JPS63266137A - 内燃機関の圧縮比可変装置 - Google Patents

内燃機関の圧縮比可変装置

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JPS63266137A
JPS63266137A JP10075787A JP10075787A JPS63266137A JP S63266137 A JPS63266137 A JP S63266137A JP 10075787 A JP10075787 A JP 10075787A JP 10075787 A JP10075787 A JP 10075787A JP S63266137 A JPS63266137 A JP S63266137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
oil
liquid chamber
pressure
compression ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP10075787A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Bito
尾藤 博通
Takaharu Goto
隆治 後藤
Takayuki Arai
孝之 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、内燃機関の圧縮比可変装置の改良に関する
従来の技術 この種従来における内燃機関の圧縮比可変装置としては
、例えば第5図に示すようなものが知られている(実開
昭58−25637号公報参照)。
概略を説明すれば、コンロッド1に連結されたピストン
ピン2に、インナピストン3が固定されていると共に、
該インナピストン3の外側には軸方向へ摺動可能なアウ
タピストン4が配置されている。また、アウタピストン
4とインナピストン3の上部との間には上部液室5が、
アウタピストン4の下部内周に螺着された円環部6とイ
ンナピストン3との間には、下部液室7が夫々形成され
ており、各液室5.7.には、油圧回路8の途中に配置
されたスプール弁9や、各スプリングlOa。
11aによって閉方向に付勢された逆止弁10゜11を
介して圧油が供給され、互いの容積変化に(1りってア
ウタピストン4を上下に4多動させるようになっている
。更に、」二足スプール弁9は、機関の運転条件を検知
するセンサ12.12やその信号から加圧装置13に命
令を出4″制御回路14などによって制御されている。
そして、機関始動時あるいは低負荷時などにおいて圧縮
比を高める場合は、各センサ12.+2からの信号を人
力した制御回路14が加圧装置13に出力して、該加圧
装置13の加圧を強め、オイルパン15内の圧油が油通
路8a−8b−80に達し、ここでスプリング10a圧
に抗して逆止弁lOを押し上げて上部液室5内に流入す
る一方、圧油が油通路8bを介してスプール弁9をスプ
リング9aに抗して右方向へ押圧する。したがって、油
通路8dが閉塞されると共に、油通路8eと8fが連通
され下部液室7内の圧油が油通路8e、8fを通って外
部へ流出するため、上部液室S内の圧油量の増加に伴っ
てアウタピストン4が上昇して圧縮比が高められる。
一方、機関高負荷時などで圧縮比を下げる場合は、加圧
装置113の加圧力を弱め油通路8b28C内の411
圧を低下させ、スプリングIOaの付勢力によって逆止
弁lOが油通路8Cを閉じ、スプール弁9が左方向に移
動して油通路8fを閉じると共に、油通路8dと80を
連通ずる。したがって、」二部液室5内の圧油が逆止弁
11によって逆流することなく下部液室7に流入し、こ
れに伴いアウタピストン4が下降して低圧縮比状態を得
るようになっている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の圧縮比可変装置にあっては、
上記のように機関運転状態に応して圧縮比を高・低いず
れかに可変制御する場合には、まず各センサ12,12
からの信号を制御回路14が入力してここから加圧装置
13に出力し、次にこの加圧装置13の加圧を強弱制御
して油通路8b、8c内の油圧を変化させ、断る油圧あ
るいはスプリング9aのばね圧を介してスプール弁9を
移動させるなど複数の制御作動過程を経て初めて高・低
いずれかの圧縮比状態を得るようになっている。このた
め、運転状態の変化に応じた高・低圧縮比の可変制御の
