JPS63275324A - 診断装置 - Google Patents

診断装置

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JPS63275324A
JPS63275324A JP62110462A JP11046287A JPS63275324A JP S63275324 A JPS63275324 A JP S63275324A JP 62110462 A JP62110462 A JP 62110462A JP 11046287 A JP11046287 A JP 11046287A JP S63275324 A JPS63275324 A JP S63275324A
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JP
Japan
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oxygen
cycle
light
wavelength
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JP62110462A
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English (en)
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Susumu Suzuki
進 鈴木
Sumio Yagi
八木 住男
Takeo Ozaki
健夫 尾崎
Naotoshi Hakamata
直俊 袴田
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/31Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
    • G01N21/314Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry with comparison of measurements at specific and non-specific wavelengths
    • G01N21/3151Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry with comparison of measurements at specific and non-specific wavelengths using two sources of radiation of different wavelengths
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/1455Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters
    • A61B5/14551Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters for measuring blood gases
    • A61B5/14553Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue using optical sensors, e.g. spectral photometrical oximeters for measuring blood gases specially adapted for cerebral tissue

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人間あるいは動物の脳組織などの体内器官の
酸素量を測定する診断装置に関し、特に血液中のヘモグ
ロビンの酸素量、細胞内の千トクロムの酸素量を近赤外
光によって検出することで、体内器官の酸素量を測定す
る診断装置に関する。
〔従来の技術〕
一般的に、脳組織等の体内器官の機能を診断する際に、
体内器官内の酸素量が十分なものであって適切に利用さ
れているか否かは、基本的かつ重要なパラメータとなる
0体内器官への十分な酸素の供給は、胎児、新生児の生
育力に欠くことができないものであ、す、酸素の供給が
1分でない場合には、胎児、新生児の死亡率は高く、ま
た生存しえたとしても後遺症として体内器官にり、える
影響は大きい、また酸素が欠乏することによって体内の
全ての器官が影響を受けるが、特に脳組織への損傷が大
きい。
このような体内器官の酸素量を早期にかつ容易に診断す
るために、1981年8月4日に付与された米国特許第
4,281,645号に開示されているような診断装置
が開発されている。この種の診断装置では、血液中の酸
素量m媒体であるヘモグロビンと、酸化還元反応を行な
う細胞中のチトクロムa、a3とによる近赤外光の吸収
スペクトルに基づいて、体内器官、特に脳の酸素量の変
化を測定するようになっている。すなわち、波長範囲が
700乃至1300nntの近赤外光は、第4図(a)
に示すように酸素と結合したヘモグロビン(HbO2)
と酸素の取1余かれたヘモグロビン(Hb)とで異なる
吸収スペクトルα□、。2゜αH5を示し、また第4図
(b)に示すように酸化されたチトクロムa、a3  
(CyO2)と還元されたチトクロムa、a3  (C
y)とで貢なる吸収スペクトルα。9゜2.α  を呈
する。このよ y うな近赤外光の性質を利用して、患者の頭部の一方の側
から4種類の異なる波長λ1.λ2.λ3゜λ4(例え
ば775nm、800nm、825nm、850nm)
の近赤外光を時分割で入射させ、頭部を透過した光量を
頭部の他方の側で順次に検出し、これら4種類の検出結
