JPS63259504A - 光フアイバ線路 - Google Patents

光フアイバ線路

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JPS63259504A
JPS63259504A JP9297687A JP9297687A JPS63259504A JP S63259504 A JPS63259504 A JP S63259504A JP 9297687 A JP9297687 A JP 9297687A JP 9297687 A JP9297687 A JP 9297687A JP S63259504 A JPS63259504 A JP S63259504A
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JP
Japan
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cable
optical fiber
jacket
cables
fiber line
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Pending
Application number
JP9297687A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sasaki
淳 佐々木
Tsuneo Kuwabara
恒夫 桑原
Juzo Kukida
重蔵 久木田
Hiroaki Koga
古賀 広昭
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上利用分野〕 本発明は、光ファイバ線路、さらに詳しくは経済性、作
業性、信頼性に優れた光ファイバ線路に関するものであ
る。
〔発明の従来技術〕
第1図は、従来の光ファイバ線路を示す概略図である。
図中において、1は光ファイバケーブル(断面は丸形、
直径10〜35m) 、2は管路、3はマンホール、4
は外被接続部、5は心線、6は心線接続部である。また
、7は心線5の接続作業時に融着接続機に心線5を取り
付けるために必要な余長で、通常接続の失敗(1回の接
続で50〜100龍必要)等を見込んで片側500〜1
000m取られている。この余長7は直径60〜100
 mのループ状にされてプラスチックシートなどからな
る心線収容部8に収容されている。
9は外被固定部、10はテンションメンバ固定部、1)
はこれらを機械的に連結するための連結棒であり、従来
これらの部品はボルトによって相互に締°0は上記全体
を外部の外力や水分 から保護するための2分割型保護ケースで、接合面にゴ
ム製シール材を介し、ボルトなどで締結されている(図
示されていない)。13は保護ケース12とケーブル1
間の気密保持のためのシール材である。なお、第1図に
は地下において光ファイバケーブル1を2本接続した場
合(直線接続)について示したが、架空の場合や保護ケ
ースの端部から2〜3本のケーブルを導入し、心線を分
配して接続する場合(分岐接続)も基本構成はほとんど
同様である。
次に、従来の上記光ファイバ線路を地下に建設する方法
について説明する。まず、ケーブル1を地下管路2とマ
ンホール3に布設した後、外被をはぎ與り、心線接続に
必要な心線余長7を取って心線5接続を行い、余長の残
りを心線収容部8に収容し、外被接続部4を組立て、光
ファイバ線路の建設が完了する。
既に建設しである光ファイバ線路に対して再び心線接続
(再接続)や分岐接続を行う時は、保護ケース12を解
体し、心線接続、余長処理を行い、再利用できる部品は
再利用して外被接続部4を組立てる。
架空に建設する場合も基本的な作業は地下と同様なので
説明は省略する。
〔発明が解決する問題点〕
以上述べたように、従来の光ファイバ線路においては、
外被接続部4内に心線接続作業のために必要な心線余長
7を設け、外被接続部4の外側にはケーブル1の余長は
設けていないため、以下の問題があった。
(1)外被接続部4の内部に心線余長収容部8を設ける
必要があるため、前記外被接続部4が大型となり、重く
て組立ておよび解体作業が煩雑であった。また、マンホ
