JPS63275529A - アルキルスチレンの製造方法 - Google Patents

アルキルスチレンの製造方法

Info

Publication number
JPS63275529A
JPS63275529A JP62110175A JP11017587A JPS63275529A JP S63275529 A JPS63275529 A JP S63275529A JP 62110175 A JP62110175 A JP 62110175A JP 11017587 A JP11017587 A JP 11017587A JP S63275529 A JPS63275529 A JP S63275529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethane
acid
formula
catalyst
fraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62110175A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07116066B2 (ja
Inventor
Isoo Shimizu
清水 五十雄
Yasuo Matsumura
泰男 松村
Yoshihisa Inomata
佳久 猪俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Petrochemicals Co Ltd filed Critical Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority to JP62110175A priority Critical patent/JPH07116066B2/ja
Priority to KR1019880005206A priority patent/KR960002590B1/ko
Priority to CA000565840A priority patent/CA1298318C/en
Priority to US07/190,508 priority patent/US5026939A/en
Priority to DE8888107351T priority patent/DE3864308D1/de
Priority to EP88107351A priority patent/EP0290050B1/en
Publication of JPS63275529A publication Critical patent/JPS63275529A/ja
Publication of JPH07116066B2 publication Critical patent/JPH07116066B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルキルスチレンを製造する方法に関するも
のである。更に詳しくは、1.2−ジ(置換フェニル)
エタンを酸触媒により接触分解し、アルキルスチレンを
製造する方法に関するものである。
[従来の技術及び 本発明が解決しようとする問題点] アルキルスチレンは、合成樹脂の耐候性改良のためのコ
ーモノマー、有機化学工業の中間体として有用な物質で
ある。この有用なアルキルスチレンを製造するために、
従来から1,1−ジ(置換)エニル)エタンを酸触媒の
もとで分解してアルキルスチレンを製造する種々の方法
が下記の如く提案されている。
Industrial and Engineerin
g Chemistry。
Vol、 46. No、 4.652 (1954)
Journal of Chemical and E
ngineering Data。
Vol、 9. No、 1.104 (1964)T
 & Ell: Product Re5earch 
and Development。
Vol、 3. No、 1.16 (1964)上記
文献では、1.1−ジトリルエタン、1,1−ジキシリ
ルエタンを分解して、各々メチルスチレン、ジメチルス
チレンが得られることを初めとして、エチルスチレン、
イソプロピルスチレン、t−ブチルスチレンに付いて記
述されている。
更に具体的な開示技術には、例えば、 アメリカ特許第2420689号では、カオリン触媒の
もとてジキシリルエタンの分解によりジメチルスチレン
を得る方法、 アメリカ特許第2422318号では、非対称ジアリー
ルエタンの分解方法、 アメリカ特許第2864872号では、分解触媒として
シリカを使用する方法、 アメリカ特許第2954413号では、流動触媒を用い
てジキシリルエタンを分解する方法、アメリカ特許第3
025330号では、ジトリルエタンからメチルスチレ
ンを得る方、アメリカ特許第2976333号及び29
76334号では、分解触媒の改良方法 等が提案されている。
本発明の方法の目的物であるアルキルスチレンは、例え
ば、西ドイツ公開特許第2325302号、イギリス特
許第1565235号等で提案されているように、工業
的に有用な中間体として、またInd、 Eng、 C
hetn、、 Vol、 46.652 (1954)
では、耐候性の高いポリーマー合成原料として工業的に
