JPS63268539A - 水平連続鋳造装置における搬送コンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、金属の水平連続鋳造装置における鋳造イン
ゴットの搬送コンベアの改良に関する。

［従来の技術］ 従来の水平連続鋳造装置における搬送コンベアは第６図
に示すようにモールド１の後方に一対の固定ローラ２．
３を設け、これに搬送用ベルト４を巻回してなるもので
ある。この形式のものは、鋳造スタート時のブレークア
ウト、鋳造安定時の突発的なブレークアウトによる溶湯
の流出からコンベアを護るため、モールド１にできるだ
けコンベアを近づけることができず、ある程度の距離交
をとって装置を配置していた。

［発明が解決しようとする問題点］ 第７図は従来技術における鋳造開始時の説明図である。

５はスターティングブロックであり、これを搬送用ベル
ト４に載せて矢印方向へ移動させて鋳造を開始するが、
前述の距離交があるため鋳造インゴットの先端が搬送用
ベルトに乗るまでは時間がかかり、鋳造インゴット６の
先端部分が垂れ下る。この垂れ下がり部分が搬送用ベル
トに乗ると、鋳造インゴット６が引き上げられ、水平で
なくなって次の＆ｉｉｖ造１部に悪影響を及ぼす。この
ような現象の繰り返しとなり、鋳造されるインゴットは
曲がりのある表面肌もリップルの大きい品質の悪いもの
となる。又、２次冷却水は搬送ベルト４がじゃまとなり
、上方あるいは側面のノズル７から噴射することしかで
きないので、均一な冷却が困難であった。

この発明は鋳造インゴットの２次冷却を容易にし、かつ
鋳造中の突発的なブレークアウトによる溶湯の流出から
コンベア装置を護ることを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、水平連続鋳造装置のモールドに近づけて設
置した鋳造インゴットの搬送コンベアであって、水平に
対設した上部の２個のローラーと、該上部のローラーの
中モールドに近接覆る上部移動ローラーの下方に設けた
下部ローラーと、上部移動ローラーと下部ローラーの中
間に配置した中間移動ローラーとの間に搬送用ベルトを
巻回し、上部移動ローラーと中間移動ローラーとを同時
に同方向へ水平移動できるようにしたことを特徴とする
水平連続鋳造装置における搬送コンベアである。

これを図面に基づいて説明すると、第１図において、８
は上部ローラー、９は上部移動ローラー、１０は下部ロ
ーラー、１１は中間移動ローラーである。これらの各ロ
ーラー間に搬送用ベルト４を巻回しである。上部移動ロ
ーラー９と中間移動ローラー１１とは鋳造インゴットの
引出方向に水平に同時に移動できるようにされている。

この第１図の場合はｌ造開始時を示したもので、上部移
動ローラー９をモールド１に文言の距離に近づけて、搬
送用ベルト４を回動させると、スターティングブロック
５がそれにつれて移動し、鋳造インゴット６を引出す。

鋳造インゴット６は僅かな距離を移動するだけで搬送用
ベルト４上に乗るので、第７図に示したような鋳造イン
ゴット６の垂れ下りがない。鋳造状態が安定したならば
、第２図に示すように、上部移動ローラー９と中間移動
ローラー１１とをモールド１から離れる方向に同時に移
動させ、モールド１と上部移動ローラー９との距離を交
２と離す。このことにより、突発的なブレークアウトに
よる溶湯流出からコンベア装置を護ることができる。又
、下部ノズル７の設置が容易となるので、鋳造インゴッ
ト６の下面からも冷却水を噴出させることができ、鋳造
インゴット６の均一冷却が可能となる。

［作　用コ 鋳造時の任意のときにモールドと搬送コンベアの距離を
変化させることができる。

［実施例］ 次にこの発明の具体的な実施例を図面に基づいて説明す
る。

第３図はその一例で、上部移動ローラー９は第５図に示
すように、その軸受１２が送りネジ１３により移動せし
められる。送りネジ１３はモーター１４により回動され
るように゛なっている。送りネジ１３の作用により、軸
受１２に支持された上部移動ローラー９が第３図中左右
に移動する。なお、図中１５は軸受、１６はガイドであ
る。

中間移動ローラー１１も上部移動ローラー９と同様に、
その軸受１７が送りネジ１８により移動せしめられる。

送りネジ１８の回動は連結チェーン１９により送りネジ
１３側と連結されたスプロケット２０により行われる。

なお、図中、２１は軸受、２２はガイドである。

第３図は鋳造開始時の状態を示し、上部移動ローラー９
とモールド１との距離は文言となっている。そして、２
３は駆動モーターでチェーン２４を介して上部ローラー
８を駆動し、搬送用ベルト４を回動せしめ、鋳造を開始
する。

第４図は鋳造安定時の状態を示し、モーター１４を駆動
させて送りネジ１３と１８とを回動し、上部移動ローラ
ー９と中間移動ローラー１１とを同時に移動させ、上部
移動ローラー９とモールド１との距離を９Ｌ２とした状
態である。

［発明の効果］ この発明によれば、鋳造開始時には搬送コンベアをモー
ルドに近づけることができて鋳造の安定化がはかられ、
高品質の鋳造ビレットを得ることかできる。又、任意の
ときに搬送コンベアをモールドから離すことができるの
で、突発的なブレークアウトによる溶場流出から搬送コ
ンベアを護ることができる。さらに鋳造インゴットの２
次冷却を容易にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の装置の鋳造開始時の状態の説明図、
第２図は同鋳造安定時の説明図、第３図は具体的実施例
の正面図、第４図は同鋳造安定時の正面図、第５図は要
部の拡大断面図、第６図は従来装置の説明図、第７図は
同鋳造開始時の説明図でおる。 １・・・モールド２，３・・・固定ローラー、４・・・
搬送用ベルト、 ５・・・スターティングブロック、 ６・・・Ｋａインゴット、７・・・ノズル、８・・・上
部ローラー、９・・・上部移動ローラー、１０・・・下
部ローラー、１１・・・中間移動ローラー、１２・・・
軸受、１３・・・送りネジ、１４・・・モーター、１５
・・・軸受、１６・・・ガイド、１７・・・軸受、１８
・・・送りネジ、１９・・・連結チェーン、２０・・・
スプロケット、２１・・・軸受、２２・・・カイト、２
３・・・駆動モーター、２４・・・チェーン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水平連続鋳造装置のモールドに近づけて設置した鋳造イ
   ンゴットの搬送コンベアであって、水平に対設した上部
   の２個のローラーと、該上部のローラーの中モールドに
   近接する上部移動ローラーの下方に設けた下部ローラー
   と、上部移動ローラーと下部ローラーの中間に配置した
   中間移動ローラーとの間に搬送用ベルトを巻回し、上部
   移動ローラーと中間移動ローラーとを同時に同方向へ水
   平移動できるようにしたことを特徴とする水平連続鋳造
   装置における搬送コンベア。