ール、ハンドホールへの収容性が悪く、地下に多数の外
被接続部4を建設することは困難であった。
(2)外被固定部9、テンションメンバ固定部10、心
線収容部8の構造が煩雑で部品数が多いため、経済性に
問題があった。
(3)従来の外被接続部4°には通常防水用充填材料(
樹脂)は充填しないが、もし充填すると、樹脂の硬化時
および熱変動時に生じる収縮ひずみの影響が大きく、心
線の余長7が長いため、光損失が発生する(杉本:昭和
61年度電子通信学会綜合全国大会Na 2255、吉
田他:昭和61年度電子通信学会通信部門全国大会N1
304など)。また、仮に樹脂が充填できたとしても、
解体再接続の際、心線余長部7に付着した樹脂の除去作
業が煩雑であるなどの問題が生じる。一方、樹脂を充填
しない場合、保護ケースの透湿や気密面からの水分の浸
入防止は難しく信頼性保証上問題があった。
(4)外被接続作業の際、光ファイバケーブル1や保護
ケース12に付着したシール材13の除去作業が煩雑で
あるため、再接続、分岐接続の作業性に問題があった。
(5)マンホール3に設置された外被接続部4あるいは
その近傍の光ファイバケーブル1に水分の浸入等があり
、ケーブル1を切断して修理する必要がある場合、ケー
ブル1に再接続用の余長がないため、二つのマンホール
間にわたるケーブル1全部を交換しなければならず、経
済性に問題があった。
本発明は上述の点に鑑みなされたものであり、従来の光
ファイバ線路の上記問題を解決し、経済性、作業性、信
頼性に優れた光ファイバ線路を提供することを目的とす
る。
C問題点を解決するための手段〕 このような目的を達成するため、本発明による光ファイ
バ線路は、光ファイバケーブルと該ケーブルの光ファイ
バ心線接続部と該心線接続部を被う外被接続部からなる
光ファイバ線路において、該外被接続部の外側のケーブ
ルに余長を設け、核外被接続部内の心線に余長を設けな
いことを特徴としている。
本発明は、外被接続部内の心線に余長を設けないで、外
被接続部の外側のケーブルに余長を設けるとともに、好
ましくは断面が長方形のケーブルまたその集合ケーブル
を用いたことを特徴としている。また以下の実施例で述
べるような小型で簡便な構造の外被接続部を使用して1
、外被接続部内に防水性混和物もしくは吸水性樹脂を充
填することもできる。
また、本発明では外被接続部15内のケーブルを切断し
、接続部を撤去して再接続を行うこと、あるいは外被接
続部外側近傍のケーブル部分に分岐接続部を建設するこ
とができることから、ケーブルを切断しないで再接続を
行う、あるいは既設接続部の近傍で分岐接続ができない
従来の光ファイバ線路とことなり、作業性、経済性およ
び信頼性の高い光ファイバ線路を提供できる。
建設方法とはこの点が大きく異なる。
このため経済性、作業性、信頼性に優れた光ファイバ線
路となる。
〔実施例〕
第2図は本発明による光ファイバ線路の一実施例を示す
概略図であり、図中、14はケーブル、15は外被接続
部である。この実施例により明らかなように本発明によ
る光ファイバ線路においては、外被接続部15の外側の
ケーブル14に余長16を設けており、前記外被接続部
15内の心線5には余長を設けていない。
この光ファイバ線路を建設するには、まず、ケーブル1
4を地下管路およびマンホール等の線路設備に布設した
後、ケーブル14の端部を融着接続機の近傍まで持って
きて、心線接続に必要な長さく50〜100m)の心線
5をケーブル外被を除去して取り出す。次に、心線接続
6を行い、外被接続部15を組立て、ケーブル余長16
を直径200〜500鶴程度のループ状にまとめてマン
ホール等d設置する。このケーブルの余長16の直径お
よび位置は比較的自由に変えることができるので、マン
ホール等の空きスペースが小さいときも十分設置でき、
問題とはならない。また、ケーブル余長16の形状は必
ずしもループ状でなくて良く、波形や単なるたるみであ
っても構わない。
一方、心線15の接続のとき、もし接続に失敗した場合
は、再度外被を除去して、心線接続作業をする必要があ
る。ケーブル14に心線が多数あるときはすべての接続
が一度で成功するまで行わなければならないため、作業
性上問題となる可能性がある。また、ケーブルが曲げ難
かったり、外被の除去が煩雑な場合も作業性上問題とな
