JPS63256226A - 偏肉曲管の製造方法 - Google Patents
偏肉曲管の製造方法Info
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- JPS63256226A JPS63256226A JP9157487A JP9157487A JPS63256226A JP S63256226 A JPS63256226 A JP S63256226A JP 9157487 A JP9157487 A JP 9157487A JP 9157487 A JP9157487 A JP 9157487A JP S63256226 A JPS63256226 A JP S63256226A
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Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高周波曲げ加工による偏肉曲管の製造方法に
関する。
関する。
耐摩耗用途あるいは耐食用途などの配管系に使用される
ニルボウやU字管などの曲管は、−iにその湾曲部の腹
側内壁面に比べ、背側内壁面において摩耗や腐食による
減肉が速く進む。従って、その曲管として腹側に比べて
背側の肉厚を厚くした偏肉曲管を使用するのが合理的で
ある。
ニルボウやU字管などの曲管は、−iにその湾曲部の腹
側内壁面に比べ、背側内壁面において摩耗や腐食による
減肉が速く進む。従って、その曲管として腹側に比べて
背側の肉厚を厚くした偏肉曲管を使用するのが合理的で
ある。
そのような偏肉曲管は、砂型と中子とを組合わせた鋳型
を用いて置注ぎ鋳造により製造するのが一般である。し
かし、置注ぎ鋳造により得られる偏肉曲管は、偏析、引
は巣などの鋳造欠陥を伴うのが常であり、品質上の問題
が多い。
を用いて置注ぎ鋳造により製造するのが一般である。し
かし、置注ぎ鋳造により得られる偏肉曲管は、偏析、引
は巣などの鋳造欠陥を伴うのが常であり、品質上の問題
が多い。
なお、遠心力鋳造法により得られる直管を素管とし、こ
れを高周波加熱下に曲げ加工して曲管を製造することは
公知であるが、遠心鋳造管は、通常均一肉厚に形成され
ているので、偏肉曲管を製造することができない。また
、曲げ加工を行うと、曲げ部の背側(テンション側)の
肉厚が素管段階での肉厚に比べて薄くなるので、その肉
厚減少を補償する必要上、素管(直管)の肉厚を厚くせ
ねばならず、そのため腹側の肉厚が不必要に厚くなり、
経済的撰失を免れない。
れを高周波加熱下に曲げ加工して曲管を製造することは
公知であるが、遠心鋳造管は、通常均一肉厚に形成され
ているので、偏肉曲管を製造することができない。また
、曲げ加工を行うと、曲げ部の背側(テンション側)の
肉厚が素管段階での肉厚に比べて薄くなるので、その肉
厚減少を補償する必要上、素管(直管)の肉厚を厚くせ
ねばならず、そのため腹側の肉厚が不必要に厚くなり、
経済的撰失を免れない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
る。
る。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明の偏
肉曲管の製造方法は、 遠心力鋳造により得られた偏肉直管を素管として高周波
曲げ加工を行うことを特徴としている。
肉曲管の製造方法は、 遠心力鋳造により得られた偏肉直管を素管として高周波
曲げ加工を行うことを特徴としている。
以下、本発明について詳しく説明する。
第1図は、偏肉遠心鋳造直管を高周波曲げ加工に付して
、曲げ角度(σ)90°の曲管に加工した状態を示して
いる。
、曲げ角度(σ)90°の曲管に加工した状態を示して
いる。
第2図は、遠心力鋳造による偏肉直管の製造例を示して
いる。(10)は遠心力鋳造用鋳型である。
いる。(10)は遠心力鋳造用鋳型である。
鋳型(10)は回転駆動ローラ(30,30)上に担持
され、該ローラ(30,30)の回転駆動により回転す
る。鋳型(10)の外面(Fl)は、断面真円の円筒面
であり、その円筒面の中心軸線が鋳型(10)の回転中
心軸線となる。他方、鋳型(10)の内面は、通常は図
中、I¥線(F2’)で示すように、鋳型の外面(Fl
)と同心円をなしているけれども、偏肉直管を鋳造する
ための同図に示した鋳型の内面(F2)の中心軸線は、
