JPS63265968A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPS63265968A
JPS63265968A JP10103987A JP10103987A JPS63265968A JP S63265968 A JPS63265968 A JP S63265968A JP 10103987 A JP10103987 A JP 10103987A JP 10103987 A JP10103987 A JP 10103987A JP S63265968 A JPS63265968 A JP S63265968A
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silicone
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Kiyoshi Nagai
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリコーンコーティング剥離紙のアンダーコ
ーティング剤に関するものである。
(従来の技術) シリコーンコーティング剥離紙の製造には、溶剤型シリ
コーンを用いる方法がある。溶剤型シリコーンに用いら
れる溶剤は、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン
等が挙げられ、他の有機溶剤では、溶剤中に含まれてい
る不純物のためにシリコーンのキュアー性、シリコーン
と基材との密着性が不良となる。よって、シリコーンコ
ーティングのアンダーコーティング剤には、耐溶剤性と
して上記トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン等の
浸透性の高い溶剤に対するバリアー性が求められる。
また、シリコーン塗工量が一般に基材1rri当り0.
3〜1gと極めて少量のため、基材に平滑性を欠くとシ
リコーンの皮膜に均一性がなく、均一な皮膜を作るため
に多量のシリコーンを必要とする。
これまで、耐溶剤性をもった紙の製造法としては、例え
ばグラシン紙の様にパルプを高度に水和するまで叩解し
た後に抄紙する方法、また、一般紙に耐溶剤性をもった
天然または合成の糊剤をコーターを用いて塗工する方法
が一般的である。
また、特公昭46−13166号公報に、スチレン、無
水マレイン酸共重合物を用いて耐溶剤性をもたすことが
開示されている。
さらに、特開昭55−26256号公報に、ポリビニル
アルコールとスチレン−無水マレイン酸共重合物を用い
て耐溶剤性をもたすことが開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) グラシン紙の様にパルプを高度に水和する方法は、抄紙
時の濾水性が悪く、抄造速度が遅い。また、フォードリ
ニヤの長い抄き網を用いねばならず、さらにワイヤー、
毛布等の汚れが著しいためにこれらの寿命が短くなると
いう問題点がある。
また、この方法により製造された紙は一般紙に比べて引
裂強度が極端に低下する。さらに湿度変化に対する寸法
変化が大きい等の問題点がある。
耐溶剤性をもった天然または合成の糊剤をコーターを用
いて塗工する方法は、製造工程が多く生産性およびコス
トが高く、さらに片面塗工の場合にカール等のトラブル
を起こしやすいという問題点がある。
特公昭46−13166号公報に開示されているスチレ
ン−無水マレイン酸共重合物を用いる方法は、浸透性の
高いトルエン、ヘキサン、酢酸エチルといった溶剤に対
しては耐溶剤性が劣り、また、シリコーンは皮膜形成性
が良好でないために原紙表面が溶剤により表面アンダー
コート層の軟化膨潤溶解が起こると、シリコーン皮膜が
不連続となるという問題点がある。
特開昭55−26256号公報に開示されているポリビ
ニルアルコールとスチレン−無水マレイン酸共重合物を
用いる方法は、コーティングの際の糊液の固形分の濃度
が低いために乾燥時のコストが高いという問題点がある
。また、ポリビニルアルコールは、サイズプレスコーテ
ィングにて塗工した時にカス、クズ等を生じやすく作業
性が悪いという問題点がある。
上記の問題点より、耐溶剤性、耐水性、平滑性および作
業性に優れたシリコーンコーティング剥離紙のアンダー
コーティング剤がないのが現状である。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するため鋭意研究した結果、メチロ
ールエーテル化澱粉およびポリビニルアルコールを主剤
としてなる、コーティング剤を用いて塗工すれば澱粉を
