JPS63264239A - 塗型を必要としない砂型および中子を造型するのに用いられる鋳型材料 - Google Patents

塗型を必要としない砂型および中子を造型するのに用いられる鋳型材料

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JPS63264239A
JPS63264239A JP9924187A JP9924187A JPS63264239A JP S63264239 A JPS63264239 A JP S63264239A JP 9924187 A JP9924187 A JP 9924187A JP 9924187 A JP9924187 A JP 9924187A JP S63264239 A JPS63264239 A JP S63264239A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、金属鋳造品を製造する場合に使用される鋳
物用砂型および中子(以下砂型という)の製造に用いら
れる鋳型材料に係シ、特に有機系バインダーとセラミッ
ク系バインダーの併用配合によって、常温大気中に放置
した後の強度(以下。
放置強度という)、並びに溶湯を鋳込んだ時の強度(以
下、鋳込強度という)にすぐれ、かつ塗型を全く必要と
しないか、あるいはスプレー程度のごく簡単な塗型しか
必要としない鋳物用砂型の製造を可能とする鋳型材料に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、金属の鋳造品を製造するのに使用される鋳物用
砂型(以下、単に砂型ともいう)の造型に用いられる鋳
型材料としては、鋳物砂(以下、単に砂ともいう)に有
機系バインダーを配合した鋳型材料と、砂に無機系バイ
ンダーを配合した鋳型材料の2種に大別される。
そのうち、前者の有機系バインダーを使用する鋳型材料
による造型としては、例えば、砂に混合させた有機系バ
インダーとしてのフェノール樹脂またはフラン樹脂を、
硫酸、燐酸、トルエンスルホン酸またはキシレンスルホ
ン酸のような強酸性の硬化剤で硬化して、この砂を固め
る方法や、フェノール樹脂、ポリインシアネートおよび
塩基性触媒の3者を砂と混合し、この触媒によジフェノ
ール樹脂とポリイソシアネートとのウレタン化反応を起
して砂を硬化させる方法(はツブセット法人さらに油変
性アルキド樹脂、ナフテン酸金属塩およびポリイソシア
ネートの3者の混合によって起るウレタン化反応を利用
して砂を固める方法(ソノキュア法)などがあシ、また
後者の無機系バインダーを使用する鋳型材料による造型
としては、無機系バインダーとしてのセメントで砂を固
める方法(○Jプロセス)や、同じく無機系バインダー
としての珪酸ソーダを含有させた砂にCO2ガスを圧入
して、砂を硬化させる方法々どが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の有機バインダー配合の鋳型材料を用いて製造され
た砂型は、一般に鋳込強度が劣るために、その砂型に溶
湯が注入されると、有機系バインダーが燃焼して砂粒ど
うしの結合が弛み、溶湯が砂の間に侵入する差込み事故
が発生するので、その溶湯の砂型内部への浸入を防ぐた
め、砂型の溶湯と接触する部分に、黒鉛、雲母粉、木炭
粉、滑石などを主剤とした塗型剤を刷毛またはスプレー
などで塗布しなければならず、−力無機パインダー配合
の鋳型材料を用いて造型された砂型では、差込みはない
けれども、放置強度が劣る上に、砂に金属が融着する焼
付きが発生し易いので、それを防止するために、木粉、
コークス粉等を鋳型材料に添加した上に、やはシ塗型す
る必要があり、したがっていずれの場合も塗型を必要と
し、この塗型作業は砂型製作費の30〜50チも占めて
