JPS63269491A - シングルシヨツト用誘導加熱コイルの製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皇１上９月月上立 この発明はシングルショット用誘導加熱コイル（以下加
熱コイルという）の製作方法に関する。

従来互狡肴 第６図は、湾曲部分を有する加熱コイル用導体の従来の
製作方法を示しており、第６図（ａ）は角パイプの縦断
正面図、第６図（ｂ）は切欠きを設けた角パイプの縦断
正面図、第６図（ｃ）は湾曲した角パイプの縦断正面図
をそれぞれ示す。

従来、湾曲した角パイプを製作するには、角パイプ１ａ
に切欠き２ａを形成して後、切欠き２ａの頂点３ａを中
心とし、頂点３ａの両側の角パイプ１ａを切欠　　。

き２ａの方へ折り曲げて接合部分４ａを形成し、接合部
分４ａをろう付けしている。

曲線部分を有す゛る角パイプを製作するには、前記の切
欠きを適宜の間隔で多数形成し、この切欠きを前記と同
様に接合ろう付けして曲線部分を形成する。

第７図（ａ）および（ｂ）は、角パイプｌｌａの端部を
角パイプ１２ａに開設した角穴１２１ａの周縁部外側に
当接して、この当接部分を外側から全周にわたりろう付
けしたものである。第７図（Ｃ）に示すものは、角パイ
プ１２ａに開設した角穴１２１ａに角パイプｌｌａの端
部を嵌入して、この嵌入部分を外側から全周にわたりろ
う付けして接合したものである。

口　（７ｊ′シよ゛と　るエ　占 第６図に示した方法においては、ろう付は部分の電気抵
抗値が他の部分の電気抵抗値に比べて大きいので、多数
回或いは連続通電した場合にろう付は部分の発熱が大き
くなり酸化して劣化や亀裂が生じる。

また、第７図（ａ）および（ｂ）に示した方法では、当
接部分を外側からろう付けする際にその隙間からろうが
内方へ浸入して場合によっては過剰のろうが第７図（ａ
）に示すように盛り上がった状態で内側に固着すること
があり、また角穴１２１ａの開口形状が角バイブｌｌａ
の内側断面形状に一致せず例えば第７図（ｂ）に示すよ
うに角穴１２１ａの方が小さい場合がある。このような
場合には、角パイプｌｌａ　、　１２ａ内を通過する冷
却水の通路を狭めてその分冷却効率を損なうという難点
があった。そして第７図（Ｃ）に示したものでは、角パ
イプｌｌａを角穴１２１ａに図示のように嵌入し過ぎた
状態でろう付けすることがあり、この場合にも上記同様
の理由により冷却効率が損なわれるという難点があった
。

さらに第７図（ａ）、（ｂ）および（Ｃ）に示したもの
では、前記当接部分および嵌入部分を外側からのみろう
付けして接合していたために角パイプｌｌａと１２ａと
の接合を強固になし得す、このような加熱コイルを用い
て被加熱物の高周波誘導加熱を行った場合には例えば１
０００〜８０００個の被加熱物を誘導加熱した時点でろ
う付は部分から水漏れを起こして加熱コイルの補修をし
なければならず、このため焼入れ工程などの稼働率を低
下するという難点があった。

本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであって、耐
用期間を大幅に延長した加熱コイルの製作方法を提供す
ることを目的としている。

ｕ′占　”るための　。

本発明による加熱コイルの製作方法は、金属塊を機械加
工して、断面が略コ字状である樋状物体を作り、前記樋
状物体の開口部分に金属製の平板をろう付けして角パイ
プを作り、前記角パイプによって曲成部導体および連結
部導体を構成し、前記曲成部導体と連結部導体との結合
部分においては、前記連結部導体の端部外側に段付形状
を形成するとともに、前記端部を前記曲成部導体の角パ
イプの所定個所に開設した角穴に略直角嵌合して、前記
嵌合部分を外側からろう付けするとともに、前記曲成部
導体の所要個所に開設した窓部を介して内側からろう付
けをした後、前記窓部を蓋板により閉塞するとともに前
記蓋板を曲成部導体の角パイプにろう付けすることを要
旨とする。

１里 樋状導体の開口部分に平板がろう付けされて角パイプが
形成され、前記角パイプによって曲成部導体および連結
部導体が構成され、前記曲成部導体と連結部導体との接
続部分においては、当接部分が外側および内側からろう
付けされる。

尖樋皿 第１図は、本発明の製作方法によって製作した加熱コイ
ルの斜視図である。第２図は、第１図に示した加熱コイ
ルの平面図および被加熱物５の平面図である。

この加熱コイルは、一対の略１／４円弧状の曲成部導体
ＩＡおよびＩＢ、一対の連結部導体２Ａおよび２Ｂおよ
び略１／２円弧状の曲成部導体３より構成されている。

しかして、一対の略１／４円弧状の曲成部導体ＩＡおよ
びＩＢのそれぞれの一端と、略ｌ／２円弧状の曲成部導
体３の端部とは、連結部導体２Ａおよび２Ｂを介して接
続されている。略１／４円弧状の曲成部導体のそれぞれ
の他端には、給電導体部分４Ａおよび４Ｂが突出形成さ
れている。４１は略１／４円弧上の曲成部導体４Ａと４
Ｂとに挟持された絶縁物である。

