JPS63275993A

JPS63275993A - 原子炉内蔵型再循環ポンプ

Info

Publication number: JPS63275993A
Application number: JP62109864A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Suga; 和夫須賀
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-05-07
Filing date: 1987-05-07
Publication date: 1988-11-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、沸騰水型原子炉圧力容器内の冷却＋オを強制
循環させる原子炉内蔵型再循環ポンプに関する。

（従来の技術）従来の原子炉内蔵型再循環ポンプの構成を第４図の縦断
面図を参照して説明する。第４図に示すように、原子炉
圧力容器１とシュラウド２によって形成される環状間隙
３の下方部には、それぞれモータ４によって駆動される
複数個の循環ポンプ５が配設されている。この循環ポン
プ５は、原子炉圧力容器１の下部に形成されたポンプノ
ズル６にストレッチチューブ７を介して装着されたディ
フューザ８と、このディフューザ８に形成されたディフ
ューザガイドベーン９の−に方に配設されたポンプイン
ペラ１０と、このポンプインペラ１０に対向する位置で
ディフューザ８の内側面に配設されたディフューザウェ
アリング１１とから構成されている。前記ポンプインペ
ラ１０を’ＪＪｚＲしたポンプシャフト１２は、原子炉
圧力界、器１のポンプノズル６をシール１３を介して貫
通して下方に延び、原子炉圧力容器１の底壁から吊設さ
れたモータケース１４内に装着されたモータ４の回転子
１５に連結されている。前記モータケース１４の下端は
、補助カバー１８を有するモータカバー１９によって閉
塞されている。

以Ｈの構成において、ポンプインペラ１０は、回転子１
５によりポンプシャフト１２とともに回転し、原子炉圧
力容器１内の冷却材を下方へ吐出する。

また、循環ポンプ５の吐出側のディフューザガイドベー
ン９は、吐出する冷却材の流れを整える働きをしている
。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、水力性能に微妙な影響を与えるディフューザ
ガイドベーンは、ディフューザ内の下部に形成されてい
るため、機械加工が難かしく、鋳造後ゲージを当てて手
作業で仕−ヒげている。したがって作業性が悪く、ＩＪ
ｌ！２計形状から若干ずれ、その性能に＠環ポンプ同志
でバラツキが生じるという問題点があった。

本発明の目的は、ディフューザガイドベーン加工の際の
作業性を改善し、加工精度を向上させることによって、
ガイドベーン形状の設計からのずれを極力抑えた原子炉
内蔵型再循環ポンプを得ることにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明においては、原子炉
圧力容器の内周面とシュラウドによって形成された環状
間隙内の下端部に装着されたディフューザと、このディ
フューザの上方に配設されたポンプインペラと、このポ
ンプインペラを上端に装着し下端が前記原子炉圧力容器
の底壁部を貫通して吊設されたポンプシャフトと、この
ポンプシャフトの下部に設けられたモータと、このモー
タを囲繞し前記原子炉圧力容器の下部に吊設されたモー
タケースと、前記ポンプインペラと対向する位置で前記
ディフューザの内側面に配置されたディフューザウェア
リングとから成る原子炉内蔵型再循環ポンプにおいて、
前記ディフューザは上下に分割して成ることを特徴とす
る原子炉内蔵型再循環ポンプを提供する。

（作用）このように構成された原子炉内蔵型再循環ポンプにおい
ては、ディフューザを上下に分割したので、ディフュー
ザガイドベーンの加工作業性が改善され、加工精度を向
上させることが可能となる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図から第３図を参照して
説明する。

