JPS63273434A - 青果物及び花奔類の鮮度保持方法 - Google Patents

青果物及び花奔類の鮮度保持方法

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Publication number
JPS63273434A
JPS63273434A JP62109263A JP10926387A JPS63273434A JP S63273434 A JPS63273434 A JP S63273434A JP 62109263 A JP62109263 A JP 62109263A JP 10926387 A JP10926387 A JP 10926387A JP S63273434 A JPS63273434 A JP S63273434A
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JP
Japan
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flowers
ethylene
vegetables
fruits
green vegetables
Prior art date
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Pending
Application number
JP62109263A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Takahashi
和義 高橋
Shinichi Yamada
慎一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は青果物及び花卉類の鮮度保持方法に関するもの
であって、さらに詳しくは貯蔵時に青果物又は花卉類か
ら発生するエチレンを除去して青果物又は花卉類の鮮度
を保持する方法に係る。
[従来の技術とその問題点] 収穫した青果物や花卉類の鮮度保持には、低温貯蔵、C
A貯蔵(Controlled Atmospher 
Storage)、あるいはポリエチレン袋等を利用し
た密閉包装などが一般に採用されている。
ところで、青果物及び花卉類は収穫後も酸素を取り入れ
、体内に蓄えている有機物(澱粉、糖類、蛋白質、アミ
ノ酸等)をエネルギー源に生命を維持し続け、代謝物と
して炭酸ガス、水、エチレン等を放出している。このう
ち、エチレンは青果物の過熟、老化を促進し、花卉類の
開花や成長を促進する植物ホルモンである。従って、収
穫後の青果物及び花卉類の鮮度を、貯蔵中ないしは流通
過程でも保持するためには、これらから発生するエチレ
ンを除去することが望ましい。
貯蔵中又は流通過程にある青果物及び花卉類の鮮度保持
方法としては、これらから発生するエチレンを吸着剤で
除去する方法と、酸化剤を使用して除去する方法が知ら
れている。そして、この場合の吸着剤としては、活性炭
、ゼオライト等の多孔性吸着剤が、また酸化剤としては
、過マンガン酸カリウム又は二酸化塩素をゼオライト等
に添着又は吸着させたものや臭素化合物を活性炭に担持
させたものが使用されている。
しかしながら、青果物又は花卉類が貯蔵され、あるいは
輸送のため包装されている状態の雰囲気は、一般に湿度
が高く、炭酸ガス濃度も高い。
このため、吸着剤を使用する方法では、共存する水分及
び炭酸ガスの影響で、吸着剤に高いエチレン吸着能を望
めない不利があり、さらに吸着されたエチレンの脱着も
懸念されるので、この方法には充分なエチレン除去効果
を期待することができない、一方、酸化剤を使用する方
法について言えば、過マンガン酸カリウムはエチレン除
去性能に優れているのが、毒物であるために、取り扱い
方によっては環境汚染源になるので、その処分に問題が
ある。また二酸化塩素を使用する方法は、塩素ガスが青
果物等に直接接触するので推奨できない、そしてまた、
臭素酸塩等の臭素化合物を使用する方法も、発生する臭
化水素の措置の点で問題がある。
上に紹介した従来技術以外には、パラジウムを添着した
活性炭触媒の存在下にエチレンと酸素を反応させてエチ
レンを除去する方法が特開昭56−55147号、同5
7−63048号公報で提案されている。しかし、パラ
ジウムは高価であるため、この方法も推奨できない。
[問題点を解決するための手段] 本発明は青果物及び花卉類から発生するエチレンの除去
に、フタロシアニン錯塩またはその誘導体を適当な担体
に固定化してなるエチレン除去剤を使用する。
フタロシアニン錯塩にはCu 、 Fe 、 Mn等の
錯塩がいずれも使用可能であって、またその誘導体とし
ては、スルホン酸、スルホンアミド、カルボン酸等の水
溶性誘導体を使用することができる。
本発明のエチレン除去剤は、フタロシアニン錯塩又はそ
の誘導体を、ピリジン、キノリン、α−クロルナフタリ
ン、ベンゼン、トルエン、硫酸等の適当な溶媒に溶解し
、この溶液に担体を浸漬させるか、溶液を担体に噴霧し
た後、乾燥することによって調製することができる。フ
タロシアニン錯塩が水溶性誘導体である場合には、溶媒
として水を使用しても差し支えない。
また、エチレン除去活性の向上を計るため、上記の錯塩
又はその誘導体と共に、酸又は金属塩を担体に固定化す
ることもできる。
フタロシアニン錯塩又はその誘導体が固定化される担体
には、活性炭、活性アルミナ、ゼオライト等の多孔性無
機物質の外、ポリスチレン等の有機物質が使用でき、そ
の形状は粉末、粒状、繊維状等を任意に選ぶことができ
る。担体はその比表面積が大きいことがもちろん好まし
い、フタロシアニン錯塩又はその誘導体を担体に添着固
定化させる量は、0.01〜10重量%程度が適当であ
る。その量が少ないと充分な効果が得られず、また多過
ぎてもその割にはエチレン除去効果が向上しない。
本発明のエチレン除去剤は、例えば通気性の不織布、紙
、布帛、軟質ポリエチレン等の袋を含む適当な容器に充
填し、これを青果物又は花卉類の梱包箱又は梱包装に収
めることによって、青果物又は花卉類の鮮度を保持する
ことができる。また、貯蔵庫内に集積されている青果物
又は花卉類の鮮度を保持する場合には5本発明のエチレ
ン除去剤を充填した容器を貯蔵庫内に収めても、庫内の
