JPS63256836A - レ−ザ光束の微小偏角の測定装置 - Google Patents

レ−ザ光束の微小偏角の測定装置

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JPS63256836A
JPS63256836A JP9166587A JP9166587A JPS63256836A JP S63256836 A JPS63256836 A JP S63256836A JP 9166587 A JP9166587 A JP 9166587A JP 9166587 A JP9166587 A JP 9166587A JP S63256836 A JPS63256836 A JP S63256836A
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JP
Japan
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laser beam
light
diffraction grating
grating
angle
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JP9166587A
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Makoto Itonaga
誠 糸長
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はレーザ光源の熱的な不安定性などの原因により
レーザ光源から出射されるレーザ光束の出射角の微小変
化によってレーザ光束に生じる微小偏角、あるいは、光
偏向器で微小な偏向角で偏向されたレーザ光束の微小偏
角(v1小な偏向角)を測定するために用いられるレー
ザ光束の微小偏角の測定装置に関する。
(従来の技術) レーザ光束を使用する各種の機器が多くの技術分野にお
いて実用されていることは周知のとおりであるが、周知
のようにレーザ光源から出射されるレーザ光束の出射角
は、レーザ光源の熱的な不安定性などによって変化する
から1例えばレーザ光束によって極めて微細なパターン
を形成させる機器、特に、前記の原因によって生じるレ
ーザ光束の偏角の大きさが無視できないような大きさの
偏角をレーザ光に与えることによって所定の微細なパタ
ーンを形成させるように構成されている機器においては
、その機器に所期の動作を確実に行わせるためにレーザ
光束の微小な偏角を高精度に知ることが必要とされる場
合がある。
前記したレーザ光束の微小な偏角の測定あるいは検出手
段としては、従来、例えば第6図に示すように偏角の測
定あるいは検出の対象にされているレーザ光束を集光レ
ンズ乙によって2分割光検出器PDに与え、前記した2
分割光検出器PDにおける2つの受光素子Pdl、 P
d2からの出力信号の差によってレーザ光束の微小な偏
角の測定または検出を行うようにしていた。
すなわち、集光レンズLに入射したレーザ光束を集光レ
ンズLで集光し、集光レンズLの後焦点距離fだけ離隔
した位置に設置されている2分割光検出器PDへ前記し
たレーザ光束による光のスポットが投射されるようにし
ておき、前記した集光レンズLに入射されているレーザ
光束P1が、前記のレーザ光束Piに対して角度θを示
すレーザ光束P2に変化した場合に、前記したレーザ光
束P2による光のスポットが、前記したレーザ光束P1
による光のスポットの位置から2割分割光検出器PD上
においてf tanθ の距離だけずれることを利用し
、2分割光検出器FDにおける2つの受光素子Pdl、
 Pd2からの出力信号の差によってレーザ光束の微小
な偏角の測定または検出を行うようにしているのである
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記した従来法において、レーザ光。
束の偏角の測定または検出を高精度に行うためには、偏
角の測定系または偏角の検出系で使用される集光レンズ
Lとして焦点距離fの長いものが必要とされる。すなわ
ち、今、例えば、レーザ光束の偏角θが0 、1 mr
adであるとし、また2分割光検出器PDにおける検出
の分解能が50ミクロンであったとすると、前記の数例
の場合のレーザ光束のQ 、 l mradの偏角が測
定または検出されるためには、集光レンズLとして焦点
距離fが500mmのものが必要とされる。
しかし、前記のように長い焦点距離の集光レンズLが使
用された場合には、測定系または検出系における光路長
が長くなって、測定系または検出系が大型なものになる
ことは勿論のこと、前記の長い光路長内での空気の流れ
等の影響によってノイズが大きくなり、正確な測定結果
あるいは正確な検出結果が得難い他、従来法ではレーザ
光束の偏角が相対的にしか検出できないので、結果とし
て絶対値が必要な場合には測定系を何等かの方法によっ