鋳型外面(Fl)の中心軸線、すなわち鋳型の回転中心
軸線(La)から一定の距離(鋳造管の設計偏肉の度合
に対応する距離)だけずれている。
され、該ローラ(30,30)の回転駆動により回転す
る。鋳型(10)の外面(Fl)は、断面真円の円筒面
であり、その円筒面の中心軸線が鋳型(10)の回転中
心軸線となる。他方、鋳型(10)の内面は、通常は図
中、I¥線(F2’)で示すように、鋳型の外面(Fl
)と同心円をなしているけれども、偏肉直管を鋳造する
ための同図に示した鋳型の内面(F2)の中心軸線は、
鋳型外面(Fl)の中心軸線、すなわち鋳型の回転中心
軸線(La)から一定の距離(鋳造管の設計偏肉の度合
に対応する距離)だけずれている。
鋳型(10)の開口端部に装着された湯止めバンド(2
0)の注湯孔(21)を介して鋳型(10)内に金属溶
湯を鋳込むと、鋳型(10)の回転運動による遠心力の
作用下に、鋳型内面にそって溶湯のシリンダが形成され
、その状態を保持して溶湯の凝固を完了させることによ
り、遠心鋳造直管(Ps)が得られる。その鋳造直管(
Ps)は、鋳型の内面形状に一致する断面真円の外面を
有し、他方その管内面(F3)は、鋳型内面(F2)と
は無関係に、鋳型の回転中心軸線(La)を半径中心と
する断面真円の円筒面を有している。従って、その鋳造
直管(Ps)の肉厚は、鋳型の回転中心軸線(L a)
と鋳型内面(F2)の中心軸線とのずれ量に対応して一
方の側(イ)で薄く、その直径方向の反対側(ロ)にお
いて厚肉となる。その偏肉の度合、すなわち、薄肉部(
イ)の肉厚(1)と厚肉部(ロ)の肉厚(T)との比(
T/ t )は、目的とする曲管の用途・要求仕様等に
より適宜法められるが、曲げ加工時、背側(テンション
側)に減肉が、腹側(コンプレッション側)に増肉が生
じるので、製品肉厚の偏肉の点からT/l≧1.5であ
ることが好ましい。
0)の注湯孔(21)を介して鋳型(10)内に金属溶
湯を鋳込むと、鋳型(10)の回転運動による遠心力の
作用下に、鋳型内面にそって溶湯のシリンダが形成され
、その状態を保持して溶湯の凝固を完了させることによ
り、遠心鋳造直管(Ps)が得られる。その鋳造直管(
Ps)は、鋳型の内面形状に一致する断面真円の外面を
有し、他方その管内面(F3)は、鋳型内面(F2)と
は無関係に、鋳型の回転中心軸線(La)を半径中心と
する断面真円の円筒面を有している。従って、その鋳造
直管(Ps)の肉厚は、鋳型の回転中心軸線(L a)
と鋳型内面(F2)の中心軸線とのずれ量に対応して一
方の側(イ)で薄く、その直径方向の反対側(ロ)にお
いて厚肉となる。その偏肉の度合、すなわち、薄肉部(
イ)の肉厚(1)と厚肉部(ロ)の肉厚(T)との比(
T/ t )は、目的とする曲管の用途・要求仕様等に
より適宜法められるが、曲げ加工時、背側(テンション
側)に減肉が、腹側(コンプレッション側)に増肉が生
じるので、製品肉厚の偏肉の点からT/l≧1.5であ
ることが好ましい。
第2図に示した遠心力鋳造鋳型(外面および内面ともに
断面真円)を用いて形成される偏肉直管(Ps)の断面
形状は、内外面ともに真円であるけれども、管外面は必
ずしも厳密な真円断面である必要はなく、やや変形した
円形断面であってもよい。むろん、その管外面形状は、
使用する鋳型(lO)の内面形状によって決定される。
断面真円)を用いて形成される偏肉直管(Ps)の断面
形状は、内外面ともに真円であるけれども、管外面は必
ずしも厳密な真円断面である必要はなく、やや変形した
円形断面であってもよい。むろん、その管外面形状は、
使用する鋳型(lO)の内面形状によって決定される。
本発明は、遠心鋳造偏肉直管の厚肉部を背側(曲げ加工
時のテンション側)とし、薄肉部を腹側(曲げ加工時の
コンプレッション側)として高周波曲げ加工を行うもの
であり、第1図の曲管(Pb)は、第2図の遠心力鋳造
により形成された偏肉直管(Ps)をそのように曲げ加
工して製造したもの(但し、曲げ角度(θ):90”)
である。
時のテンション側)とし、薄肉部を腹側(曲げ加工時の
コンプレッション側)として高周波曲げ加工を行うもの
であり、第1図の曲管(Pb)は、第2図の遠心力鋳造
により形成された偏肉直管(Ps)をそのように曲げ加
工して製造したもの(但し、曲げ角度(θ):90”)
である。
本発明において遠心力鋳造された偏肉直管を素管として
、高周波曲げ加工を行うに当たっては、予めその内外面