も有用な用途があり、これを経済性良く製造する方法が
望まれてきた。
ところで、上記のような1,1−ジ(置換フェニル)エ
タンを分解する方法では、1.1−ジ(置換フェニル)
エタンが全て分解し、アルキルスチレンとアルキルベン
ゼンとに変換されるわけではなく、1.1−ジ(置換フ
ェニル)エタンが未反応のまま反応混合物に含まれてく
ることが避けられないのは当然ある。このことは、上記
公報で提案されている方法でも、反応おけるパーパスコ
ンバージョンが、40%から60%であることからも明
らかであ。
1.1−ジ(置換フェニル)エタンの分解でアルキルス
チレンを経済的に製造するためには、未反応の1,1−
ジ(置換フェニル)エタンの再利用が必須条件となって
くる。即ち、反応混合物から分離された1、1−ジ(置
換フェニル)エタンを主として含む留分を、再び分解反
応に再利用することが、分解反応を工業化に経済的なも
のとするためには必須の条件であった。
本発明者らは、分解反応によるアルキルスチレン製造に
ついて検討を重ねたところ、従来の方法で副生ずる未反
応の1,1−ジ(置換フェニル)エタンを主として含む
留分をそのまま分解したのでは好ましくないことを発見
し、本発明を完成したものである。
即ち、従来の1.1−ジ(置換フェニル)エタンの分解
では、未反応1,1−ジ(置換フェニル)エタン留分中
に、下記の反応式で示したように、分解触媒により脱水
素を受けた置換エチレン成分が含まれ、このまま、即ち
置換エチレン成分を含んだまま未反応1.1−ジ(置換
フェニル)エタン留分を分解したのでは、分解触媒の触
媒寿命に対して好ましくない影響を与える。勿論、置換
エチレン成分を工業的な分離方法、例えば蒸留によって
分離するのはその沸点が近接していることからも経済的
でない。
Ar−CH(−CH3)−Ar −鴨 Ar−C(=CH2)−Ar (ここでRはアリール基を示す) 従フて、1,1−ジ(置換フェニル)エタンの分解によ
りアルキルスチレンを製造する方法は望ましくはなく、
さらに改良が求められていた。
更に、接触分解ではなく、触媒を使用しない単なる熱分
解では目的物のほか、置換エチレン成分を始めとする種
々雑多な成分が副生じ、重合物すら生成するので好まし
くない。
[問題点を解決するための手段] 即ち本発明は、式(I)で表される1、2−ジ(置換フ
ェニル)エタンを不活性気体の存在下、温度200℃〜
650℃で酸触媒と接触させ、式(n)で表されるアル
キルスチレンと式(III)で表されるアルキルベンゼ
ンとに分解することを特徴する式(II)で表されるア
ルキルスチレンの製造方法、 式(I) 式(11) 式(■) 式中R1およびR2は、同一または異なる基であって、
複数個であり得る水素または炭素数1から4のアルキル
基で、当該アルキル基の炭素数の合計が0または1から
4の整数である。
を提供し、分解反応で工業的、経済的に高純度のアルキ
ルスチレンを製造可能ならしめる方法を提供するもので
ある。
更に本発明の詳細な説明する。
本発明の方法で用いる1、2−ジ(置換フェニル)エタ
ンは、エタンの異なる炭素に、水素原子または炭素数1
以上4以下のアルキル基を有し、アルキル基の炭素数の
合計が4以下であるアルキル基を有するフェニル基が2
個置換されたものである。
これら置換フェニル基は同一であっても異なっていても
よい。1.2−ジ(置換フェニル)エタンは、従来から
公知の方法で製造されたものであれば何れも使用するこ
とが出来る。1,2−ジ(置換フェニル)エタンの製造
方法の具体例には、例えば、塩化アルミニウム等のフリ
ーデルクラフッ触媒の存在下でアルキルベンゼンと1.
2−ジクロルエタンとを反応させる方法などがある。
本発明の方法に使用できる1、2−ジ(置換フェニル)
エタンのうち、対称型の化合物に付いての具体的例示と
しては、1,2−ジフェニルエタン、1.2−ジトリル
エタン、1,2−ジクロルエタン、1.2−ジ(エチル
フェニル)エタン、1.2−ジ(トリメチルフェニル)
エタン、1.2−ジ(メチルエチルフェニル)エタン、
1,2−ジ(プロピルフェニル)エタン、1,2−ジ(
テトラメチルフェニル)エタン、1,2−ジ(ジメチル
エチルフェニル)エタン、1,2−ジ(メチルプロピル
フェニル)エタン、1,2−ジ(ジエチルフェニル)エ
タン、1.2−ジ(n−ブチルフェニル)エタン、l、
2−ジ(tert−ブチルフェニル)エタン、1,2−
ジ(sec−ブチルフェニル)エタン等が挙げられる。
本発明の方法では、不活性気体を共存させ稀釈した状態
で酸触媒と接触させる。不活性気体は、水素、ヘリウム
、アルゴン、窒素、水蒸気等のような無機気体の外、メ
タン、エタン、プロパンなど酸触媒の酸活性を阻害しな
いようなものであれば何れも使用することができる。不
活性気体は単独で使用しても良いし、適宜混合して使用
しても良い。工業的には、不活性気体としては水蒸気が
取り扱い上好ましい物である。不活性気体による稀釈は
、不活性気体のモルa/1,2−ジ(置換フェニル)エ
タンのモル数で表されるモル比が50以上になるように
稀釈することが好ましい。稀釈のモル数の上限は特にな
く、モル数が大きいほど好ましいが、実用上はモル比で
500が1限である。
