JPS63270750A - 表面処理剤および充填剤 - Google Patents

表面処理剤および充填剤

Info

Publication number
JPS63270750A
JPS63270750A JP32607287A JP32607287A JPS63270750A JP S63270750 A JPS63270750 A JP S63270750A JP 32607287 A JP32607287 A JP 32607287A JP 32607287 A JP32607287 A JP 32607287A JP S63270750 A JPS63270750 A JP S63270750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler
surface treatment
parts
polymer
treatment agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32607287A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Sato
正之 佐藤
Atsushi Mori
森 厚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Priority to JP32607287A priority Critical patent/JPS63270750A/ja
Publication of JPS63270750A publication Critical patent/JPS63270750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子マトリックス−充填剤複合系において
、充填剤の表面改質に使用される表面処理剤に係り、さ
らに詳しくは、置換基にα−ヒドロキシカルボン酸残基
を存するアルコキシチタン誘導体を主成分とする水系で
使用可能な表面処理剤およびこの表面処理剤を用いて表
面処理を施した充填剤に関する。
本発明の表面処理剤は、高分子マトリックスー充填剤複
合系に使用される充填剤、特に無機充填剤の高分子マト
リックスへの分散性を向上させるための充填剤表面の改
質用表面処理剤として好適であり、また、この表面処理
剤を用いて表面処理を施した充填剤は、高分子マトリッ
クスへの分散性がfれるため、高分子マトリックス−充
填剤複合系の!!造に好適に使用することができる。
〔従来の技術〕
高分子マトリックス−充填剤複合系、たとえば、合成樹
脂成形体、塗料、インキ等に使用される充填剤には、複
合系の物性、加工性等の向上を目的とした表面処理が一
般に施されている。
充填剤の表面処理に使用される処理剤として、シランカ
ップリング剤とアルコキシチクンWM A体からなるチ
タンカップリング剤等が知られている。
シランカップリング剤は、通常、その水?8 ?(lま
たは水−アルコール溶液が充填剤の表面処理に使用され
るが、チタンカップリング剤は、通常、有機溶媒?8 
?(’j、として充填剤の表面処理に使用されている。
テトラアルコキシチタンとアミノアルコールとの反応生
成物を、エステル化触媒として使用することが開示され
ている(米国特許USP 3074818号明細書参照
)。また、水に不溶性のチタンカップリング剤を、アン
モニア水、トリエチルアミン、ジメチルアミノエタノー
ル、トリエタノールアミンモルホリン等のアミノ化合m
lK;→;併用することにより安定化し、水系で使用す
ることがQKされている(特開昭56−112973号
公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
シランカップリング剤による充填剤の表面処理効果は、
ガラスピーズ等のケイ酸質の充填剤に対しては優れてい
るが、ケイ酸質以外の充填剤に対しては、はとんど効果
を示さない。
一方、チタンカップリング剤は、ケイ酸質以外の充填剤
、たとえば、炭酸カルシウム、酸化チタン等に対しても
優れた表面処理効果を示すが、一般に加水分解性が極め
て大きく、水系での使用は困蓮であり、通常有機溶媒系
で使用される。
しかしながら、有機)容媒は火災、爆発等の危険がある
ばかりでなく、吸引により中毒を起こす怖れがあり、水
系で使用可能なチタンカップリング剤が要望されている
前記引用した水系で使用可能なアルコキンチタン誘導体
や水系のチタンカップリング剤の場合、充填剤の表面・
処理効果が充分ではなく、使用に際してアミン臭や経時
′的に変色する等の問題があるため、一般には充填剤の
水系での処理は行われていない。
本発明は、水系で使用可能なチタン系表面処理剤および
高分子マトリックス−充填剤複合系に使用する充填剤と