に機械加工を加えて表層部を研削除去しておくことが望
ましい。それというのは、遠心力鋳造管は、置注ぎ鋳造
管に比べ、鋳造組織が緻密で高品質であるとはいえ、鋳
造品特有の鋳肌の凹凸を有し、かつ表面に偏析や引は巣
等の欠陥(その欠陥は、遠心力鋳造の凝固のメカニズム
上、特に外側面よりも内側面に生じ易い)を伴うのが一
般であり、そのような不健全部を残したまま高周波曲げ
加工を行うと、不健全部を起点とする割れが発生し易い
からである。そのため、まず該素管の内外面に機械加工
を加え不健全部を除去しておく。その機械加工代は1〜
2mmであればよい。機械加工による表面粗さは50S
(立)以上であればよいが、好ましくは内面の粗さは2
5 S (”;23.)以上とする。
、高周波曲げ加工を行うに当たっては、予めその内外面
に機械加工を加えて表層部を研削除去しておくことが望
ましい。それというのは、遠心力鋳造管は、置注ぎ鋳造
管に比べ、鋳造組織が緻密で高品質であるとはいえ、鋳
造品特有の鋳肌の凹凸を有し、かつ表面に偏析や引は巣
等の欠陥(その欠陥は、遠心力鋳造の凝固のメカニズム
上、特に外側面よりも内側面に生じ易い)を伴うのが一
般であり、そのような不健全部を残したまま高周波曲げ
加工を行うと、不健全部を起点とする割れが発生し易い
からである。そのため、まず該素管の内外面に機械加工
を加え不健全部を除去しておく。その機械加工代は1〜
2mmであればよい。機械加工による表面粗さは50S
(立)以上であればよいが、好ましくは内面の粗さは2
5 S (”;23.)以上とする。
本発明で素管として使用される遠心力鋳造偏肉直管の管
材料は特に限定されないけれども、耐摩耗用途に使用さ
れる場合の管材料として、例えば、C:Q、3〜0.4
%、S i :0.2〜0.5%、Mn:0、7〜1.
1%、Cr :0.6〜0.9%、Ni :0.4〜0
.7%、Mo:0.2〜0.5%、残部実質的にFeか
らなる鋳鋼が挙げられる。
材料は特に限定されないけれども、耐摩耗用途に使用さ
れる場合の管材料として、例えば、C:Q、3〜0.4
%、S i :0.2〜0.5%、Mn:0、7〜1.
1%、Cr :0.6〜0.9%、Ni :0.4〜0
.7%、Mo:0.2〜0.5%、残部実質的にFeか
らなる鋳鋼が挙げられる。
上記鋳鋼からなる遠心力鋳造偏肉直管を素管とする高周
波曲げ加工の好ましい加工工程を以下に説明する。
波曲げ加工の好ましい加工工程を以下に説明する。
まず、素管の内外面の不健全部を除去するための機械加
工を加えたのち、高周波曲げ加工を行うに先立って、軟
化焼鈍処理を行う。これは、軟化焼鈍処理によって、そ
の後の曲げ加工時に管体に生じる応力を分散させ、応力
集中とそれに因る割れの発生を未然に防止するためであ
る。その軟化焼鈍処理は、好ましくは、650℃±20
℃に適当時間(例えば、1〜3時間)保持したのち、炉
冷(好適には100℃/Hr以下)を行うことにより達
成される。
工を加えたのち、高周波曲げ加工を行うに先立って、軟
化焼鈍処理を行う。これは、軟化焼鈍処理によって、そ
の後の曲げ加工時に管体に生じる応力を分散させ、応力
集中とそれに因る割れの発生を未然に防止するためであ
る。その軟化焼鈍処理は、好ましくは、650℃±20
℃に適当時間(例えば、1〜3時間)保持したのち、炉
冷(好適には100℃/Hr以下)を行うことにより達
成される。
軟化焼鈍処理後、高周波加熱コイルによる加熱下に曲げ
加工を行う。その曲げ加工における加工温度は好ましく
は、800〜900℃である。この温度域において最も
良好な延性を示すからである。
加工を行う。その曲げ加工における加工温度は好ましく
は、800〜900℃である。この温度域において最も
良好な延性を示すからである。
更に、曲げ加工における好ましい加工速度は、0.5〜
1mm/秒である。それというのは、他の条件が適切で
あっても、加工速度が速すぎると、管体に割れが発生し
易く、逆に遅すぎると、曲げ部の管口径が楕円化し易い
からである。なお、加工速度は、テンション側とコンプ
レッション側との中間位、すなわち管軸線上のそれを意
味している。
1mm/秒である。それというのは、他の条件が適切で
あっても、加工速度が速すぎると、管体に割れが発生し
易く、逆に遅すぎると、曲げ部の管口径が楕円化し易い
からである。なお、加工速度は、テンション側とコンプ
レッション側との中間位、すなわち管軸線上のそれを意
味している。