、砂型のコストアップの主要な一因をなしているという
問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで1本発明者等は、このような問題を解決するため
に種々研究を重ねた結果。
(1)バインダー配合の鋳型材料を用いて造型した砂型
な一定時間放置した後の強度、すなわち放置強度が大き
いと、鋳造作業中砂型が壊れ難いため、生産性が向上す
るとともに、取扱いが容易となるので、砂型には元来高
い放置強度が望まれているが、従来のフラン樹脂等の有
機バインダーのほかに、エチルシリケートのような珪酸
エステル、これの加水分解生成物、および水またはアル
コール分散型シリカゾルのうちの1種または2種以上か
らなるセラミック系バインダー(以下、これらをまとめ
て本発明セラミック系バインダーともいう)と、その硬
化剤としてインシアネートを添加して砂を硬化させると
、砂型の前記放置強度が、有機系バインダーだけで硬化
させた場合の1.5〜3倍に向上すること。
(2)  有機バインダー配合の鋳型材料を用いて造型
した砂型の鋳込強度は一般に放置強度の1/3程度に低
下するが、この鋳型材料に本発明セラミック系バインダ
ー、またはさらに食塩、硼砂、硼酸等の高温で溶融する
高温強化剤を添加すると、本発明セラミック系バインダ
ーから供給されるシリカ、あるいは書らに硼酸等の高温
強化剤が、高温で砂に溶着して砂と砂とを強固に結合す
るため、その砂型の鋳込強度は放置強度の1/2程度ま
でしか低下しない上に、前述のとおシ装置強度自体も高
くなっているので、鋳込強度は著しく向上すること、 (3)  無機系バインダー配合の鋳型材料によって砂
型を造型する場合は、前述のとおシ木粉、コークス粉等
を鋳型材料に添加し、さらに塗型して、鋳造時に砂が焼
つくのを防止していたが、バインダーとして、本発明セ
ラミック系バインダーのほかに有機系バインダーが共存
していると、この焼つきは全く起らず、耐焼つき性のす
ぐれた砂型が得られること。
(4)鋳鋼、特殊鋼等の鋳造用砂型のように、特に高い
鋳込強度を必要とする砂型は、鋳鉄鋳造用砂型と較べて
、その鋳型材料中に硼酸等の前記高温強化剤を多く配合
する必要があるが、これらの添加剤の添加景が増えると
砂型の造型性が低下するので、バインダーを増やす必要
も生ずる。そこでこのバインダーを多く使用すると、コ
スト高になるとともに、砂型の崩壊性が低下するが、こ
こに糖類、デキストリン等の粘度調整剤を鋳型材料に加
えると、砂型の造型性が向上し、バインダーを増やさな
くても、すなわち砂型の崩壊性を維持しつつ、造型性を
向上できること、 (5)  ダクタイル鋳鉄鋳造時に、溶湯中に硫黄化合
物が存在すると、その鋳鉄における黒鉛の球状化は阻害
されるので、この化合物の存在は望ましくない。すなわ
ち、有機パイングー配合の鋳型材料を用いて砂型なつく
る場合、例えば自硬性のフェノール樹脂、尿素変性フラ
ン樹脂々どを硬化させる場合に使用される硫酸や有機ス
ルホン酸から供給される硫黄分は、黒鉛を球状化するた
めに溶湯に添加されたマグネシウムと反応して、マグネ
シウムを消耗し、もって黒鉛の球状化を阻害するので、
従来はこれを防止するために塗型剤を砂型内壁に塗布し
ていた。しかし、鋳型材料に酸化鉄や酸化マグネシウム
のような黒鉛球状化安定剤を添加すると、これが硫黄化
合物と反応して黒鉛の球状化が全く阻害されないこと、 以上(1)〜(5)に示される知見を得たのである。
この発明は、上記知見に基づいて発明されたもので、放
置強度と熱間強度にすぐれ、かつ塗型を全く必要としな
いか、あるいはごく簡単な塗型しか必要としない鋳物用
砂型を製造することができる鋳型材料を提供し、 合成樹脂からなる有機系バインダー=0.4〜3チ、 上記有機系バインダーを硬化させるための硬化剤:0.