用いるため糊液中の固形分濃度が高く1作業性が良好で
あり、また、メチロールエーテル化澱粉は自己架橋性が
あるので、耐溶媒性、耐水性に優れていることを見出し
、本発明を完成するに至った。
本発明に使用されるメチロールエーテル化澱粉の製造方
法は、アルカリ触媒下、澱粉にアクリルアミドを反応さ
せた後、ホルムアルデヒドでメチロール化する方法、ア
ルカリ触媒下、澱粉にN−メチロールアクリルアミドを
反応させる方法および澱粉をホルムアルデヒドでヘミア
セタール化し次にアルカリ触媒下にヘミアセタール部分
にN−メチロールアクリルアミドまたはアクリルアミド
を付加結合させる方法等が挙げられる。
本発明に使用されるメチロールエーテル化澱粉の置換度
は、0.005〜0.3好ましくは0.001〜0.1
である。置換度が0.005より小さい場合は耐溶剤性
および耐水性が悪く、また、O03より大きい場合は、
自己架橋が起こりすぎるためシリコーン塗工時における
シリコーン密着性が悪くなる。
本発明に使用されるメチロールエーテル化澱粉の原料澱
粉としては、例えば、小麦澱粉、馬鈴薯澱粉、トウモロ
コシ澱粉、甘藷澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、米澱粉
、モチトウモロコシ澱粉、高アミロース含有トウモロコ
シ澱粉などの未処理澱粉、もしくは小麦粉、タピオカ粉
末、コーンフラワー、米粉などの澱粉含有物であるが、
特に、酸化、酸処理、酵素変性、デキストリン化等によ
り低粘度化したものを用いるのが好ましい。また、メチ
ロールエーテル化後に酸化、酸処理、酵素変性、デキス
トリン化により低粘度化してもよい。
本発明に使用されるメチロールエーテル化澱粉は、塗工
後の乾燥により加熱され、メチロール基が縮合架橋し三
次元網目構造をとり耐水性を有する皮膜を形成する。ま
た、乾燥時に架橋促進剤である塩酸、硫酸、燐酸等の無
機酸、修酸、酢酸。
無水マレイン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸、
塩化アンモニウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、硫酸
亜鉛、硝酸マグネシウム、硫酸アンモニウム、硫酸アル
ミニウム等の塩類のうち1種または2種以上の混合物を
添加してもさしつかえない。
本発明に使用されるポリビニルアルコールの重合度は5
00〜2000である。重合度が500未満では耐溶剤
性、耐水性が悪くなる。また、重合度2000以上では
水に対する溶解性が悪くなり、また、粘度も高くなるの
で塗工適性が悪くなる。
本発明に使用されるポリビニルアルコールのケン化度は
75モル%以上、好ましくは85〜90モル%である。
75モル%未満では水に対する溶解性が悪くなり、また
耐溶剤性も悪くなる。ポリビニルアルコールはケン化度
が高いものの方がフィルムの耐溶剤性はよくなるが、フ
ィルムが硬くなっていき、ケン化度が高すぎると紙に塗
工した場合に割れが生じやすくなり、ピンホールが多く
なる。
本発明のアンダーコーティング剤は、メチロールエーテ
ル化澱粉5〜80重量%好ましくは30〜60重量%、
ポリビニルアルコールが20〜95重量%好ましくは4
0〜70重量%の配合である。この配合比のものが、耐
溶剤性、耐水性、平滑性および作業性に優れたコーティ
ング剤となる。
また、本発明のコーティング剤に消泡剤やスチレン、無
水マレイン酸共重合物等を添加してもさしつかえない。
糊液の調製は澱粉、ポリビニルアルコールの糊液を別々
に調製した後、混合してもよいし、両方を粉の状態で混
合し糊液としてもよい。塗工量は0 、5〜5 g /
 n(である、0.5g/rff未滴の場合には耐溶剤
性、耐水性が不充分となる。また5g/ポ以上の場合は
、耐溶剤性は良好となるが、均一な塗工が困難となる、
作業性が低下する、塗工液がプレス機のSPロールから
オーバーフローして塗工液の損失が大きい、原紙表面に
多量の塗工液が付着するためにアフタードライヤーが汚
れる等の問題点がある。
本発明によるコーティング剤を紙に塗工する方法はオン
マシンサイズプレス法である。紙の一方、あるいは両方
に塗被液を用いることも可能である。
塗工乾燥後はカレンダーなどの仕上げ工程を行う。
(実施例および発明の効果) (参考例1) 水8.8Qに芒硝1.88kg、水酸化ナトリウム75
gを溶解し、酸化澱粉5kgを投入した。これにアクリ
ルアミドを投入し、45〜50℃で16時間反応させた
。反応液を30℃まで冷却後、アクリルアミドに対して
60重量%のホルマリンを入れる時間反応させた。これ
をPH7〜8に中和濾過、水洗、乾燥して各種置換度の