る。したがって、本発明には、 (1)心線接続の失敗が少ないこと、 (2)ケーブル内の心線数が少ないこと、(3)ケーブ
ルが小型で可撓性がよいこと、(4)ケーブルの外被除
去の作業性がよいこと等の適用条件がある。
前記条件のうち、(1)の心線接続については、最近で
は自動融着接続機、コネクタなどを用いればほとんど失
敗なしに接続できるので、上記(1)の条件は満足され
つつある。前記条件(2)はケーブル14の一括して接
続できる光ファイバ素線のグループ数(例えば、テープ
型心線の枚数)が10本程度以下であればほとんど問題
とならない。また、さらに多心の接続を行う場合につい
ては後述する集合ケーブルを用いれば、接続の失敗が問
題とならなくなる。
本発明は、これらの背景と(3)、(4)の条件を満た
すケーブルの発明(実施例で具体的に述べる)に鑑みて
なされたものである。
以上述べたように、本発明はケーブル14に余長16を
設け、心線15に余長を設けていないから外被接続部が
極めて小型で軽量になる。その結果、従来のものに比べ
、外被接続部の組立て作業性が向上するとともに、狭小
マンホールや小型ハンドホールにも容易に適用できる効
果がある。
第3図(a)は本発明において使用されるケーブルの構
造の一例を示す断面斜視図である0図中14aはケーブ
ルで、断面は長方形である。17aは外被、18a 、
 18bは外被17aに埋め込まれた外径0.8w程度
の鋼鉄製テンションメンバ、5aは5心テープ型心線、
19は心線5aを収容するための空間、20は光ファイ
バ素線である。本実施例では2枚のテープ型心線を収容
し10心ケーブルとした。前記外被17aの材料はエチ
レン−酢酸ビニルの共重合体に塩化ビニルをグラフト重
合したエチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルの共重合体を
用いている。
第3図(b)は本発明に使用される第2のケーブル構造
を示す断面斜視図である。14bはケーブルで、断面は
円形である。17bは外被、5bは1本毎に独立した元
型の心線である。その他、この種のケーブルとしては、
断面が楕円のケーブルに丸型心線またはテープ型心線を
収容したものなどでもよい。
以後では、テープ型心線5aを収容した断面が長方形の
ケーブル14aについて説明するが、その他についても
全く同様である。
次に、本実施例で使用するケーブル14aの主な特性に
ついて述べる。本ケーブル14aの引張り伸び歪みは荷
重50kg当たり約0.2%でテンシタンメンバの特性
とほぼ一致している。ケーブル重量は約30g/m(従
来ケーブルは200〜300g/m )であることから
、地下、架空の両方に布設しても全く問題はない。側圧
は長さ50m当たり約500 itg以上まで光損失の
増加は全くなく、直埋用としても通用可能である。また
、温度−30〜+60℃において光損失(波長1.3μ
−1GISSM、10心共)は認められず、通常の屋外
で十分適用可能である。その他、曲げ試験やしごき試験
および耐薬品性試験耐候性試験に対しても従来ケーブル
と同等以上の結果を得ている。また、本ケーブルは、断
面寸法が7X3tmと小型で、長方形状をしており、薄
い方向(長方形の短軸方向)には非常に曲げ易いという
特性を有している。
次に、本ケーブルの心線接続方法について述べる。まず
、本ケーブル14aの端部を融着接続機の近傍に持って
来てビニールテープなどを用いて固定する0本ケーブル
14aは上記のとおり小型、軽量で極めて曲げ易いので
、この作業は容易である。
次に、ケーブルの端部から約100寵の外被17aを除
去し、心線5とテンシジンメンバ18a 、18bを露
出させる。外被17aの除去は表面からカッターナイフ
の刃を押し当てるだけでできるので約30秒でできる0
次に、心線5の融着接続を行う。もし、接続に失敗した
場合、再度外被17aを除去して心線5をケーブル14
a中から取り出して、上記作業を行う、上記は融着接続
の場合であるが、コネクタ接続の場合も同様に作業がで
きる。
以上説明したように、本発明において好ましく使用され
るケーブルは、(1)断面が長方形なので極めて曲げ易
く、余長が取り易い。(2)所要特性が安定しており、
