JPS6327648Y2 - - Google Patents

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JPS6327648Y2
JPS6327648Y2 JP20166683U JP20166683U JPS6327648Y2 JP S6327648 Y2 JPS6327648 Y2 JP S6327648Y2 JP 20166683 U JP20166683 U JP 20166683U JP 20166683 U JP20166683 U JP 20166683U JP S6327648 Y2 JPS6327648 Y2 JP S6327648Y2
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stopper
container
valve chamber
valve
lid
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ポツトや魔法瓶等の容器にあつて、
栓体を取り外すことなく液体を注入することがで
き、また逆流による液体の漏出を自動的に防止す
るようにした逆止弁付き容器栓体に関するもので
ある。
〔従来の技術〕 従来のポツトや魔法瓶等の容器は、コーヒー、
紅茶等の液体を容器の中瓶等へ注入する場合に、
容器から栓体を取り外して行わなければならなか
つた。また上記液体は、濾過等の処理をして飲め
る状態で注入することが必要であつた。本出願人
は、従来のこの種容器の上記事情に鑑みて、栓体
を取り外すことなく液体を容器の中瓶等へ注入で
き、しかもこの注入時に、コーヒー、紅茶等の濾
過処理をも同時に行える容器栓体及び容器栓体へ
のフイルタの着脱構造を開発した。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、本出願人が先に開発した技術は、
栓体を取り外すことなく液体を容器の中瓶等へ注
入できるようにしている。ところが、この容器栓
体にあつては、液体を注ぎ出すに際し、容器を傾
斜させると、前記栓体を取り外すことなく液体を
容器の中瓶等へ注入できるようにした系路を通じ
て液体が栓体から逆流して漏出する場合があると
いう欠点があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記本出願人が先に開発した容器栓
体を更に改良し、液体を注ぎ出すに際し、容器を
傾斜させた場合であつても容器内の液体が逆流し
ない構造を提供せんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本考案が採
用した手段は、中仕切壁により区画された上部側
空間と下部側空間とを有し、容器本体内へ着脱可
能に取り付けられる筒状の栓本体と、該栓本体の
上部側空間へ弾性材を介して装着された操作体
と、前記操作体を嵌挿する貫通孔を備え、栓本体
へ取り付けられる栓蓋と、前記操作体の上下動に
応じて前記下部側空間の開口部を開閉する弁体と
よりなる容器栓体であつて、前記下部側空間内に
弁室を形成し、該弁室内に浮玉としてのボールを
配置すると共に、また前記弁室の壁面に前記下部
側空間の開口部へ連通する連通孔を穿設し、前記
中仕切壁に弁室と上部側空間とを連通する連通孔
を穿設し、カツプ状フイルタの底部外周面に形成
した係止突部内にフイルタ内へ通じる液体流路を
設けて前記係止突部を栓蓋の上面に穿設した切欠
溝を介して栓蓋と操作体との間に着脱自在に嵌着
させ、前記液体流路を上部側空間及び中仕切壁の
連通孔を介して弁室へ連通させている。
〔作用〕
カツプ状フイルタの係止突部を栓蓋と操作体と
の間に嵌着した状態にあつては、中瓶等を閉塞す
る弁体が開になつており、またフイルタはその液
体流路が上部側空間及び中仕切壁の連通孔を介し
て弁室へ通じている。従つて、フイルタへ注がれ
た液体を前記弁室から中瓶内へ供給することが可
能である。一方、フイルタを取り外した状態で、
操作体を押し下げて中瓶等を閉塞する弁体を開
き、中瓶等から液体を注ぎ出す場合には、弁室内
のボールが中仕切壁内の連通孔を閉塞するので、
液体が逆流して漏出することはない。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。
第1図は本考案に係る容器栓体1を示す分解斜
視図、第2図は容器栓体1を容器2へ装着した閉
栓状態を示す縦断面図、第3図は容器栓体1へ第
4図に示すフイルタ32を取り付けた開栓状態を
示す縦断面図である。第1図に示す如く、容器栓
体1は、栓本体3と、栓蓋4と、操作体5と、弁
体6及び弁軸7とで構成されている。
上記栓本体3は、筒状であり、その外周面には
容器2の上部側内壁面に形成された螺子部8と螺
合するための螺子部9が形成されている。また栓
本体3は、軸方向途中に上部側空間10と下部側
空間11とを区画する中仕切壁12を有してい
る。13は、下部側空間11の壁面に形成された
開口であり、容器栓体1を容器2へ装着した開栓
状態(第3図参照)で、容器2内の中瓶14と注
ぎ口15とを連通するためのものである。上記下
部側空間11には、弁室35を形成するための壁
