JPS632718B2 - - Google Patents

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JPS632718B2
JPS632718B2 JP55008991A JP899180A JPS632718B2 JP S632718 B2 JPS632718 B2 JP S632718B2 JP 55008991 A JP55008991 A JP 55008991A JP 899180 A JP899180 A JP 899180A JP S632718 B2 JPS632718 B2 JP S632718B2
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JP
Japan
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base
lower die
wedge bodies
die base
wedge
Prior art date
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Expired
Application number
JP55008991A
Other languages
English (en)
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JPS56105895A (en
Inventor
Mamoru Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmei Industry Co Ltd
Original Assignee
Shinmei Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinmei Industry Co Ltd filed Critical Shinmei Industry Co Ltd
Priority to JP899180A priority Critical patent/JPS56105895A/ja
Publication of JPS56105895A publication Critical patent/JPS56105895A/ja
Publication of JPS632718B2 publication Critical patent/JPS632718B2/ja
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  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、大きな(平面視における寸法が大き
い)物品のプレス加工に適した構造簡単で故障が
少ない経済的なプレス装置を提供するものであ
る。
例えば、上,下型ベースを油圧によつて遠近移
動させるプレス装置においては、油圧ポンプ、シ
リンダー装置、配管、バルブ類等々の複雑な構成
を必要とするため、高価なものになりがちであ
り、故障の発生箇所も多く、しかも、上,下型ベ
ースが油圧シリンダー装置によつて局部的に加圧
されるため、プレス金型の寸法が大きい場合に
は、摺動部の融通間隙のために、上下の金型をそ
の全面にわたつて均等に加圧することが困難であ
る。
一方、油圧シリンダを用いず、従つて構成簡単
で安価なプレス装置として従来、特公昭41−
19399号公報にみられる技術がある。この技術は、
外型に対して内型を接近移動させるために互いに
逆テーパーとした一対の楔体に内型を接触させ、
一方、両楔体を回転軸の互いに逆ネジのネジ部分
に各々螺合させたものである。両楔体は回転軸の
正逆回転によつて互いに遠近運動を行なうので、
この楔体に接触する内型は両楔体の上記運動によ
つて外型に接近し、或いは外型から遠去かるとい
う運動を行なう。
従つて、この技術によれば油圧シリンダーが不
要であるため構成面、コスト面では利点があると
いえるが、この技術を上型、下型ベースの対向す
るプレス装置にそのまま利用した場合次のような
欠点がある。即ち、かかるプレス装置に上記技術
を利用する場合、一対の楔体には下型ベースを搭
載し、楔体の遠近移動によつて下型ベースを昇降
動作させることとなるが、その場合、上下のベー
ス間に位置する被加工物品をプレス加工しはじめ
ると、一対の楔体はその下面側が宙に浮いた状態
であるから、プレス反力が楔体を移動させる回転
軸にこれを曲げる応力として直接的にかかり、該
回転軸の曲りは回転軸に対する駆動トルクの増大
に繋がるもので、これを回避するに回転軸を曲げ
に対する軸強度の高い大径ものにする必要があ
り、そしてまた、下型ベースが楔体の移動方向に
対して直交する方向に移動する虞れがあり、これ
に伴つて下型ベースと楔体との面圧が大に変化す
る欠点がある。
而して、特開昭50−35771号公報にみられる技
術によつて下型ベースの位置ズレを規制させるこ
とが可能であるが、このものは摺動面を変形させ
るものであつて、摺動面の加工が極めて困難で多
くの手間を要し、コストアツプを伴いがちであ
る。
あるいは、特開昭51−71578号公報にみられる
技術によつても下型ベースの位置ズレを規制させ