て較正しなければならないが、前記の較正は微小量なた
めに、それを高精度で行うことは極めて困難である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、小型で、しかも高い精度で絶対値が得られる
ようなレーザ光束の微小偏角の測定装置。
すなわち、測定の対象にされているレーザ光束を集光レ
ンズに入射させ、前記の集光レンズによって集光された
光のスポットで、前記した光のスポットの径よりもピッ
チの大きな回折格子を照射する手段と、前記した回折格
子によって発生した回折光を光検出器により検出する手
段とを備えてなるレーザ光束の微小偏角の測定装置を提
供して前記した問題点を解決したものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明のレーザ光束の微小偏
角の測定装置の具体的な内容について詳細に説明する。
第1図は本発明のレーザ光束の微小偏角の測定装置の概
略構成を示す平面図、第2図は回折格子の一部の平面図
、第3図は集光レンズに入射したレーザ光束に偏角が生
じた場合における集束点の変化を示す平面図、第4図は
本発明のレーザ光束の微小偏角の測定装置の他の実施例
の概略構成を示す斜視図である。
第1図に示されているレーザ光束の微小偏角の測定装置
において、PQは偏角の測定の対象にされているレーザ
光束であり、このレーザ光束Pnは偏光ビームスプリッ
タ3に入射される。前記の偏光ビームスプリッタ3を透
過したレーザ光束Paはλ/4板4を透過した後に集光
レンズ5で集光されることにより、前記した集光レンズ
5の合焦面に設置されている回折格子DG上には微小な
径の光のスポットSが投射されるが、今、レーザ光の波
長が0.633ミクロンで、集光レンズ5の開口数(N
 −A)が0.5であるとすると、前記した回折格子D
G上の光のスポットSの径は約1ミクロン程度のものに
なる。
第3図は、集光レンズ5に入射されるレーザ光束の入射
角が変化した場合における焦点面FP上での光のスポッ
トの位置の変化を示している図であって、この図におい
てPρ1.PQ2は、集光レンズ5への入射角にθの差
を有する2つのレーザ光束を示しており、前記したレー
ザ光束PQIは集光レンズ5の焦点面FP上に光のスポ
ットS1として投射され、また前記したレーザ光束PQ
2は集光レンズ5の焦点面FP上に光のスポットS2と
して投射されるが、前記した2つの光のスポットSL、
S2間の距離は、集光レンズ5の焦点距離をfとすると
、ftanOとして示されるものになる。
そして、集光レンズ5に入射されるレーザ光束が第3図
中のレーザ光束PQ1の位置からレーザ光束PΩ2の位
置まで1次第に偏角が変化するときには、レーザ光束に
よる光のスポットの位置は集光レンズ5の焦点面FP上
において、第3図中の81の位置から82の位置まで次
第に移って行くのである。
集光レンズ5によって集光された光のスポットSが投射
される前記の回折格子DGとしては、それの格子のピッ
チP(第5図参照)が、それに投射される光のスポット
Sの径の1.2倍〜3倍の寸法の範囲内にあるように形
成されたものが用いられるようにすると良好な分解能で
微小な偏角の測定結果が得られる。
前記した集光レンズ5と回折格子DGとは、集光レンズ
5に入射されるレーザ光束PQが良好な平行光の状態で
ある場合には、集光レンズ5の後焦点距離だけ集光レン
ズ5から離隔した位置に回折格子DGが位置する状態と
なるようにして両者が一体化されていてもよいが、集光
レンズ5に入射するレーザ光束PI2は常に必らずしも
良好な平行光の状態であるとは限らないので、集光レン
ズ5と回折格子DGとの間隔が自動焦点制御系の制御に
より可変になされるように構成されることは望ましい実
施の態様である。
なお、第1図示の実施例においては、レーザ光束の分割
を行うのに、偏光ビームスプリッタ3とλ/4板4とに
よって構成された光アイソレータが使用されているが、
レーザ光束の分割をハーフミラ−によって行うようにし
てもよいことは勿論である。
また、本発明の実施に当って使用される前記の回折格子
DGとしては、位相型の回折格子でも。
あるいは振幅型の回折格子でも、そのどちらの型式のも
のでも使用できるのであり、また、実施に当って1次元
の回折格子が使用されても、あるいは2次元の回折格子
が使用されてもよいのである。
第2図は回折格子を例示した平面図であって、第2図の
(a)は1次元型の回折格子の一部の平面図。
第2図の(b)は2次元型の回折格子の一部の平面図を
それぞれ示している。
第1図に示されている実施例では、回折格子DGとして
位相型の1次元の回折格子DOを使用しているものとし
て以下の説明が行われている。
第1図示のレーザ光束の微小偏角の測定装置において、
前記のようにして光のスポットSが投射された反射型の
回折格子DGから反射された回折光Pαrは、集光レン