接触させる酸触媒は、プロトン酸、固体酸、またはプロ
トン酸を担持した固体酸である。プロトン酸としては、
燐酸、硫酸、塩酸、およびケイタングステン酸、燐タン
グステン酸などのへテロポリ酸等の無機プロトン酸、ベ
ンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸などの有機プロ
トン酸である。
固体酸としては、シリカアルミナ、シリカマグネシア、
ゼオライト等のような合成固体酸触媒、活性白土、酸性
白土、カオリン、アタパルジャイト等のような天然固体
酸物質の他、シリカ、アルミすのように酸活性を持たな
い無機多孔質担体に上記プロトン酸を含浸担持したプロ
トン酸担持固体触媒でも良い。
酸触媒と接触させる温度は、酸触媒の種類に応じて適宜
選択できるが、200℃から650℃の範囲である。プ
ロトン酸との接触では、温度200℃から350℃が好
ましく、固体酸との接触では、温度300℃から600
℃が好ましい。
触媒を使用しない単なる熱分解では、重合物や熱異性化
物が多く生成し、目的物であるアルキルスチレンの収率
が低く、到底実用にならないものである。
本発明の方法では、上記の稀釈、温度条件下で酸触媒と
接触させて1,2−ジ(置換フェニル)エタンの分解を
行うものである。
分解の方法は、酸触媒の種類に応じて適宜選択できるが
、装置の腐食、連続化などを考慮すると、固体酸触媒ま
たはプロトン酸担持固体触媒による気相接触が好ましい
。気相接触では、1,2−ジ(置換フェニル)エタンが
稀釈された条件下で気相を保っていれば、常圧、加圧、
減圧の何れでも良い。更に反応形態としては、固定床、
移動床、流動床の何れを用いても良い。
本発明の接触分解反応を化学式で表すと次のようになる
Ar、−CH2−CH,−Ar2−一一一一〉右側で分
解した場合、 一参Ar、−CH=CH2+ H−Ar2左側で分解し
た場合、 −〉AH−H+ CH2−CH−Ar2(ここでArt
 、Ar2はそれぞわ置換フェニル基を示す) はそれぞれ上記の反応式となる。
未反応留分中の未分解1,2−ジ(置換フェニル)エタ
ンは、分解に使用した1、2−ジ(置換フェニル)エタ
ンと実質的に同一物として回収し再使用できるのである
対称型の1.2−ジ(置換フェニル)エタン、即ち置換
フェニル基Ar+、Ar2が同一の場合には、単一のア
ルキルスチレン(Ar−CH=CHz)と単一のアルキ
ルベンゼン(A r −H)とが得られ、従って、非対
称型も使用できるが、実用上は対称型の1.2−ジ(置
換フェニル)エタンを用いる方が好ましい。
接触分解反応による生成物は、従来から公知である物理
的手段、化学的手段などにより容易に分離できる。例え
ば物理的手段としては、溶剤に対する溶解度、分配係数
の違いを利用する溶剤抽出分離手段、吸着性の違いを利
用した吸着分離手段、融点、凝固点の違いを利用した晶
析分離手段、沸点の違いを利用する蒸留分離手段などが
応用できる。
これらの手段の内、蒸留分離手段が操作の容易さから実
際上は好ましい分離手段である。本発明の方法で得られ
る反応混合物中のアルキルベンゼン、アルキルスチレン
および1,2−ジ(置換フェニル)エタンは、通常の蒸
留手段で容易に分離できる。蒸留操作におい°Cは、目
的物が熱重合し易いアルキルスチレンであるため、減圧
下で操作する減圧蒸留が好ましい。
しかしながら、炭素数5以とのアルキル基を有するアル
キルスチレンまたは炭素数の合計が5以上となるアルキ
ル基を有するアルキルスチレンの場合には、蒸留圧力を
低くしても沸点が高く、熱重合によるロスが多くなり好
ましくない。
分離された未反応の1,2−ジ(置換フェニル)エタン
を主として含む留分は、上述のごとくそのままで分解反
応に再び使用できる。
[発明の効果コ 本発明の方法は、1.2−ジ(置換フェニル)エタンを
接触分解し、高純度のアルキルスチレンを製造する方法
であって、工業的に、経済的に実施可能とするものであ
る。本発明の方法によりば、未反応分として留出してく
る1、2−ジ(置換フェニル)エタンを含む留分が置換
エチレン類を含まないので、これをそのまま、即ち単に
通常の蒸留により分離するのみで、分解反応に再使用で
きるため、工業的実施には好ましい方法である。
以下、実施例によって本発明を更に説明する。
「実施例1」 1,2−ジフェニルエタンの接触分解 15から25メツシユに揃えた日揮化学社製シリカアル
ミナ触媒N−631−Lを、内径12mmのステンレス
製反応管に高さ135mm充填した。これを電気炉によ
り温度500℃に加熱し、1,2−シフエールエタンを
15m1/hr、水を150 ml/ hrで連続的に
供給して分解を行った。反応器出口を冷却した後、反応
開始後6時間後から54時間までの油層を分離しガスク
ロマトグラムで分析した。
ガスクロマトグラム分析結果−1 重量% 軽質留分       1.7 ベンゼン留分           13.4工チルベ
ンゼン留分         O,Sスチレン留分  
         16.3未反応1,1−ジフェニル
エタン留分 67.0重質留分       1.1 分解で得られた分解生成物を精密蒸留して、30 mm
Hgから35mmHHの減圧での留出温度範囲54℃か
ら58℃のスチレン留分く回収率87%)と留出温度範
