JPS63256651A - 安定性、耐久性に優れる変性ポリウレタン水分散液 - Google Patents

安定性、耐久性に優れる変性ポリウレタン水分散液

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JPS63256651A
JPS63256651A JP62089776A JP8977687A JPS63256651A JP S63256651 A JPS63256651 A JP S63256651A JP 62089776 A JP62089776 A JP 62089776A JP 8977687 A JP8977687 A JP 8977687A JP S63256651 A JPS63256651 A JP S63256651A
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JP
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dispersion
polyurethane
aqueous dispersion
acid
stability
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JP62089776A
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Yoshifumi Tamaki
淑文 玉木
Hisao Takegawa
竹川 久男
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08G18/0804Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups
    • C08G18/0819Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups
    • C08G18/0823Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups containing carboxylate salt groups or groups forming them
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    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
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    • C08G18/833Chemically modified polymers by nitrogen containing compounds

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、繊維・合皮製品用処理剤、接着剤、被覆剤、
塗料、インキ用ビヒクルとして有用な高分子量のポリウ
レタン樹脂の水分散液に関するものであり、貯蔵安定性
、機械的安定性ならびに他樹脂、各種薬剤、充填剤等と
の併用安定性に優れ、しかも各種基材に対する密着性、
耐水性、耐溶剤性、耐薬品性、耐熱性等の耐久性に優れ
た性能を有するポリウレタン水分散液に関する。
[従来の技術およびその問題点] 近年、公害、環境汚染等の観点から、従来の有機溶剤系
樹脂にかわって、水系樹脂に対する関心が高まってきて
いるが、その中でも水系ポリウレタン樹脂はその優れた
機械的性質から、例えば、特公昭49−16601号公
報、特開昭47−11938号公報あるいは繊維、27
.481(1975)に挙げられるような人工皮革、繊
維用処理剤としての用途の他に、塩ビ基材あるいはガラ
ス用接着剤として巾広い分野で使用されてきた。
かかるポリウレタン水分散液は水に安定に分散させるた
めに、ポリウレタン中に塩形成能力のある化合物、例え
ばカルボキシル基、スルホン酸基等を有する化合物が導
入されている。
しかしながら、このような塩形成基のみによって水性化
されたポリウレタン樹脂は、イオン性を有しているため
に多価金属塩等各種塩類、酸等の影響を受は易く、この
ため他樹脂、各種薬剤、充填剤等との併用性が著しく劣
るという欠点を有している。
またかかるポリウレタン水分散液から得られる乾燥皮膜
は、特に耐水性、耐溶剤性、耐薬品性、耐熱性等の耐久
性のほか、高度の強靭性、接着性等が不足しており、実
用レベルの諸物性を引き出すために、一般にメラミン樹
脂、エポキシ樹脂、アジリジン化合物等の架橋剤を配合
して実用に供される。
しかし、従来、上記架橋剤、および必要に応じて架橋促
進用の触媒を配合して使用する場合には、架橋剤が経時
的に反応して配合液の粘度が上昇し、R柊的にゲル化す
るため、可使時間(ポットライフ)が制限されるという
制約がある。また、前記架橋剤を含む配合液を用いて加
工して乾燥した後、通常は架橋剤とポリウレタン樹脂の
架橋反応を完結させるために熱処理を施す必要がおり、