して好適な表面処理を施した充填剤を提供することをそ
の目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、前記目的を達成すべく鋭意研究した結果
、テトラアルコキシチタンとα−ヒドロキシカルボン酸
との反応生成物が加水分解に対して極めて安定であり、
かつ、この反応生成物を用いて水系で表面処理を施した
充填剤が、高分子マトリックス中への分散性に優れるこ
とを見出し、本発明を完成した。
本発明は、テトラアルコキシチタンおよび/または平均
縮合度が6以下のテトラアルコキシチタンの加水分解縮
重合物(ポリマー)とα−ヒドロキシカルボン酸との反
応生成物からなり、Ti1l原子当たり0.1〜2.0
モルのα−ヒドロキシカルボン酸残基を有するアルコキ
シチタン誘導体を含有することを特徴とする表面処理剤
、および前記アルコキシチタン誘導体を用いて表面処理
を施したことを特徴とする充填剤である。
本発明において、テトラアルコキシチタンは、下記一般
式fl) T i (OR) 5−−−−−・−・・−・・−(1
1で表され、式中のORが、アルコキシ基、好ましくは
、炭素数1〜6のアルコキシ基、たとえば、メトキシ基
、エトキシ基、n−プロポキシg、i−プロポキシ基、
n−ブトキシ3.tert−ブトキシ基、ペントキシ基
、n−ヘキソキシ基等の1種または2種以上である有機
チタン化合物である。
表面処理剤としての処理効果がら、テトライソプロポキ
シチタンおよびテトラノルマルブトキシチタンが、さら
に好ましく使用される。
テトラアルコキシチタンの加水分解縮重合物(ポリマー
)とは、前記テトラアルコキシチタンの1.1または2
種以上を酸またはアルカリ触媒の存在下に等モル以下の
水を用いて加水分解し、t1重合することにより得た平
均縮合度が6以下のポリマーである。ポリマー構造につ
いては、鎖状、環状、網目状等の諸説があるが、その何
れであってもよい。
α−ヒドロキシカルボン酸は、α−位にヒドロキシル基
を有するカルボン酸、たとえば、乳酸。
ヒドロキシ酢酸、α−オ;トシイソカプロン酸等であり
、乳酸が好ましく使用される。
本発明の表面処理剤は、前記テトラアルコキンチタンお
よび/またはそのポリマーのT11原子当たり、前記α
−ヒドロキシカルボン酸0.1〜2.0モルを反応させ
、テトラアルコ;トシチタンまたはそのポリマーの有し
ているアルコキン基をα−ヒドロキシカルボン酸の残基
でエステル交換したTil原子当たりα〜ヒドロキシカ
ルボン酸残基0.1〜2.0モルを存するアルコキシチ
タンm 6体を有効成分とする。
+iiJ記アルコキシチタン誘導体は、テトラアルコキ
ンチタンおよび/またはそのポリマーとα−ヒドロキシ
カルボン酸のそれぞれの所定量を40〜80℃の温度下
で0.5〜1時間攪拌保持し、ついで、副生ずるアルコ
ールを減圧下に除去することにより容易に合成される。
本発明の表面処理剤は、前記アルコキシチタン誘導体を
有効成分とする溶液である。溶媒として、+ii記アル
コキシチタン誘導体を溶解し得るものであれば特に制限
はなく、低級アルコール類などの有機溶媒、水および前
記溶媒の水溶液等が使用でき、特に水の使用が好ましい
表面処理の対象となる充填剤としては、高分子マトリッ
クスと複合し、その複合系の緒特性を向上し得るもので
あれば特に制限はない。たとえば、炭酸カルシウム、カ
オリン、クレー、マイカ、タルク、ケイ酸カルシウム、
酸化チタン、炭酸マグネシウム、アルミナ、硫酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、シリカ、ゼオライト、酸化アルミ
ニウム。
酸化鉄、グラスファイバー、チタン酸カリウムファイバ
ー、カーボンファイバーなどが挙げられる。
前記表面処理剤による充填剤の表面処理は、表面処理剤
の?′8液に充填剤を浸漬し、充填剤100重量部に対
し、前記アルコキシチタン誘導体0.05〜5重量部、
好ましくは0.5〜2.0重量部を被着させることによ
り行う。特に、天然物の)易式粉砕によって製造される
重質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、マイカ、タル
ク等については、粉砕時に使用する水に前記表面処理剤
を添加することにより、粉砕と表面処理とを同時に行う
ことができる。また、石灰乳と炭酸ガスとの反応で製造
される軽質炭酸カルシウムの場合にも、水系の反応液ま
たはわ)砕媒中に前記表面処理剤を添加することにより
、粉砕と表面処理とを同時に行うことができる。
本発明の充填剤は、前記表面処理剤による表面処理を施
し、アルコキシチタン誘導体を被着させた充填剤である
本発明において、充填剤表面に被着したアルコキシチタ
