JPS632566Y2 - - Google Patents

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JPS632566Y2
JPS632566Y2 JP1981187563U JP18756381U JPS632566Y2 JP S632566 Y2 JPS632566 Y2 JP S632566Y2 JP 1981187563 U JP1981187563 U JP 1981187563U JP 18756381 U JP18756381 U JP 18756381U JP S632566 Y2 JPS632566 Y2 JP S632566Y2
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exhaust pipe
exhaust
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pipe
extended
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は農用トラクタ等における排気装置取付
構造に関する。
一般に、農用トラクタ等の車両においては、エ
ンジンからの排気を外部に排出しかつ排気による
騒音を減少させるためエンジンに接続される排気
管および消音器よりなる排気装置を用いている。
この場合、排気装置の排気出口をどの位置に設
けるかは車両の用途や種類等によつて異なる。た
とえば、農用トラクタ等の農作業用車両では、作
業や農作物の種類や性質を考慮に入れて、一般に
第1図および第2図に示すように、排気の熱によ
る農作物の焼損を防止するため機体1の前部の一
側の上方に排気装置2を直立させ、排気を機体上
方に導びいて排出する構造となつている。その場
合、排気装置2は第3図に示すように、エンジン
3に接続された基部排気管4の上に消音器5を直
立状に取り付けるのが通常の方式であつた。
ところが、たとえば果樹園で農用トラクタを使
用する場合、前記した直立型の排気装置の構造で
は、排気が果実や樹木に吹き付けられ、排気の熱
で果実や樹木を痛めたり、あるいは排気装置の上
部が樹木の枝に引つ掛かつてしまう等の不具合が
生じる。また、ビニールハウス用に使用する場合
にも、屋根や梁等を焼損したり、これらに引つ掛
かるという不具合がある。
そこで、果樹園やビニールハウス用に座席を低
くしたり、機体の殆んどを外装板で覆つた専用の
農用トラクタも提案されているが、このような特
別構造のトラクタは汎用性やコスト等の点で不利
なものとなつてしまう。
したがつて、本考案の目的は、前記従来技術の
問題点を解消するためになされたもので、通常の
用途と果樹園やビニールハウス等の特別な用途と
に択一的に使用できる農用トラクタ等における排
気装置取付構造を提供することにある。
この目的を達成するため、本考案は、用途に応
じて機体の後方または側方に排気を排出すること
ができ、また機体の上方に排気を排出することも
できるよう構成したことを特徴とするものであ
る。
以下、本考案を図面に示す実施例にしたがつて
詳細に説明する。
第4図は本考案による農用トラクタ等における
排気装置取付構造の一実施例を機体正面(前面)
から見た正面図、第5図AとBはそれぞれ連通蓋
の正面図と底面図である。
本実施例において、排気装置はエンジンの燃焼
ガスをトラクタの機体の一側から他側の後方に導
びいて排出できる上に、用途に応じて機体の上方
に排気できるよう汎用型の構造を有している。
そのため、排気装置12は農用トラクタの機体
10上の前部近くに搭載されたエンジン11の一
側に着脱可能に接続される基部排気管13を有し
ている。この基部排気管13の上端の接続フラン
ジ14には、機体10の一側に沿つて曲り管状に
該機体10の下部側方まで下方向に延長する前部
排気管15が着脱自在に接続される。
この前部排気管15の上端には、基部排気管1
3の接続フランジ14への接続のため水平方向に
延びた一体的な接続フランジ16が設けられてい
る。そのため、この接続フランジ16は第6図に
示すように、基部排気管13の出口に適合する開
口16Aと、前部排気管15の入口を形成する開
口16Bとを有している。
本実施例では、基部排気管13と前部排気管1
5との接続のため、略蒲鉾状の連通蓋17(第4
図および第5図参照)が用いられている。この連
通蓋17は前記接続フランジ16上に載置してボ
トル18で着脱自在に固締することにより基部排
気管13と前部排気管15とを排気の連通可能に
接続する。そのため、連通蓋17は第5図AとB
に示すように、前記接続フランジ16の開口16
A,16Bとそれぞれ適合する入口開口17A、
出口開口17Bを有し、また蓋内には該入口開口
17Aと出口開口17Bを連通させる曲り通路1
7Cがコ字状に穿設されている。
また、本実施例においては、前記基部排気管1
3の上端の接続フランジ14には、前記連通蓋1
7を取り付けていない時、たとえば通常の田畑等
での農作業時に第3図に示すような通常の農用の
消音器19を第7図に示す如くボルト20で取り
付けるようになつている。この消音器19は第7
図のように直立状に設けられ、その上側には、排
気出口管21が接続具22で接続される。このよ
うに、基部排気管13の接続フランジ14上に直
接消音器19を取り付ける場合、前部排気管15