メチロールエーテル化澱粉を得た。
(参考例2) 水8.8Qに芒硝1.88kg、水酸化ナトリウム75
gを溶解し、酸処理澱粉5kgを投入した。これにホル
マリンを滴下して40°Cで1時間反応させた後、N−
メチロールアクリルアミドを加え40℃で16時間反応
させた。これをPH7〜8に中和、濾過、水洗、乾燥し
て各種置換度のメチロールエーテル化澱粉を得た。
(参考例3) 水8.8Qに芒硝1.88kg、水酸化ナトリウム75
gを溶解し、酸化澱粉5kgを投入した。これにN−メ
チロールアクリルアミドを加え4o℃で24時間反応さ
せた。これをPH7〜8に中和、濾過、水洗、乾燥して
各種置換度のメチロールエーテル化澱粉を得た。
(実施例1) 参考例1〜3で得たメチロールエーテル化澱粉を用いて
下記の配合の調整液をサイズ紙にサイズプレスにて1 
g/rdとなる様に塗工して100℃以上で乾燥した後
、カレンダー掛けを行い、剥離割面塗工用原紙を得た。
メチロールエーテル化澱粉     1.5部部分ケン
化ポリビニルアルコール  1.5部塩化アンモニウム
        0.15部消泡剤(シリコーンオイル
)     0.01 部水            
         96.84  部このようにして得
られた紙について以下の試験を行い結果を第1表に示し
た。
(比較例1) 実施例1で用いたのと同じ完全ケン化ポリビニルアルコ
ールを用いて下記の配合の調整液をサイズ紙にサイズプ
レスにてIg/rrrどなる様に塗工し乾燥後、カレン
ダー掛けを行い、剥離割面塗工用原紙を得た。
スチレン・無水マレイン酸共重合物  1部部分ケン化
ポリビニルアルコール   5部耐水化剤(アミノ樹脂
)        1部水             
          93部このようにして得られた紙
について実施例1についてと同様の試験を行い結果を第
1表に示した。
なお、第1表における諸測定値は次の方法によって得ら
れたものである。
1)置換度二ケールダール法によりメチロール基中に含
まれる窒素を定量し、これを置換度に換算した。
2)粘度:無水25%の糊液をB型粘度計、30℃、3
0r、p、mで測定した。ただし、ポリビニルアルコー
ルは無水10%で測定。
3)透気度:ガーレー透気度試験機にて測定。
4)耐油性:30℃、ヒマシ油浸透時間を測定。
5)耐水性:ステキヒトサイズ度。
6)平滑度:ベック試験器。
7)比引裂強度:テンシロン引張試験機。
8)寸法安定性:大気中(25℃、30〜75%RH)
の伸縮率。
(実施例2) 実施例1で得た原紙のうち参考例1のものおよび比較例
1のものについてトルエンで希釈したシリコーン溶液(
シリコーン濃度2.5%)を、ロールコータ−でシリコ
ーン塗工量が1.0g/r+(’になるように塗工した
。塗工条件は、塗工速度2゜000m/sun乾燥温度
120℃であった。その際のトルエンの浸透、シリコー
ンの浸透および塗工紙の1ケ月後のシリコーンの脱落に
ついて第2表に示した。
続いて、このシリコーン塗工紙にゴム系粘着剤およびア
クリル系粘着剤をアプリケーターを用いて各々100μ
塗工し、100℃で2分間乾燥後、上質紙(米坪60g
/rrf)を貼り合わせ、剥離抵抗を測定し、結果を第
2表に示した。
なお、剥離抵抗測定条件は、剥離抵抗測定紙中100m
m−剥離角度180℃、剥離速度0.3m/min、1
 m /ff1inであった。
第2表 第1表、第2表より1本発明のシリコーンコーティング
剥離紙のアンダーコーティング剤は、耐溶剤性、耐水性
、平滑性および作業性に優れていることがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メチロールエーテル化澱粉およびポリビニルアル
    コールを主剤としてなるシリコーン塗工剥離紙用アンダ
    ーコーティング剤。
  2. (2)メチロールエーテル化澱粉5〜80重量%、ポリ
    ビニルアルコール20〜95重量%である特許請求の範
    囲第1項記載のシリコーン塗工剥離紙用アンダーコーテ
    ィング剤。
JP10103987A 1987-04-23 1987-04-23 接着剤組成物 Expired - Lifetime JP2615041B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013527866A (ja) * 2010-04-21 2013-07-04 カーギル インコーポレイテッド バインダー

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