ン誘導体は、連続した皮膜を形成していることが好まし
いが、特に必須ではない。
本発明の充填剤は、各種の高分子マトリックスに配合で
き、高分子マトリックス−充填剤複合体とすることがで
きる。複合可能な高分子マ(す。
クスとして、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリアミド
、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスルフォン、
ポリサルファイド、ポリフェニレンオキシド、ポリエチ
レン、ポリプロピレン5ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂
などが例示でき、特にボリウレクン、エポキシ樹脂、ポ
リアミド5 ポリエーテルポリオールなどが好ましい。
〔作   用〕
本発明の表面処理剤は、前記したように置換基に加水分
解性のアルコキシ基および非加水分解性のα−ヒドロキ
シカルボン酸残基を有するアルコキシチタン誘導体を主
成分とすることを特徴とする。
このアルコキシチタン誘導体の化学構造について、種々
の提案があるが、確定的なものはなく、また、その作用
機構についても明らかではない。
アルコキシチタン誘導体が、充填剤の表面処理剤として
作用するためには、その置換基として加水分解性基お、
よび非加水分解性を有する必要があり、本発明において
゛は、加水分解性基としてアルコキシ基が、非加水分解
性法としてα−ヒドロキシカルボン酸残基が選択される
このアルコキシチタン誘導体は、後記実施例に示すよう
に、水系において極めて安定であり、その水溶液を用い
て充填剤の表面処理を行うことができる。この水系にお
ける安定性は、非加水分解+i J、!、がα−ヒドロ
キシカルボン酸残基であり、かつ、α−ヒドロキシカル
ボン酸残基でTi原子とキレ−1・11πを形成するこ
とにより発現するものと推定されろ。Ti1l原子に対
するα−ヒドロキシカルボン酸残5s¥lが過少な場合
、水系における安定性が低下すると共に充填剤の表面処
理効果も低下し、また、過大な場合にも、充填剤の表面
処理効果が低下する。アルコキシチタン01% ’41
体のα−ヒドロキシカルボン酸残基の含有最は、Ti:
1原子に対し0.1〜2.0モルの範囲が好ましい。
さらに、アルコキシチタン誘導体の合成原料であるテト
ラアルコキシチタン・ポリマーの平均縮合度が過大な場
合、得られるアルコキシチタン誘導体の分子量が過大と
なり、充填剤への付着率が低下し、その結果、充填剤の
表面処理効果が低下する。したがって、原料テトラアル
コキシチタン・ポリマーの平均縮合度は、6以下が好ま
しい。
本発明の充填剤は、前記表面処理剤を用いて表面処理を
施し、アルコキシチタン3.M F体を被着させた充填
剤であり、高分子マトリックスへの分散性が極めて饅れ
、その複合系の流動性を大幅に数片する。
〔実 施 例〕
本発明を、実施例および比較例により、さらに詳細に説
明する。
ただし、本発明の範囲は、下記実施例により何等限定さ
れるものではない。
なお、以下の例中において、「部」および「%」は、断
りのないかぎり重Ru準である。
(1)  表面処理剤の合成 +il+  試料(T−1) 攪拌機、温度計、水冷冷却器および加熱装置を備えた反
応フラスコに、テトライソプロポキシチタン1モル(2
84部)を仕込み、攪拌下に乳酸2モル(180部)を
徐々に添加した。反応が徐々に進行し発熱した。乳酸添
加終了後、60’Cにさらに1時間攪拌保持して反応を
熟成した。ついで、副生したイソプロパツールを減圧下
に留去し、淡黄色固体(T−1)260部を得た。
得られたT−1は、TiO□分析値28,7%、分解点
225〜228℃の結晶であった。
また、T−1は、そのTiO□分析値から、テトライソ
プロポキシチタンのイソプロポキシ基2個を乳酸残基で
エステル交換したアルコキシチタン誘導体(TiO□理
論値30.7%)のtit Wlj品であると推定した
fhl  試ti(T−2) 試料(T−1)の合成に用いた反応フラスコに、テトラ
ブトキシチタン1モル(340部)を仕込み、IWf’
!下にヒドロキシ酢酸2モル(152部)を徐々に添加
した。反応が徐々に進行し発熱した。ヒドロキシ酢酸の
添加終了後、60℃にさらに1時間攪拌保持して反応を
熟成した。ついで、副生じたノルマルブクノールを減圧
下に留去し、白色固体(T−2)196部を得た。
得られたT−2は、分子ff1232、分解点295〜
300℃の結晶であった。
(C1試料(T−3) 試料(T−1)の合成に用いた反応フラスコに、テトラ
イソプロポキシチタンの平均縮合度4のポリマー1モル
(830部)を仕込み、攪拌下に乳酸4モル(360部
)を徐々に添加した。反応が徐々に進行し発熱した。乳
