JPS63266750A - 飛行時間型二次イオン顕微鏡 - Google Patents

飛行時間型二次イオン顕微鏡

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Publication number
JPS63266750A
JPS63266750A JP62101008A JP10100887A JPS63266750A JP S63266750 A JPS63266750 A JP S63266750A JP 62101008 A JP62101008 A JP 62101008A JP 10100887 A JP10100887 A JP 10100887A JP S63266750 A JPS63266750 A JP S63266750A
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JP
Japan
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sample
ion
image
time
channel plate
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Pending
Application number
JP62101008A
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English (en)
Inventor
Akinori Mogami
最上 明矩
Makoto Kato
誠 嘉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63266750A publication Critical patent/JPS63266750A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パルス一次イオンビームを試料に照射し試料
から発生する二次イオンを引き出しでイオン種毎の試料
の拡大像を得る飛行時間型二次イオン顕微鏡に関する。
〔従来の技術〕
試料表面の成分を分析するものとして、イオンビームを
試料表面に照射することによ、ってその試料表面から発
生する二次イオンを引き出して試料の元素像を得る二次
イオン顕微鏡がある。この二次イオン顕微鏡により元素
像を得る手法として、走査型と写像型の二種類が実用化
されている。
第4図は走査型の二次イオン分析装置を説明するための
図、第5図は写像型の二次イオン分析装置を説明するた
めの図、第6図はイオン種の検出例を示す図であり、2
1.24は試料、22.26は質量分析系、23.27
は表示装置、25は静電レンズ系、31は磁場、32は
検出器、33は蛍光板を示す。
走査型のイオン分析装置は、第4図に示すように一部イ
オンビーム10を細く絞って試料21上を走査するもの
であり、その試料21から発生する二次イオンを引き出
して質量分析系22で分析対象のイオン種に固定した上
で試料像を得る。
また、写像型の二次イオン分析装置は、第5図に示すよ
うに一部イオンビーム19を絞うスニ太いままで試料2
4に照射し、引き出された二次イオンは、静電レンズ系
25で拡大像として結像するものであり、このレンズ系
に質量分析系26を組み合わせることにより、特定元素
のイオン像を得る。
これらの二次イオン分析装置で使用される質量分析系で
は、第6図に示すようにイオン種を一定のエネルギーに
揃えて磁場31の中を走らせる。
そうすると、イオン種は、磁場31の中で質量の違いに
よって異なる半径の弧を描く、すなわち、重いイオン種
は大きな径を描き、軽いイオン種は小さな径を描くので
、第6図(a)に示すように1点に検出器32を配置し
て磁場を掃引することによって任意の質量のイオン種を
検出することができ、また、第6図中)に示すように蛍
光板33を配置することによって所定の質量数の範囲で
イオン種を検出することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の手法には種々の欠点がある0
例えば走査型は、細く絞ったイオンビームを照射して試
料表面を走査するため、長い公社時間を要し、装置の安
定度が厳しく要求される。
すなわち、長い公社時間のうちに変化を受けるような試
料では使用できないという問題がある。また、写像型に
も共通の問題であるが、いずれも大型の電磁石を有して
いるため、焼き出しが困難であり、このような装置に不
可欠な超高真空が得にくいことである。
本発明は、上記の問題点を解決するものであって、超高
真空に馴染み、高い精度でイオン照射により試料の分析
が可能な飛行時間型二次イオン顕微鏡を提供することを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明の飛行時間型二次イオン顕微鏡は、パ
ルス一次イオンビームを試料に照射し試料から発生する
二次イオンを引き出して自由空間の飛行時間に対応して
イオン種毎の試料の拡大像を得る飛行時間型二次イオン
顕微鏡であって、試料から発生する二次イオンを引き出
すカソードレンズ系、静電型拡大レンズ系、ゲートパル
スにより像検出訪作する像検出手段を備え、ゲートパル
スのタイミングを制御することによりイオン種を選択す
ることを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の飛行時間型二次イオン顕微鏡では、カソードレ
ンズ系で試料から発生する二次イオンを引き出して加速
するので、像検出手段には、静電型拡大レンズ系を通し
て飛行時間に対応してイオン種毎の試料像が結像される
。従って、像検出手段でゲートパルスのタイミングを制
御することにより特定のイオン種の像を選択検出するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係る飛行時間型二次イオン顕微鏡の1