第３図は連結部導体２Ａおよび２Ｂの製作方法を示す。

連結部導体２Ａおよび２Ｂは、それぞれ樋状溝り曲げら
れたものである。

第３図（ｄ）および（ｅ）は、平板導体２７Ａを樋−状
導体２１Ａに固着する方法を示してお°す、第３図（ｄ
）は正面図を第３図（ｅ）は第３図（ｄ）のＢ−Ｂ断面
を示す。平板導体２７Ａは樋状導体２１Ａの開口部分２
９Ａに当接され、当接部分は外側からろう付け２８Δに
よって固着されて連結部導体２Ａおよび２Ｂを構成する
角パイプ３０ａが作られる。

略１／４円弧状の曲成部導体ＩＡおよびＩＢ並びに略１
／２円弧状の曲成部導体３も前記の連結部導体２八およ
び２Ｂの製作方法と同様に、金属塊および金属平板から
機械加工によってそれぞれ樋状導体げられたものである
。

第３図（ｄ）および（１３）は、平板導体２７Ａを樋状
導体２１Ａに固着する方法を示しており、第３図（ｄ）
は正面図を第３図（ｅ）は第３図（ｄ）のＢ−Ｂ断面を
示す。平板導体２７Ａは樋状導体２１Ａの開口部分２９
Ａに当接され、当接部分は外側からろう付け２８Ａによ
って固着されて連結部導体２Ａおよび２Ｂを構成する角
パイプ３０ａが作られる。

略１／４円弧状の曲成部導体ＩＡおよびＩＢ並びに略１
／２円弧状の曲成部導体３も前記の連結部導体２Ａおよ
び２Ｂの製作方法と同様に、金属塊および金属平板から
機械加工によってそれぞれ樋状導体と平板導体を作り、
これらを前記のように鈴着して製作することが出来る。

次ぎに、第４図、第５図（ａ）および（ｂ）は、前記の
ように製作した連結部導体２Ａ、２Ｂと略１／４円弧状
の曲成部導体１＾、ＩＢ或いは略１／２円弧状の曲成部
導体３との接続方法を、連結部導体２Ａ　　。

と略１／２円弧状の曲成部導体３との接続を例にとって
説明したものであって、第４図は分解斜視図を、第５図
（ａ）および（ｂ）は第４図のＣ−Ｃ断面を示す。

連結部導体２Ａの端部外側には全周にわたり適宜の幅で
段付形状２１が形成されている。略１／２円弧状の曲成
部導体３の所定個所、即ち連結部導体２Ａを略直角に接
合すべき個所には、連結部導体２Ａの前記端部を嵌入し
得る形状の角穴３１が開設されており、更に略１／２円
弧状の曲成部導体３の所要個所、即ち角穴３１が開設さ
れた側面の反対側の側面には、適宜の大きさ、例えばそ
の側面の略全域にわたり窓部３２が開設されている。窓
部３２はこの窓部３２と同様の形状に形成された金属製
の蓋板３３により外側から閉塞されるようになっている
。

そして、連結部導体２Ａの端部を角穴３１に嵌合して前
記嵌合部分を外側からろう付けするとともに、前記窓部
３２を介して内側からもろう付は補強した後、窓部３２
を蓋板３３により第５図（ｂ）に示すように閉塞して蓋
板３３と略１／２円弧状の曲成部導体３との隙間を外側
からろう付けすることにより、連結部導体２Ａと略１／
２円弧状の曲成部導体３とが水蜜状態で連通連結される
。

連結部導体２Ａと略１／４円弧状の曲成部導体１＾の接
続、連結部導体２Ｂと略１／４円弧状の曲成部導体ＩＢ
および略１／２円弧状の曲成部導体３との接続も前記と
同様に行うことができる。

発尻互洟果 以上説明したように、本発明によれば、略１／４円弧状
の曲成部導体、連結部導体および略１／２円弧状の曲成
部導体の曲線部分を形成するに当たって、ろう付けを用
いてないので、電気抵抗値の高いろう付は部分の加熱や
酸化による劣化や亀裂の発生がなくなる。

また、連結部導体と略１／４円弧状の曲成部導体或いは
略１／２円弧状の曲成部導体との接続部分には、当接部
分を外側および内側からろう付けすることにより当接部
分を強固且つ丈夫に接合している。

なお、加熱コイルの導体の面の内、ワークと対向する面
に高周波誘導電流が最も多く流れることを勘案して、こ
の面のろう付は部分を最小にしであるので、導体の劣化
や亀裂の発生を少なくすることが出来る。