ズ5とλ/4板4とを介して偏光ビームスプリッタ3に
入射される。前記の偏光ビームスプリッタ3で反射され
た前記の回折光PQrは、レンズ6で集光されて微小な
光のスポットSrとして2分割光検出器PDに投射され
る。
そして、前記の2分割光検出器PDは、それの分割線(
2個の受光素子Pdl、 Pd2の境界a)が、回折格
子DGにおける格子の延長する方向(格子の方向)に平
行となるように設置されている。前記した集光レンズ5
に入射されるレーザ光束が、例えば第3図中のレーザ光
束PQ1のように、集光レンズ5に対して入射角がOの
状態で入射しているときに、回折格子DGから反射した
光が、2分割光検出器PDにおける2個の受光素子Pd
l。
Pd2に対して等しい光量のものとして与えられるよう
にすれば、この状態における2分割光検出器PDの2つ
の受光素子Pdl、 Pd2からの出力信号の差信号は
Oとなり、次に、集光レンズ5に入射するレーザ光束に
偏角が生じて、集光レンズ5への入射角がOでなくなる
と、2分割光検出器PDにおける2個の受光素子Pdl
、 Pd2に対して与えられる回折格子DGからの反射
光の光量は、前記したレーザ光束の偏角の方向及び大き
さに応じて。
それぞれ異ったものになって、2分割光検出器PDの2
つの受光素子Pd1. Pd2からの出力信号の差信号
(第5図の(c)参照)は、集光レンズ5に入射された
レーザ光束の偏角の方向と大きさとに応じた極性と大き
さとの変化態様が、回折格子’DGのピッチPに対応し
て変化している信号となる。
また1回折格子DGが1次元型のものである場合には、
前記した2分割光検出器PDにおける2つの受光素子P
dl、 Pd2の出力信号の和信号(第5図の(b)参
照)は、集光レンズ5に入射されるレーザ光束の偏角の
大きさが次第に変化するのに応じて第5図の(、)に示
されているような使用されている回折格子DGの格子の
ピッチPに対応しているような変化の態様で変化する。
第1図において、前記した2分割光検出器PDにおける
2つの受光素子Pdl、 Pd2の出力信号は、加算器
ADDIと減算器SUBとに供給されており、前記した
加算器ADDIからは2分割光検出器PDにおける2つ
の受光素子Pdl、 Pd2の出力信号の和信号Sa(
第5図の(b)参照)Saが出力され、また、前記した
減算器SUBからは2分割光検出器PDにおける2つの
受光素子Pdl、 Pd2の出力信号の差信号Ss(第
5図の(Q)参照)が出力される。
前記した加算器ADDIから出力された和信号Saと、
減算器SUBから出力された差信号Ssとは、それぞれ
使用された回折格子DGにおける格子のピッチの周期と
同じ周期の交流信号となっており、かつ、前記した和信
号Saと差信号sbとは90°の位相差を有するものに
なっている。
したがって、前記した和信号Saにおける正波のピーク
位置と負波のピーク位置と、前記した差信号Ssにおけ
る正波のピーク位置と負波のピーク位置とに、それぞれ
対応するパルスを発生させて、それらのパルスを時間軸
上に配列した場合には、時間軸上に配列されたパルスP
p(第5図の(d)参照)における隣り合うパルスPP
vPpの間隔は、回折格子DGにおける格子のピッチP
の174に対応しているものになる。
今、第3図中に示されているf tanθが回折格子D
Gにおける格子のピッチPの1/4に等しい場合を考え
ると、このときのレーザ光束の偏角θは、θ:tan″
″1(P/4 f)となるから、回折格子DGにおける
格子のピッチPを例えば1.6ミクロン。
集光レンズ5の焦点距離fを10mmとすると、前記し
たレーザ光束の偏角θは0.04ミリ・ラジアンとなる
すなわち、前記した数例の場合には、レーザ光束の偏角
θが0.04ミリ・ラジアン毎に、前記したパルスPp
が出力されることになるから、前′記したパルスの個数
を計数すれば0.04ミリ・ラジアンの分解能で、レー
ザ光束の偏角を容易に測定できることになる。また前記
した加算器ADD1からの出力信号Saのアナログ量の
変化の状態も用いれば、前記した2つのパルスP P 
t P 9間における偏角の量も正確に知ることができ
ることはいうまでもない。
第1図において、加算器ADDIの出力信号Saが供給
されているブロックPPGIと、減算器SUBの出力信
号Ssが供給されているブロックPPG2とは、それに
入力された交流信号の正負のピーク値に対応してパルス
を発生できるように構成されているパルス発生器であり
、前記した2つのパルス発生器PPGI、PPG2から
発生されたパルスPPが加算器AI)I)2によって加
算されると、出力端子1には第5図の(d)に示すよう
なパルス列、すなわち、前記した加算器ADDIから出
力された和信号Saにおける正波のピーク位置と負波の
ピーク位置とにそれぞれ対応して発生したパルスPpと
、前記した減算器SUBから出力された差信号Ssにお
ける正波のピーク位置と負波のピーク位置とにそれぞれ
