JPS6327315A - 定尺線材の高速搬送・配列装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高速自動１線材加工機から連続して送り出さ
れる一定長さの線材を横方向に所定間隔をおいて並列状
態に配列した姿勢で自動供給するための定尺線材の高速
搬送・配列装置に関する。

従来の技術 ＡＬＣ板などのパネルコンクリートに埋め込まれる鉄筋
線材には通常、直径約５〜７ｍのコイル材を直線機に通
して直線に伸ばしたのち、約１〜６ＴｒＬの範囲内の一
定長さに切断して主筋線材と副筋線材をつくり、この主
筋線材と副筋線材を格子状に所定間隔をおいて配列し、
その交叉部分を溶接してマット状に形成したものが使用
されている。

而して現在、上記主筋線材及び副筋線材をつくるコイル
材→伸線加工→直線加工→定尺切断の一連の工程は自動
化されてあり、加工速度が線速で毎分２００ｍの高速自
動線材加工機まで実用化されている。

また、第７図に示すように、上記の高速自動線材加工機
で加工された主筋線材１の所定数を横方向に所定間隔を
おいて並列状態に配列した姿勢で送りローラ４によりマ
ント自動溶接機５に搬送し、この主筋線材１群の上にｎ
１筋線材ホツパ６を通じて供給される副筋線材２を直交
するように配列し、その交叉部分を溶接してマット状鉄
筋線材３を組み立てる高速マット自動溶接機も、上記し
た線速か毎分２００ｍの高速自動線材加工機に見合うも
のが開発され、実用化されている。

発明が解決しようとする問題点 しかし、上記の高速自動線材加工機から連続して送り出
される一定長さの主筋線材を横方向に所定間隔をおいて
並列状態に配列し、前記高速マット自動溶接機に搬送す
る中間工程の自動化に難点があり、現状ではこの線材の
搬送・配列装置がその前後の加工速度に追随できないと
いう不都合が生じている。例えば、現在実用化されてい
る線材の自動搬送・配列装置は搬送供給速度が毎分的１
６０ｍが限度である。これは、この種線材が直径に比べ
て長いので撓み易いことと、前記高速自動線材加工機か
ら送り出される線材の送り速度が高速でおるために、定
尺に切断した線材が重なり合って絡み付き、１本ずつ分
離しかつ横方向に所定間隔をおいて並列状態に配列する
ことが困難であることに起因するものである。

そこで、現状では、上記した高速マット自動溶接機の加
工速度に追随させるために、高速自動線材加工機で加工
した一定長さの線材を作業者が手作業で配列ストッカー
に投入し、該配列ストッカーで横方向に所定間隔を隔て
た並列状態に配列して前記高速マット自動溶接機に供給
するか、前記高速自動線材加工機及びマット自動溶接機
を低速度で運転して自動化しているのである。

本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、定尺に切断された線材の搬送から
配列までの高速化を図り、前記高速自動線材加工機及び
高速マット自動溶接機の加工速度に対応し得る高速搬送
・配列装置を提供することにある。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明の構成は、高速自動線
材加工機から連続して送り出される一定長さの線材の送
り出し方向を交互にわずかだけ変える線材ガイド手段と
、該線材ガイド手段を介して送り出される前記線材を個
別に受容するよう並列して配設された複数の受容ホッパ
と、該受容ホッパから排出される前記線材を積み重ね状
態に収容する給送ストッカーと、該給送ストッカーの底
部に設けられ、前記線材を１本ずつ分離して排出する分
離給送手段と、前記給送ストッカーの下方に配設され、
その搬送面がほぼ水平方向に延びる搬送コンベヤと、該
搬送コンベヤの搬送面上にその搬送方向に所定間隔をお
いて配設され、その上側搬送経路において前記給送スト
ッカーから排出される前記線材を個別に把持し、その下
側搬送経路の所定位置において前記線材を解放するキャ
リアユニットと、前記搬送コンベヤの下側搬送経路に沿
って搬送方向に所定間隔を隔てて並列状態に配置されて
いる配列ストッカーと、該配列ストッカーの底部排出口
に設けられた排出ゲートと、前記配列ストッカーの下方
に配設され、前記底部排出口から排出される前記線材を
平行状態に配列して搬送する送り手段と、を備えている
ことを特徴とする。