このように架橋剤を配合して使用する場合には、ポット
ライフ、熱処理等の使用上の制約が多く、用途が限定さ
れるという問題があった。
[問題点を解決するための手段] かかる観点から本発明者らは上記欠点を克服した、併用
安定性および耐久性に優れるポリウレタン水分散液につ
き鋭意研究を行った結果、本発明に到達したものである
すなわち本発明はオキシエチレン単位のみ、またはオキ
シエチレン単位と、オキシプロピレン単位およびオキシ
ブチレン単位のうち少なくとも一種を構成単位とするポ
リオキシアルキレン残基ならびにカルボキシル基を含有
し、かつ前記ポリオキシアルキレン残基の分子量が1 
、000〜20.000でオキシエチレン単位の含有量
が0.5〜30重量%であるポリウレタン水分散液(A
)を、前記カルボキシル基に対して化学量論的当量以下
の分子内に少なくとも2個以上のオキシラン環またはア
ジリジン環を有するポリエポキシ化合物あるいはポリア
ジリジン化合物(8)で変性してなることを特徴とする
安定性、耐久性に優れる変性ポリウレタン水分散液を提
供するものである。
本発明に用いられるポリウレタン水分散液(A)は固形
分含量が好ましくは5〜60重量%、より好ましくは1
0〜50重量%の好ましくは乳化剤を含まない自己分散
型の水分散液であり、かつポリウレタン骨格に結合した
オキシエチレン単位のみ、またはオキシエチレン単位と
、オキシプロピレン単位およびオキシブチレン単位のう
ち少なくとも一種とを構成単位とするポリオキシアルキ
レン残基ならびにカルボキシル基を有するポリウレタン
水分散液である。
本発明のポリウレタン樹脂にポリオキシアルキレン残基
を導入する方法としては、従来公知のいかなる方法でも
良く、例えばポリエチレングリコール、オキシエチレン
単位と、オキシプロピレン単位およびオキシブチレン単
位のうち少なくとも一種とを構成単位とするポリオキシ
アルキレングリコールおよび/またはこれらポリオール
のモノアルキルエーテルをウレタン化反応の際に他の原
料と共に共重合する方法、および前記ポリオキシアルキ
レングリコールおよび/またはこれらポリオールのモノ
アルキルエーテルを共重合して得られるポリエステル、
ポリエステルアミド、ポリアミド、ポリカーボネート、
ポリアセタール等をポリオールの1成分として使用する
方法等が挙げられる。前記ポリオキシアルキレングリコ
ールおよびこれらポリオールのモノアルキルエーテルと
しては、炭素数2〜10のグリコールあるいは炭素数1
〜20のモノアルコールを開始剤としてエチレンオキサ
イド単独あるいは、エチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイドまたはテトラヒドロフラ
ンを常法によりプロックあるいはランダムに付加重合し
たものが挙げられるが、特に−官能のポリオキシアルキ
レングリコールモノアルキルエーテルが好ましい。
ポリウレタン樹脂中のポリオキシアルキレン残基の分子
量は1 、000〜20,000、好ましくは2,00
0〜15,000である。
残塁の分子量が1,000よりも小さい場合は、得られ
るポリウレタン樹脂の水分散化力が低下、あるいは最終
的に得られるポリウレタン水分散液の安定性が不十分と
なり、逆に20.000を越える場合はポリイソシアネ
ート化合物との反応性が低下することにより、この場合
もやはり水分散化力あるいは安定性が低下する。
オキシエチレン単位の総重量の割合はポリウレタン水分
散液(A)中のポリウレタン樹脂固形分中に0.5〜3
0重最%、好ましくは1〜20重量%の範囲で含まれて
いなければならない。オキシエチレン単位の総重量の割
合が0.5重量%より少ない場合は、得られるポリウレ
タン樹脂の水分散化力の低下あるいは最終的に得られる
ポリウレタン水分散液の安定性、特に機械的安定性が低
下するため好ましくなく、逆に30重量%より多い場合
は、最終的に得られるポリウレタン水分散液から得られ
る乾燥皮膜の耐水性、耐薬品性の低下が著しくなるため
不適当である。
また、ポリオキシアルキレン残基中のオキシエチレン単
位の総重量の占める割合は60重量%以上であることが
好ましく、より好ましくは70重母%以上である。ポリ
オキシアルキレン残基中のオキシアルキレン単位の総重
量の割合が60重重伍よりも小さい場合はポリオキシア
ルキレン残基の親水化度が低下し、得られるポリウレタ
ン樹脂の水分散化力の低下あるいは最終的に得られるポ
リウレタン水分散液の安定性、特に機械的安定性が低下
することがある。
ポリウレタン樹脂にカルボキシル基を導入する方法とし
ては従来公知のいかなる方法でもよく、例えば [式中Rは1〜3個の炭素原子を有するアルキル基を示
すコ で表される化合物をポリエステルを合成する際にグリコ
ール成分として共重合して得られるペンダントカルボキ
シル基含有ポリエステルポリオールを使用する方法、あ
るいは ■鎖伸長剤として、前記一般式(1)で代表されるペン
ダントカルボキシル基含有鎖伸長剤を使用する方法等が
挙げられ、かかる一般式(I)で表わされる化合物とし
ては2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメ
チロール醋酸、2.2−ジメチロール吉草酸等が挙げら
れる。
また、上記以外のカルボキシル基の導入方法としては、
特公昭52−3438号公報(2個のカルボキシル基含
有芳香族ジアミンを鎖伸長剤として使用する方法)、特
開昭57−165420号公報(ポリヒドロキシ化合物
とジカルボン酸無水物とからの半エステルを鎖伸長剤と
して使用する方法)、特公昭53−1479号公報(イ
ソシアネート末端プレポリマーに過剰のポリアルキレン
ポリアミンを反応させてポリウレタンウレアポリアミン
とした後、無水トリメリット酸を付加させる方法)、特
公昭52−40677号公報(多価アルコールと多塩基
酸から高酸価のポリエステル中間体を合成し、ヒドロキ
シル基の当量以下のポリイソシアネートと反応させる方
法)等が挙げられる。
このようにして得られるポリウレタン水分散液中に含ま
れるカルボキシル基の含有量は、安定なポリウレタン水
分散液(A)を得ることができ、ざらにポリエポキシ化
合物あるいはポリアジリジン化合物との反応により、皮
膜形成性を維持しながら架橋効果を発現させうるのに必
要な範囲にあるのが好ましく、ポリウレタン樹脂に対し
て0.5〜20重量%(固形分比)が好ましい。また、
かかるカルボキシル基を中和する為に用いられる塩基と
しては、アンモニア、有機アミン類、アルカリ金属また
はアルカリ土類金属の水酸化物等が挙げられる。
本発明のポリウレタン水分散液(A)の製造において用
いられるポリオールは分子量200〜10,000゜好
ましくは300〜5000のものが好ましく、従来公知
のポリエステル、ポリエーテルのばかポリカーボネート
、ポリエステルアミド、ポリアセタール、ポリチオエー
テル、ポリブタジェングリコール等が挙げられる。
ポリエステルとしては前記ポリオキシアルキレングリコ
ールおよび/またはこれらポリオールのモノアルキルエ
ーテルの他にエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1.4−ブタンジオー
ル、1.5−ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール
、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール
、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール
、1.4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタツール、ビスフェノールA1ハイドロキノ
ンおよびそれらのアルキレンオキシド付加体等のグリコ
ール成分とコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、ドデカンジカルボン酸、無水マレイン酸、フマ
ルI、1.3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−
シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、フタル酸、1.4−ナフタレンジカルボン酸、2
,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、ナフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、1
,2−ビス(フェノキシ)エタン−p、p“−ジカルボ
ン酸およびこれらジカルボン酸の無水物あるいはエステ
ル形成性誘導体:p−ヒドロキシ安息香酸、p−(2−
ヒドロキシエトキシ)安息香酸およびこれらのヒドロキ
シカルボン酸のエステル形成性誘導体等の酸成分とから
脱水縮合反応によって得られるポリエステルのほかε−
カプロラクトン等の環状エステル化合物の開環重合反応
によって得られるポリエステルおよびこれらの共重合ポ
リエステルが挙げら・れる。
ポリエーテルとしては、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、1.2−プロ
ピレングリコール、トリメチレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキ
サメチレングリコール、デカメチレングリコール、グリ
セリン、ソルビトール、蔗糖、アコニット酸、トリメリ
ット酸、ヘミメリット酸、燐酸、エチレンジアミン、プ
ロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリインプ
ロパツールアミン、ピロガロール、ジヒドロキシ安息香
酸、ヒドロキシ安息香酸、1,2.3−プロパントリチ
オールなどの如き活性水素原子を少なくとも2個有する
化合物の1種または2種以上を開始剤としてエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド
、スチレンオキサイド、エピクロルヒドリン、テトラヒ
ドロフラン、シクロヘキシレンなどのモノマーの1種ま
たは2種以上を常法により付加重合したものが挙げられ