の開口(入口開口)16Bには、雨水やゴミ等の
浸入を防止するための密封蓋23が装着される。
前記前部排気管15の下端には、後部排気管2
5が接続具24により接続されている。この後部
排気管25は前部排気管15と共に延長排気管を
構成するものであり、第4図から明らかなよう
に、機体10の一側すなわちエンジン11からの
排気取出側から機体10の下腹部26と前輪駆動
軸27との間の空間を通つて機体10の他側まで
曲り管状に横断している。後部排気管25の他端
フランジ28は消音器29のフランジ30とボル
ト31により着脱可能に接続されている。
この消音器29は原則的には前記消音器19と
は別のもの、好ましくは果樹園やビニールハウス
用の縦形構造のものであり、エンジン11から基
部排気管13、前部排気管15、後部排気管25
を経て機体後方に導びかれて来た排気の音を消す
ために設けられている。この消音器29で消音さ
れた排気は該消音器29の出口側に接続具32で
接続した排気出口管33から機体10の他側(エ
ンジン11から排気装置12への排気取出側とは
反対側)の後方に排出される。消音器29は取付
板34を介して機体10の他側に支持され、また
排気出口管33の基端側は取付ボルト35により
機体10の他側に支持されている。
本実施例においては、農用トラクタをたとえば
果樹園やビニールハウス用のように、エンジン1
1の排気を機体10の上方に排出しないことが望
まれる用途に用いる場合、第4図に示すように基
部排気管13の接続フランジ14の上に前部排気
管15の接続フランジ16を載置し、さらに該接
続フランジ16上に連通蓋17を載せてこれらを
ボルト18で着脱自在に固締する。それにより、
エンジン11の燃焼ガスは機体10の一側から基
部排気管13、連通蓋17、前部排気管15、後
部排気管25、消音器29、排気出口管33を経
て、機体10の他側に沿つて機体後方に導びいて
排出される。したがつて、排気装置12からの排
気により果実や樹木あるいはビニールハウスの屋
根等が焼損されることはなく、果樹園やビニール
ハウス用として好適な排気を行うことができる。
一方、農用トラクタを通常の田畑等での農作業
に用いる場合、前記の如く機体10の後方に排気
する果樹園用の排気方式を用いると、野菜や稲等
の通常の背の低い農作物が排気の熱で焼損されて
しまう。そこで、このような通常の用途では、前
部排気管15、後部排気管25、消音器29、排
気出口管33は前記果樹園用の取付状態のままに
しておき、連通蓋17を接続フランジ16から取
り外し、この連通蓋17の代りに、第7図に示す
如く通常の農用の縦形消音器19をボルト20
で、基部排気管13の接続フランジ14上に載置
された接続フランジ16の上に直立状に取り付け
る。したがつて、この場合には、排気は消音器1
9、排気出口管21を経て機体10の上方前方に
排出されるので、排気の熱で農作物が焼損するこ
とは防止される。なお、この場合には、前部排気
管15の中への雨水やゴミ等の浸入を防止するた
め、接続フランジ16の開口(前部排気管15の
入口開口)16Bに第7図の如く密封蓋23を装
着しておくのが好ましい。
このように、本実施例においては、単に連通蓋
17と消音器19とを付け替えるだけで、果樹園
やビニールハウス用と通常の農用に二者択一的に
使用できる。したがつて、非常に便利で、各用途
に専用のトラクタを揃える場合に比べてはるかに
低コストである上に、排気方向の切換えは極めて
簡単かつ迅速に行うことができる。
また、本実施例では、前記の如く果樹園用の用
途の場合に機体10の後方への延長排気管の中途
部、本実施例の場合は後部排気管25で機体10
の一側から他側に横断させる構造であるので、第
8図に示すように機体10の一側にたとえば油圧
フイルタ36の如き妨害構造物が存在しているた
めに延長排気管を機体10の一側に沿つて真直ぐ
後方に延長できないような場合でも、機体10の
後方への排気が可能であり、特に果樹園やビニー
ルハウス用に非常に有利である。
もつとも、機体10の一側に妨害構造物が存在
しない場合、第9図に示すように、排気装置12
を機体10の一側のみに沿つて真直ぐ後方に延長
させてもよい。
また、第9図に12Aで示す如く、排気装置は
機体10の一側または他側の側方に延長させて果
樹園やビニールハウス用として用いることも可能
である。
さらに、前記実施例では、排気装置12の延長
排気管部を前部排気管15と後部排気管25とに
区分し、前部排気管15の基端の接続フランジ1
6と連通蓋17および尾端側の接続具24におい
て前部排気管15を独立的に着脱できる構造とし
ているので、排気装置12の後方延長時における
基端部の位置決めが容易に可能である。
また、前部排気管15の接続フランジ16を基
部排気管13の接続フランジ14の上に載置して
前後にずらしながら接続具24により前部排出管
15の尾端を後部排気管25の基端と接続できる
ので、排気装置の後方延長時の取付けおよび交換
が極めて簡単かつ迅速に行われる。
さらに、前記実施例では、排気装置12の延長
排気管の中途部を機体10の一側から他側に横断
させる場合に、延長排気管が機体10の下腹部2
6と前輪駆動軸27との間の空間を通過するよう
にしたので、延長排気管の横断部がトラクタの走
行の妨害や他の構造物の取付けの邪魔になるよう
なことを阻止できる。もつとも、延長排気管の横