実施例 以下、本発明の実施例を図面、に埠づいて説明する。

１０は、高速自動線材加工機で、高速直線機１１と走行
切断機１２とから成り、直径５〜７Ｍのコイル材を直線
機１１に通して直線に伸ばしたのち、走行切断機１２に
より一定長さく通常、１′ｒｒＬから６ｍまで）に切断
した線材１（主筋線材になる）がけり出しロール１３．
１３により高速度（最高毎分的２５０ＴｒＬ＞で送り出
されるようになっている。

１４は線材ガイド装置で、第１図、第２図に示すように
、線材１の送り出し通路を挟んで相対した取付は板１５
ａ、１５ｂにそれぞれ一対のガイドローラ１６ａ、１６
ａと１６ｂ、１６ｂが軸支され、両ガイドローラ１６ａ
、１６ｂはそれぞれシリンダ１７ａ、１７ｂにより交互
に線材１の送り出し方向とほぼ直交する横方向へ往復運
動するように構成されていて、走行切断機１２から送り
出される線材１の送り出し方向を交互にわずかだけ変え
るように動く。このような構成によって、走行切断機１
２から高速度で連続的に送り出される一定長さの線材１
が重なり合って絡み付くことなく、１本ずつ分離して送
り出されるのでおる。

１８．１９は並列状態に構成した２連式の受容ホッパで
線材ガイド装置１４を介して送り出される前記線材１を
交互にかつ個別に受容するよう配置され、各ホッパ１８
．１９の排出口１８ａ、１９ａには排出ゲート２０が設
けられると共に、各排出口１８ａ、１９ａの下方に搬送
コンベヤ２１が配設されている。なお、図面には２連式
の受容ホッパ１８．１９を示したが、必要により３連式
又はそれ以上にすることも可能である。

排出口１８ａ又は１９ａから排出される線材１は、搬送
コンベヤ２１により各ホッパ１８．１９の前端下部に設
けたストッパ２２（第１図参照）に当接するまで長手方
向へ搬送されて位置決めされたのち、エアブロ−その他
適宜の手段によって横方向へ押し出され、搬送コンベヤ
２１の下方に配設したシュート２３を通じて給送ストッ
カー２４に積み重ね状態に収容される。給送ストッカー
２４の底部排出口２５には、交互に開閉動作を行なう１
対のゲート２６ａと２６ｂから成る分離給送装置２６が
設けられていて、線材１を１本ずつ分離して排出するよ
うになっている。

上記受容ホッパ１８．１９とシュート２３及び給送スト
ッカー２４は第３図に示すように、後述する並列搬送コ
ンベヤ３０の両端部上方にそれぞれ配設される。これに
伴い高速自動線材加工機１０も並列搬送コンベヤ３０の
両側に２台設置されることになる。

３０は並列搬送コンベヤで、駆動輪３１と従動輪３２と
の間に掛は渡したコンベヤ・チェノ３３によりほぼ水平
方向に延びる搬送面が形成され、その上側搬送経路３４
の両端部上方に前記給送ストッカー２４が配設されるよ
うになっている。

上記各コンベヤ・チェーン３３にはその搬送方向に所定
間隔をおいて多数のキャリアユニット３６が付設されて
いる。該キャリアユニット３６はコンベヤ・チェーン３
３の上側搬送経路３４に沿って移行する際に給送ストッ
カー２４から排出される線材１を個別的にかつ互いに並
列状態に把持し、その下側搬送経路３５の所定位置にお
いて把持した線材１を解放するように構成２れでおり、
その具体的な構成例を第４図ないし第６図に示す。

第４図ないし第６図において、３７はキャリアユニット
３６の本体をなす保持プレートで、上部に上向きに解放
した切欠き部３８を有し、該切欠き部３８の内側にポケ
ット部３９が設けられている。該保持プレート３７はコ
ンベヤ・チェーン３３のリンク３３ａに一定間隔をおい
て連設したアタッチメント３３ｂに固着され、搬送方向
に所定間隔をおいて配設されると共に、搬送方向に対し
て直交する方向に配列した複数の保持プレート３７の切
欠き部３８に線材１を受容して保持するようになってい
る（第５図及び第１図参照）。