果に所定の演算処理を施ずことで、4つの未知数、すな
わち、酸素と結合したヘモグロビン(HbO2)、酸素
の取除かれたヘモグロビン(Hb)、酸化されたチトク
ロムa + a  (Cy O2) r還元されたチト
ク17ムa、a3 (Cy)のそれぞれの濃度変化量を
算出し、これに基づいて例えば脳の酸素量の変化を測定
するようになっている。
第5図はこのような診断装置の概略梢成図である。第5
図において従来の診断装置は、4種類の異なる波長λ1
.λ2.λ3.λ4の近赤外光をそれぞれ出力するレー
ザダイオードなどの光源LDi乃至LD4と、光源LD
I乃至LD4の出力タイミングを制御する光源制御装置
55と、光源LDI乃至LD4から出力される近赤外光
を頭部60にそれぞれ照射させるための光ファイバ5〇
−1乃至50−4と、光ファイバ50−1乃至50−4
の端部を互いに束にして保持する照射側取付具51と、
照射用取付具51の取付けられる側とは反対側の頭部6
0の所定位置に取付けられる検出側取付具52と、検出
側取付具52に保持され頭部60を透過した近赤外光を
案内する光ファイバ53と、光ファイバ53によって案
内された近赤外光の光子数を計数し近赤外光の透過量を
測定する透過光検出装置54と、診断装置全体を制御し
、さらに近赤外光の透過量に基づき脳組織の酸素の変化
量を測定する:1ンピュータシステム56とからなって
いる。
コンピュータシステム56は、プロセッサ62と、メモ
リ63と、ディスプレイ、プリンタなどの出力装置64
と、キーボードなどの入山装置65とを備えており、こ
れらはシステムバス66によって互いに接続されている
。またコンピュータシステム56のシステムバス66に
は、外部I10として、光源制御装置55と、透過光検
出装置54とが接続されている。
光源制御装置55は、コンピュータシステム56からの
指示により、第6図(a)乃至((1)に示ずような駆
動信号A CT 1乃至ACT4で光源LDl乃至LD
4をyA動じている。第6図(a)乃至(d) ニオイ
テI II定期間Mk (k=1.2. ・−−−−−
)は、N回のサイクルCYI乃至CYNからなっている
。サイクルCYI乃至CYNのうちの任意のサイクルC
Ynのフェーズφn1では、いずれの光源LDI乃至L
D4も駆動されず、頭部60には光源LDI乃至LD4
からの近赤外光は照射されない、またフェーズφn2で
は、光源LDIが駆動され、光源LDIから例えば77
5nmの近赤外光が出力される。同様にフェーズφn3
では光源LD2が駆動されて光源LD2から例えば80
0nmの近赤外光が出力され、フェーズφn4では光源
LD3がrHA#されて光源LD3から例えば825n
mの近赤外光が出力され、フェーズφn5では光源LD
4が駆動されて光源LD4から例えば850nmの近赤
外光が出力される。このように光源制御装y155は、
光源LDI乃至LD4を時分割で順次に駆動するように
なっている。
また透過光検出装置54は、光ファイバ53からの近赤
外光の光量を調節するフィルタ57と、レンズ70.7
1と、フィルタ57からの光をパルス電流に変換して出
力する光電子増倍管58と、光電子増倍管58からのパ
ルス電流を増幅する増幅器5つと、増幅器59からのパ
ルス電流のうちで所定の波高閾値以下のパルス電流を取
除く波高弁別器60と、チャンネルごとの光子数頻度を
検出するマルチチャンネルフォトンカウンタ61と、マ
ルチチャンネルフォトンカウンタ61の検出期間を制御
する例えば検出制御器67と、光電子増倍管58を収容
しているクーラ69の温度を調節する温度コントローラ
68とを備えている。
このような構成の診断装置では、使用に際して、照射側
取付具51と検出側取付具52とを頭部60の所定位置
にテープなどによりしっがりと取付ける0次いで光源制
御装置55により光源LDl乃至LD4を第6図(a)
乃至(d)のようにそれぞれ駆動すると、光源LDI乃
至LD4からは4種類の異なる波長の近赤外光が時分割
で順次に出力され、光ファイバ50−1乃至50−4を
介して頭部60に入射する。頭部60の骨や柔らかな組
紙は、近赤外光に対して透過性であるので、近赤外光は
主に血液中のヘモグロビン、細胞内のチトクロムa、a
3に一部が吸収されて光ファイバ53に出力され、光フ
ァイバ53から透過光検出装置54に加わる。なお、光
源LDI乃至LD4のいずれもが駆動されないフェーズ
φn1では透過光検出装置54には光源LDI乃至LD
4からの透過光は入射ぜず、このときには透過光検出装
置54においてダーク光の検出が行なわれる。
透過光検出装置54の光電子増倍管58は、高感度、高
応答速度で動作するフォトンカウンティング用のもので
ある。光電子増倍管58の出力パルス電流は増幅器59
を介して波高弁別器60に入力する。波高弁別器60で
は、所定の波高閾値以下のノイズ成分を取除き信号パル
スだけをマルチチャンネルフォトンカウンタ61に入力
させるようになっている。マルチチャンネルフォトンカ
ウンタ61は、検出制御器67からの第6図(e)に示
すような制御信号C’I” Lにより、第6図(a)乃
至(d)に示すような光源LDI乃至LD4の駆動信号
A C’1” 1乃至A C’r” 4に同期した期間
T。
たけ光子数の検出を行ない、光ファイバ53から入射し
な光に対して各波長ごとの検出フォトン数を計数する。
これにより近赤外光の各波長ごとの透過量データが求め
られる。
すなわち、第6図(a)乃至(e)に示すように、光源
制御装Vi55の1つのサイクルCYn中、フェーズφ
口1では、光源LDI乃至LD4のいずれもが駆動され
ないので、透過光検出装置54ではダーク光データdが
計数される。またフェーズφn2乃至φn5では光源L
DI乃至LD4が時分割で順次に駆動されるので、透過
光検出装置54では、4つの異なった波長λ1.λ2.