断位置や横断構造等は前記実施例に限定されるも
のではない。
第10図は本考案の他の実施例を機体前方から
見た正面図である。
この実施例においては、前部排気管15の基端
(上端)に、前記実施例における連通蓋17と類
似した形状を持つ連通フランジ37がたとえば溶
接等で一体的に結合されている。
したがつて、本実施例の場合、果樹園やビニー
ルハウス等での使用時には、第10図に示す如
く、前記連通フランジ37をボルト38で基部排
気管13の接続フランジ14上に着脱自在に接続
することにより、エンジン10の排気は基部排気
管13から接続フランジ37内の曲り通路(図示
せず)を通つて前部排気管15の中に入り、そこ
から後部排気管25、消音器29を経て機体後方
に排出される。
一方、通常の田畑での農作業に用いる場合、前
部排気管15と連通フランジ37はボルト38と
接続具24で基部排気管13および後部排気管2
5から取り外され、後部排気管25から後側はそ
のままの取付状態にしておき、基部排気管13の
接続フランジ14上にたとえば第7図に示すよう
な縦形の消音器19および排気出口管21を取り
付ける。したがつて、この場合には、エンジン1
0からの排気は延長排気管を通らずに、直接機体
上方に突出される。
本実施例では、排気装置12の延長排気管を前
部排気管15と後部排気管25とに区分し、前部
排気管15の基端に設けた一体的連通フランジ3
7と反対端の接続具24において前部排気管15
を独立的に着脱自在としたので、排気装置12の
基端部の位置決めや組付けが容易である。また、
後部排気管25、消音器29、排気出口管33を
機体10に予め組み付けた状態のままで、前記排
気管15の連通フランジ37を基部排気管13の
接続フランジ14上に載置して前後にずらしなが
ら接続具24により前部排気管15の尾端を後部
排気管25の基端と接続できるので、排気装置1
2の取付けや用途別の交換が非常に簡単かつ容易
に行われる。
なお、本考案は農用トラクタ以外の車両にも適
用できる。
以上説明したように、本考案によれば、排気装
置の排気方向を用途に応じて極めて簡単かつ容易
に切り換えて使用でき、汎用性が得られて非常に
便利である上に、コスト的にも有利である。しか
も、果樹園またはビニールハウス内での使用に際
しては、排気はエンジンから曲り通路や延長排気
管等を経て機体の下部後方あるいは下部側方に導
かれて外部に排出されるため、排気が作業者の障
害となつたり、果樹や器材を痛めたりすることも
なく、好適な作業が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はそれぞれ本考案を適用できる
農用トラクタの一例の正面図と側面図、第3図は
通常の排気装置取付構造の一例を示す略正面図、
第4図は本考案による農用トラクタ等における排
気装置取付構造の一実施例の正面図、第5図Aと
Bはそれぞれ第4図の実施例に用いられる連通蓋
の拡大正面図と拡大底面図、第6図は連通蓋を取
り外した排気装置の平面図、第7図は本考案を通
常の農用に用いる場合の正面図、第8図は本考案
の排気装置取付構造の延長排気管の配置を示す農
用トラクタの平面図、第9図は延長排気管の他の
配置を示す農用トラクタの平面図、第10図は本
考案の他の実施例を示す正面図である。 1……トラクタの機体、2……排気装置、3…
…エンジン、4……基部排気管、5……消音器、
10……トラクタの機体、11……エンジン、1
2,12A……排気装置、13……基部排気管、
14……接続フランジ、15……前部排気管、1
6……接続フランジ、16A,16B……開口、
17……連通蓋、17A……入口開口、17B…
…出口開口、17C……曲り通路、18……ボル
ト、19……消音器、20……ボルト、21……
排気出口管、22……接続具、23……密封蓋、
24……接続具、25……後部排気管、26……
機体の下腹部、27……前輪駆動軸、28……フ
ランジ、29……消音器、30……フランジ、3
1……ボルト、32……接続具、33……排気出
口管、34……取付板、35……取付ボルト、3
6……油圧フイルタ、37……連通フランジ、3
8……ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンの排気口に連結される基部排気管に
    延長排気管の一端を着脱自在に接続し、前記延
    長排気管の他端を機体の下部後方または下部側
    方に延長させるとともに、前記基部排気管と延
    長排気管との接続は、基部排気管の接続フラン
    ジと延長排気管の接続フランジとを曲り通路で
    連通させる着脱自在な連通手段により行われ、
    この連通手段を取り外した時には前記基部排気
    管に消音器を着脱できることを特徴とする農用
    トラクタ等における排気装置取付構造。 (2) 延長排気管の中途部を機体の一側から他側に
    横断させたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の農用トラクタ等における排
    気装置取付構造。
JP18756381U 1981-12-16 1981-12-16 農用トラクタ等における排気装置取付構造 Granted JPS5892411U (ja)

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