2〜2%、 珪酸エステル、これの加水分解生成物、水分散型シリカ
ゾル、およびアルコ−フシ分散型シリカゾルのうちの1
種または2種以上からなるセラミック系バインダー:5
102分として、0,05〜2%、上記セラミック系バ
インダーを硬化させるための硬化剤:0.05〜2%、 を配合し、さらに必要に応じて、 高温強化剤=0.1〜3%、 粘度調整剤=0.1〜2チ、 黒鉛球状化安定剤:0.03〜05%。
のうちの1種または2種以上。
を配合し、残りが鋳物砂からなる配合組成(以上重量%
)を有する鋳型材料に特徴を有するものである。
つぎに、この発明の鋳型材料において、配合組成を上記
の通シに限定した理由を説明する。
(a)  有機系バインダー 有機系バインダーとしては、フルフリルアルコール、フ
ェノール、するいはポリエステル等の合成樹脂のほか、
これらを変性または反応させた樹脂、例えば尿素−フラ
ン樹脂、フェノール−フランm脂、 ポリエステル−フ
ラン樹脂、フェノール−インシアネート型樹脂、さらに
ポリエステル−イソシアネート型樹脂のような従来砂型
の有機系バインダーとして使用されている合成樹脂が用
いられ、これらの合成樹脂は、砂に添加して硬化させる
と、砂型の放置強度を向上させるとともに、砂の焼つき
を防止する作用を発揮するが、その含有量が0.4%未
満では前記作用が十分でなく、一方それが3チを越すと
砂型の崩壊性が低下するとともに、コストも高くなるの
で、その含有量を0.4〜3チ、望ましくは0.4〜2
チと定めた。
(b)  有機系バインダー用硬化剤 前記の有機系バインダーを硬化させるための硬化剤とし
ては、従来使用されている硫酸、燐酸、ベンゼンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、さら
にインシアネート、この場合好ましくは 、?インシア
ネート、特に好ましくはジフェニールメタン4,4′ジ
イソシアネート(MDI)、  ヘキサメチレンジイソ
シアネート(MDI)% トルエン−2,4−ジイソシ
アネート(2,4TDr)、)ルエンー2.6−ジイソ
シアネート(2,6TDI ) 、またはこれらの混合
物を用いることができる。このように有機系バインダー
用硬化剤としては、上記の触媒も含めた。有機系/シイ
ンダーを硬化させるために従来から使用されているもの
を用いることができる。
一般にこの硬化剤の添加量が0.2%未満では有機系バ
インダーの硬化が十分でなく、またそれが2%を越える
と、硬化速度が速くなりすぎて造型作業を円滑に遂行で
きなくなることから、その添加量を0.2〜2チ、好ま
しくは0.3〜1.5%と定めた。
(C)  セラミック系バインダー セラミック系バインダーとしては、珪酸エステル、これ
の加水分解生成物、水分散型シリカゾル、およびアルコ
ール分散型シリカゾルが使用でき、このうちの珪酸エス
テルとしては、特にエチルシリケート(珪酸エチルエス
テル)、メチルシリケート、プロピルシリケート、ブチ
ルシリケート、またはそれの四量体ないし六量体のよう
な重合体、またはこれらの混合物が好ましい。この珪酸
エステルは水または酸水溶液によって容易に加水分解さ
れ、珪酸エステルを例えば、アルコールを含む塩酸水溶
液で加水分解した生成物も珪酸エステルと同様に使用さ
れる。
水またはアルコール分散型シリカゾルとしては、粒径:
20mμ以下の微粉状シリカを水、エタノールのような
アルコールまたはアルコール水溶液に分散させたシリカ
ゾルが使用され、例えば日本アエロジル■カラアエロジ
ル(AERO8IL)(登録商標)の名称の下に市販さ
れている。平均粒径:12mμ程度の高分散性無定形シ
リカから調製したシリカゾルを都合よく使用することが
できる。
これらのセラミック系バインダーによって供給される微
粒状シリカは、いずれも800〜850℃において砂と
砂とを焼結し、さらに1000〜1200℃で溶融して
砂と砂とを一層強固に融着する特性を有するので、高温
領域におけるバインダーとして極めてすぐれており、シ
たがって砂型の鋳込強度を著しく改善する作用を有する
ばかシでなく、溶湯の差込みを防止して塗型作業の省略
または簡素化を達成する作用も有するが、これらのセラ
ミック系バインダー中のシリカ分(5i02分)が0.