囲165℃〜174℃の未反応1,2−ジフェニルエタ
ン回収留分(回収率91%)とを得た。
回収された1、2−ジフェニルエタン留分の臭素価は0
.21であり、質量分析によると、m / e =18
0(1,1−ジフェニルエタンのm / e =182
)である成分の含有量は0.2%であった。
「比較例1」 1.1−ジフェニルエタンの分解 1.1−ジフェニルエタンを分解原料に用いて、実施例
1と同様に分解を行った。反応器出口を冷却した後、反
応開始後6時間から54時間までの油層を分離しガスク
ロマトグラムで分析した。
ガスクロマトグラム分析結果−2 軽質留分     1.9重量% ベンゼン留分        18.8重量%エチルベ
ンゼン留分      1.F4i%スチレン留分  
      23.0重量%未反応1.1−ジフェニル
エタン留分   53.9ffiffi%重貢留分  
   0.9重量% 分解で得られた分解生成物を精密蒸留して、スチレン留
分(回収率85%)と30 mmHgから35mmHg
の減圧での留出温度範囲148℃から155℃の未反応
1.1−ジフェニルエタン回収留分(回収率93%)と
を得た。
回収された1、1−ジフェニルエタン留分の臭素価は2
.37であり、質量分析によるとm / e =180
(1,1−ジフェニルエタンのm/e=182)である
成分の含有量は2.5%であった。
「実施例2」 1.2−ジ(ジメチルフェニル)エタン分解オルソキシ
レンと1,2−ジクロロエタンとを無水Alに13触媒
によって反応させた、3から5mm1gにおける留出温
度136から148℃の1.2−ジ(ジメチルフェニル
)エタン(臭素価=0.1)について、実施例1と同様
に分解を行った。
分解生成物を精密蒸留して、10mmHgから1217
1111H&のおける留出温度範囲67℃から70℃の
ジメチルスチレン留分を80%の回収率で、2 mm)
Igから3 +amHgにおける留出温度128から1
38℃の1.2−ジ(ジメチルフェニル)エタン留分を
93%の回収率で得た。回収1.2−ジ(ジメチルフェ
ニル)エタン留分の臭素価は0.2であり、質量分析の
結果、m/e=236(1,1−ジ(オルソキシリル)
エタンのm/e=238)の成分は0.3%であった。
「比較例2」 1.1−ジ(ジメチルフェニル)エタンの分解オルソキ
シレンとアセトアルデヒドとを硫酸触媒によって反応さ
せた、3から5 mm)Igにあける留出温度146か
ら151℃の1,1−ジ(ジメチルフェニル)エタン(
臭素価=0.27)について、実施例1と同様に分解を
行った。
分解生成物を精密蒸留して、ジメチルスチレン留分を7
8%の回収率で、2 mmHgから3 mmHgにおけ
る留出温度129から137℃の1.1−ジ(ジメチル
フェニル)エタン留分を91%の回収率で得た。回収1
.1−ジ(ジメチルフェニル)エタン留分の臭素価は2
.17であり、質量分析の結果m/e=236(1,1
−ジ(ジメチルフェニル)エタンのm / e = 2
38 )の成分が3.0%含まれていた。
「実施例3」 1.2−ジ(ブチルフェニル)エタンの分解t−ブチル
ベンゼンと1,2−ジクロロエタンとを無水AlCl3
触媒によって反応させた、2 mmHgから3 mmH
gにおける留出温度169℃から178℃の1.2−ジ
(t−ブチルフェニル)エタンく臭素価=0.2、融点
=137℃から145℃)について、実施例1と同様に
分解を行った。
分解生成物を精密蒸留して、6 mm)Igから8 m
mHHにおける留出温度79から83℃のt−ブチルス
チレン留分を71%の回収率で、2 mmHgから31
1IfflHgにおける留出温度165℃から180℃
の1,2−ジ(t−ブチルフェニル)エタン留分を93
%の回収率で得た。回収1,2−ジ(t−ブチルフェニ
ル)エタン留分の臭素価は0.3であり、質量分析の結
果、m/e = 292 (1,1−ジ(t−ブチルフ
ェニル)エタンのm / e = 294 )の成分が
0.4%含まれていた。
「比較例3」 1.1−ジ(t−ブチルフェニル)エタンの分解t−ブ
チルベンゼンとアセトアルデヒドとを硫酸触媒によって
反応させた、2 aunHHから3 mmHgにおける
留出温度160℃から166℃の1.1−ジ(t−ブチ
ルフェニル)エタン(臭素価=0.17、融点=96℃
から97℃)について、実施例1と同様に行程(1)分
解および行程(2)分離を行った。
分解生成物をM密蒸留して、t−ブチルスチレン留分を
73%の回収率で、2 mmHgから3mm11gにお
ける留出温度159℃から166℃の1,1−ジ(t−
ブチルフェニル)エタン留分を92%の回収率で得た。
回収1,1−ジ(t−ブチルフェニル)エタン留分の臭
素価は2.17であり、質量分析の結果、m/’e=2
92(1,1−ジ(t−ブチルフェニル)エタンのm/
e=294)の成分が4.0%含まれていた。
「実施例4」 回収留分の再分解 実施例1から3および比較例1から3で回収されたジフ
ェニルエタン留分をそのまま、実施例1と同様にして分
解し、分解反応触媒の経時変化を比較した。
註(11)反応開始後6時間目の分解率を1.00とし
た相対値。
註(電)  ジフェニルエタン留分中の置換エチレン成