４０は係止アームで、その中間部がピン４１を介して保
持プレート３７に揺動自在に枢支されると共に、保持プ
レート３７に固着したストッパ４２によりその可動範囲
が制限されている。そして、ストッパ４２と係止アーム
４０の上端部４０ａとの間に掛張した引張りばね４３に
よって、係止アーム４０の下端幅広部４０ｂが切欠き部
３８の側方に突出するよう付勢されている。上記引張り
ばね４３の引張り力は線材１が下端幅広部４０ｂに支持
されたときの負荷より小さく設計されていて、給送スト
ッカー２４から排出された線材１が係止アーム４０の案
内面４０Ｇに沿って下方へ誘導され、第４図に示す位置
まで移動したとき、係止アーム４０が引張りばね４３に
抗して仮想線に示す位置まで反転する。そして、線材１
が切欠き部３８のポケット部３９に嵌り込むと同時に、
係止アーム４０が引張りばね４３により再び実線の位置
まで引き戻され、ポケット部３９に受容された線材１を
下端幅広部４０ｂで係止保持するようになっている。な
あ、線材１が軽くて係止アーム４０を確実に反転させる
ことが困難であると予測される場合には、上側搬送経路
３４の終端近傍に当りピン４４（第２図参照）を配設し
ておき、係止アーム４０を強制的に反転させるようにす
ればよい。

次に、キャリアユニット３６が上記のように線材１を係
止保持した姿勢で下側搬送経路３５に移動し、後述する
指定の配列ストッカー４５の上方位置に相対したとき、
第６図に示すように、配列ストッカー４５の近傍位置に
おいて上方へ突出可能に配設した作動ピン４７に係止ア
ーム４ｏの上端部４０ａが係合して、係止アーム４ｏの
内端幅広部４０ｂが切欠き部３８から離れる方向へ移動
し、ポケット部３９に保持されている線材１が解放され
て、自重で配列ストッカー４５に落下収容されるように
構成されている。

配列ストッカー４５は、並列搬送コンベヤ３０の下側搬
送経路３５に沿って所定間隔（組み立てるマット状鉄筋
線材３の主筋線材のピッチに等しい間隔）を隔てて並列
状態に配置され、その底部排出口に排出ゲート４６が設
けられている。

なお、配列ストッカー４５の下方に配設され、排出ゲー
ト４６を介して排出される線材１を平行状態に配列した
姿勢で高速マット自動溶接機５に搬送する送りローラ４
は、第７図に説明した従来装置と同じであるので、説明
は省略する。

次に、上記構成からなる本発明の線材搬送・配列装置の
作動を説明する。

上記線材搬送・配列装置とその前後の高速自動線材加工
機１０及び高速マット自動溶接機５はコンピュータによ
ってシステム制御されている。該コンピュータには製造
するマット状鉄筋線材のパターンによって線材１の数量
、寸法が入力されていて、まず、必要生産数と溶接機の
能力に対応して前記２台の高速自動線材加工ＦＡ１０を
同時に運転するか、１台だけ運転するか、加工速度を変
えるかを決定する。以下においては２台の高速自動線材
加工機１０を運転し、第３図において両側に配置した２
連式受容ホッパ１８．１９から同時に線材１を供給する
場合について説明する。

高速自動線材加工機１０の高速直線機１１でコイル材を
直線加工し、走行切断機１２で一定長さに切断加工して
つくられた線材１（主筋線材となる〉は、けり出しロー
ラ１３，１３により高速度で送り出されると共に、ガイ
ドローラ１６ａ又は１６ｂによって送り出し方向が横方
向へわずかに変えられ、２連式受容ポッパ１８．１９に
交互に投入される。受容ホッパ１８．１９に受容された
線材１は排出口１．８ａ、１９ａから走行中の搬送コン
ベヤ２１上に交互に排出される。この線材１は先端がス
トッパ２２に当接して位置決めされるまで搬送コンベヤ
２１により長手方向へ搬送されたのち、エアブロ−でシ
ュート２３上に横送りされ、給送ストッカー２４に装填
される。

給送ストッカー２４に積み重ね状態に装填された線材１
は、分離給送装置２６により１本ずつ分離して走行中の
並列搬送コンベヤ３０の上側搬送経路３４に位置してい
るキャリアユニット３６上に排出され、各キャリアユニ
ット３６に個別的にかつ互いに並列状態に係止保持され
る。この場合、第３図の左側に配置した給送ストッカー
２４から排出される線材１は、走行中のキャリアユニッ
ト３６に対して一つおきに係止保持させ、空いたキャリ
アユニット３６に右側の給送ストッカー２４から排出さ
れる線材１を係止保持させるように作動する。