λ3゜λ4の近赤外光の透A11.データ1  .1 
  。
λ1  λ2 1  .1.、が順次に計数される。
λ3 このように、1つのサイクルCY n中に順次計数され
るダーク光データdおよび透過基データt   +t’
   、t   、tA4は、N回のサイλ1    
人2    λ3 クルCYI乃至CYNにわたって計数が続けられる。す
なわちN回のサイクルをもって、1測定期fff1Mk
 (k=1.2.・・・・・・)とされる、具体的には
、例えば1つのサイクルCYnが200μ秒でありNが
10000回であるとすると、1測定期間M は2秒と
なる。1測定期間Mkが終了したに 時点で、ダーク光データの計数結果 計数結果1゛  ・Tλ2・Tλ3・Tλ4λ1 (=Σ tλJ / CY n )がコンピュータシス
デn=1 ム56に転送され、メモリ63に記憶される。
プロセッサ62は、1測定期間Mkにおいてメモリ63
に記憶された透過量データ、ダーク光データ(T   
、’I”、2.’I’、3.T   、D>λ1   
       λ4 ヤ、と、測定開始時M。における透過量データ、ダーク
光データ(’I’  、T、2.TA3゜λ1 ’I’、D)   とから、ダーク減算を行ない、λ4
    MO しかる後に透過量の変化率Δ′F  、ΔT82゜λ1 ΔT  、Δ” A 4を算出する。すなわち透過λ3 員の変化率Δ′F  、Δ′rよ2.Δ′1′□3λ1 Δ′rえ4は、 Δ’r’λ、=jloo[(’f”λj−D)Mk/(
T  、−D)   ](J=1乃至4)λJ    
 MO ・・・・・・(1) として算出される。なお、ΔTよjの算出において対数
をとっているのは、光学密度としての変化を表わすため
である。
このようにして算出された透過l−の変化率Δ1゛λ1
.ΔTλ2.Δ′厘゛λ3.Δ′I゛λ4から、酸素と
結合したヘモグロビン(HbO2)、酸素の取除かれた
ヘモグロビン(Hb)、酸化されたチトクロムa 、 
a3  (C3’ 02 ) +還元されたチトクロム
a、a  (Cy)の濃度変化ΔX1lb02゜ΔX 
 ΔX   ΔX をそれぞれ検出するこ11bIcy
Q2Icy とができる、すなわち各成分の濃度変化ΔX++b。2
゜ΔX  ΔX   ΔX は、 11b’    cyo2’    cy・・・・・・
(2) として検出される。ここでα1jは、各波長λj(λ1
.λ2.λ3.λ4)における各成分1(HbO、Hb
、CyO2,Cy>の吸収係数であり、第4図(a) 
、 (b)から予め定まっている。
また1は、近赤外光が進行する方向の頭部60の長さで
ある。
このようにしてコンピュータシスデム56において検出
された各成分の濃度変化ΔXIIゎ。2゜ΔX  X 
  ΔX は、換言すれば、脳内の11b’  cy0
2−cy 酸素量の変化であるので、これらを出力装置64に出力
させることで、脳内の酸素量の変化を知り診断すること
ができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように従来の診断装置では、所定の体内器官の酸素
量の変化を測定することができる。第4図(a) 、 
(b)を比較すると、測定される吸収スペクトルは主に
血液中のヘモグロビンによるものでありチトクロムa、
a3の寄与は非常に少ないので、測定によって得られる
所定の体内器官の酸素量の変化は、主に血液中のヘモグ
ロビン(HbあるいはHbO2)の濃度変化によるもの
とみなされる。
ところで、診断装置の使用者にとって酸素量の変化を測
定するのでなく、 xIlb02+X1lb として一般に定義される酸素の絶対飽和JISの測定を
望む場合がある。なお(3)式において分母は全てのヘ
モグロビン濃度であり、分子は酸素と結合したヘモグロ
ビン(HbO2)の血液中の濃度である。
このような酸素の絶対飽和量Sを測定する技術は、19
80年1月に発行された著者1.YO−3HIYA等に
よる文献rHedical & Biological
[naineering S Conputiag J
 (第18巻、第27頁乃至第32頁)に開示されてい
る。
この文献によれば、ハロゲンランプからの光を指先に照
射し、指先からの光の透過量が心拍に同期して変調され
ることを利用して指先の動脈血における酸素の絶対飽和
量Sを求めている。血液全体(動脈血+静脈血)の酸素
の絶対飽和JLSは、Beerの法則に従い 65G S=A−B  □     ・・・・・・(4)として
算出される。ここでα  、α  はそれぞれ波長65