通用範囲が広い。(3)極めて小型、軽量で、布設・接
続の作業性が良い。等の利点がある。したがって、この
ケーブルを使用すれば、接続部16の外側にケーブルに
余長16(第2図)を設けた本発明の光ファイバ線路が
容易に実現できる。
この余長16の長さは、接続の失敗や再接続、分岐接続
の需要発生に備えて、通常片側50〜100 am以上
あればよい。当然、これらのケーブル余長16はマンホ
ールやハンドホール中の空きスペースに十分収容できる
第4図(Jl)〜(C)は、本発明で使用するケーブル
の他の例を示した概略図である。21〜23は長方形ケ
ーブル14a(前述のケーブル)を複数本束ねてなる集
合ケーブルで、24〜26はそれぞれケーブル14aを
まとめるための外被、押さえ巻きテープ、押さえ巻きコ
ードである。これらの集合ケーブル21〜23は前述の
長方形ケーブル14aを複数本束ねたものであるから、
多数の前記長方形ケーブルの布設、配線の作業性向上を
図るものである。また、特に集合ケーブル23では、押
さえ巻きコード26として外径1鶴程度のポリエチレン
コードを熱溶融接着させて用いれば地下管路内での摩擦
が減少するため、布設時の作業性がよい。
第5図(al〜(d+は本発明に使用できる他のケーブ
ルの一例を示した概略図である。27〜30は前記長方
形ケーブルの外被形状を多少変化させたケーブル31〜
34を集合させた集合ケーブルである。図中、八〜Bは
ケーブル外被に設けた凹凸状の嵌合部、C−Dは外被の
端部を融合させてなる共有部である。
上記のケーブル14aまたは31〜34(以下、単位ケ
ーブル)に収容される心線は光ファイバ素線の収容密度
の高い2〜20心のテープ型心線が望ましく、これらの
単位ケーブルは心線接続の作業性上、2〜10本程度程
度線を収容したものがよい。このとき、もし10心テー
プ型心線を4本用いるならば、単位ケーブル中の光ファ
イバ素線は40心となるので、本単位ケーブルを5本集
合させた集合ケーブル21〜23または27〜30を使
用すれば200心となり、加入者系き線用光ケーブルと
して十分通用できる。
この場合、単位ケーブル(断面は約9×5fiの長方形
)を5本集合したときの断面積は約225 +u+2と
なり、従来の200心丸型光ケーブル(直径約20鰭)
の断面積(約314++m 2)と比較すると、同一心
数に対する本集合ケーブルの断面積は約3分の2であり
、画期的な小型化を達成できることになる。
以上に述べた集合ケーブル21〜30は、製造性および
布設作業性に優れ、かつ多心化が可能であるため、中継
用光ケーブル加入者系配線用光ケーブル、ビル等の屋内
配線用光ケーブルに対しても最適である。特に心数の需
要に応じて、単位ケーブルの本数を適当に変化させれば
よいので、柔軟で経済的な配線が実施できる。また、多
心になっても単位ケーブルおよびその接続部の基本構造
は変化しないので、製造方法、建設方法の画一化が図れ
るため、一層、経済性、作業性に優れている。
特に集合ケーブルの製造は、長尺な単位ケーブルを分割
し、これを集合させればよい。例えば、単位ケーブル5
本からなる集合ケーブルl kmを製造する場合、5k
mの単位ケーブルを製造しこれを5等分して集合する。
このようにすれば、集合ケーブルの伝送特性についての
検査は、前記集合前の長尺な単位ケーブルについて行え
ばよく、検査行程が大幅に減少する。なお、単位ケーブ
ルの断面寸法は極めて小さいため、長尺にわたって巻き
取ったドラムの寸法は当然小さいから、この製造および
検査方法はなんら問題はない。
第6図は本発明による他の実施例を示す概略図である。
35は集合ケーブルで前記ケーブル21〜30のいずれ
を選択してもよい。36は集合ケーブル35から取り出
した単位ケーブル、37.38はその余長、接続部であ
る。
この光ファイバ線路を建設するにはまず集合ケーブル3
5を地下管路2およびマンホール3中に布設し、マンホ
ール内で余長37を持った断面が長方形の単位ケーブル
36を取り出す、この単位ケーブル36を取り出す作業
は、集合ケーブル21.22.23の場合、外被24、
押さえ巻きテープ25、押さえ巻きコード2Bを除去す
れば良いし、集合ケーブル27.28の場合は、手で嵌
合部Allを分離させれば良いし、集合ケーブル29.