また、管体の曲げ加工部の曲率半径(R)は管体の外径
(D)の2倍以上、すなわち、R≧2Dとする。曲率半
径(R)がそれより小さい強曲げ加工を行うと、管体の
背側(テンション側)に微細な亀裂が生じ易いからであ
る。但し、その曲率半径(R)は3.5Dより大きくす
る必要はない。
(D)の2倍以上、すなわち、R≧2Dとする。曲率半
径(R)がそれより小さい強曲げ加工を行うと、管体の
背側(テンション側)に微細な亀裂が生じ易いからであ
る。但し、その曲率半径(R)は3.5Dより大きくす
る必要はない。
なお、曲げ加工部の曲げ角度、(θ)に制限はなく、U
字曲げも可能である。
字曲げも可能である。
曲げ加工は、曲げ加工を加えようとする所定の領域(管
軸方向の所定の軸長領域)の一端側から他端に向って、
例えば第1図における、8点(加工開始点)からF点(
加工終了点)に向って管軸に沿って行われる。その加工
開始点から終了点に到るまでの領域において、各部分は
所定の加工を終えると共に順次冷却される。その冷却を
以下の説明では加工冷却と称する。加工温度(800〜
900℃)から400℃に到るまでの温度域における加
工冷却は放冷により、行うことが好ましい。その冷却速
度は、概ね5℃/分以下である。曲げ加工後放冷により
冷却された管体(曲管)はマルテンサイトの析出が回避
され、比較的延性のよいフェライトとパーライトの混合
組織となること、および熱歪みが抑制されること等によ
り、冷却過程での割れ発生が効果的に回避される。なお
、400℃までの温度領域において相変態がほぼ完了す
るの、割れ防止の点から、それ以下の温度域に恒って放
冷を行う利益はない。
軸方向の所定の軸長領域)の一端側から他端に向って、
例えば第1図における、8点(加工開始点)からF点(
加工終了点)に向って管軸に沿って行われる。その加工
開始点から終了点に到るまでの領域において、各部分は
所定の加工を終えると共に順次冷却される。その冷却を
以下の説明では加工冷却と称する。加工温度(800〜
900℃)から400℃に到るまでの温度域における加
工冷却は放冷により、行うことが好ましい。その冷却速
度は、概ね5℃/分以下である。曲げ加工後放冷により
冷却された管体(曲管)はマルテンサイトの析出が回避
され、比較的延性のよいフェライトとパーライトの混合
組織となること、および熱歪みが抑制されること等によ
り、冷却過程での割れ発生が効果的に回避される。なお
、400℃までの温度領域において相変態がほぼ完了す
るの、割れ防止の点から、それ以下の温度域に恒って放
冷を行う利益はない。
加工冷却された後の管体(曲管)は、ついで調質のため
の焼入れおよび焼もどし処理に付される。
の焼入れおよび焼もどし処理に付される。
その焼入れ処理は、好ましくは、930℃±10℃に加
熱保持したのち水冷することにより行われ、また焼もど
し処理は、500℃±10℃に加熱保持したのち、空冷
することにより好適に達成される。この熱処理により、
曲管は、均質なマルテンサイト組織となり、高硬度・高
耐摩耗性と良好な機械的諸性質を兼ね備えたものとなる
。
熱保持したのち水冷することにより行われ、また焼もど
し処理は、500℃±10℃に加熱保持したのち、空冷
することにより好適に達成される。この熱処理により、
曲管は、均質なマルテンサイト組織となり、高硬度・高
耐摩耗性と良好な機械的諸性質を兼ね備えたものとなる
。
第2図に示す遠心力鋳造により鋳造した耐熱鋳鋼偏肉直
管の内外面に機械加工(加工代:l〜2寵1)を加えて
素管とし、高周波曲げ加工により第1図に示す偏肉曲管
を製造した。
管の内外面に機械加工(加工代:l〜2寵1)を加えて
素管とし、高周波曲げ加工により第1図に示す偏肉曲管
を製造した。
(1)素管
材質
C: 0.33%、S、 i : 0.25%、M n
: 0.85%、Cr:0.7%、Ni:0.65%
、Mo:0.35%、残部実質的にFeゆ サイズ(機械加工後) 外径:300φ、内径:250φ、管長: 3000j
2薄肉部肉厚(t) :20.1も、厚肉部肉厚(T
): 30.1’ 、T/ t =1.5、外表面粗さ
:50S()内表面粗さ:25S(二り (n)軟化焼鈍処理 650℃に2時間加熱保持後、炉冷 (I[I)曲げ加工 薄肉側(イ)を腹側に、厚肉側(ロ)を背側にして曲げ
加工を実施。
: 0.85%、Cr:0.7%、Ni:0.65%
、Mo:0.35%、残部実質的にFeゆ サイズ(機械加工後) 外径:300φ、内径:250φ、管長: 3000j