0 nm、波長805nmでの血液全体の吸収係数、A
、Bはそれぞれ酸素と結合していないヘモグロビン(H
b)、酸素と結合しているヘモグロビン(HbO2)の
吸収係数に関係した係数である。
指先に入射する光は、血液量により減衰して透過光とな
る。このときに、光が動脈血によって減衰されたものは
、第7図に示すように心拍に同期して変動する一方、静
脈血によって減衰されたものは変動しないとする。いま
、全体の透過jLEoc+ACと心拍に同期して変動す
る部分の透過jl E r、 cとの対数比Yを y=jloa(E    /E  )    ・・・・
・・(5)DC+ACDC として定義すると、対数比Yは、吸収係数αに比例する
。波、長650 nm、波長805nmにおける対数比
Y   、Y   をそれぞれ測定して、これらの比Y
65o/Y8o5を求めると、Y    /Y    
−α   /α    ・・・・・・(6)となり、酸
素の絶対飽和Jt Sは、1lFI定されたY   、
Y   を用いて として求められる。
このように、に記文獄に開示されている仕方によれば、
動脈血による光の減衰量あるいは光の透過量が心拍に同
期して変調されることを利用して指先の酸素の絶対飽和
量Sを求めることができる。
しかしながら、測定対象となる体内器官が頭部の場合に
は、光の透過量が非常に微弱でありまた心拍による透過
量の変動が少ないので、上記文献に開示されている仕方
をそのまま適用することは困難であった。
本発明は、測定対象となる体内器官の部位に依らずに酸
素の絶対飽和量を信頼性良く測定することの可能な診断
装置を提供することを1]的とじている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、心拍周期を複数のサイクルに区分する区分手
段と、区分手段によって区分された各サイクルにおいて
複数の光源から順次に出力される異なる波長の近赤外光
の透過基を検出する透過星検出手段と、心拍周期を繰返
して前記各サイクルを繰返し行なわせ、検出される透過
量をサイクルごとにおよび波長ごとに累積加算する累積
加算手段と、累積加算手段によって累積加算された透過
量から心拍周期における透過量の変化を波−長ごとに算
出する算出手段と、算出手段によって算出された透過量
の変化に所定の演算を施して酸素の絶対飽和量を測定す
る演算手段とを備えていることを特徴とする診断装置に
よって、上記従来技術の問題点を改善しようとするもの
である。
〔作用〕
本発明では、区分手段によって心拍周期を複数のサイク
ルに区分し、区分された各サイクルにおいて複数の光源
から波長の異なる近赤外光を順次に体内器官、例えば頭
部に入射させ、頭部を透過した近赤外光の透過量を透過
量検出手段によって検出する。1つの心拍周期の1つの
サイクルで検出される透過基は非常に小さく、また各サ
イクル間の透過量の変動も少ないので、本発明では心拍
周期を繰返して各サイクルを繰返し行なわせ、検出され
る透過基をサイクルごとにおよび波長ごとに累積加算す
る累積加算手段を設けている。この累積加算手段によっ
て累積された透過量は各サイクルにおいて十分大きく、
またサイクル間の変動幅も酸素の絶対飽和量の測定に十
分な大きさとなる。累積加算手段によって累積加算され
た透過基から心拍周期における透過量の変化を算出手段
によって波長ごとに算出し、算出手段によって算出され
た透過量の変化に所定の演算処理を施すことで酸素の絶
対飽和量を測定することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る診断装置の実施例の構成図、第2
図(a)は心拍信号BTのタイムチャー1・、第2図(
b)は単側定期間m ′ (1≦1≦P)を示す図であ
る。なお第1図において第5図と同様の箇所には同じ符
号を付して説明を省略する。
本実施例の診断装置1では、コンピュータシステム2は
、従来の診断装置のコンピュータシステム56と同様に
、プロセッサ3.メモリ4.出力装置5.入力装置6が
システムバス7に接続されている構成となっており、ま
た前述の文献と同様に近赤外光の、透過量が心拍に同期
して変調されることを利用して酸素の絶対飽和jlSを
求めるようになっているが、心拍信号BTの周期をP個
の期間に分割し、各々の期間における透過基を繰返し累
積加算させて、酸素の絶対飽和量Sをより精度良く求め
るようになっている。
なお、心拍信号BTは、入力装置6を介して外部より入
力されている。