酸の添加終了後、60℃にさらに1時間攪拌保゛持して
反応を熟成した。ついで、副生したイソプロパツールを
減圧下に留去し、淡黄色固体(T−3)を得た。
得られたT−3は、平均分子量1100 、分解点27
0〜273℃の結晶であった。
(dl  試料(T−4) 試料(T−1)の合成に用いた反応フラスコに、テトラ
(2−エチルヘキソキシ)チタンの1モル(564部)
を仕込み、攪拌下にα−オキシ終了後、試料(T−1)
の合成と同一の条件で処理し、淡黄色固体(T−4)5
(i8部を得た。
(cl   gs’: t’l  (T −5)試料(
T−1)の合成に用いた反応フラスコに、テトラブトキ
シチタンの平均縮合度4のポリマー1モル(1,070
部)を仕込み、攪拌下にα−オートシ酪酸4モル(41
6部)を徐々に添加し、以下、試料(T−1)の合成と
同一の条件で処理し、淡黄色固体(T−5)1,190
部を得た。
(fl  比較試$4(C−1) 試11 (T −1)の合成に用いた反応フラスコに、
テトラブトキシチタン1モル(340部)を仕込み、攪
拌下にトリエタノールアミン2モル(298部)を徐々
に添加した。反応が徐々に進行し発熱した。トリエタノ
ールアミンの添加終了後、60℃にさらに1時間攪拌保
持して反応を熟成した。ついで、副生じたノルマルブタ
ノールを減圧下に留去し、淡黄色液体(C−1)を得た
得られたc−1は、分子1490.比重1.o51であ
り、特異臭を存していた。また、保存中に徐々に黄変し
た。
(gl  比較試料(C−2) 試料(T−1)の合成に用いた反応フラスコに、テトラ
イソプロポキンチタン1モル(284部)を仕込み、攪
拌下にN−アミノエチルアミノエタノール3モル(31
2部)を徐々に添加した。
反応が徐々に進行し発熱した。N−アミノエチルアミノ
エタノールの添加終了後、60℃にさらに1時間攪拌保
持して反応を71成した。ついで、副生じたインプロパ
ツールを減圧下に留去し、淡黄色液体(C−2)を得た
得られたC−2は、分子量=116 、比重!、I42
であり、特異臭を有していた。また、保存中に徐々に黄
変した。
(【1)  比較試料(C−3) 試料(T−1)の合成に用いた反応フラスコに、テトラ
ブトキシチタンの平均縮合度10のポリマー1モル(2
,230部)を仕込み、1d拌下に乳酸8モル(720
部)を徐々に添加し、以下、試料(T−1)の合成と同
一の条件で処理し、淡黄色固体(C−3)1,190部
を得た。
得られたC−3は、25℃の水に不溶であった。
(2)  表面処理無機充填剤の調製 前記第[11項で合成した試料T−1〜T−5および比
較試料C−1〜C−3の各2部を水98部に溶解し、水
溶液を調製した。ただし、比較試料C−3は、水に不溶
であり水溶液を調製することができなかった。
調製した水溶液50部のそれぞれに、重質炭酸カルシウ
ム(商品名・ボワイトンSSB・白石工業fTi)′L
A)100部を加え、乳鉢中で良く混合した後、ステン
レス製バットに広げ、110℃の熱風乾燥話中で2時間
乾燥し、アルコキシチタン誘導体の被着した無機充填剤
:試料F−1−F−5および比較試料II −1ならび
にII −2を調製した。
また、1式料T−1の2%イソプロパツールを使用し、
前記と同一の条件で重質炭酸カルシウムの表面処理を行
い、アルコキシチタン誘導体の被着した無機充填剤:試
料F−6を、また、30口間室温下に保管した試料T−
1の2%水溶液を用い、前記と同一の条件で重質炭酸カ
ルシウムの表面処理を行い、アルコキシチタンHA R
体の被着した無機充填剤:試料F−7を調製した。
(3) ポリエーテルポリオール−無機充填剤複合系の
減粘効果 前記第(2)項で調製した表面処理無機充填剤:試料F
−1〜F−7および比較試料H − 1ならびにH −
 2の各100部を、ポリエーテルポリオール(商品名
・Dial  3000・三井日曹つレタンai製)7
5部に加え、石川弐播潰機を用いて30分間混練して混
練物を得た。
比較として、前出のポリエーテルポリオール75部に、
前記第(1)項で調製した試料Tー1:1部および前出
の重質炭酸カルシウム100部を加え、前記と同一の条
件で混練して混練物を得た。また、前出のポリエーテル
ポリオール75部に、表面処理を施してない前出の重質
炭酸カルシウム100部を加え、前記と同一の条件で混
練して混練物を得た。
得られた混練物の25℃における粘度を、回転式粘度計
(I3 8 R型・東京計器0菊製)を用い、ロークー
No.7+ 20 r p mの条件で測定した。
粘度のJl+定結果を、第1表に示す。
第  1  表 1ト0は、無処理の充填剤 第1表に示したように、本発明の表面処理剤を高分子マ
トリックス−充填剤複合系に直接添加した系(比較例番