2薄肉部肉厚(t) :20.1も、厚肉部肉厚(T
): 30.1’ 、T/ t =1.5、外表面粗さ
:50S()内表面粗さ:25S(二り (n)軟化焼鈍処理 650℃に2時間加熱保持後、炉冷 (I[I)曲げ加工 薄肉側(イ)を腹側に、厚肉側(ロ)を背側にして曲げ
加工を実施。
(i)加工温度:840℃
(ii )加工速度:0.8■l/秒
(iii )曲げ部曲率半径(R) : 3.5 D
(1050mm)曲げ角度(θ):90’ (iv )加工冷却=840℃から400℃まで放冷(
IV)焼入れ・焼もどし処理 焼入れ=930℃に2時間加熱保持後、水冷焼もどし2
500℃に2時間加熱保持後、空冷(V)結果 (i)得られた曲管の表面の割れの有無を目視および螢
光浸透探傷法により調査し、割れのないことが確認され
た。
(1050mm)曲げ角度(θ):90’ (iv )加工冷却=840℃から400℃まで放冷(
IV)焼入れ・焼もどし処理 焼入れ=930℃に2時間加熱保持後、水冷焼もどし2
500℃に2時間加熱保持後、空冷(V)結果 (i)得られた曲管の表面の割れの有無を目視および螢
光浸透探傷法により調査し、割れのないことが確認され
た。
(11)寸法測定
第1表に、曲げ部の両端(S)と(F)およびその中間
部(M)の3個所における腹側のA点および背側の0点
の肉厚測定結果を示す。
部(M)の3個所における腹側のA点および背側の0点
の肉厚測定結果を示す。
また、第2表に曲げ部の(S)、(M)および(F)点
の各位置における直角2方向(AC方向、BD力方向の
管外径測定結果を示す。第2表中、「外径ACJはA−
C方向、「外径BDJはB−D方向の各外径であり、「
楕円度」はく外径BD−外径AC)/外径BDX100
(%)である。
の各位置における直角2方向(AC方向、BD力方向の
管外径測定結果を示す。第2表中、「外径ACJはA−
C方向、「外径BDJはB−D方向の各外径であり、「
楕円度」はく外径BD−外径AC)/外径BDX100
(%)である。
これらの測定結果から、偏肉曲管として十分実用できる
寸法精度と管形状を有していることがわかる。
寸法精度と管形状を有していることがわかる。
(iii )硬度測定
第3表は、曲げ部の中間位置(M)における背側(C)
と腹側(A)との各部分について、焼入れ・焼もどし処
理前と処理後の管外面硬度(Hs)測定結果を示してい
る。
と腹側(A)との各部分について、焼入れ・焼もどし処
理前と処理後の管外面硬度(Hs)測定結果を示してい
る。
この表から、熱処理をうける前の曲管の硬度は低く、ば
らつきも大きいけれども、熱処理をうけることにより、
高硬度化し、しかも均一性にすぐれていることがわかる
。
らつきも大きいけれども、熱処理をうけることにより、
高硬度化し、しかも均一性にすぐれていることがわかる
。
(iv )機械試験
第6表は、焼入れ・焼もどし処理をうけた曲管の機械試
験測定結果を示す。測定は、M位置におけるA点(II
I側)と0点(背側)、並びに曲げ加工時のつかみ代で
ある直管温(X)の3個所について行った。同表から明
らかなように、強度、延性等、いづれも高く、かつその
バラツキが少なく均質性にもすぐれている。
験測定結果を示す。測定は、M位置におけるA点(II
I側)と0点(背側)、並びに曲げ加工時のつかみ代で
ある直管温(X)の3個所について行った。同表から明
らかなように、強度、延性等、いづれも高く、かつその
バラツキが少なく均質性にもすぐれている。
第 1 表 肉厚測定(■1)
第 2 表 管径(鴎)
第 3 表 管外面硬度(Hs)
第 4 表 管材質測定結果
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、遠心力鋳造された偏肉直管を素管
とする高周波曲げ加工により、割れ等の欠陥を伴うこと
なく、硬度や機械的諸性質にすぐれた均質性にとむ偏肉
曲管を製造することができる。
とする高周波曲げ加工により、割れ等の欠陥を伴うこと
なく、硬度や機械的諸性質にすぐれた均質性にとむ偏肉
曲管を製造することができる。
第1図(1)は曲げ加工された偏肉曲管の例を示す軸方
向断面説明図、(n)はその径方向断面説明図、第2図
(1)は偏肉直管の遠心力鋳造例を示す径方向断面図、
([I)はそのr−r断面図である。 PS:遠心鋳造偏肉直管、Pb:偏肉曲管F1:鋳型外