このような消成の診断装置では、コンピュータシステム
2は、第2図(a) 、 (b)に示すように、心拍t
a号BTの周期31.S2.・・・・・・をP個の期間
に区分して、これらをそれぞれ単側定期間m1’乃至m
P′とじている。
本実施例ではPは“16′′であり、心拍周期を16等
分した区間を準用定期間1n1’乃至JrL16’とし
ている6例えば心拍周期S1が0.6秒の場合、各室測
定期間1n1’乃至m16′は37.5m秒となる。前
述したように1つのサイクルCY nを200μ秒とす
れば、6準測定期間m1’乃至m16′に各光源LDI
乃至LD4は、187.5回発光することになる。
°例えば、1つの周期S1において、1つのサイクルC
Yn (n=1乃至187または188)で順次に駆動
される光源LL)1乃至LD4からの近赤外光は、頭部
60により減衰されて透過光検出装置54に加わる。透
過光検出装置54のマルチチャンネルフォトンカウンタ
61は、各波長λ1乃至λ4ごとに、さらに単側定期間
m ′ 乃至mP′ごとに透過光のフォトン数を計数す
る。この計数は、各波長λ1乃至λ4および6準測定期
間m1’乃至mP′の測定単位のすべてが一定値以上の
計数値になるまで、複数の心拍周期にわたって続けられ
る0例えば、この条件が各測定tit位ごとに1000
0回の発光が行なわれたとき満たされるとすれば、心拍
回数にして10000/87回すなわち約54回(約3
2秒)にわたり測定が行なわれることになり、これが1
測定期間Mb(k=1.2.・・・・・・)を与える。
1測定期間Mkが終了した時点でマルチチャンネルフォ
トンカウンタ61は、各計数チャンネルごとの計数結果
をコンピュータシステム2へ転送する。波長λi。
単側定期間mjでの透過量データを1゛□1(g)Ac
eで表わす、但し、i=1乃至4.1 =1乃至Pであ
る。
このようにして、単側定期間m1’乃至m、′ごとにそ
れぞれの透過量データを累積加算することによって、測
定対象となる体内器官の部位に依らずに、6準測定期間
m1’乃至mP′の透過量を解析に十分な大きさとし、
また6準測定期間m1’乃至mP′相互の心拍による変
動を明確に検出することができる。
第3図は波長λ1に着目して、6準測定期間m1’乃至
mp′ごとに検出された透過量データ1゛□1(1) 
、 TAl(2) 、・・・・・・、Tよ1(p)の1
測定期間Mkにわた7ての累積加算値′rえ1(1)、
’I’ (2) 、・・・・・・、T (1))のAc
c    λ1   ^CCλ1   ^CC変動を示
したものである。他の波長λ2.λ3゜λ4の透過量デ
ータの累積加算値についても図示しないが第3図に示す
と同様に変動する。第3図において累積加算値’r  
 (1)   、’l”   (2)λ1  ^CCλ
1 566.・・・・・・、’I’   (1))   の
数人透過量FDc+λ1  ^CC AC(λ1)は、前述の文献における全体の透過量E、
。+ACに対応し、変動する部分の透過基F Ac(λ
1)は、前述の文献の変動する部分の透過量EAoに対
応している。従って、(4)式と同様にして、晟大透過
jtFDC+AC(λ1)と変動する部分の透過JLF
AC(λ1)との対数比Y□1を。
Y a 1= 100 (F [lc+ /lc (λ
1)/FAc(λ1))・・・・・・(8) として求める。他の波長λ2.λ3.λ4についても同
様にして対数比Y   、Y   、Y   をλ2 
 λ3  λ4 求める。
本実施例では、(3)式によって一般に定義される酸素
の絶対飽和量Sを(8)式から求められる対数比Y  
 、Ya2.Y□3.Y□4に基づいてλ1 算出する。すなわち(3)式は、対数比Y□1゜Yλ2
.Yλ3.YAiを用いると、 Σ b、・YAi i・11 のように表現される。(9)式において、a、。
b、は前述の吸収係数マトリックスαi、によって一意
的に定められる係数である。
(9)式に(8)式から求められる対数比Y、1゜Yλ
2.Yλ3.YAiを代入することによって血液中、よ
り詳しくは動脈血中の酸素の絶対飽和ISを算出するこ
とができる。
上述の実施例では、4つの買なる波長λ1乃至λ4の近
赤外光を用いたが、波長の種類は4つに限定されず、2
つでも良いし、あるいは4つ以−Lであっても良い。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明によれば、心拍周期を繰
返し、これにより累積加算された透過量から心拍周期に