る。
上記ポリオールと共に使用される鎖伸長剤としては、例
えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1.4−ブタンジオール、ヘキサメ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール等の如きグ
リコール類;エチレンジアミン、プロピレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン、フェニレンジアミン、トリレ
ンジアミン、ジフェニルジアミン、ジアミノジフェニル
メタン、ジアミノシクロヘキシルメタン、ピペラジン、
イソホロンジアミン等の如きジアミン類;およびヒドラ
ジン類、酸ヒドラジド類等が挙げられる。
本発明のポリウレタン水分散液(A)の製造において使
用されるポリイソシアネート化合物としては、例えば2
.4−トリレンジイソシアネート、2.6−トリレンジ
イソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p
−フェニレンジイソシアネート、4,4°−ジフェニル
メタンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジ
インシアネート、リジンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、トリメチルへキサメチレンジイソシ
アネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート
、4,4゛−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
、3,3°−ジメチル−4,4°−ビフェニレンジイソ
シアネート、3,3°−ジメトキシ−4,4゜−ビフェ
ニレンジイソシアネート、3,3°−ジクロロ−4,4
゛−ビフェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレ
ンジイソシアネート、1,5−テトラヒドロナフタレン
ジイソシアネート等が挙げられる。
(以下余白) 本発明において用いられる分子内に少なくとも2個以上
のオキシラン環を有するポリエポキシ化合物としては、
例えば構造式[■]: で表されるエピクロルヒドリン・ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、構造式[■]: (RニーCH2CH2−、−CH2Cl(CH3)−、
R’ニーH,−CH5)で表される鎖状エポキシ樹脂、
構造式[I11]で表されるノボラック型エポキシ樹脂
、構造式[IV]: ] で表される難燃型エポキシ樹脂、構造式[V]:] で代表されるような環状脂肪族エポキシ樹脂、ダイマー
酸系ジグリシジルエステル等およびこれらの有機溶剤溶
液が挙げられる。また、上記ポリエポキシ化合物にノニ
オン系、アニオン系乳化剤を加えて水中に乳化分散した
エポキシ樹脂エマルジョンあるいはエチレングリコール
、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセ
リン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン
、ジグリシジル、3−メチルペンタントリオール、ポリ
グリセリン、ソルビトール、グリセリンエチレンオキサ
イド付加物等のポリヒドロキシ化合物のポリグリシジル
エーテル:コハク酸、アジピン酸、テレフタル酸等のジ
カルボン酸のジグリシジルエステル等の水溶性エポキシ
樹脂が挙げられる。これらのうちで本発明の製造方法に
おいて好適なのは液状もしくはエマルジョンタイプのポ
リエポキシ化合物である。
本発明において用いられる分子内に少なくとも2個以上
のアジリジン環を有するポリアジリジン化合物としては
、例えば2,4.6−トリス(1°−アジリジニル) 
−1,3,5−トリアジン、ω−アジリジニルプロピオ
ン@−2,2−ジヒドロキシメチル−ブタノールトリエ
ステル、2,4.6−トリス(2−メチル−1−アジリ
ジニル)−1,3,5−トリアジン、2,4.6−トリ
ス(2−エチル−1−アジリジニル) −1,3,5−
トリアジン、4.4°−ビス(エチレンイミノカルボニ
ルアミノ)ジフェニルメタン、ビス(2−エチル−1−
アジリジニル)ベンゼン−1,3−ジカルボン酸アミド
、トリス(2−エチル−1−アジリジニル)ベンゼン−
1,3,5−トリカルボン酸アミド、ビス(2−エチル
−1−7ジリジニル)セバシン酸アミド、1.6−ビス
(エチレンイミノカルボニルアミノ)ヘキサン、2.4
−ジエチレンウレイドトルエン、1,1′−カルボニル
−ビス−エチレンイミン、ポリメチレンービスーエチレ
ンユリア(02〜C4)ごN、N’−ビス(4,6−ジ
エチレンイミノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)
−へキサメチレンジアミン等が挙げられる。
本発明におけるポリエポキシ化合物あるいはポリアジリ
ジン化合物の使用母は、最終的に得られるポリウレタン