号4参照)においても、ブランク(比較例番号5参照)
に比較して大幅な減粘効果を示すが、表面処理剤の水?
8 ?v、またはアルコール系溶媒ン合液を用いて予め
表面処理を施した本発明の充填剤を高分子マトリックス
に添加した系(実施例参照)においては、公知のアミノ
化合物で変果が得られる。
(3)  表面処理充填剤の安定性 室温下に1ケ月、2ケ月、3ケ月、6ケ月および12ケ
月保存した前記第(2)項で表面処理を行った重質炭酸
カルシウム、 gIQ料F−1〜F−5各lOO部と前
記第(2)項で使用したポリエーテルポリオール75部
とを、前記第(2)項と同一の条件で混練し、混練物を
調製した。
得られた混練物の粘度を前記第(2)項と同一の条件で
測定した。
測定結果を第2表に示す。
第2表に示したように、本発明の表面処理剤を用いて表
面処理を行った充填剤は、いずれも優れた保存安定性を
有している。
(4)  高分子マトリックス−充填剤複合系の安定性
前記第(1)項で調製した表面処理剤:試料T−1〜T
−5の各1gを、前出の重質炭酸カルシウム200gと
アクリルエマルジョン(商品名・アル7 + ツク:1
. E −175、三井東圧a@製)250gとの混合
系に添加し、石川式は潰機を用いて30分間混練し混練
物を調製した。
また、比較として、表面処理剤無添加の混練物を調製し
た。
調製した混練物を、密閉容器内で室温下に保存し、混練
2時間、1ケ月、2ケ月、3ケ月、6ケ月および12ケ
月後の粘度を、前記第(2)項と同一の条件で測定した
測定結果を、第3表に示す。
第3表に示したように、表面処理剤無添加の比較例にお
いては、1j月には、充填剤が沈降してしまうのに対し
、本発明の表面処理剤を添加したブ:施例においては、
充填剤の沈降は認められず安定した粘度を保持した高分
子マトリックス−充1’+j剤複合系として存在する。
〔発明の効果〕
前記実施例に示したように、本発明の表面処理剤は、充
填剤の表面処理効果が大きく、かつ、ぞの効果は長間間
にわたって極めて安定である(第2表および第3表参照
)。
特に水系で処理した本発明の表面処理充填剤を高分子マ
トリックスに混練した場合の複合系のヲ、(粘効果は、
極めて大きく (第1表参照)、高分子マトリックス中
への分散性が極めて(Nれている。
本発明の表面処理剤またはそれを用いて表面処理を施し
た充填剤を用いることにより、充填剤の高分子マトリッ
クスへの高充填および複合系の4′h度低下に伴う作業
性の改善が可能となる。
また、本発明の表面処理剤は、水系において1jめて安
定であり、従来のチタン力力ソブリング剤のように有機
溶媒を使用する必要がないことから1mめで安全である
本発明は、水系で使用可能な、かつ、安定な充填剤の表
面処理剤および前記表面処理剤で表面処理を施した高分
子マトリックスへの分散性の優れた充填剤を提供するも
のであり、その産業的意義は極めて大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テトラアルコキシチタンおよび/または平均縮合
    度が6以下のテトラアルコキシチタンの加水分解縮重合
    物(ポリマー)とα−ヒドロキシカルボン酸との反応生
    成物からなり、Ti:1原子当たり0.1〜2.0モル
    のα−ヒドロキシカルボン酸残基を有するアルコキシチ
    タン誘導体を含有することを特徴とする表面処理剤
  2. (2)テトラアルコキシチタンおよび/または平均縮合
    度が6以下のテトラアルコキシチタンの加水分解縮重合
    物(ポリマー)とα−ヒドロキシカルボン酸との反応生
    成物からなり、Ti:1原子当たり0.1〜2.0モル
    のα−ヒドロキシカルボン酸残基を有するアルコキシチ
    タン誘導体を用いて表面処理を施したことを特徴とする
    充填剤
JP32607287A 1986-12-24 1987-12-23 表面処理剤および充填剤 Pending JPS63270750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32607287A JPS63270750A (ja) 1986-12-24 1987-12-23 表面処理剤および充填剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-306617 1986-12-24
JP30661786 1986-12-24
JP32607287A JPS63270750A (ja) 1986-12-24 1987-12-23 表面処理剤および充填剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63270750A true JPS63270750A (ja) 1988-11-08