30の場合は、外被の共有部C,Dをカッター等で切断
すれば良く、いずれにしても極めて容易である。次に、
それぞれの単位ケーブル37の心線接続を前述の要領で
行い、外被接続を後述の要領で行う。
第6図にはすべての単位ケーブルを直線接続している状
態について示したが、これらの接続部は分岐接続であっ
たり、接続せずに分離させて直接配線したりする場合も
あることは言うまでもない。
特に、架空に建設すれば接続部を設けずに加入者への引
き落としができる。
以上説明したように、この本発明による光ファイバ線路
の建設方法は、単位ケーブルの多心配線および柔軟な分
岐配線が可能であるため、心数の需要に応じて、経済的
な光ファイバ線路が実現できる利点がある。
第7図が本発明の他の実施例を示す斜視図である。39
は厚さ1.0〜1.5鰭のステンレス等からなる長方形
平板、40は外被固定部、41はテンションメンバ固定
部、42はプラスチック等で成形した心線接続部固定部
、43a 、43bはプラスチック製保護ケースである
この外被接続部40は、一枚の基板39上にあり、その
長手方向に沿って外被固定部40、テンションメンバ固
定部41、心線接続部固定部42がこの側に設置されて
いる。これらを被う保護ケース43aと43bの接合面
には薄肉のゴム性シール材43c 、 43dが予め接
着されている。また、保護ケースの幅は43aの方が4
3bよりやや小さくなっており、保護ケースを押し込ん
だときに住じる弾力を利用して締結されるように設計さ
れている。
第8図は本発明の上記実施例の変形例であり、ケーブル
が片側2本の場合の外被固定部40、テンションメンバ
固定部41を示す斜視図である。この場合、幅は第7図
のものの約2倍になる。図のように平行に並べていけば
本数が複数の場合でも同様に適応できる。
これら実施例の外被接続部38を組み立てる−には、ま
ず心線接続部38を心線接続部固定部42に設置して固
定し、次にケーブル36の外被上およびテンションメン
バ上からコの字形薄肉平板44および45を両端がスリ
ット46.47を貫通するように設置して長方形平板1
9の裏側で両端を折曲げて固定する。
その後、保護ケース43a 、43bを全体に被せれば
組み立てが完了する。解体は、保護ケースの接合部の隙
間にマイナスドライバの先端などを差し込んで葆護ケー
スを上下に開けば簡単にできる(第7図参照)。
上記は、長方形平板19にスリットがある場合について
述べたが、スリットがなくても大型のコの字形薄肉平板
を両端が側面を通過するように設置し、長方形平板19
の裏側で両端を折り曲げて固定するようにしてもよい。
以上のように、本実施例の外被接続部38は部品数が3
0個以下と極めて少なく、直線接続の場合、従来の2分
の1以下である。また、この外被接続部全体の寸法は幅
20〜40鶴、長さ150〜300 w、高さ20〜4
0鶴(体積は従来の50分の1以下)であり、極めて小
さい。さらに、この外被接続部38の1組のM量は約1
20g (従来は5 ktr以上)と軽量であり、かつ
構造が簡単であるため、直線接続の組み立てが約5分(
従来は40分以上)ででき、作業性がよい。価格も従来
の10〜20分の1であり、経済性がよい。
第9図は、本発明の他の実施例を示す概略図である。外
被接続部38内には、充填材48が充填されている。充
填材48としては、ポリウレタン混和物、エポキシ樹脂
、ポリウレン混和物、グリース等の防水性混和物、もし
くはアクリル系吸水性繊維、アクリル系吸水性パウダ等
の吸水性樹脂が適用可能である。上記の充填材料48は
天井に穴のある保護ケースを用いれば簡単にその穴から
充填できる。
本発明者らの実験によると上記のいずれの充填材を外被
接続部内に充填しても、光損失の発生は認められなかっ
た(ヒートサイクル:温度−20〜+60℃、周期24
時間)。これは、前述したように本実施例の外被接続部
38の内容積が従来の50分の1以下であること、心線
の余長がなく短いことから、樹脂の収縮ひずみの影響が
小さいためと考えられる。また、エポキシ樹脂以外の充
填材を適用すれば、本外被接続部は当然解体可能である
し、心線余長がないため心線に付着した樹脂の除去作業
も簡単である。
従って、本特許請求の範囲8によれば、充填材の充填に
よって完全防水型の接続部が建設できるため、極めて信
頼性の高い光ファイバ線路が実現できる。
第10図(a)〜(dlは本発明の他の実施例の説明図
