポンジゴムブロツク15,16の圧縮変形によつ
て内視鏡5の中央にはそのシールが重複するシー
ル部が形成され、通路8内の内視鏡部分は水密に
保持される。
ここで、長期間に渡つて使用するうちに生じる
スポンジゴムブロツク15あるいはスポンジゴム
ブロツク16の劣化に伴なう洗滌水の外部への流
出が問題となるが、上述したように通路8内に配
置される内視鏡5は、互い違いに設けた各スポン
ジゴムブロツク15,16によるはさみ込みによ
り、中央に重複するシール部を形成しつつ両側か
らシールするから、たとえスポンジゴムブロツク
15あるいはスポンジゴムブロツク16が劣化に
より変位が残ることがあつてもその低下したシー
ル性能は重複するシール部で許容されて洗滌水の
スポンジゴムブロツク15,16を通じての流出
は生じない。すなわち、隙間は生じないのであ
る。なお、各スポンジゴム15,16はその両者
が間隙を生じない程度に互い違いに設置されてい
ることはいうまでもない。
したがつて、各スポンジゴムブロツク15,1
6の互い違いな設置により、常に高いシール効果
を得ることができるものである。しかも各スポン
ジゴムブロツク15,16はその厚みが大きいこ
とから塑成変形しにくく、これによつて一層安定
したシール効果を約束することができる。そのう
え、各スポンジゴムブロツク15,16はそれぞ
れ洗滌槽2、蓋体4に対して着脱自在であるの
で、スポンジゴムブロツク15,16が汚れたと
きにはそれぞれスポンジゴムブロツク15,16
を洗滌槽2、蓋体4から取り外して洗滌すること
ができ、スポンジゴムブロツク15,16自体の
洗滌を容易に行なうことができるといつた利点を
もち、装置全体の洗滌性の向上を図れる。また各
スポンジゴムブロツク15,16の着脱は、洗滌
槽2、蓋体4に設けた支持杆18にスポンジゴム
ブロツク15,16に設けたスリツト20,21
をはめ込む構造なので、各スポンジゴムブロツク
15,16の着脱操作はきわめて容易で、また部
品点数がきわめて少なくてすむとともにコスト的
にも安価ですむといつた利点もある。
またこの考案は上述した第1の実施例に限定さ
れるものではなく、第8図ないし第10図に示す
第2の実施例のようにしてもよい。
すなわち、第8図ないし第10図に示すものは
各スポンジゴムブロツク15,16を弾性力を利
用して着脱自在に取り付けるようにしたもので、
詳しくは洗滌槽2側のスポンジゴムブロツク15
は第9図に示すように、洗滌槽2の支持部17
に、両側に内方に向つて変位した側壁30,30
を突設した、弾性に富むコ字状の板材からなる受
け具31aを取着し、スポンジゴムブロツク15
にその一方の側部を覆うようにカバー31bを取
着し、カバー31bを受け具31aの空間部に挿
入することにより、側壁30,30を係止側、カ
バー31bを係止受け側としてカバー31bを両
側からはさみ付けてスポンジゴムブロツク15を
着脱自在に取り付けるようにしている。また蓋体
4側のスポンジゴムブロツク15は第10図でも
示すように、蓋体4のゴム収納室21を形成する
立下り壁13の側部外面に、弾性的に伸縮可能な
ほぼU字状の係止受部32をもつ雌形具33aを
それぞれ設け、スポンジゴムブロツク16の側部
に、係止により上記係止受部32,32に対して
着脱自在に装着する、ほぼひし形状の係止部34
をもつ雄形具33bをそれぞれ設け、雄形具33
b,33bの係止部34,34を雌形具33a,
33aの係止受部32,32へ挿入することによ
り、係止部34,34を係止受部32,32にて
弾性的にはさみ付けてスポンジゴム16を着脱自
在に取り付けるようにしている。このような弾性
力を利用した着脱はスポンジゴムブロツク15,
16を強固に取り付けることができるものであ
る。また、第2の実施例はスポンジゴムブロツク
15,16の一方の重合部を段部35から形成し
ていて、より高いシール効果を得ることができる
ようになつている。
なお、上述したいずれの実施例共、シール部材
にスポンジ材を用いたものを一例にあげたが、こ
れ以外の発泡部材を用いてもよいことはもちろん
である。
以上説明したようにこの考案によれば、通路を
形成する蓋体側および洗滌槽側に、蓋体を閉塞し
たとき通路内においてその通路方向に沿つて互い
違いに重合するように可撓性を有するシール部材
をそれぞれ設けたから、通路に配置される内視鏡
を各シール部材のはさみ込みにより中央に重複す
るシール部を形成しつつ両側からシールすること
ができるようになる。したがつて、重複するシー
ルによりシール部材の劣化にて生じるシールの低
下を許容することができ、シール部材を通じての
洗滌水の外部への流出を確実に防止することがで
きるようになる。よつて、水密性の向上を図れ
得、信頼ある通路におけるシールを約束すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内視鏡洗滌装置における通路の
シール構造を示す断面図、第2図はそのシール構
造の問題点を説明する断面図、第3図ないし第7
図はこの考案の第1の実施例を示し、第3図は内
視鏡洗滌装置の全体斜視図、第4図はその通路に
おけるシール構造を示す側断面図、第5図は第4
図〜線に沿う平断面図、第6図はそのシール
構造の正面図、第7図は第4図〜線に沿う断
面図、第8図ないし第10図はこの考案の第2の
実施例を示し、第8図はシール構造を示す側断面
図、第9図は洗滌槽側のシール部材を取付け構造
を示す分解斜視図、第10図は蓋体側のシール部
材の取付け構造を示す正断面図である。 2……洗滌槽、4……蓋体、5……内視鏡、8
……通路、15,16……スポンジゴムブロツク
(シール部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内視鏡を収容する洗滌槽と、この洗滌槽の開
    口を開閉する蓋体とを有し、かつ上記洗滌槽と
    蓋体との槽内・外境界部分には内視鏡の操作部
    を槽外へ配置させる通路が設けられた内視鏡洗
    滌装置において、上記通路を形成する蓋体側お
    よび洗滌槽側に、蓋体を閉塞したとき通路内に
    おいてその通路方向に沿つて互い違いに重合す
    るように可撓性を有するシール部材をそれぞれ
    設けたことを特徴とする内視鏡洗滌装置。 (2) シール部材はそれぞれ洗滌槽、蓋体に対して
    着脱自在であることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の内視鏡洗滌装置。
JP6608483U 1983-04-30 1983-04-30 内視鏡洗滌装置 Granted JPS59190203U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6608483U JPS59190203U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 内視鏡洗滌装置

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JP6608483U JPS59190203U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 内視鏡洗滌装置

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JPS59190203U JPS59190203U (ja) 1984-12-17
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ID=30196295

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JP6608483U Granted JPS59190203U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 内視鏡洗滌装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738978A (en) * 1980-08-18 1982-03-03 Olympus Optical Co Washer for endoscope

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034241Y2 (ja) * 1977-04-25 1985-10-12 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の通路気密装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738978A (en) * 1980-08-18 1982-03-03 Olympus Optical Co Washer for endoscope

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JPS59190203U (ja) 1984-12-17

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