第１図は、本発明に係る原子炉内蔵型再循環ポンプの一
実施例を示す縦断面図である。なお、すでに説明した同
一の部品には同一の符号を付し、その構成の説明は省略
する。原子炉圧力容器１の内周面とシュラウド２によっ
て形成された環状間ＶＸａ内の下端部には、ディフュー
ザ３ｏが装着されている。このディフューザ３０は、上
下に二分割されており、ディフューザ上部３１とディフ
ューザ下部３２とから構成されている。また、このディ
フューザ３０の内側面には、ポンプインペラ１０と対向
する位置にディフューザウェアリング３３が配置されし
て説明する。ディフューザ下部３２には、ディフューザ
ガイドベーン４０が形成されている。また、ディフュー
ザ下部３２の外側面には、ピストンリング３４が配置さ
れている。ディフューザ下部３２とディフューザ上部３
１の接合部にはフランジ部３５が形成されており、その
外径はディフューザ上部３１の吸い込み部フランジ３６
の外径よりも小さく形成されている。また、このフラン
ジ部３５は、ディフューザウェアリング３３の外周に形
成されている。そして、このフランジ部３５は、ディフ
ューザ上部フランジ３７とディフューザ下部フランジ３
８とから構成され、ディフューザ下部フランジ３８のフ
ランジ面には、ガスケット３９が配置されている。また
、ディフューザ上部フランジ３７とディフューザ下部フ
ランジ３８は、締結ボルト４１にて締結されている。

この締結ポル１−４１を第３図を参照して説明する。

第３図は、第２図のＩ　−■’矢視方向に切断して示す
横断面図である。締結ボルト４１は、フランジ部３５に
等間隔で配置されている。

この一実施例においては、ディフューザを上下に分割し
て加工できるので、ディフューザガイドベーン加工の際
の作業性が改善される。すなわち、ディフューザガイド
ベーンまで作業者の手が届き易くなり、さらには機械加
工も可能となり、加工精度を向上させることができる。

したがって、設計により近い特性が実現でき、水力効率
が改善され、所要動力が減少する。さらに、あらかじめ
単体試験で循環ポンプの回転数、吐出圧、および流量の
関係を求めておき、この試験結果をもとに実際の原子炉
圧力容器内で複数の循環ポンプを同時に運転した際の回
転数と吐出圧から流量を求める方法においても、循環ポ
ンプ同志のバラツキが減少することにより、流量測定精
度が向上し原子炉再循環系の運転性も向上させることが
できる。

また、ディフューザウェアリングの外周にフランジ部を
形成し、さらにディフューザ下部フランジのフランジ面
にガスケットを配置したので、この部分でのディフュー
ザ内側から外側への冷却材の漏洩を防止することができ
る。

また、フランジ部の外径はディフューザ上部の吸い込み
部フランジの外径よりも小さく形成されているため、デ
ィフューザ上部とディフューザ下部を一体に組み上げた
後は、従来どうりに取り扱うことができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ディフューザを上下に分割したので、
ディフューザガイドベーンの加工作業性が改善され、加
工精度を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図は本発明に係るｍ（子炉内蔵型再循環
ポンプの一実施例を示し、第１図は縦断面図、第２図は
ディフューザの縦断［ｆ１１図、第３図は第２図のＩ−
Ｉ’矢視方向に切断して示す横断面図、第４図は従来の
原子炉内蔵型再循環ポンプの縦断面図である。１・・・原子炉圧力容器　２・・・シュラウド３・・・
環状間隙　　　　４・・・モータ１０・・・ポンプイン
ペラ　１２・・・ポンプシャフト１４・・・モータケー
ス　　３０・・・ディフューザ３１・・・ディフューザ
上部３２・・・ディフューザ下部３３・・・ディフューザウェアリング代理人　弁理士　則　近　憲　佑同　　第子丸　健第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）原子炉圧力容器の内周面とシュラウドによって形
成された環状間隙内の下端部に装着されたディフューザ
と、このディフューザの上方に配設されたポンプインペ
ラと、このポンプインペラを上端に装着して下端が前記
原子炉圧力容器の底壁部を貫通して吊設されたポンプシ
ャフトと、このポンプシャフトの下部に設けられたモー
タと、このモータを囲繞し前記原子炉圧力容器の下部に
吊設されたモータケースと、前記ポンプインペラと対向
する位置で前記ディフューザの内側面に配設されたディ
フューザウェアリングとから成る原子炉内蔵型再循環ポ
ンプにおいて、前記ディフューザは上下に分割して成る
ことを特徴とする原子炉内蔵型再循環ポンプ。
（２）前記ディフューザは、前記ディフューザウェアリ
ングと対向する位置にて分割されて成ることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の原子炉内蔵型再循環ポン
プ。