Family

ID=26564788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32607287A Pending JPS63270750A (ja) 1986-12-24 1987-12-23 表面処理剤および充填剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63270750A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989009245A1 (en) * 1988-04-01 1989-10-05 Nippon Soda Co., Ltd. Surface-treating agent and filler powder surface-treated with the agent

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989009245A1 (en) * 1988-04-01 1989-10-05 Nippon Soda Co., Ltd. Surface-treating agent and filler powder surface-treated with the agent

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4528390A (en) Preparation of polymethylsilsesquioxane
US5260466A (en) Preparation of titanium derivatives
US5977330A (en) Crosslinked N-substituted chitosan derivatives
JPS63270750A (ja) 表面処理剤および充填剤
AU658986B2 (en) N-substituted chitosan derivatives, process for their preparation and the use thereof
JP2003515621A (ja) 疎水性の無機酸化物顔料を調製するためのプロセス
US3679721A (en) Titanium compounds
Ohya et al. Aqueous titanate sols from Ti alkoxide-α-hydroxycarboxylic acid system and preparation of titania films from the sols
JPH03153723A (ja) ポリウレタンシステムに使用するポリマー状ジオルガノスズ触媒
EP2346922B1 (en) Process for controlled degradation of polyhydroxyalkanoates and products obtainable therefrom
JPH01129032A (ja) ラダー状ポリチタノキサンおよびその製造方法
JPH04189881A (ja) 表面処理剤および表面処理充填剤
JPH02147667A (ja) 表面処理剤およびそれにより表面処理された充填剤粉末
JPH01129031A (ja) ラダー状ポリチタノキサン誘導体、その製造法および表面処理剤
JPS6343905A (ja) カチオン化ポリビニルアルコ−ルの製造方法
JPS62260868A (ja) 被覆組成物
JPH01170624A (ja) 充填剤の表面処理剤および表面処理充填剤
JP3086851B2 (ja) ポリヒドロキシカルボン酸樹脂の製造方法
JP3630921B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物の製造方法
Leitheiser et al. Starch-derived glycol glycoside polyethers for urethane foams. Process scale-up, performance in foams, and cost estimates
EP0243497B1 (en) Organotitanium compounds and surface-treating agents
JP3477813B2 (ja) 無機粉体、無機粉体用コーティング液及びその製造方法
CN115386247B (zh) 一种原位表面包覆改性碳酸钙填料及其制备方法和应用
US5380593A (en) Polymeric metal terephthalate and isophthalate fibers
JPS604561A (ja) 表面処理された酸化物