分の含有量。質量分析により、ジフェニルエタンのm/
eの強度を100としたとき、m/e−2である置換エ
チレン成分の強度を表した数値。
「実施例5」 固体酸触媒による分解 実施例1における分解触媒N−631−1,の代わりに
、各種の固体酸触媒に付いて実施例1と同様にして1.
2−ジフェニルエタンを接触分解した。
その結果を表に示す。
「比較例4」 実施例5のアタパラガスクレーを用し\て実施(テ11
と同様にして1,1−ジフェニルエタの分解を1テフだ
。分解率は43%であり、未反応1,1−ジフェニルエ
タン留分中の置換エチレン成分の含有量は3.9%であ
った。
「実施例6」 プロトン酸による分解 蒸留冷却装置、攪はん装置およびガス導入装置を取り付
けた容J1500mlの反応器に、1,2−ジ(ジメチ
ルフェニル)エタン148gおよび触媒として珪タング
ステン酸sogを仕込み、280℃まで加熱し分解させ
た。温度が200℃を越えたとき、ガス導入装置から水
素をif/winの速度で流し、分解生成物と共に蒸留
冷却装置に導き、冷却し分解生成物を捕集した。分解生
成物の流出が認められなくなるまで分解操作を行った。
留出物のガスクロマトダラムによる分析結果を以下に示
す。
軽質留分       2.3% キシレン留分          37.7%エチルジ
メチル ベンゼン留分           3・3%ジメチル
スチレン留分      28.6%未反応留分   
   24.7% 重買留分       3.4% 未反応留分中の質量分析によるm/e=236の置換エ
チレン成分の含有量は0.4%であった。
「実施例7」 プロトン酸による分解 実施例6と同様にして、触媒の種類を変えて分解を行っ
た。結果を表に示す。
「比較例6」 実施例6と同様にして1,1−ジ(ジメチルフェニルン
エタンの分解を行った。分解率は83%であり、未反応
1,1−ジ(ジメチルフェニル)エタンの留分中の置換
エチレン成分の含有量は12,3%であフた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I )で表される1,2−ジ(置換フェニル
    )エタンを不活性気体の存在下、温度200℃から65
    0℃で酸触媒と接触させ、式(II)で表されるアルキル
    スチレンと式(III)で表されるアルキルベンゼンとに
    分解することを特徴とする式(II)で表されるアルキル
    スチレンの製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ 式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ 式(III) 式中R_1およびR_2は、同一または異なる基であっ
    て、複数個であり得る水素または炭素数1から4のアル
    キル基であり、該アルキルの炭素数の合計は0から4で
    ある。
  2. (2)前記酸触媒が、プロトン酸触媒、固体酸触媒また
    はプロトン酸担持固体触媒である特許請求の範囲第1項
    記載のアルキルスチレンの製造方法。
JP62110175A 1987-05-06 1987-05-06 アルキルスチレンの製造方法 Expired - Lifetime JPH07116066B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62110175A JPH07116066B2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06 アルキルスチレンの製造方法
KR1019880005206A KR960002590B1 (ko) 1987-05-06 1988-05-04 알킬 스티렌의 제조방법
CA000565840A CA1298318C (en) 1987-05-06 1988-05-04 Method for producing alkylstyrene
US07/190,508 US5026939A (en) 1987-05-06 1988-05-05 Method for producing 4-isobutylstyrene
DE8888107351T DE3864308D1 (de) 1987-05-06 1988-05-06 Verfahren zur herstellung von alkylstyrol.
EP88107351A EP0290050B1 (en) 1987-05-06 1988-05-06 Method for producing alkylstyrene

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62110175A JPH07116066B2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06 アルキルスチレンの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63275529A true JPS63275529A (ja) 1988-11-14