051未満では上記作用に所望の効果が得られず、一方
それが2%を越えると砂型の崩壊性が悪化するところか
ら、セラミック系バインダーの混合割合を、シリカ分と
して0.05〜2%、好ましくは0.1〜1.5%と定
めた。
(d)  セラミック系バインダー用硬化剤セラミック
系バインダーとして使用される珪酸エステル中のアルコ
ール分、珪酸エステルの加水分解生成物中に含まれるア
ルコールと水、およびシリカゾル中に含まれる水または
アルコールは、有機系バインダーの硬化速度を低下させ
るととも  □に、砂型の放置硬度も低下させるので、
このようなセラミック系バインダー中のアルコール分と
水分を除去して有機系バインダーの硬化速度と砂型の放
置硬度を十分な高さに維持するために、セラミック系バ
インダー用硬化剤としてインシアネートが使用される。
このインシアネートとしては種々のアルコールまたは水
と反応して前記作用を発揮するものならばどのようなイ
ンシアネートでも使用することができ、そのうち好まし
くはジフエニールメタン4,4′ジインシアネート(M
DI)、ヘキサメチレンジイソシアネー)(HDI)、
)ルエンー2,4−ジイソシアネート(2,4TDI)
、トルエン−2,6−ジイソシアネート(2,6TDI
 )、またはこれらの混合物を用いるのがよい。
インシアネートの配合量が0.051未満では前記作用
が十分得られず、一方それが2%を越えても、その作用
に格別の向上効果がみられず、コスト高となることから
1、それを0.05〜2%、好ましくはO,1〜1.5
%と定めた。
(el  高温強化剤 溶湯温度が比較的高くなる金属、例えば鋳鋼や特殊鋼を
鋳造する場合は、砂型に特に高い鋳込強度が要求される
。このため砂型は、溶湯の型性温度で溶融して砂、バイ
ンダーおよびその他の添加物とを強固に溶着させる材料
によって補強することが望ましく、このようなことから
高温強化剤が必要に応じて添加されるが、それKは例え
ば食塩、硼酸、ちるいは硼砂を必要に応じて配合するの
がよい。この高温強化剤の配合量がO,1%未満では前
記効果が十分得られず、またそれが3チを越すと砂型の
崩壊性が低下するので、その範囲を0.1〜3、好まし
くは0.3〜2チと定めた。
(f)  粘度調整剤 鋳鋼および特殊鋼用砂型のように、特に高温で高い強度
を維持しなければならない砂型において、その強度を向
上させるためにバインダーの配合量を増大させると、砂
型の崩壊性が低下する。またこのような砂型は高い鋳込
強度も必要とするので。
その鋳込強度を向上させるために前記高温強化剤の配合
量を増大させると、砂型の造型性が低下するので、特に
前記の砂型において崩壊性と鋳込強度に支障を来すこと
なく造型性を向上させることを望む場合、必要に応じて
粘度調整剤、例えば糖蜜のような糖類、またけデキスト
リンを配合するとよいが、その配合量が0.1%未満で
は、十分な向上効果が得られず、一方それが2%を越え
ると放置強度が低下するので、その範囲をO,l −2
% 。
好ましくは0.3〜1.5−と定めた。
(g)  黒鉛球状化安定剤 酸化鉄および酸化マグネシウムは、有機系バインダー用
硬化剤等から供給される硫黄化合物と反応して、これら
の化合物を捕捉するので、これらの微粉末を砂型中に予
め含有させておくと、前記化合物が鋳造品中に混入して
いくのが防止され。
その結果ダクタイル鋳鉄における黒鉛の球状化は阻害さ
れない。したがって、例えばダクタイル鋳鉄の鋳造に使
用される砂型を造型するのに用いられる鋳型材料には、
前記の黒鉛球状化安定剤を配合するのが望ましい。この
黒鉛球状化安定剤の配合量が0.031未満では前記の
黒鉛球状化安定作用が得られず、一方それが0.5%を
越しても、その作用が格別向上しない上に、コストが高
くなることから、その範囲を0.03〜0.5%、好ま
しくは0.1〜0.4チと定めた。
〔実施例〕
つぎに、この発明の鋳型材料を実施例によシ具体的に説
明する。
(a)  有機系バイシダー(以下Rで示す)として=
フルフリルアルコール(R−1)、フェノール樹脂(R
−2)、尿素・フラン樹脂(R−3)、ポリエx7−ル
ーフラン樹脂(R−4)、フェノール・フラン樹脂(R
−5)、アルキッド樹脂(R−6)、フェノール(゛ウ
レタン型)樹脂(R−7)およびポリエステル樹脂(R
−8)。
(b)  有機系バインダー用硬化剤(以下RCで示す