である。36a、36b、および49aは既に建設され
である長方形ケーブルおよび接続部であり、37a、3
7bはケーブル36a 、 36b余長である。これら
の構造は前記実施例で説明したとおりである。
次に、この実施例について説明する。
もし、第10図(a)の既に建設された光ファイバ線路
において、もし、接続部49aまたはその近傍のケーブ
ル36bの一部50が故障あるいは老朽化し、新品と交
換する必要が生じた場合、または他のケーブル36cと
36a 、36bのケーブルの接続を行う必要が生じた
場合、接続部49aの両側の点E、FまたはE、Gでケ
ーブルを切断して接続部49aまたは接続部49aとケ
ーブル36bの一部50を撤去し、余長37a 、 3
7bを用いてケーブル36aと36b、または、36a
と36bと36cを再度接続する(再接続またはケーブ
ルの切断を伴う分岐接続:第10図中)または第10図
(C))。
以上はケーブルの切断を伴う建設方法である。
もし、ケーブルを切断せずに分岐接続を行う必要が生じ
た場合、接続部49aは残したままケーブル37bの途
中(第10図(alG点)で外被を除去し、ここでケー
ブル36bと36dを接続すればよい(ケーブルを切断
しない分岐接続:第10図(d))。
以上説明したように、この光ファイバ線路の接続方法、
分岐方法によれば、既に建設された接続部を解体せずに
ケーブルの再接続、分岐接続ができるため、従来と比べ
て作業行程が減少し、迅速で柔軟な設備変更が可能とな
る。また、ケーブル余長を利用すればケーブルの部分修
理ができるので、保守費の節減が図れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、外被接続部内の心線に
余長を設けないで、外被接続部の外側のケーブルに余長
を設けているとともに、たとえば、断面が長方形のケー
ブルまたはその集合ケーブルを用い、さらには実施例で
述べたような小型で簡便な構造の外被接続部を用い、外
被接続部内に防水性混和物もしくは吸水性樹脂を充填し
た光ファイバ線路であるから次の利点がある。また、本
発明は外被接続部両外側のケーブルを切断して接続部を
撤去して再接続を行うことができ、あるいは外被接続部
外側近傍のケーブル部分に分岐接続を行うことができる
ため、以下の利点がある。
(1)ケーブルおよび接続部が極めて小型になり、狭小
設備への通用が容易となる。
(2)ケーブルおよび接続部の構造が簡単で、かつ基本
単位が画一化されているので、製造性が向上するととも
に、建設・保守作業が容易になる。
(3)需要に対するケーブルの心数の選択が柔軟にでき
るので経済的である。
(4)ケーブルを接続することなく引き落とすことがで
きるので、配線作業が容易である。
(5)防水用充填材の充填が可能であるため、接続部の
高信頼性が確保できる。
(6)ケーブルに余長があるため、再接続、分岐接続作
業の迅速化が図れる。
(7)ケーブルの部分修理ができるため、迅速で経済的
な障害修理が実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光ファイバ線路の外被接続部を示す概略
図、第2図は本発明の一実施例の概略図、第3m(a)
、−)は本発明に使用するケーブルの一例を示す断面斜
視図、第4図(a)〜(C)は本発明に使用するケーブ
ルの他の例を示す概略図、第5図(a)〜(d)は本発
明に使用する集合ケーブルの一例を示す概略図、第6図
は本発明の光ファイバ線路の他の実施例を示す概略図、
第7図は本発明に使用する外被接続部の一例を示す斜視
図、第8図は本発明に使用する外被接続部の他の例を示
す斜視図、第9図は本発明の他の実施例を示す概念図、
第10図(a)〜(d)は本発明の光ファイバ線路の接
続ないし分岐の方法を示す説明図である。 1 ・・・ケーブル、2.・・・地下管路、3 ・・・
マンホール、4 ・・・従来の接続部、5.5a、5b
  ・・・心線、6 ・・・心線接続部、7 ・・・心
線余長、8 ・・・心線余長収容部、9 ・・・外被固
定部、10・・・テンションメンバ固定部、1)・・・
連結棒、12・・・保護ケース、13・・・シール材、
14.14a、14b、31〜34.36.36a 〜
36d  ・・・本発明のケーブル、15.38.49
a〜49d  ・・・本発明の接続部、16.37.3