得るものであるが、この場合は位置ズレ規制のた
めに、一対のベアリングレールとコロベアリング
の4組の部材を特別に必要とし、更に、その4組
の部材を、それらのコロベアリングの移動軸線を
厳密に平行状態にして設けなければ、下型ベース
がこじれによつてスムースに移動しなくなり、極
めて高い加工精度と組付け精度が必要で、やはり
大巾なコストアツプを伴う欠点がある。
本発明は、極めて簡単な改造をもつて従来技術
における欠点を解消せんとするものであり、而し
て本発明にかかるプレス装置は、下側面を水平面
とし上側面を単一平面のテーパー面とする該テー
パー面の角部がほぼ等角の一対の楔体を、前記テ
ーパー面を互いに逆向きにしてその下側水平面を
固定ベース上に面当接状態で載置し、該一対の楔
体を正逆転切換自在の回転軸に形成した互いに逆
ネジのネジ部に螺合させて、該回転軸の正逆回転
に伴つて両楔体を前記ベースに沿わせて水平方向
に遠近移動させるべく構成し、前記一対の楔体の
両テーパー面上に該テーパー面に面当接する下型
ベースを載置すると共に、前記楔体の移動方向に
直交する方向での楔体と下型ベースの相対位置ズ
レを規制する位置規制具を、両楔体と下型ベース
の間にわたつて設ける一方、前記下型ベースに対
応する上型ベースを前記固定ベースの両側に立設
させた支柱に架設したことを要旨としている。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
図において、1はプレス装置の固定ベースで平
面視において矩形状を呈し、その長辺側の両側面
には支柱2,2′が2本ずつ立設され、これら支
柱2,2′には、上型ベース3Aが固定状態に架
設されている。3Bは支柱2,2′に沿つて昇降
自在な下型ベースであり、上型ベース3Aの下面
に上型aを、また下型ベース3Bの上面には下型
bをそれぞれ取り付け、これら上,下型a,b間
に被加工物品を介在させた状態で、下型ベース3
Bを上昇させることによつてプレス加工が行なわ
れるようになつている。
前記固定ベース1上には、下側面を水平面とし
上側面を単一平面のテーパー面にした該テーパー
面の角度をほぼ等角にする一対の楔体8,8′が、
前記テーパー面を逆向きにする状態でスライドレ
ール7,7′,9,9′を介して設けられている。
そして、両楔体8,8′は固定ベース1上に回転
のみ自在に横架された回転軸5に形成された互い
に逆ネジのネジ部4,4′に夫々螺合させてある。
この螺合は図示例ではスクリユーナツト12,1
2′によつて行なわれている。但し、螺合のみで
は楔体8,8′の遠近運動がスムーズにいかない
こともあるのを考慮し、スライドメタル11,1
1′にて回転軸5を摺動案内するようにしてある。
また両楔体8,8′のテーパー面にはスライド
レール6,6′が敷設され、該スライドレール6,
6′上に前記下型ベース3Bが搭載されている。
図示例では下型ベース3Bの下面にもスライドレ
ール10,10′を設け、両スライドレール6,
6′,10,10′を摺接した状態で下型ベース3
Bを搭載している。而して前記スライドレール
6,6′は第3図に示すように計4本設けられて
いるが、そのうちの2本を断面L字型のレールと
し、下型ベース3Bが昇降中に回転軸5の軸芯と
直交する方向にズレないようにしている。即ち、
前記楔体8,8′の移動方向に直交する方向での
楔体8,8′と下型ベース3Bの相対位置ズレを
規制する位置規制具を、L字型レール6,6′の
立上り片によつて構成してある。尚、前記レール
9,9′も第3図に示すようにそのうちの2本の
断面L字型のものを用い、楔体8,8′の遠近運
動を案内している。又、各レール、スライドレー
ル6,6′,7,7′,9,9′,10,10′は摩
擦抵抗を極力少なくするように、焼入れ後、よく
研摩され、グリースが十分に塗布されている。
一方前記下型ベース3Bの両側、即ち回転軸5
の軸芯方向と直交する方向に面する下型ベース3
Bの側部には、支柱2,2′の側面を転動するガ
イドローラー21,21′が設けてある。このロ
ーラ21,21′によつて下型ベース3Bは回転
軸5の軸芯方向へのズレも積極的に防止されてて
いるが、このガイドローラ21,21′を特に必
要とするものではなく、即ち、下型ベース3Bの
上昇に際しては、傾斜スライドレール6,6′と
下型ベース3Bの載置面の夫々において、下型ベ
ース3Bを上昇させる作用力と同時に、下型ベー
ス3Bを回転軸5の軸芯方向に移動させる分力を
生じるが、その軸芯方向の移動分力は互いに相殺
し合う方向に作用するものであり、そして下型ベ
ース3Bの下降に際しては、該下型ベース3Bの
重力がテーパー面で分力される結果、下型ベース
3Bにはこれを回転軸5の軸芯方向に移動させる
分力が作用するが、この移動分力も互いに相殺し
合う方向に作用するものであり、而して下型ベー
ス3Bの回転軸軸芯方向での移動、つまり位置ズ
レを生じることがないもので、前記ガイドローラ
21,21′を省略することが可能である。尚、
図中、Mは正逆転切換可能なモーターであり、そ
の出力は、プーリー13、Vベルト14、プーリ
ー15を経てウオーム減速機16に伝達され、該
減速機16の出力は、出力軸17からチエーンカ
ツプリング18を経て前記回転軸5に伝達され
る。19はチエーンカツプリングのケース、20