樹脂に各種耐久性を付与するために重要であり、これら
の化合物中のエポキシ基またはアジリジニル基の量がポ
リウレタン水分散液(A)中に含まれるカルボキシル基
の当量以下、すなわち[エポキシ基あるいはアジリジニ
ル基]/カルボキシル基≦1(当量比)を満足する範囲
内であることが必要でおり、好ましくは0.01〜1(
当量比)である。エポキシ基あるいはアジリジニル基の
カルボキシル基に対する割合が0.01当量比未満では
最終的に得られるポリウレタン水分散液の耐久性、例え
ば耐熱性、耐水性、耐溶剤性、耐薬品性等の向上効果が
低い場合がある。また、逆に、1当母比を超えるとカル
ボキシル基に対して過剰のポリエポキシ化合物あるいは
ポリアジリジン化合物が残留するため、反応中に凝集物
が発生したりあるいは完全にゲル化したり、また得られ
る変性ポリウレタン水分散液の経時的安定性が不良とな
るので不適当である。
本発明の変性されたポリウレタン水分散液を得る方法と
しては、本発明で変性すべきポリウレタン水分散液(A
)に前記ポリエポキシ化合物あるいはポリアジリジン化
合物を添加し、撹拌下に充分均一に混合分散させた後、
必要に応じて100℃まで加熱して反応を完結させる。
この際、反応温度は任意に選ぶことができるが好ましく
は20〜80℃である。反応が完結するまで、撹拌する
のが好ましい。
[発明の効果] 本発明の方法により得られる変性ポリウレタン水分散液
は、従来のポリウレタン水分散液と同様に、塩ビ、ナイ
ロン、ポリエステル、ポリウレタン等の各種プラスチッ
ク;m雑製品、合皮製品あるいはアルミニウム、銅、鉄
等の金属、紙、木材、ガラス等との接着性、皮膜形成性
に優れるだけでなく、水分散液の貯蔵安定性、機械的安
定性が極めて良好であり、更に各種アクリル系エマルジ
ョン、合成ゴム系ラテックス等の水性樹脂、防炎剤、難
燃剤、帯電防止剤、カップリング剤、有機・無機系の顔
料あるいは水酸化アルミニウム、炭カル等の充填剤との
併用安定性に優れている。
また従来のポリウレタン水分散液のように架橋剤を使用
しなくても優れた機械的強度、耐水性、耐溶剤性、アル
カリ等の耐薬品性、耐熱性等の耐久性を有している。
従って従来の架橋剤を使用する場合に問題となったよう
なポットライフ、高温熱処理等の制約を受けることなく
あらゆる用途に展開することが可能であり、例えば、繊
維・合皮製品の処理剤、各種基材に対する接着剤、被覆
剤、水性塗料、水性インキ、おるいは集束剤として巾広
く用いることができる。かかる広範囲な用途への適用を
可能とするところの基礎となる優れた効果は、皮膜の軟
化温度(高化式フローテスターによる流動開始温度)よ
り、はるかに低温の条件にて均一強靭な皮膜を形成し得
る点にあり、予測できない効果である。
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。なお、本発明は特に断
りのない限り部および%は重量基準でおる。
参考例1 温度計、窒素ガス導入管、撹拌機を備えた反応器中で、
窒素ガスを導入しながらイソフタル酸1660部、ヘキ
サメチレングリコール3304部、ネオペンチルグリコ
ール1352部およびジブチル錫オキサイド0.5部を
仕込み180〜220 ’Cで5時間エステル化した後
、酸価0.5になるまで230℃で6時間重縮合反応を
行った。120’Cまで冷却し、アジピン95840部
、2.2−ジメチロールプロピオン酸2010部を加え
、再び170℃に昇温し、この温度で200時間反応せ
、水酸基価54.2、酸価68.6のペンダントカルボ
キシル基含有ポリエステルポリオールを得た。
上記ポリエステルポリオール1035部および分子m 
6000のポリオキシエチレン七ツメチルエーテルグリ
コール60部を減圧下100℃で脱水し、その後70°
Cまで冷却した後、酢酸エチル414部を加え、充分撹
拌混合した。次いでトリレンジイソシアネート141部
を加えて70℃で4時間反応させ、得られた末端イソシ
アネート基のプレポリマーにメチルエチルケトン829
部を加えて希釈した。得られたプレポリマー溶液を、2
620部の水に溶解させた18.0部のエチレンジアミ
ン、127.8部のトリエチルアミンと反応させた後、
更に減圧下に溶剤を除き不揮発分30%、pH8,0の
半透明コロイド状水分散液を得た。
参考例2 参考例1と同様の方法で1,6−ヘキサンジオール/ネ
オペンチルグリコール/アジピン酸(モル比で5015
0/100 )からなる分子量2000のポリエステル
ポリオール1810部、1.6−ヘキサンジオール18
8.2部、分子l 3000のポリオキシエチレンモノ
オクチルエーテルグリコール130部、2,2−ジメチ
ロールプロピオン酸469部、ヘキサメチレンジイソシ
アネート1420部をメチルエチルケトン中で反応させ
てプレポリマー化した後エチレンジアミン145.7部
とトリエチレンアミン353.5部の水溶液と反応させ
、減圧下に溶剤を除き不揮発分40%、I)87.8の
乳白色水分散液を得た。
参考例3 参考例1と同様の方法で分子11000のポリプロピレ
ングリコール850部、分子m 3000のグリセリン