)として: トルエンスルフォン酸(RC−1)%キシレンスルフォ
ン酸(RC−2)、 −<ンゼンスルフオン酸(RC’
−3)、−’フェニールメタンー4,4′ジインシアネ
ー)(RC−4)、)ルエンー2,4ジイソシアネート
(RC−5)、トルエン−2,6ジイソシアネート(R
C−6)および、ヘキサメチレンジイソシアネート(R
C−7)。
(C)  セラミック系バインダー(以下CBで示す)
として: 珪酸メチルエステル加水分解物(CB−1) s珪酸エ
チルエステル加水分解物(CB−2) 、珪酸プロピル
エステル加水分解物(cs’−3L珪酸ブチル工ステル
加水分解物(CB−4)%アルコール分散型シリカゾル
(C’B−5)および水分散型シリカゾル(CB−6)
(d)  セラミック系バインダー用硬化剤(以下CC
で示す)としてニ ジフェニールメタン−4,4′ジイソシアネート(cc
−1)、トルエン−2,4ジイソシアネート(cc’−
2)b トルエン−2,6ジイソシアネー) (CC’
−3)。
およびヘキサメチレンジイソシアネー) (CC−4)
(e)  黒鉛の球状化安定剤(以下cBで示す)とし
て: 平均粒径10μmの酸化マグネシウム(C’5−1)。
同20pmの酸化鉄(C3−2)。
(f)  高温強化剤(以下Hで示す)として:平均粒
径lOpmの硼酸(H−1)%同2011種の硼砂(H
−2)。
(励 粘度調整剤(以下Vで示す)として:糖蜜(V−
1)、デキストリン(V−2)。
((支)粒径28〜325メツシユの主要粒度分布であ
って、且150メツシュ以下を14.5〜16.2チ含
有し、粒度指数: 63.0 (Alt’S)を有する
鋳物砂(以下Sで示す)として: 珪砂(s−1)、ジルコンサンド(S−2)、クロマイ
トサンド(S−3)。
以上(a)〜(h)をそれぞれ用意した。
ついで、例えば25℃に保持した珪砂(S−1)をパッ
チミキサーに装入し、ミキサーを回転させながら、この
鋳物砂に、有機系パ、イングー用硬化剤としてトルエン
スルフォン酸(RC−1) : 1.9 %(チはすべ
て鋳物砂の重量に対する重量係、以下同じ)を加えて2
0秒間攪拌した後、有機系パインタートシテフルフリル
アルコール(R−1):2.9チを加え、同じく20秒
間攪拌し、つぎにセラミック系バインダーとして珪酸メ
チルエステル加水分解物(CB−1): 1.9%を加
えて20秒間攪拌し、さらにセラミック系バインダー用
硬化剤としてジフェニールメタン4,4′ジインシアネ
ート(re−1):1.9%を加えて30秒間攪拌して
20kgの本発明鋳型材料1を混合調製し、また同様な
操作で、それぞれ第1表に示される配合組成(ただし高
温強化剤、粘土調整剤、および黒鉛球状化安定剤の配合
は有機系バインダー配合の後で行ない、この場合も20
秒間の攪拌を行なった)を有する20kgの本発明鋳型
材料2〜26をそれぞれ調製した。
ついで、この結果得られた本発明鋳型材料1〜26を、
それぞれ、定盤上に載置した幅:21O鵡×長さ:29
0tIjx×高さ:120m1にの内側寸法を有する金
枠内の模型のまわシに手早く注いで充填し、そして1時
間放置後、固まった砂型な模型から取シ外すことによっ
て、底部:(90miEX150m)X頂部:(110
鵡×160鎮)×高さ二80朋の寸法を有する角錐台形
の凹部が形成された、肉厚=40Bの砂型を造型した。
さらに比較のため、前記の25℃に保たれた珪砂(S−
1)を同様にパッチ式サンドミキサーに装入し、ミキサ
ーを回転しながら、この砂に対して、有機系バインダー
用硬化剤としてのトルエンスルホン酸(RC−1): 
0.5%を加え、その後20秒間攪拌してから尿素・フ
ラン樹脂(R−3):  1.0%を添加し、30秒間
攪拌することによ#) 20 kgの従来鋳型材料1を
調製し、同じ条件で砂型な造型し、また同じく上記の珪
砂を高速サンドミキサーに装入し、ミキサーを回転しな
がら、この砂に無機系バインダーとしての珪酸ソーダ粉
末=6チを添加し、30秒間攪拌することによって同じ
く20に9の従来鋳型材料2を調製し、ついでこれを同
じ条件で砂型に造型し、これにCO2ガス発生装置から
発生させたCO2ガスを吹き込んで硬化させた。
つぎに、この結果得られた各種の砂型について。
造型後5時間放置した時点における強度、すなわち放置
強度をジョージ・フィッシャー社製のにネトレーション