応答性が悪化し、例えば始動時に低圧縮比から高圧縮比
化の応答性の悪化により、始動性や燃費性能の向上が図
れず、一方、低負荷域から急加速により高負荷域になっ
た場合などにあっては、高圧縮比状態から低圧縮比化へ
の応答性の悪化によりノッキングが発生し易くなる。
また、スプール弁9を一方向へ付勢するスプリング92
Lのばね圧との関連で加圧装置13の加圧力を高めなけ
ればならないため、加圧装置13の大型化や高性能化が
余儀なくされ、また加圧力の高・低切替えの必要性から
制御回路14が複雑になるといった種々の問題がある。
問題点を解決するための手段 この発明は、上記従来の問題点に鑑み案出されたもので
、アウタピストン、インナピストンや上・下部液室、貯
油室及び給・排通路などの基本構成を前提として、とり
わけ上記インナピストンの内部に、上記上部液室と貯油
室との油圧差に応じて上記排出通路を開閉する開閉弁を
摺動可能に収納したことを特徴としている。
作用 上記構成を有するこの発明によれば、例えば機関始動時
あるいは低負荷時などに高圧縮比を得る場合は、一般の
オイルポンプを介して潤滑油が貯油室に導入されると、
この貯油室内の油圧が、開閉弁の一方側に作用して排出
通路を閉塞する一方、0(給通路を介し上部液室に速や
かに供給される。
このため、アウタピストンがインナピストンとの相対関
係で速やかに上昇して高圧縮比状態が応答性良く得られ
る。
一方、高負荷時などに低圧縮比を得る場合は、上昇位置
にあるアウタピストンの冠面に高い燃焼圧力が加わると
、高圧となった上部液室内の圧油が、供給通路内の逆止
弁に作用して該通路を閉塞する一方、開閉弁の他方側に
ら作用して排出通路を開成する。このため、上部液室内
の圧油が排出通路を介して下部液室へ速やかに排出され
アウタピストンが速やかに下降して低圧縮比状態が応答
性良く得られるのである。
実施例 以下、ガソリン機関に適用されたこの発明の一実施例を
図面に基づいて詳述する。
第1図の21は大端部が図外のクランク軸に連結された
コンロッド、22は該コンロッド21の小端部21aに
連結された円筒状のピストンピンであって、このピスト
ンピン22は、両端が盲プラグ22a、22bで密閉さ
れた円柱状の中空内部に貯油室23が形成されていると
共に、両端部にインナピストン24がビンボス部25.
25のピン孔を介して固定されている。また、このイン
ナピストン24の外側には、アウタピストン26が互い
の内外周面24a、26aを摺接しつつ上下軸方向へ摺
動可能に被嵌している。このアウタピストン26は、ス
カート部27の上部内周に上記インナピストン24の外
端部24c下面との関連でアウタピストン26の最大上
方移動を規制するストッパリング28が固定されている
。更に、インナピストン24の上部所定内部には、通路
面積の小さな上端開口29aか後述の上部液室に臨む略
円柱状の作動室29が垂直方向に沿って形成されており
、この作動室29内に開閉弁たるスプール弁30が上下
摺動可能に収納されている。
更にまた、アウタピストン26の冠部下面26bとイン
ナピストン24の上面24bとの間には、アウタピスト
ン26の上方移動に伴って容積か増加する上部液室31
が形成されている一方、インナピストン24の外端部2
4c下面と上記ストッパリング28上面との間には、ア
ウタピストン26の下方移動に伴って容積が増加する下
部液室32が形成されており、該各液室31.32に油
圧回路33を介して圧油を給排して容積を変化させ、ア
ウタピストン26を上下移動させるようになっている。
上記油圧回路33は、コンロッド21の内部軸方向に形
成されて上記貯油室23に接続した主通路34と、ピス
トンピン22の図中右側筒壁とインナピストン24の内
部を垂直方向に貫通形成され、かつ貯油室23内の圧油
を上部液室31に供給する供給通路35と、一端部36
2Lが上記作動室29の上側部に開口し、他端部36b
が下部液室32に開口した排出通路36と、上記供給通
路35と略対称位置のピストンピン22及びインナピス
トン24の内部垂直方向に形成され、かつ一端か貯油室
23に、他端が作動室29の下端部に夫々開口した圧力
通路37とを備えている。更に、上記供給通路35には
、貯油室23内の圧油の上部液室31方向にのみ流通を
許容する逆止弁38が設けられており、また排出通路3
6にも上部液室31内の圧油の下部液室32方向にのみ
流通を許容する逆止弁39が設けられている。この各逆