面36が設けられており、該壁面36には弁室3
5と下部側空間11の開口部11aとを連通する
ための連通孔37が穿設されている。また中仕切
壁12には、弁室35と上部側空間10とを連通
するための連通孔39が穿設されている。38
は、弁室35に配されたボールである。
栓蓋4は、中央部に貫通孔16を有し、該貫通
孔16の側壁17に傾斜面18と係止端部19,
20が切欠形成されている。21,21はこれら
係止端部19,20の領域にあつて、側壁17の
下端面側に形成された突起である。また22は、
栓蓋4の上面側にあつて、貫通孔16に連続して
形成された切欠溝である。この栓蓋4は上記栓本
体3の上部側開口部10aに面してこれに取り付
けられている。
操作体5は、側壁23の下端側に不連続状の外
鍔24を有している。また該外鍔24の形成され
ていない部分の側壁23の上部側には、栓蓋4の
傾斜面18及び係止端部19,20と係合するた
めの係止爪25が突設されている。26は、栓蓋
4の貫通孔端縁16aと係合するための段部であ
る。この操作体5は、コイルスプリング等の弾性
材27を介して上記栓本体3の上部側空間10内
へ装着されている。装着された状態にあつて、操
作体5の側壁23と、栓蓋4の貫通孔側壁17と
の間には、所定の間隙40が形成されている。
弁体6は、弁軸7と一体成形された円板6aと
該円板6aに螺着されるキヤツプ6bとより成
り、両者の間に断熱材28を充填するための空洞
部29が形成されている。30は、弁軸7に嵌合
装着された案内板、31はシールリングである。
このような構成の弁体6は、栓本体3の下部側空
間11の開口部11aへ配置され、弁軸7が中仕
切壁12を貫通して操作体5に連結されている。
また容器栓体1へ着脱自在に取り付けられるカ
ツプ状のフイルタ32は、第4図に示すように、
その底部側外周面に前記栓蓋4の切欠溝22に嵌
合する係止突部33,33を有している。そし
て、該係止突部33,33にはフイルタの内部空
間へ連通する液体の流路34が穿設されている。
前記係止突部33と切欠溝22とは、適数個を設
ければよい。最適な実施例としては、これらの複
数個の係止突部33と切欠溝22とが、それぞれ
円周上に等配されておればよい。この場合には、
フイルタ32の嵌着状態が安定する。また前記液
体流路34は、少なくとも係止突部33の一つに
形成しておけばよい。
次に上述の如く構成された容器栓体1へのフイ
ルタ32の着脱構造及び容器栓体1の動作態様
を、第2図及び第3図を参照して説明する。
第2図に示す閉栓時にあつて、操作体5は、弾
性材27により上方へ付勢され、外鍔24が栓蓋
4の貫通孔側壁17の下端に当接している。そし
て、操作体5の外周側壁面に突設した係止爪25
は、上記貫通孔側壁17に形成した係止端部19
と係合している。また弁体6は、操作体5及びこ
れに連結された弁軸7を介して弾性材27の付勢
力が伝達されており、栓本体3の下部側空間11
の開口部11aを閉塞している。
フイルタ32の容器栓体1への取り付けは、先
ず、フイルタ32の係止突部33,33を栓蓋4
の切欠溝22,22へ嵌合させ、同時に操作体5
を押しさげる。そして、フイルタ32を回動させ
る。この回動により、フイルタ32の係止突部3
3,33は、栓蓋4の貫通孔端縁16aの下へ入
り込み、操作体5の上面との間で弾性的に挟持さ
れ、安定する。この状態にあつて、弁体6は、操
作体5の上記下降動作に伴つて下降し、下部側開
口部11aを開放する。すなわち、開栓状態にす
る。この状態で、フイルタ32の内面へフイルタ
ペーパー(図示せず)等を配置してコーヒー、紅
茶等の材料を入れ、更に熱水を注いでやれば、濾
過されたコーヒー、紅茶等の液体が係止突部3
3,33の流路34,34を通つて前記栓蓋4の
貫通孔側壁17と操作体5の側壁23との間の間
隙40へ流出する。この間隙40へ流出した液体
は、栓本体3の上部側空間10へ流下し、更に中
仕切壁12の連通孔39を通つて弁室35へ流入
する。そして、該弁室35から連通孔37を通つ
て下部側開口部11aから中瓶14内へ流入す
る。要するに、容器栓体1を取り外すことなく、
コーヒー、紅茶等を濾過して中瓶14内へ注入す
ることが可能である。
フイルタ32を容器栓体1から取り外したい場
合は、フイルタ32を回動させて、その係止突部
33,33と栓蓋4の切欠溝22,22とを一致
させ、フイルタ32を上方へ抜き出せばよい。こ
れにより、操作体5及び弁体6は、弾性材27の
付勢力で第2図に示す閉栓状態に復帰する。
ところで、中瓶14内の液体注出に際し、開栓
したい場合は、第2図の閉栓状態から操作体5の
上面に指を当ててこれを押し下げ操作する。この
操作は、同時に操作体5を第1図の時計方向へ若
干回動させるようにする。これにより、操作体5
の係止爪25は、係止端部19から傾斜面18に
沿つて移動をし、下方の係止端部20と係合す
る。一方、弁体6は、上記操作体5の下降動作に
伴つて下降し、下部側開口部11aを開放する。
すなわち、開栓状態となる。これにより、中瓶1
4内のコーヒー、紅茶、湯水等を注出することが
可能である。而して、これら液体の注出は容器2
全体を傾けて行うものである。容器2を傾ける