従って、本発明の方法によって製作したシングルショッ
ト用誘導加熱コイルは、耐用期間を大幅に延長すること
が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の製作方法によって製作した加熱コイ
ルの斜視図である。第２図は、第１図に示した加熱コイ
ルの平面図および被加熱物５の平面図である。第３図は
連結部導体の製作方法を示す。第４図は、連結部導体と
略１／２円弧状の曲成部導体との接続方法を示す。 第５図は、湾曲部分を有する加熱コイル用導体の従来の
製作方法を示し、第６図は、加熱コイル用導体である角
パイプ同志が略直交して接続される部分の従来の構造お
よびろう付けの態様を示す。 ＩＡ、ＩＢ・・・略１／４円弧状の曲成部導体、１ａ・
・・角パイプ、２Ａ、　２Ｂ・・・連結部導体、２ａ・
・・切欠き、３・・・略１／２円弧状の曲成部導体、ｌ
ｌａ　、　１２ａ　　・・・角パイプ、２１・・・段付
形状、２１＾　・・・樋状導体、２７Ａ　　・・・平板
導体、３０ａ　・・・角パイプ、３１・・・角穴、３２
・・・窓部、３３・・・蓋板、１２１ａ・・・角穴。 特許出願人　　富士電子工業株式会社 代理人　弁理士　大　西　孝　治 第２図 ＜ａ＞ （Ｃ） （ｅ） （ｄ） 第３図 （ａ） （ｂ） 第５図 （ａ） （ｂ） 第６図 （ａ） （ｂ） （Ｃ） 第７図 手続補正！（方式） 昭和６２年　８月２５日 ２、発明の名称 シングルショット用誘導加熱コイルの製作方法３、補正
をする者 事件との酪係　特許出願人 住　　所　　大阪府八尾市老原４丁目１６番地氏名（名
称）富士電子工業株式会社 代表者　　　　渡　邊　日　吉 ４、代理人 住　所　大阪市東区谷町５丁目３２番地の１６、補正に
より増加する発明の数　　０．７．補正の対象　　明細
書の１図面の簡単な説明１の欄８、補正の内容 明りＩｌ書第１１頁第９行〜第１１頁第１０行の間に「
第７図は従来の誘導加熱コイルの断面図を示す、１を挿
入する。 手Ｖｔ禎正書 昭和６２年　９月　２日 ２、発明の名称 シングルショット用誘導加熱コイルの製作方法３、補正
をする者 事件との関係　特許出願人 住　　所　　大阪府八尾市老原４丁目１６番地氏名（名
称）富士電子工業株式会社 代表者　　　　渡　邊　日　吉 ４、代理人 住　所　大阪市東区谷町５丁目３２番地の１６、補正に
より増加する発明の数　　０７、補正の対象 ■明細書のｒ発明の詳細な説明ｊの掴 ８、補正の内容 ■明細書第６頁第１６行のｒ曲成部導体の１をｒ曲成部
導体ＩＡおよびＩＢの１に補正する。 ■明細書箱７頁第１行〜第２行の「連結部導体２Ａおよ
び２Ｂは、それぞれ樋状導り曲げられたものである。ｊ
を削除する。 ■明細書第７頁第２行と第３行との間に下記を挿入する
。 「第３図（ａ）および（ｂ）は、樋状導体２１Ａの製造
方法を示し、第３図（ａ）は正面図を、第３図（ｂ）は
第３図（ａ）のＡ−Ａ断面を示す。断面が略コ字状で、
湾曲部２２Ａおよび２３Ａを有する樋状導体２１＾は、
金属塊２０Ａより機械加工によって作られる。 第３図（Ｃ）は平板導体２７Ａの斜視図であって、湾曲
部２５Ａおよび２６ａををする平板導体２７Ａは、全屈
平板から機械加工によって作られる。」■明細書箱７頁
第３行〜第１４行のｒ第３図（ｄ）および（ｅ）は、・
・・・・そ′れぞれ樋状導体げられたものである。」を
削除する。 ■明細書第８頁第１行のｒ角パイプ３０ａ」をｒ角パイ
プ３０Ａ　Ｊに補正する。 ■明細書第１１頁第１５行の’　３０ａ　・・・角パイ
プ１をｒ　３０Ａ　　・・・角パイプ」に補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属塊を機械加工して、断面が略コ字状である樋
   状導体を作り、前記樋状導体の開口部分に金属製の平板
   導体をろう付けして角パイプを作り、前記角パイプによ
   って曲成部導体および連結部導体を構成し、前記曲成部
   導体と連結部導体との結合部分においては、前記連結部
   導体の端部外側に段付形状を形成するとともに、前記端
   部を前記曲成部導体の角パイプの所定個所に開設した角
   穴に略直角嵌合して、前記嵌合部分を外側からろう付け
   するとともに、前記曲成部導体の所要個所に開設した窓
   部を介して内側からろう付けをした後、前記窓部を蓋板
   により閉塞するとともに前記蓋板を曲成部導体の角パイ
   プにろう付けすることを特徴とするシングルショット用
   誘導加熱コイルの製作方法。