実施例構成を示す図、第2図は質量と飛行時間との関係
を説明するための図、第3図は検出ピークを説明するた
めの図である。
第1図において、1は試料、2.3はレンズ、4はチャ
ンネルプレート、5は蛍光板、6はビデオカメラを示す
、ここで、試料1には正の高電圧H,Vが印加されてい
て、一次イオンビームはパルスで照射される。試料1の
極く近傍には引き出し電極があり、試料lを含めていわ
ゆるカソードレンズ(レンズ2)系を形成している。そ
して、パルス一次イオンビームの照射によって試料から
二次イオンが発生すると、二次イオンがこのレンズ2か
ら引き出され静電レンズ3を経て拡大されチャンネルプ
レート4の入力面上に結像するように構成される。
チャンネルプレート4は、例えば二枚タンデム型になっ
ていて出力端には正電圧V!が印加されていると共に正
のゲート電圧V、がパルス的に加えられるようになって
いる。このチャンネルプレート4で増倍された像信号は
、その後段にある螢光板5を光らせ、そして、最終的な
像検出は、例えばCCD(Charge Couple
d Device)等を内蔵したビデオカメラ6あるい
はCPUにて行われる。
なお、拡大像の結像の仕組みは、一般の電子放出顕微鏡
(Electron Emission Micros
ope)と同様である。
次に、動作を詳述する。今、試料1がパルス状(一般的
に1n′程度)の一次イオンビームi゛で照射されると
、その瞬間に各種の質量数をもつ二次イオンが発生する
。試料lに印加されている電圧をVとすると、これら引
き出された二次イオンは、初期エネルギーを無視すれば
eVなるエネルギーを持つことになる。そこで、イオン
の質量数をM1試料1とチャンネルプレート4の間の距
離をLとすると、この二次イオンが発生してからチャン
ネルプレート4に到達するに要する飛行時間(T OF
 HTime Of Flight) t sはとなる
。ただし、kは定数である。この式から明らかなように
飛行時間t工は、質量数Mの平方根に比例する。従って
、第2図に示すように質量数Mの小さいイオン種13は
質量数Mの大きいイオン種14より速い速度で自由空間
を走ってチャンネルプレート4に到達することになる。
すなわち、例えば試料にパルス一次イオンビームを照射
してから時間とともに第3図(alに示すような二次イ
オンのピークがチャンネルプレート4に現れるとすると
、このピークと質IMとの関係は第3図中)に示す関係
として観ることができる。そこで、パルスイオンビ・−
ム照射の後、LH待時間ゲートパルスVG  (〜1n
秒)をチャンネルプレート4に与えれば、このパルス供
給時間内だけチャンネルプレート4は増幅作用を有する
から、螢光板5には質量数Mの一定イオン種から成る像
(試料の分析領域の拡大像)が現れることになる。つま
り、飛行時間t0を所望の分析イオンに応じて選び直せ
ばそれぞれの場合に相応したイオン種の像が得られるこ
とになる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である0例えばレンズの数は拡大
率を考慮して適宜増やしても良いし、ゲートパルスはチ
ャンネルプレート前方に置かれた阻止メツシュに供給す
る方式でも良い、また、ビデオカメラは、CODのよう
に同時取込型であればどんな像検出であっても良い。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、単純
な静電レンズで構成し、質量分析系のような磁場を必要
としないので、製作が容易であり、超高真空にもなじむ
、また、画像分解能、質量分解能共に従来の走査型や写
像型と同等のものが得られ、正負イオンの切り替えも同
様に可能となる。
しかも、極端パルス(In秒程度)で全面のイオン像を
同時に採取することができるので、分析時間が早く4、
変化し易い試料の分析にも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る飛行時間型二次イオン顕微鏡の1
実施例構成を示す図、第2図は質量と飛行時間との関係
を説明するための図、第3図は検出ピークを説明するた
めの図、第4図は走査型の二次イオン分析装置を説明す
るための図、第5図は写像型の二次イオン公社装置を説
明するための図、第6図はイオン種の検出例を示す図で
ある。 1・・・試料、2.3・・・レンズ、4・・・チャンネ
ルプレート、5・・・蛍光板、6・・・ビデオカメラ。 出 願 人  日本電子株式会社 代理人 弁理士 阿 部 龍 吉(外2名)第1図 第3v!I 第4図 第5図 み 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パルス一次イオンビームを試料に照射し試料から
    発生する二次イオンを引き出して自由空間の飛行時間に
    対応してイオン種毎の試料の拡大像を得る飛行時間型二
    次イオン顕微鏡であって、試料から発生する二次イオン
    を引き出すカソードレンズ系、静電型拡大レンズ系、ゲ
    ートパルスにより像検出動作する像検出手段を備え、ゲ
    ートパルスのタイミングを制御することによりイオン種
    を選択することを特徴とする飛行時間型二次イオン顕微
    鏡。
JP62101008A 1987-04-23 1987-04-23 飛行時間型二次イオン顕微鏡 Pending JPS63266750A (ja)

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JP62101008A JPS63266750A (ja) 1987-04-23 1987-04-23 飛行時間型二次イオン顕微鏡

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JPS63266750A true JPS63266750A (ja) 1988-11-02

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