おける透過量の変化を求め、これに基づき酸素の絶対飽
和量を求めているので、1つの心拍周期の各サイクルに
おける透過量が微弱で各サイクル間の透過量が少ない頭
部などの酸素の絶対飽和量をも精度良く測定することが
できる。
4、図面のff?Fir−な説明 第1図は本発明に係る診断装置の実施例の構成図、第2
図(a)は心拍信号のタイムチャー1・、第2図(b)
は型側定期間を示す図、第3図は1al!I定期間にわ
たって累積加算された透過量データの累積加算値を示す
図、第4図(a) 、 (b)はそれぞれヘモグロビン
、チトクロムの吸収スペクトルを示ず図、第5図は従来
の診断装置の構成図、第6図(a)乃至(d)はそれぞ
れ駆動信号A CT 1乃至ACT4のタイムチャート
、第6図(e)は制御信号CT Lのタイムチャート、
第7図は血液による透過量の変動を説明するための図で
ある。
1・・・診断装置、2・・・コンピュータシステム、5
4・・・透過光検出装置、LDI乃至LD4・・・光源
特許出願人   浜松ホトニクス株式会社代理人  弁
理士  植 本 雅 治 第4図 第7図 時間t 手続補正書(師)  7 昭和62年9月03F1 1 事件の表示 昭和62年特許願第110462号 事件との関係  特許出願人 住 所  静岡県浜松市市野町1126番地の1名 称
  浜松ポトニクス株式会社 代表者  書 馬 輝 夫 4代理人 住 所  (郵便番号140) 東京部品用区東大井311120番7号6 補止の対象 (1)明細1qの[0許請求の範1メ旧の欄(2)明細
書の「発明の詳細な説明」の欄補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙のとおり補正する。
(2)明細書第2頁第6行[1、第16頁第6行[1、
第16頁第20行目、第17頁第2行1.1に[近赤外
光」とあるのを「電磁波」と訂正する。
(3)明細書第16頁第5行目、第16頁第20行11
のrPi数の」を削除する。
(4)明細書第23頁第3行[1と第4行目との間に「
さらに1つの白色光−:(だけを用いフィルタ操作によ
って女なる波長の電磁波を作るようにしても良い。
さらには光源からの電磁波は近赤外光に限らず遠赤外光
、11)視光、マイクロ波などでも良い。」を挿入する
特許請求の範囲 心拍周期を複数のサイクルに区分する区分手段と、1ス
分手段によって区分された炙丈工又土≦杢秋二X者から
順次に出力される異なる波長の肛鷺技の透過量を検出す
る透過す検出手段と、心拍周期を繰返して前記各サイク
ルを繰返し行なわV、検出される透過量をサイクルごと
におよび波長ごとに累積加算する累積加算手段と、累積
加算手段によって累積加算された透過量から心拍周期に
おける透過、駁の変化を波長ごとに算出ずろ算出手段と
、算出手段によって算出された透過V、の変1ヒに所定
の演算を施して酸素の絶対飽和駄を測定する演算手段と
を備えていることを特徴とする診断装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 心拍周期を複数のサイクルに区分する区分手段と、区分
    手段によって区分された各サイクルにおいて複数の光源
    から順次に出力される異なる波長の近赤外光の透過量を
    検出する透過量検出手段と、心拍周期を繰返して前記各
    サイクルを繰返し行なわせ、検出される透過量をサイク
    ルごとにおよび波長ごとに累積加算する累積加算手段と
    、累積加算手段によって累積加算された透過量から心拍
    周期における透過量の変化を波長ごとに算出する算出手
    段と、算出手段によって算出された透過量の変化に所定
    の演算を施して酸素の絶対飽和量を測定する演算手段と
    を備えていることを特徴とする診断装置。
JP62110462A 1987-05-08 1987-05-08 診断装置 Pending JPS63275324A (ja)

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JP62110462A JPS63275324A (ja) 1987-05-08 1987-05-08 診断装置
EP88304131A EP0290273A1 (en) 1987-05-08 1988-05-06 Examination apparatus for measuring oxygenation

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