止弁3B、39は、チェックボール40.40がスプリ
ング41.41のばね圧で閉方向に付勢されるようにな
っている。また、上記インナピストン24の上面には、
供給通路35と作動室29とを連通ずる略円環状の通路
溝42が形成されている。
更に、上記スプール弁30は、第2図及び第3図にも示
すように下側の円形摺動部43と上側の円形弁部44と
を軸部45で連結してなり、摺動部43は、比較的大き
な受圧面積を有し、圧力通路37を介して貯油室23内
の油圧を下面43aで受ける構成になっている。一方、
弁部44は、摺動部43より小さな受圧面積を有し、通
路溝42を介して上部液室31の油圧を上面44aで受
ける構成であり、摺動部43と弁部44とに作用する油
圧の相対的な大きさに応じて上下方向へ移動して排出通
路36の両端部36aを開閉するようになっている。す
なわち、スプール弁30の移動は、機関の1サイクル中
のアウタピストン26の冠面26cに掛る平均ガス圧に
依存しており、例えば平均ガス圧が5kg/ax”以上
で下方へ移動して弁部44が排出通路36を開成し、5
に97cm”以下では上方へ移動して排出通路36を閉
成するように設定されている。
尚、上記ストッパリング28とインナピストン24との
間には、シール部材等が存在せず、したがって下部液室
32内に供給された圧油は摺動部位から僅かにリークす
るようになっている。
また、上記主通路34に供給される圧油は、機関のオイ
ルパンから加圧装置たる一般のオイルボンブによって圧
送される。
以下、゛この実施例の作用について説明する。まず、機
関始動時や低負荷時なとにおいて高圧縮比を得る場合は
、オイルポンプから送出された圧油が、主通路34から
貯411室23に送られ、ここから供給通路35とスプ
リング4I圧に抗して開かれた逆止弁38を経て上部液
室31に供給される。
そして、この時点でのスプール弁30は、第2図に示す
ように摺動部44の下面4−4 aに圧力通路37を介
して貯油室23内の油圧か作用して上方に移動し、弁部
44が排出通路36の一端部361を閉塞しているため
、上部液室31の容積が速やかに増大し、これに伴いア
ウタピストン26も速やかに上昇する。したがって、運
転状態に即応した高圧縮比状態が得られる(第1図左側
の状@)。
尚、圧縮あるいは膨張行程時に、アウタピストン26に
圧縮圧あるいは燃焼圧力が作用しても、供給通路35の
逆止弁38によって貯油室23への逆流が防止され、一
方平均ガス圧が低いため排出通路36も弁部44で閉塞
されているため、高圧縮比状態の推持に影響を与えるこ
とがない。しかし、排気行程時にアウタピストン26か
慣性力で上昇した際、供給通路35を介して貯油室23
の圧411が1部液室31に補給されるため、高圧縮比
状態の維持がより確実となる。
一方、高負荷時などに低圧縮比を得る場合は、斯ろ運転
状態時において平均ガス圧が高くなり、この高い(例え
ば5kg/cu”以上)平均ガス圧がアウタピストン2
6の冠部26cに作用すると、上部液室31内が高圧と
なり、その高油圧が上端開口29aからスプール弁30
の弁部44上面44aに作用し、このスプール弁30は
第3図に示すように下方に移動して弁部44が排出通路
36を開成する。これにより上部液室31内の圧M1が
作動室29を介して排出通路36及び逆止弁39を通っ
て下部液室32に速やかに排出され、同時にアウタピス
トン26もインナピストン24の外周部24aに沿って
速やかに下降する。したがって運転状態に即応した低圧
縮状態が得られる(第1図右側の状態)。
また、下部液室32の圧油によって排気行程時などにお
けるアウタピストン26の上方慣性力によりインナピス
トン24とストッパリング28との干渉が防止される。
一方、斯ろ排気行程時においてアウタピストン26が僅
かに上昇すると、圧油が供給通路35を通って上部液室
31に供給され、膨張行程時などに通路溝42を介して
排出通路36から下部液室32に排出されて上部液室3
1内を循環するため、アウタピストン26の冠部の冷却
が図れると共に、圧油の劣化が防止される。更にまた、
機関停止時には、貯油室23内の油圧低下に伴ってスプ
ール弁30か上部液室31の油圧と自重によって下方へ
移動し、排出通路36が常開状態となるため、上部液室
31内の略全ての圧油が通路溝42を介して排出通路3
6を経て排出される。よって、上部液室31内で油の滞
溜がなくなり浦の高温劣化やコーキング等が防止される