JPH07116066B2 JPH07116066B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=14528950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62110175A Expired - Lifetime JPH07116066B2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06 アルキルスチレンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07116066B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63275530A (ja) * 1987-05-06 1988-11-14 Nippon Petrochem Co Ltd 4−イソブチルスチレンの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63275530A (ja) * 1987-05-06 1988-11-14 Nippon Petrochem Co Ltd 4−イソブチルスチレンの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63275530A (ja) * 1987-05-06 1988-11-14 Nippon Petrochem Co Ltd 4−イソブチルスチレンの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63275530A (ja) * 1987-05-06 1988-11-14 Nippon Petrochem Co Ltd 4−イソブチルスチレンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07116066B2 (ja) 1995-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2004256082B2 (en) Process for producing alkylene oxide
US4150059A (en) Dehydration of alpha-methylbenzyl alcohols over silica to form monovinylidene aromatic monomers
JP2001515056A (ja) 芳香族をプロピレン及びエチレンを含む希薄流れでアルキル化する方法
RU2350591C1 (ru) Способ получения линейного димера стирола
Beregszászi et al. Friedel-Crafts reactions induced by heteropoly acids. Regioselective adamantyl substitution of aromatic compounds
RU2350592C1 (ru) Способ получения циклических димеров стирола
RU2354638C1 (ru) Способ получения циклических димеров стирола
RU2354639C1 (ru) Способ получения циклических димеров стирола
US6300534B1 (en) Process for producing dehydrogenated compounds of m-ethyldiphenylalkane
RU2349568C1 (ru) Способ получения линейных димеров стирола
JPS63275529A (ja) アルキルスチレンの製造方法
JPS6136498B2 (ja)
EP0290050B1 (en) Method for producing alkylstyrene
US4908473A (en) Process for selectively hydroesterifying diolefin
US5210353A (en) Aromatic transformation process
CA1283665C (en) Method for producing p-alkylstyrene
JPS63275530A (ja) 4−イソブチルスチレンの製造方法
JPH01128940A (ja) アリールエチレンの製造方法
EP0316014B1 (en) Method for producing arylethylenes
RU2177930C1 (ru) Способ получения олигомеров алкенов
EP0282064B1 (en) Method for producing m-ethyldiphenyls
JP2817382B2 (ja) アルキルナフタレン混合物の改質方法
JP3761943B2 (ja) シクロペンタジエン類の製造法
JP3761942B2 (ja) シクロペンタジエン類の製造方法
CA1293000C (en) Method for producing m-ethyldiphenyls