対応して発生したパルスPPとが出力されることになる
。この出力端子1に送出されたパルスPpは図示されて
いない計数器に被計数パルスとして供給される。
第1図において、DCCは微分回路であり、この微分回
路DCCでは前記した加算器ADDIから出力された出
力信号Saを微分して加算器ADD3に供給する。前記
した加算器ADD3には、前記した減算器SUBからの
出力信号Ssも供給されているから、加算器ADD3か
らの出力信号を検波回路DETで検波した信号が供給さ
れる出力端子2には偏角の方向を表わすハイレベルの状
態の信号、あるいはローレベルの状態の信号が現われる
(偏角の方向とは、例えば、集光レンズ5に入射される
レーザ光束が、例えば第3図中のレーザ光束PQIのよ
うに、集光レンズ5に対して入射角が0の状態で入射し
ているときを基準とし、レーザ光束が第3図中の左上側
方から集光レンズ5に入射する場合と、レーザ光束が第
3図中の左下側方から集光レンズ5に入射する場合とに
ついて、偏角が互に逆の方向である、というように表現
したものである)。
前記した第1図示の実施例においては1回折格子DGと
して反射型のものが使用されていたが、回折格子として
透過型のものを使用する場合には、第1図中の偏光ビー
ムスプリッタ3と、λ/4板4とを除去して、第1図中
の回折格子DGの位置に透過型の回折格子を設置し、そ
の回折格子の背後に第1図中のレンズ6と2分割光検出
器PDを配設して、回折格子を透過した回折光がレンズ
6を介して2分割光検出器PDに与えれるようにすれば
よい。
また1本発明の実施に当っては光検出器として1個の受
光素子からなる構成のものが用いられてもよい。この場
合でも受光素子からの出力信号は、第1図における加算
器ADDIからの出力信号Saと同一のものであり、集
光レンズ5に入射されるレーザ光束の偏角が次第に大き
くなるのにつれて、第5図の(b)に示されている信号
Saのように回折格子DGのピッチPと同一の周期で変
化する信号となる。そして、前記した信号における正負
のピーク値間は使用した回折格子DGのピッチPに対応
しているから、前記した受光素子の出力信号における正
負のピーク値の個数を計数したり、受光素子の出力信号
の大きさを用いたりすることにより、レーザ光束の偏角
を正確に測定することができる。
次に、第1図示のような各構成部材の配置により2次元
方向でのレーザ光束の偏角が測定できるようにするのに
は、前記した第1図中における回折格子DGとして第2
図の(b)に示されているような2次元型のものを使用
し、またも第1図中で使用されている2分割光検出器P
Dの代わりに。
周知構成の4分割光検出器を、その4分割光検出器にお
ける直交する2本の分割線が、使用される2次元型の回
折格子における直交する格子の方向と一致するような設
置態様となるようにして使用し、前記した4個の受光素
子からの4個の出力信号から2つの差信号、すなわち、
今、4個の受光素子が第1乃至第4象限にそれぞれ位置
しているとしたときに、第1象限に配置されている受光
素子からの出力信号を81とし、第2象限に配置されて
いる受光素子からの出力信号を82とし、第3象限に配
置されている受光素子からの出力信号を83とし、第4
象限に配置されている受光素子からの出力信号を84と
して、(SL+82)−(S3+84)のような第1の
差信号と、(S1+54)−(S2+83)のような第
2の差信号との2つの差信号を発生させて、それにより
2次元方向でのレーザ光の偏角の測定結果を得るように
すればよいのである。
次に、第4図は2個の1次元型の回折格子DGa、DG
bを、格子の方向が互いに直交するように設置して、2
次元方向でのレーザ光束の偏角を測定するようにした本
発明のレーザ光束の微小偏角の測定装置の実施例を示す
斜視図であり、この第4図中でHMはハーフ・ミラーで
あり、また、3a、3bは偏光ビームスプリッタ、4a
、4bはλ/4板、5a、5bは集光レンズ、6a、6
bはレンズ、PDa、PDbは2分割光検出器。
DGa、DGbは1次元の回折格子であり、測定の対象
にされているレーザ光束PQをハーフ・ミラーHMによ
って2つに分割して、偏光ビームスプリッタ3a、3b
に入射させるようにしている意思外は、第4図中の2つ
の構成部分は、それぞれ既述した第1図示の構成のレー
ザ光束の微小偏角の測定装置と同様であり、前記の、2
つの2分割光検出器PDa、PDbからの出力信号は、
それぞれ第1図中に示されているのと同様な個別の電気
回路に供給されて所要の測定結果が得られるのである。
次に1本発明のレーザ光束の微小偏角の測定装置におけ
るレーザ光束の偏角測定の分解能(偏角の測定感度)に
関連する事項について記載する。
使用する回折格子DGの格子のピッチPと、集光レンズ
5によって回折格子DGに集光される光のスポットSの
径との寸法関係が、回折格子の格子のピッチP(第5図
参照)が、それに投射される光のスポットSの径の1.