しかし、スプール弁30の上下移動を[E縮スプリング
等を用いずに上下の浦差圧で行うようになっているため
、オイルポンプの加圧性能を高める必要がなく、切替え
等の作動も不要となる。この結果、加圧装置の構造や制
御が従来に比して簡素化されるので、組立作業やコスト
の点で幌めて有利となる。ところで、第4図は実施例に
おけるlサイクルのンリンダ内ガスの状態変化を縦軸に
圧力P、横軸に容積■をとって表した所謂P−V線図で
あって、低負荷−高圧縮比状態には実線で示す特性とな
り、高負荷−低圧縮比状態には破線に示す特性となる。
そして、上記スプール弁30の移動は、上述のように平
均ガス圧力に依存しているが、高圧縮比と低圧縮比では
、平均ガス圧力か異なっているため、同一運転条件下で
はスプール弁30が自由に上下移動することがない。
また、スプール弁30をピストンピン22上方のインナ
ピストン24内に設けているため、排出通路36等が短
尺化でき、したがって通路途中での圧力低下や油洩れを
名°慮する必要がなく、製造上の寸法公差の許容値中が
大きくなり、加工コストら低下する。また、下部液室3
2をピストンビン22より上方に形成したため、インナ
ピストン24外端部24cの短寸化が図れ、したがって
従来に比し犬rj+な軽量化が図れる。
更に、スプール弁30は、弁wJ44と摺動部43との
受圧面積を任意に変更できるため、機関回転や負荷に対
する高・低圧縮比の切替特性を自由に変更することが可
能となり、設計上の自由度も高くなる。尚、スプール弁
30の上下に緩衝用のスプリングを設けることも可能で
ある。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係る内燃機関
の圧縮比可変装置によれば、排出通路を開閉するスプー
ル弁を、上部液室と貯油室内の圧油の差圧によって直接
的に移動させるようにしたため、高・低圧縮比の可変制
御の応答性が良好となる。この結果、始動性や燃費が向
上すると共に、高負荷時におけるノッキングの発生を効
果的に抑制できろ。
しかも、スプール弁を移動させる油圧の加圧装置を大型
化や高性能化する必要がなく、また、加圧の高・低切替
えも不要となるので、構造や抑制の簡素化が図れ、製造
作業性が良好になると共にコストの低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す要部断面図、第2図
はこの実施例における高圧縮比移行時のスプール弁の移
動位置を示す断面図、第3図は同低圧縮比移行時のスプ
ール弁の移動位置を示す断面図、第4図はこの実施例の
P−V線図、第5図は従来の圧縮比可変装置を示す全体
構成図である。 21・・・コンロッド、22 ・ピストンピン、23・
・貯油室、24・・・インナピストン、26・・・アウ
タピストン、30・・・スプール弁(開閉弁)、31・
・・上部液室、32・・・下部液室、35・・・供給通
路、36・・・排出通路。 2】・・・・・・コンロ−ノド 24・・・・・・イン丁−ヒ0ズトン に・・・・・・ アウターピストン 30・・・・・・スプール弁 31・・・・・・上式戸シ110 36・・・・・婢ビ通銘 第2図    第3図 1  ヶ4い

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コンロッドに連結されたピストンピンの両端部に
    支持されたインナピストンと、該インナピストンの外周
    に上下方向へ摺動可能に被嵌したアウタピストンと、該
    アウタピストンの上記上下移動位置でこのアウタピスト
    ンとインナピストンとの間に夫々形成される上部液室及
    び下部液室と、上記ピストンピンの内部軸方向に形成さ
    れ、かつ外部から圧油が導入される貯油室と、該貯油室
    内の圧油を逆止弁を介して上記上部液室に供給する供給
    通路と、上記上部液室内の圧油を逆止弁を介して上記下
    部液室に排出する排出通路と、上記インナピストンの内
    部に摺動自在に収納され、かつ上記上部液室と貯油室の
    油圧差に応じて上記排出通路を開閉する開閉弁とを備え
    たことを特徴とする内燃機関の圧縮比可変装置。
JP10075787A 1987-04-23 1987-04-23 内燃機関の圧縮比可変装置 Pending JPS63266137A (ja)

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