JPS63272472A - 物品の引出し工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は容器内に収容されている商品や機械、装置等の
内部にある部品等の各種物品を狭い間隙を利用して引出
す工具に関するものである。

従来の技術 装置内に組込まれた部品や容器内に収容されている商品
等の物品を装置や容器との間に形成された小さな間隙を
利用して引出さなければならないことが屡々あり、その
引出し操作が極めて困難で作業が難渋するのが現状であ
る。

このような現状に鑑み、特開昭５９−６９２７６号公報
第２図に見られるような先端に係止爪を突設した工具を
用いることが行われているが、突出している係止爪のた
め工具が間隙に挿入できないときには使用できず、また
第４図に示すような開閉自在な複数の爪片の中心に前記
爪片を外方に拡開する作動杆を設け、該作動杆の移動作
用で爪片を拡開して物品を係止することも知られている
るか、複数の爪片及び作動杆のためその径が必然的に大
径になり、前記と同様に狭いｎＦｊ　ｈ（等には挿入で
きない欠陥がある。

発明が解決しようする問題点 本発明はこれらの欠陥を改善して狭い間隙内に容易に挿
入できると共に帯状バネ鋼材の屈撓性を利用して各種物
品を前身かつ確実にす１出し又はす１き抜くことができ
るようした工具を提供することを目的とするものである
。

問題点を解決するための手段 本発明は前記目的を達成するための構成として、断面扁
平状の鞘杆に、先端部を彎曲して側方に開口せしめかつ
断面が扁平な摺動孔を穿設し、該摺動孔に帯状のバネ鋼
材を嵌挿しその先端を摺動孔の開口部から側方に突出自
在に形成したことを要旨とするものである。

実施例 本発明の実施例を図面について説明すると、間隙に挿入
し易いように断面を扁平状に形成しかつ上端に握り保持
部１を形成した精秤２にはその扁平方向と同じ方向に断
面扁平の摺動孔３が穿設されると共に該摺動孔３の先端
部は彎曲３′して精秤１の先端側方に開口している。

また前記摺動孔３内には上端に摘手４を設けた帯状のバ
ネ鋼材５が摺動自在に嵌挿され、的記摘手４を押下げて
握り保持部１に当接することにより帯状バネ鋼材５の先
端は摺動孔３の彎曲部３′に沿って屈撓彎曲し開口部か
ら突出するように形成されている。

本発明の実施例は上記のように構成されているから、扁
平状の精秤２を引出すべき物品Ａ近傍の間隙に挿入して
摘手４を押し下げて帯状のバネ鋼材５を精秤２の先端か
ら側方に突出せしめて物品Ａの下部を係止しその状態の
まま精秤２を上方に引出すことにより物品Ａを引出し又
は引き抜くものである。

なお摘手４は省略したり、これに代えてエヤーシリンダ
ー等を使用してバネ鋼材５を精秤２から突出させること
もできる。

しかして実験の結果によれば、帯状のバネ鋼材として、
厚さ０．５ｍｍ、巾５６＋ｎｍの炭素工具鋼５種（ＳＫ
−５）を焼入れ加工したものを使用し、これを彎曲部半
径１２ｍｂの精秤から略水平方向に２２ｍｍ突出せしめ
たときの係止耐荷重は常用荷重４．５ｋｇ、最大荷重で
約９．５ｋｇであり、充分に物品を引出し又は引き抜く
ことができる。

発明の効果 本発明は断面扁平状の精秤に断面扁平な摺動孔を穿設す
ると共にその先端部を彎曲せしめて側方に開口し、該摺
動孔に帯状のバネ鋼材を突出自在に嵌挿し、精秤を引出
し又は引き抜くべき物品近傍の間隙内に挿入した後帯状
のバネ鋼材の屈撓性を利用して精秤から側方に突出せし
めて物品を係止してこれを引出し又は引き抜くように形
成したので、扁平状の精秤は間隙部分に容易に挿入でき
ると共に帯状のバネ鋼材はさらに小間隙部から確実に物
品を係止して引出し又は引き抜くことができ、従って小
さな間隙しかない容器に収納された商品や装置の部品等
の各種物品の取出しを円滑かつ能率良く行うことができ
、しかもその構成も極めて簡易で携帯にも便利である優
れた特徴を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一部切欠正面図、第２図は同横断平面
図、第３図は使用態様説明図である。 ２・・・精秤、３・・・摺動孔、５・・・バネ鋼材。 特許出願人　　キューピー株式会社 第１図 第３図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 断面扁平状の鞘杆に、先端部を彎曲して側方に開口せし
   めかつ断面が扁平な摺動孔を穿設し、該摺動孔に帯状の
   バネ鋼材を嵌挿しその先端を摺動孔の開口部から側方に
   突出自在に形成した物品の引出し工具。