面、Fl鋳型内面、F3:偏肉直管内面、イ:薄肉側、
ロ:厚肉側、10:遠心力鋳造用鋳型。
向断面説明図、(n)はその径方向断面説明図、第2図
(1)は偏肉直管の遠心力鋳造例を示す径方向断面図、
([I)はそのr−r断面図である。 PS:遠心鋳造偏肉直管、Pb:偏肉曲管F1:鋳型外
面、Fl鋳型内面、F3:偏肉直管内面、イ:薄肉側、
ロ:厚肉側、10:遠心力鋳造用鋳型。
Claims (3)
- (1)遠心力鋳造された偏肉直管の厚肉部を背側に、薄
肉部を腹側として、該素管に高周波曲げ加工を施すこと
を特徴とする偏肉曲管の製造方法。 - (2)管材が、C:0.3〜0.4%、Si:0.2〜
0.5%、Mn:0.7〜1.1%、Cr:0.6〜0
.9%、Ni:0.4〜0.7%、Mo:0.2〜0.
5%、残部実質的にFeからなる耐摩耗鋳鋼である上記
第1項に記載の偏肉曲管の製造方法。 - (3)素管を軟化焼鈍処理したのち、高周波曲げ加工を
、管温:800〜900℃、曲げ部曲率半径(R):2
D〜3.5D(但し、Dは管外径)、曲げ加工速度:0
.5〜1mm/秒の条件下に行い、加工冷却を放冷とし
、ついで焼入れおよび焼もどし処理を行う上記第2項に
記載の偏肉曲管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157487A JPS63256226A (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | 偏肉曲管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157487A JPS63256226A (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | 偏肉曲管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63256226A true JPS63256226A (ja) | 1988-10-24 |
Family
ID=14030303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9157487A Pending JPS63256226A (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | 偏肉曲管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63256226A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5577796A (en) * | 1991-09-06 | 1996-11-26 | Norsk Hydro A.S. | Structural beam and method of manufacture thereof |
KR100479922B1 (ko) * | 2002-02-21 | 2005-03-30 | 최백남 | 주조된 Fe-Cr-X계 분체이송곡관 및 그 제조방법 |
JP2008249010A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 継目無ベンド管及び継目無ベンド管と継目無直管の溶接継手並びにこれらの製造方法 |
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JP2011073015A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Yamaha Motor Co Ltd | 素材管の加工方法,素材管の加工装置及び加工管 |
JP2013121383A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Takano Co Ltd | 椅子のパイプフレームおよび折り畳み椅子 |
Citations (4)
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-
1987
- 1987-04-14 JP JP9157487A patent/JPS63256226A/ja active Pending
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