JPS6326335B2 - - Google Patents

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JPS6326335B2
JPS6326335B2 JP10880976A JP10880976A JPS6326335B2 JP S6326335 B2 JPS6326335 B2 JP S6326335B2 JP 10880976 A JP10880976 A JP 10880976A JP 10880976 A JP10880976 A JP 10880976A JP S6326335 B2 JPS6326335 B2 JP S6326335B2
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JP
Japan
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carrier layer
porous carrier
platinum wire
elements
carbon monoxide
Prior art date
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Expired
Application number
JP10880976A
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English (en)
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JPS5334598A (en
Inventor
Denji Takeuchi
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一酸化炭素ガスを選択的に検出で
きるようにした一酸化素ガス検出装置に関するも
のである。
一酸化炭素ガス(CO)を選択的に検出できる
固体素子で実用に足るものは見当らないのが現状
である。例えば、ホプカライト触媒使用の場合、
水の影響をとり除くのに除湿器が必要であり、メ
ンテナンスが繁雑である。また、半導体式素子に
おいても水とH2の影響をとり除くのに困難さが
ある。さらに接触燃焼式素子においても、H2
影響を受けずにCOのみ測定することには成功し
てはいなかつた。
第7図は白金触媒を用いた従来の接触燃焼式素
子の印加電圧と出力電圧の特性を示すもので、曲
線Aは0.1%H2の場合、曲線Bは0.2%COの場合、
曲線Cは0.1%COの場合である。この場合、印加
電圧は接触燃焼式素子の温度を規定することにな
る。第7図からわかるように印加電圧が0.6V
(DC)より低いときにはH2のみ検出されるが、
その出力電圧は5mV以下である。そして印加電
圧が約0.4V以下になればH2の検出もできなくな
り、検出できる印加電圧の範囲はわずかに0.2V
の幅しかない。しかも印加電圧に対する出力電圧
の変化率はきわめて大きい。このように狭い幅の
中で低い出力電圧しか得られないため、実用上、
H2とCOとを分けて検出することはできないばか
りか、分けて検出しようとする技術思想もあまり
存在しなかつた。
たゞ、特開昭51−7996号公報にみられるように
COとH2を分けて検出しようとするものもないで
はないが、これは白金中にロジウムを添加した白
金―ロジウム合金を用いるものであり、特にロジ
ウム含有量を10重量%以上としたものである。そ
して得られる出力電圧については記載はないが、
このような白金―ロジウム合金を用いると、使用
温度が高いばかりでなく、その抵抗温度係数は
0.00166/℃となり、白金の場合の抵抗温度係数
0.0039/℃に比較して半分以下であり、実用上き
わめて取扱いにくいばかりでなく、均質なものを
得るのにも困難であるなどの欠点は避けられな
い。
この発明は上述の点にかんがみなされたもの
で、接触燃焼式素子における触媒を変えることに
よりある温度以下で使用すればH2の影響を受け
ずにCOが検出できることを見出した事実を基礎
としてなされたものである。以下図面についてこ
の発明を説明する。
第1図はこの発明に用いる一酸化炭素ガス検出
素子(以下単に検出素子という)の一例を示す正
断面図である。11は純白金線でコイル状をなし
ていて、ヒータと抵抗温度計の抵抗体とを兼ねて
おり、純粋の白金から出来たものを用いる。12
はロジウム触媒付焼結触媒担体で、白金線11の
コイル状部分を覆うように形成される。
ロジウム触媒付焼結触媒担体12の形成には、
まず白金線11に触媒担体としてAl2O3,.SiO2
の混合物の焼結体を作り、この触媒担体に例えば
含浸法によりロジウム触媒を分散させて作る。あ
るいは混合法等により作つてもよい。かくしてこ
の発明に用いる一酸化炭素ガス検出素子10がで
きる。
第2図は補償素子20の一例を示すもので、第
1図の白金線11と同一材料,同一形状の白金線
21のコイル状部分を、ガス不活性焼結体22で
覆つたものである。
次に、第1図の検出素子10の使用方法を第3
図の一酸化炭素ガス検出装置によつて説明する。
第3図に示すように、検出素子10,補償素子
20,抵抗器R1,R2および可変抵抗器VRとでブ
リツジ回路を構成し、出力端子間に警報器,指示
計その他の負荷Lを接続し、直流電源Eにより検
出素子10と補償素子20とに電流を流し所要温
度に加熱しておく、COが検出素子10と補償素
子20とに触れると、補償素子20には何の変化
も生じないが、検出素子10はロジウム触媒付焼
結触媒担体12により接触燃焼を生じ、白金線1
1の抵抗値が増大し、その結果、負荷Lに所要の
電流が供給される。
第4図,第5図は第3図に示すこの発明の一酸
化炭素ガス検出装置の特性図で、第4図は印加電
圧と出力電圧との特性を、第5図はガス濃度と出
力電圧との特性をそれぞれ示すものである。
第4図において、曲線AはCOが2000ppm,曲