2倍〜3倍の寸法の範囲内にあるような関係になされて
いれば良好な分解能での微小偏角の測定が可能であるこ
とは既述したとおりである。
さて、本発明による微小偏角の測定における偏角測定の
分解能は、焦点距離fの大きな集光レンズ5を使用する
ことによって高めることができるが、焦点距離fの大き
な集光レンズ5は、開口数を同一とした場合には口径が
大きなものになるから、偏角測定の分解能の向上のため
に焦点比Mfの大きな集光レンズ5を使用するとしても
、それには限度がある。
また、微小偏角の測定における偏角測定の分解能の向上
を、集光レンズ5の開口数を大にして行うこともできる
が、開口数を大きくするとレンズの焦点深度が浅くなっ
て、良好な合焦状態が得られる範囲が狭くなる。
それで1本発明の微小偏角の測定における偏角測定装置
の実施に当っては、集光レンズ5の焦点距離f、開ロ数
N−A、回折格子DGの格子のピッチPの3者について
のバランスを考えて最良の結果が得られるようにすれば
よい。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明のレーザ光束の微小偏角の測定装置は測定の対象にさ
れているレーザ光束を集光レンズに入射させ、前記の集
光レンズによって集光された光のスポットで、前記した
光のスポットの径よりもピッチの大きな回折格子を照射
する手段と、前記した回折格子によって発生した回折光
を光検出器により検出する手段とを備えてなるレーザ光
束の微小偏角の測定装置であるから、この本発明のレー
ザ光束の微小偏角の測定装置では、測定系中で使用され
ている回折格子DGのピッチPに関連する周期で変化す
る信号を用いてレーザ光束の偏角を測定するようにして
いるから、較正を必要とすることもなくレーザ光束の微
小な偏角を容易に、かつ、正確に測定することができ、
また、本発明のレーザ光束の微小偏角の測定装置は小型
なものとして構成することが可能であるから、偏角測定
の分解能を向上させるために長大な焦点距離の集光レン
ズの使用が不可欠な従来法による微小偏角に際して問題
になった欠点も生じることなく、本発明によれば各種の
原因によって生じるレーザ光束の微小な偏角の測定が容
易に正確にできるから、レーザ光束により極めて微小な
パターンを形成させるようにする装置などにおいて有効
に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレーザ光束の微小偏角の測定装置の概
略構成を示す平面図、第2図は回折格子の一部の平面図
、第3図は集光レンズに入射したレーザ光束に偏角が生
じた場合における集束点の変化を示す平面図、第4図は
本発明のレーザ光束の微小偏角の測定装置の他の実施例
の概略構成を示す斜視図、第5図は動作説明用の波形図
、第6図はレーザ光の偏角を測定または検出する従来法
の説明のための平面図である。 3.3a、3b・・・偏光ビームスプリッタ、4・・・
λ/4板、5.5a、5b、L−”集光レンズ、PD・
・・2分割光検出器、6・・・レンズ、PR,Pα1゜
P112.Pi、 P2・・・偏角の測定の対象にされ
ているレーザ光束、DG、DGa、DGb−回折格子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 測定の対象にされているレーザ光束を集光レンズに入射
    させ、前記の集光レンズによって集光された光のスポッ
    トで、前記した光のスポットの径よりもピッチの大きな
    回折格子を照射する手段と、前記した回折格子によって
    発生した回折光を光検出器により検出する手段とを備え
    てなるレーザ光束の微小偏角の測定装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017026344A1 (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 三菱電機株式会社 光検出装置
CN108955578A (zh) * 2018-07-11 2018-12-07 白贞兵 一种光电转换装置

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WO2017026344A1 (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 三菱電機株式会社 光検出装置
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