は減速機16及びモーターMをベース1に取り付
けるためのブラケツト、LSA,LSBは楔体8′の
一部で蹴られることによつて前記モーターMの回
転方向を切換えるリミツトスイツチである。
上記構成によれば、回転軸5を正逆回転すると
楔体8,8′が回転軸の軸芯方向に遠近移動し、
この遠近運動に伴うテーパー面のカム作用によつ
て下型ベース3Bを昇降させることができる。こ
の下型ベース3Bの昇降に際しては、既述したよ
うに、一対のテーパー面による分力の相殺作用と
L字型ガイドレール6,6′による位置規制の作
用とによつて、下型ベース3Bの前後左右の位置
ズレを生じることがなく、そして該下型ベース3
Bを昇降させる楔体8,8′は、その水平下側面
がスライドレール9,9′に載置されているもの
であるから、プレス反力はこのレール9,9′を
介して固定ベース1に伝達されるものであり、而
して回転軸5にはプレス反力による曲げ応力が作
用せず、該回転軸5を小径のものにすることがで
きる。
本発明に係るプレス装置は以上の如く構成した
ため次のような効果がある。
油圧装置等の複雑な構成を必要とせず、全て
メカニカルで簡単な構成であるから製作費が安
く、しかも故障が少なくて済む等の構成面、経
済面での利点をもつと同時に、前記下型ベース
の昇降に際しては、一対の楔体の移動方向にお
ける下型ベースの位置ズレが逆向きのテーパー
面によつて規制され、そして、例えばスライド
レールを断面L字状にするなど、楔体と下型ベ
ースとの単一平面の摺動面に手を加えるような
ことなく、あるいは、位置ズレ防止のために特
別に専用の構成を付加することなく、楔体の移
動方向に直交する方向での下型ベース位置ズレ
が規制されているので、下型ベースが楔体の移
動方向に直交する方向に移動して摺動面間の面
圧が大に変化する虞れがなく、常に良好なプレ
ス作用を行ない得るという動作上の利点も併せ
もつ。
下型ベースの昇降運動を四方から案内規制す
るのに、上記に記載したように、下型ベース
を昇降させるための互いに逆向きのテーパー面
を有する一対の楔体を利用した位置規制の構成
と、下型ベースと楔体との摺動面を単一平面の
ままにして、その両者間に位置規制具を設ける
といつた簡単な位置規制の構成によつて行なつ
ているので、果し得る作用に比して構成が簡単
であり、コストも安くつくという利点がある。
そして、一対の楔体の下側面を水平面にして
固定ベースに面当接状態で載置し、その楔体に
回転軸を螺合させるが故に、該回転軸にプレス
反力が曲げ応力として作用することがなく、而
して前記回転軸を小径の安価なもので済ませる
ことができる顕著な利用を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は平面図、第3図は第1図の―線
矢視図である。 1……固定ベース、2,2′……支柱、3A…
…上型ベース、3B……下型ベース、4,4′…
…ネジ部、5……回転軸、8,8′……楔体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下側面を水平面とし上側面を単一平面のテー
    パー面とする該テーパー面の角度がほぼ等角の一
    対の楔体を、前記テーパー面を互いに逆向きにし
    てその下側水平面を固定ベースに面当接状態で載
    置し、該一対の楔体を正逆転切換自在の回転軸に
    形成した互いに逆ネジのネジ部に螺合させて、該
    回転軸の正逆回転に伴つて両楔体を前記ベースに
    沿わせて水平方向に遠近移動させるべく構成し、
    前記一対の楔体の両テーパー面上に該テーパー面
    に面当接する下型ベースを載置すると共に、前記
    楔体の移動方向に直向する方向での楔体と下型ベ
    ースの相対位置ズレを規制する位置規制具を、両
    楔体と下型ベースの間にわたつて設ける一方、前
    記下型ベースに対応する上型ベースを前記固定ベ
    ースの両側に立設させた支柱に架設してあること
    を特徴とするプレス装置。
JP899180A 1980-01-26 1980-01-26 Press equipment Granted JPS56105895A (en)

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JP899180A JPS56105895A (en) 1980-01-26 1980-01-26 Press equipment

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JPS56105895A JPS56105895A (en) 1981-08-22
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JP2003053588A (ja) * 2001-08-07 2003-02-26 Suncall Corp プレス装置およびプレス方法
JP2016203267A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 推力発生装置

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