上記のように各キャリアユニット３６に係止保持された
線材１は、キャリアユニット３６が下側搬送経路３５に
移行し、指定の配列ストッカー４５の上に到達すると同
時に、キャリアユニット３６から解放され、配列ストッ
カー４５に投入される。

指定した配列ストッカー４５のすべてに線材１が投入さ
れると、排出ゲート４６が一斉に開き、各線材１は送り
ローラ４上に落下し、該送りローラ４により横方向へ一
定間隔をおいて平行状態に配列した姿勢で高速マット自
動溶接殿５に搬送される。一方、排出ゲート４６は線材
１の落下と同時に閉じ、次の線材１の受入れ態勢にもど
る。以下、上記動作を繰り返す。

上記実施例において、高速自動線材加工機１０の点検保
守および高速マット自動溶接機５の作業高ざなどの関係
から、シュート２３と給送ストッカ２４の間に垂直また
は斜面コンベヤが必要により設けられる。

発明の効果 本発明の装置、上記の構成であるから、高速自動線材加
工機から高速度で連続して送り出される一定長さの線材
を１本ずつ迅速かつ確実に分離して搬送すると共に、横
方向に一定間隔をおいて並列状態に配列することができ
る。したがって、本発明によれば、定尺線材の搬送・配
列工程をその前後の高速自動線材加工機と高速マット自
動溶接機の性能に対応して高速化でき、マット状鉄筋線
材製造工程の生産性を大幅に向上させ、コストの低減と
省力化を図ることができる。

なお、上記実施例では、鉄筋線材の搬送・配列について
述べたが、本発明の装置は、その他各種の線材の搬送・
配列にも使用できること勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る定尺線材の高速搬送・配列装置の
正面図、第２図は同要部の平面図、第３図は第１図の３
−３線に沿う矢視図、第４図はキャリアユニットの正面
図、第５図は第４図の５−５線に沿う矢視図、第６図は
キャリアユニットの解放状態を示す正面図、第７図は鉄
筋線材のマット自動溶接装置の概略説明図である。 １・・・線材（主筋線材）２・・・副筋線材３・・・マ
ット状鉄筋線材４・・・送りローラ５・・・高速マット
自動溶接装置 ６・・・副筋線材ホッパ １０・・・高速自動線材加工間　１１・・・直線機１２
・・・走行切断機　　１４・・・線材ガイド装置１８．
１９・・・受容ホッパ ２４・・・給送ストッカー　２６・・・分離給送装置３
０・・・並列搬送コンベヤ。 ３４・・・上側搬送経路　３５・・・下側搬送経路３６
・・・キャリアユニット ４５・・・配列ストッカー　４６・・・排出ゲート第７
図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）高速自動線材加工機から連続して送り出される一
   定長さの線材の送り出し方向を交互にわずかだけ変える
   線材ガイド手段と、 該線材ガイド手段を介して送り出される前記線材を個別
   に受容するよう並列して配設された複数の受容ホッパと
   、 該受容ホッパから排出される前記線材を積み重ね状態に
   収容する給送ストッカーと、 該給送ストッカーの底部に設けられ、前記線材を１本ず
   つ分離して排出する分離給送手段と、前記給送ストッカ
   ーの下方に配設され、その搬送面がほぼ水平方向に延び
   る並列搬送コンベヤと、該並列搬送コンベヤの搬送面上
   にその搬送方向に所定間隔をおいて配設され、その上側
   搬送経路において前記給送ストッカーから排出される前
   記線材を個別に把持し、その下側搬送経路の所定位置に
   おいて前記線材を解放するキャリアユニットと、 前記並列搬送コンベヤの下側搬送経路に沿って搬送方向
   に所定間隔を隔てて並列状態に配置された配列ストッカ
   ーと、 該配列ストッカーの底部排出口に設けられた排出ゲート
   と、 前記配列ストッカーの下方に配設され、前記底部排出口
   から排出される前記線材を平行状態に配列して搬送する
   送り手段と、 を備えてなる定尺線材の高速搬送・配列装置。
2. （２）前記線材ガイド手段が、前記線材の送り出し方向
   とほぼ直交する横方向へ往復運動するガイドローラであ
   る特許請求の範囲第１項記載の定尺線材の高速搬送・配
   列装置。
3. （３）前記配列ストッカーの底部排出口に設けられた排
   出ゲートが、同時に開閉するようになっていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載の定尺線
   材の高速搬送・配列装置。