エチレンを除去することができるが、別法として、本発
明のエチレン除去剤を充填した1基またはそれ以上のス
クラバーを利用して庫内ガスのエチレンを除去すること
もできる。第1図はそうした態様のフローダイアグラム
であって、貯蔵庫1内のガスの一部を調湿及び/又は調
温後、もしくは調湿、調温することなく、ブロワ−2を
介して本発明のエチレン除去剤4が充填されているスク
ラバー3に導入してエチレンを除去し、スクラバーから
出たガスを貯蔵庫1内に戻すことによって、庫内でのエ
チレンの蓄積を防止することができる。この場合、スク
ラバーのエチレン除去能力は、庫内ガスの通過させるこ
とにより経時的に低下するが、この能力低下は本発明の
エチレン除去剤を不活性ガス雰囲気下50〜200℃に
、又は空気雰囲気下50〜150℃に加熱することによ
って回復させることができる。
本発明のエチレン除去剤は、必要に応じて従来公知の脱
酸素剤や炭酸ガス調製剤等を併用することができ、これ
によって鮮度保持効果を一層向上させることができる。
[作   用] フタロシアニン及びその誘導体は、大環状含窒素共役系
配位子で、様々な金属、例えばFe。
Cu、Mn5Ni、Co、Zn等と金属錯体を形成すル
、コノ錯体はポルフィリン錯塩に類似した構造を有し、
また酵素に類似した挙動を示す、このため1本発明で使
用するフタロシアニン錯塩及びその誘導体は、低温での
触媒活性が高いという特徴を備えている。
フタロシアニン錯塩又はその誘導体を担体に固定化した
本発明のエチレン除去剤は、青果物及び花卉類から発生
し、これらを追熟老化させるエチレンと、雰囲気ガス中
の酸素との反応を触媒し、エチレンをエチレンオキサイ
ド、アセトアルデヒド、さらにはエチレングリコールに
転化させるものと推定される。
[実 施 例コ フタロシアニン鎖を懸濁させたベンゼン溶液に、粒径8
〜32メツシユの活性炭(比表面積1100m/g)を
浸漬して攪拌した後、活性炭を濾別し、窒素気流中10
0℃で乾燥してフタロシアニン鉄が1wt%添着した活
性炭を調製した。
こうして得られた本発明のエチレン除去剤5gを1mの
ガラス製容器に採り、この容器にエチレン11000p
p、 H,OO,5%、Co、 3%を含む空気を注入
して室温に維持し、エチレン濃度の経時変化をガスクロ
マトグラフ法で分析した。その結果、1時間後で250
ppa+、 10時間後ではtpp園にエチレン濃度が
低下した。
比較のため、フタロシアニン鉄を添着しない活性炭に同
様な実験を行なったところ、1時間後でエチレン濃度は
330pp+mに低下するが、10時間後では480p
pmに増加した。
[発明の効果] 青果物乃至は花卉類の鮮度保持に従来使用されている過
マンガン酸カリウム含有エチレン除去剤は、かなりの量
の過マンガン酸カリウムを担体に担持させなければなら
ないうえ、エチレンとの接触によって過マンガン酸カリ
ウムが消費されるでしまうので再使用できないが1本発
明のエチレン除去剤は過マンガン酸カリウムに比較して
少量を担体に固定化するだけで充分なエチレン除去効果
を発揮する。しかも、本発明のエチレン除去剤はエチレ
ンとの接触によって消費されてしまうことがない、加え
て、本発明のエチレン除去剤はエチレンとの接触で漸次
エチレン除去能力を喪失するが、加熱により容易にエチ
レン除去能力を回復する。従って、本発明のエチレン除
去剤は反復使用することができる。さらにまた1本発明
のエチレン除去剤はその担体に使用されている多孔性物
質のエチレン吸着能を利用するものではないので、高湿
度条件で使用しても、エチレン除去効果が低下すること
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を青果物等の貯蔵庫に適用した場
合のブロックダイアグラムである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、担体にフタロシアニン錯塩又はその誘導体を固定化
    させたエチレン除去剤を用いて青果物又は花卉類から発
    生するエチレンを除去することを特徴とする青果物及び
    花卉類の鮮度保持方法。 2、前記のエチレン除去剤を通気性容器に収容し、その
    容器と共に青果物又は花卉類を密閉包装することを特徴
    とする特許請求の範囲1記載の方法。 3、青果物又は花卉類を貯蔵する庫内のガスを、前記の
    エチレン除去剤の充填層に通過させることを特徴とする
    特許請求の範囲1記載の方法。
JP62109263A 1987-05-01 1987-05-01 青果物及び花奔類の鮮度保持方法 Pending JPS63273434A (ja)

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JP62109263A JPS63273434A (ja) 1987-05-01 1987-05-01 青果物及び花奔類の鮮度保持方法

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JPS63273434A true JPS63273434A (ja) 1988-11-10

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ID=14505738

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JP62109263A Pending JPS63273434A (ja) 1987-05-01 1987-05-01 青果物及び花奔類の鮮度保持方法

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JP (1) JPS63273434A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02261341A (ja) * 1989-04-01 1990-10-24 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 野菜貯蔵室のエチレン除去方法

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