7a、37b  ・・・ケーブル余長、17a。 17b  ・・・外被、18a、 18b  ・・・テ
ンションメンバ、19・・・空間、20・・・光ファイ
バ素線、21〜23.27〜30.35  ・・・集合
ケーブル、24・・・集合ケーブルの外被、25・・・
押さえ”巻きテープ、26・・・押さえ巻きコード、A
、B  ・・・嵌合部、C,D  ・・・外被の共有部
、39・・・長方形平板、40・・・外被固定部、41
・・・テンションメンバ固定部、42・・・心線接続部
固定部、43a、43b  ・・・保護ケース、43c
、47・・・スリット、48・・・充堪材、50・・・
ケーブルの被修理部、E〜G ・・・ケーブルの被切断
部。 出願人代理人  雨 宮   正 季 第3図 (b) 第4図 (0)        (b)       (C)第
10図 (a)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光ファイバケーブルと該ケーブルの光ファイバ心
    線接続部と該心線接続部を被う外被接続部からなる光フ
    ァイバ線路において、該外被接続部の外側のケーブルに
    余長を設け、該外被接続部内の心線に余長を設けないこ
    とを特徴とする光ファイバ線路。
  2. (2)該ケーブルとして断面が長方形のケーブルを用い
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ファ
    イバ線路。
  3. (3)該ケーブルとして断面が長方形のケーブルを複数
    本集合して全体に外被または押さえ巻きテープまたは押
    さえ巻きコードを施した集合ケーブルを用いたことを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の光ファイバ線路。
  4. (4)該ケーブルとして、外被の側面または上下面に凹
    凸形の嵌合部を持つ断面がほぼ長方形のケーブルを複数
    本並行に、または上下に嵌合して集合させた集合ケーブ
    ルを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の光ファイバ線路。
  5. (5)該ケーブルとして、断面がほぼ長方形のケーブル
    外被の側面または上下面の一部を共有して複数本連なっ
    た集合ケーブルを用いたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の光ファイバ線路。
  6. (6)該集合ケーブルの端部または途中の一部を該長方
    形ケーブルに分離し、分離された少なくとも一つの該長
    方形ケーブルに心線接続部および外被接続部が取り付け
    られていることを特徴とする特許請求の範囲第3項から
    第5項に記載の光ファイバ線路。
  7. (7)該外被接続部として長方形平板またはスリットを
    持つ長方形平板の表側にテンションメンバを露出させた
    該長方形ケーブルを設置し、該ケーブルの外被上および
    テンションメンバ上からコの字形薄肉平板をその両端が
    該長方形平板の側面を通過するように、または該スリッ
    トを貫通するように設置して長方形平板の裏側で両端を
    折曲げて固定するようにした外被固定部およびテンショ
    ンメンバ固定部を持ち、該長方形平板の中央部に心線接
    続部を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項か
    ら第6項記載の光ファイバ線路。
  8. (8)該外被接続部内に防水性混和物もしくは吸水性樹
    脂を充填したことを特徴とする特許請求の範囲第1項か
    ら第7項記載の光ファイバ線路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013117675A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Fujikura Ltd 光ファイバ接続用ユニット

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JPS5745617B2 (ja) * 1978-08-28 1982-09-29
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