 テスターで測定して第1表に示した。
また、これらの砂型の耐焼つき性と耐差込性を評価する
ために、各砂型にいずれも塗型な施さずに、温度:12
50〜1300℃の普通鋳鉄の溶湯な注入して重量二8
.8 kgの鋳物を製造し、冷却後ショツトブラストに
よ多鋳物表面に付着している砂を除去してから、鋳肌を
それぞれ観察して溶湯の砂型に対する焼つきと差込みの
状態を考察し、各砂型の耐焼つき性と耐差込み性につい
て、その優秀なものをO1良好なものを0、不良なもの
を×で表わして第1表に示した。
また、本発明鋳型材料16,18.および22〜24に
ついては、これよシ同一の条件で砂型を造型し、この砂
型に通常の球状黒鉛鋳鉄の溶湯を注入して同じく重量:
askgの鋳惣を製造し、この鋳物の破面な金属顕微鏡
にて観察し、黒鉛球状化安定性を評価した。
さらに、上記の本発明鋳型材料1〜26、および従来鋳
型材料1.2から、同じ操作で外径=100wX高さ:
15Cltllの寸法を有する円筒状砂型なそれぞれ造
型し、鋳込強度を評価する目的で、これを温度二800
℃の電気炉中に装入して5分間保持後、冷却の加熱処理
を施し、この加熱処理後の強度(加熱後強度)を測定し
、この結果も第1表に示した。
〔発明の効果〕
第1表に示される結果から、本発明鋳型材料1〜26で
造型された砂型は、いずれも有機系バインダーを用いた
従来鋳型材料lで造型された砂型に比して高い放置強度
および鋳込強度を示し、また無機系バインダーを用いた
従来鋳型材料2による砂型は、鋳込強度は高いものの、
放置強度は著しく低いものであり、さらに従来鋳型材料
1の砂型は耐差込み性が、また従来鋳型材料2の砂型は
耐焼つき性がそれぞれ十分でないために塗型が必要であ
ることを示しているのに対して1本発明鋳型材料1〜2
6の砂型は耐焼つき性および耐差込み性の両方にすぐれ
、塗型を施さなくても十分実用に耐えることが明らかで
ある。
また、第1表に示されるように黒鉛球状化安定剤を配合
した上記の本発明鋳型材料から造型された砂型では、い
ずれも黒鉛球状化安定性の優秀(■印)あるいは良好(
0印)な鋳物が製造できるのである。
上述の通シ、この発明の鋳型材料によれば、放・置強度
と鋳込強度のいずれの強度にもすぐれ、しかも鋳造時に
は溶湯の焼つきおよび差込み事故を全く、または殆ど起
さない鋳物用砂型が得られ、したがって、従来避けるこ
とができなかった塗型な全く省くか、あるいは極く簡単
な塗型ですますことができる丈夫な鋳物用砂型を製造す
ることができ、生産性の向上並びにコスト切下げに寄与
するところ大なるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂からなる有機系バインダー:0.4〜3
    %、 上記有機系バインダーを硬化させるための硬化剤:0.
    2〜2%、 珪酸エステル、これの加水分解生成物、水分散型シリカ
    ゾル、およびアルコール分散型シリカゾルのうちの1種
    または2種以上からなるセラミック系バインダー:Si
    O_2分として、0.05〜2%、上記セラミック系バ
    インダーを硬化させるための硬化剤:0.05〜2%、 を配合し、残りが鋳物砂からなる配合組成(以上重量%
    )を有することを特徴とする塗型を必要としない砂型お
    よび中子を造型するのに用いられる鋳型材料。
  2. (2)合成樹脂からなる有機系バインダー:0.4〜3
    %、 上記有機系バインダーを硬化させるための硬化剤:0.
    2〜2%、 珪酸エステル、これの加水分解生成物、水分散型シリカ
    ゾル、およびアルコール分散型シリカゾルのうちの1種
    または2種以上からなるセラミック系バインダー:Si
    O_2分として、0.05〜2%、上記セラミック系バ
    インダーを硬化させるための硬化剤:0.05〜2%、 を配合し、さらに、 高温強化剤:0.1〜3%、 粘度調整剤:0.1〜2%、 黒鉛球状化安定剤:0.03〜0.5%、 のうちの1種または2種以上、 を配合し、残りが鋳物砂からなる配合組成(以上重量%
    )を有することを特徴とする塗型を必要としない砂型お
    よび中子を製造するのに用いられる鋳型材料。
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