線BはCOが1000ppm,曲線CはH2が2000ppm,
曲線DはH2が1000ppmの場合をそれぞれ示して
いる。印加電圧1.6V以下ではCOのみが検知され
ることがあきらかであり、出力電圧も6mV程度
得られる。そして、第7図の曲線Aのように印加
電圧の変動に対し不安定な形でなく、安定したも
のであることは明瞭である。そして、印加電圧
1.6Vは約100℃であり、従来のものにくらべては
るかに低い温度である。
また、第5図の曲線AはCO,線BはH2を示し
ており、H2の濃度変化に対しては殆んど出力電
圧の変化はないが、COに対してはほゞ直線的に
出力が変化することがわかる。
第6図はこの発明の一実施例を示すもので、検
出素子10と補償素子20とを組込んだものであ
る。すなわち、30は絶縁物からなる基体で、こ
れに導体からなる支柱31が4本表裏に貫通して
植設されており、これらの支柱31間に検出素子
10と補償素子20の白金線11および21の両
端が溶着等により接続固定される。そして検出素
子10と補償素子20を仕切るように熱遮蔽板3
2が設けられる。さらに検出素子10と補償素子
20の周囲には耐熱性のグラスウール33,34
を配置してある。なお、35はメツシユ状の蓋で
ある。この構成によると、熱遮蔽板32により両
素子10,20相互間の熱干渉が妨げられる。そ
してグラスウール33,34のために熱対流が抑
えられるので、ますます両素子10,20間の熱
干渉は小さくなり、検出精度を高めることができ
る。
なお、第4図の曲線Bに示されるように、CO
が1000ppm以下の場合には出力が小さいから、こ
の場合には検出素子10および補償素子20をい
ずれも同数だけ直列接続として、ブリツジ回路の
それぞれの辺を構成するようにすればよい。
以上説明したように、この発明は、純白金線コ
イルに多孔質担体層を焼結形成し、この多孔質担
体層中に微細なロジウム触媒を均一に分散させて
一酸化炭素ガス検出素子を構成したので、純粋の
白金線と純粋のロジウム触媒とを用いて構成でき
るため、製造が容易であることはもちろん、抵抗
温度係数の大きな白金線をヒータと抵抗温度計の
抵抗体に用いたため大きな出力電圧をとり出すこ
とができる。さらに、100℃以下に一酸化炭素ガ
ス検出素子を加熱するので、H2の影響を受ける
ことなくCOのみを検出することができる。
また、検出素子と補償素子とは両素子の丁度中
間に熱遮蔽板を設け、両素子の周囲を耐熱性のグ
ラスウールによつて熱遮蔽板に関し対称となるよ
うに覆つたので、熱対流が防止され、両素子は常
に同じ状態に維持されるため測定姿勢等による平
衡の崩れがない。そのため低濃度のCOガスを精
度よく検出できる等の幾多の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に用いる検出素子の一例を示
す正断面図、第2図は補償素子の一例を示す正断
面図、第3図はこの発明の検出素子の使用方法の
一例を説明するための一酸化炭素ガス検出装置の
回路図、第4図は第3図の一酸化炭素ガス検出装
置の印加電圧と出力電圧との特性図、第5図は同
じくガス濃度と出力電圧との特性図、第6図a,
bはこの発明の一実施例を示す正面図および平面
図、第7図は従来の白金触媒を用いた接触燃焼式
素子の印加電圧と出力電圧との特性図である。 図中、10は検出素子、11は白金線、12は
ロジウム触媒付焼結触媒担体30は基体、31は
支柱、32は熱遮蔽板、33,34はグラスウー
ルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 純白金線コイルの所定部に多孔質担体層を焼
    結形成し、この多孔質担体層中に微細なロジウム
    触媒を均一に分散させてなる一酸化炭素ガス検出
    素子と、前記純白金線コイルと同じ大きさの純白
    金線コイルの所定部に前記多孔質担体層と同じ大
    きさの多孔質担体層を焼結形成し、この多孔質担
    体層中に微細なロジウム触媒を均一に分散させ全
    表面をガス不活性焼結体で覆つてなる補償素子と
    を基体上の支柱間にそれぞれ取付け、前記両素子
    を100℃以下に加熱し、さらに前記両素子の丁度
    中間に熱遮蔽板を設けるとともに、前記両素子の
    周囲をそれぞれ熱対流を防止するための耐熱性の
    グラスウールによつて前記熱遮蔽板に関し対称と
    なるように覆つたことを特徴とする一酸化炭素ガ
    ス検出装置。
JP10880976A 1976-09-13 1976-09-13 Detecting element for co gas Granted JPS5334598A (en)

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JPS5334598A JPS5334598A (en) 1978-03-31
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JPS58194829U (ja) * 1982-06-22 1983-12-24 豊生ブレ−キ工業株式会社 ワ−ク位置決め装置
JPS6393549U (ja) * 1986-12-10 1988-06-16
JP3176159B2 (ja) * 1993-01-19 2001-06-11 キヤノン株式会社 インクジェット記録ヘッド、該記録ヘッドを用いたインクジェットカートリッジ及びこれを搭載した記録装置
JP4710355B2 (ja) * 2005-03-03 2011-06-29 株式会社デンソー センサ装置

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JPS5334598A (en) 1978-03-31

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