ベースの3官能ポリプロピレングリコ一ル150部、2
,2−ジメチロールプロピオン酸134部、HO−→X
)−(Y←「C4H9で表されル工… チレンオキシドとプロピレンオキシドのランダムコポリ
マー(分子16000.ポリオキシエチレン部分の割合
70重量%)100部、トリレンジイソシアネート42
2部を酢酸エチル/メチルエチルケトン=50150 
(ffl母比)中で反応させてプレポリマー化した後、
無水ピペラジン77.9部、トリエチルアミン101部
の水溶液と反応させ、減圧下に溶剤を除き不揮発分30
%、pH7,7の乳白色水分散液を得た。
参考例4 参考例1と同様の方法でテレフタル酸/イソフタル酸/
アジピン11!/エチレングリコール/ネオペンチルグ
リコール(モル比で30/ 30/ 40/ 5015
0)からなる分子量2000のポリエステルポリオール
2000部、2,2−ジメチロールプロピオン酸134
部、分子16000のポリオキシエチレンモノメチルエ
ーテルグリコール230部、4,4゛−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート521部をメチルエチルケト
ン中で反応させウレタン化した後、アンモニア水で中和
して、不揮発分25%、pH7,5の半透明コロイド状
水分散液を得た。
参考例5 参考例3の分子量6000のエチレンオキシドとプロピ
レンオキシドのランダムコポリマーの代りに、分子量5
50のポリオキシエチレンモノメチルエーテルを使用し
た以外は参考例3と同様の方法で、不揮発分30%、p
H7,7の乳白色水分散液を得た。
参考例6 参考例4の分子16000のポリオキシエチレンモノメ
チルエーテルグリコールを230部から82部に代え、
それに伴って4,4°−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネートを521部から517部に代える以外は参考
例4と同様の方法で、不揮発分25%、pH7,5の半
透明コロイド状水分散液を得た。
実施例1 温度計、撹拌機を備えた反応器中に参考例1で得られた
ポリウレタン水分散液1000部を仕込み、撹拌しなが
らエピクロン850(大日本インキ化学工業■社製、平
均エポキシ当fit 189)を第1表の割合で添加し
、60℃で12時間反応させ、変性ポリウレタン水分散
液を得た。得られた水分散液、ならびにこの水分散液を
ポリプロピレンシート上にフィルム状に延ばして80℃
で乾燥して得られたフィルムについて下記テストを行い
、第1表に示すような結果を得た。
(1)機械的安定性 マーロン安定度試験機により測定した。
(2)併用安定性 変性ポリウレタン水分散液ioogに対し10%食塩水
11111を加え、水分散液の併用安定性を評価した。
(3)放置安定性 変性ポリウレタン水分散液を25℃で6ケ月間放置した
後の外観を評価した。
(4)皮膜強伸度 フィルムをダンベル2号形で打ち扱き島津製作所製オー
トグラフS−100にて引張強度300mn+/m i
 nで測定した。
(5)流動開始温度 フィルムを高化式フローテスター(1mmφX 1 m
m、Q )にて荷重10kg下で室温から、3deg/
minのスピードで昇温し、測定した。
(6)耐薬品性 フィルムを5 cmx 5 cmに切り取り、各種溶剤
、薬品中に24時間浸漬後の面積膨潤率にて測定した。
実施例2〜4.比較例1,2 実施例1と同様に、参考例2〜6のポリウレタン水分散
液を使用して得られる水分散液ならびにこの水分散液か
ら得られるフィルムについてテストを行った結果を表−
1に示す。
比較例3 参考例4のポリウレタン水分散液に対して、ポリエポキ
シ化合物あるいはポリアジリジン化合物による変性を行
わずにそのままテストした結果を表−1に示す。
(以下余白) 以上の如く、本発明の変性ポリウレタン水分散液はいず
れも優れた物性を有することが認められる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オキシエチレン単位のみ、またはオキシエチレン
    単位と、オキシプロピレン単位およびオキシブチレン単
    位のうち少なくとも一種を構成単位とするポリオキシア
    ルキレン残基ならびにカルボキシル基を含有し、かつ前
    記ポリオキシアルキレン残基の分子量が1,000〜2
    0,000でオキシエチレン単位の含有量が0.5〜3
    0重量%であるポリウレタン水分散液(A)を、前記カ
    ルボキシル基に対して化学量論的当量以下の、分子内に
    少なくとも2個以上のオキシラン環またはアジリジン環
    を有するポリエポキシ化合物あるいはポリアジリジン化
    合物(B)で変性してなることを特徴とする安定性、耐
    久性に優れる変性ポリウレタン水分散液。
  2. (2)オキシエチレン単位の総重量がポリオキシアルキ
    レン残基の60重量%以上である特許請求の範囲第1項
    記載の変性ポリウレタン水分散液。
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