と、弁室35内のボール38は、壁面36上へ乗
り移り、第2図及び第3図の鎖線で示すように、
連通孔39を閉塞する。このため、中瓶14から
注出される液体は、下部側開口部11aから下部
側空間11へ流入し、栓本体側壁の開口13を通
つて注ぎ口15へ流れる。従つて、液体の注出時
に、該液体が弁室35、上部側空間10へ流れる
ことは決してない。このような状態から、容器2
を第2図及び第3図の状態に戻すと、ボール35
は同図の実線の状態に復帰する。
また上記開栓状態から閉栓したい場合には、操
作体5の上面を若干下降させる。すると、操作体
5は両端を固定された弾性材27のトーシヨン力
により第1図の反時計方向へ回動復帰する。同時
に操作体5は、係止爪25が係止端部20から離
れ、弾性材27の付勢力により傾斜面18に沿つ
て上昇復帰する。そして、係止爪25は係止端部
19と係合し、第2図に示す閉栓状態へ復帰す
る。これに伴い、弁体6は下部側空間11の開口
部11aを閉塞するようになる。
このように本実施例にあつては、容器栓体1を
取り外すことなく、コーヒー、紅茶等の液体を容
器内の中瓶14等へ注入できる容器栓体にあつ
て、液体注出時に液体が注ぎ口15以外の部分へ
流れることを防止することが可能である。
尚、本考案の技術は、上記実施例のものに限定
されるものではない。例えば、弁体6を開閉操作
する機構は、操作体5を一度プツシユすることで
開栓状態に維持し、更にもう一度プツシユするこ
とで閉栓状態に復帰させるものであつてもよい。
また各部材の材料、形状等は適宜の変更が可能で
ある。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、容器から
栓体を取り外すことなく容器内へ液体を注入でき
るようにしたものにあつて、この注入系路の途中
に浮玉としてのボールを利用した逆止弁を形成し
たから、液体の注出時に、該液体が容器の注ぎ口
以外の部分へ流出するのを防止することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は容器栓体の分解斜視図、第2図は容器
栓体を容器へ取り付けた場合の閉栓状態を示す縦
断面図、第3図は容器栓体へフイルタを取り付け
た開栓状態を示す縦断面図、第4図はフイルタを
示す斜視図である。 12……中仕切壁、10……上部側空間、11
……下部側空間、2……容器、3……栓本体、2
7……弾性材、5……操作体、16……貫通孔、
4……栓蓋、11a……下部側開口部、6……弁
体、1……容器栓体、35……弁室、38……ボ
ール、36……弁室壁面、37……連通孔、39
……連通孔、32……フイルタ、33……係止突
部、34……液体流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中仕切壁により区画された上部側空間と下部側
    空間とを有し、容器本体内へ着脱可能に取り付け
    られる筒状の栓本体と、該栓本体の上部側空間へ
    弾性材を介して装着された操作体と、前記操作体
    を嵌挿する貫通孔を備え、栓本体へ取り付けられ
    る栓蓋と、前記操作体の上下動に応じて前記下部
    側空間の開口部を開閉する弁体とよりなる容器栓
    体であつて、前記下部側空間内に弁室を形成し、
    該弁室内に浮玉としてのボールを配置すると共
    に、また前記弁室の壁面に前記下部側空間の開口
    部へ連通する連通孔を穿設し、前記中仕切壁に弁
    室と上部側空間とを連通する連通孔を穿設し、カ
    ツプ状フイルタの底部外周面に形成した係止突部
    内にフイルタ内へ通じる液体流路を設けて前記係
    止突部を栓蓋の上面に穿設した切欠溝を介して栓
    蓋と操作体との間に着脱自在に嵌着させ、前記液
    体流路を上部側空間及び中仕切壁の連通孔を介し
    て弁室へ連通させたことを特徴とする逆止弁付き
    容器栓体。
JP20166683U 1983-12-29 1983-12-29 逆止弁付き容器栓体 Granted JPS60109550U (ja)

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JP20166683U JPS60109550U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 逆止弁付き容器栓体

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JP20166683U JPS60109550U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 逆止弁付き容器栓体

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Publication Number Publication Date
JPS60109550U JPS60109550U (ja) 1985-07-25
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