JPS63256190A - 汚水処理槽内における汚泥濃度の自動調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、汚水処理槽内における汚泥濃度の自動調整方
法および装よに関するものである。

〔発明の背景〕

活・注汚泥処理において処理の効率を湧く保つためには
、処理ナベきα人原水に対して動く一定の微生物遭が必
要とされている。従来く活性汚泥法のよりな連ｉ洸処理
では、処理槽への流入負荷が一定に保たれるよう予備貯
溜イＪ等を設け、ま念汚泥濃度が一定に保たれるよう定
期的に汚泥濃度を計測し、一定量比の汚泥を余剰汚泥と
して系外に排出することが行われている。これには、Ｊ
ＩＳに定められている１濁物質の乾燥型ｊ」法等によっ
てＭＬＳＢまたはＭｌ、７８！５を測定し、あるいは光
電型４１度針を用いて処理１液の碌度を測定し、イ農度
が高いときは沈設槽からの汚泥の返送量を減少させ、余
剰汚泥として排出する汚泥の量比を増加させるのである
。

しかし脱窒を目的とする活性汚泥法等においては、処理
槽内または硝化４Ｊ内に硝化菌を保持するため、汚泥の
引抜は慎重に行なわなければならない。特に汚泥の沈降
速度を曝気と非１４気の指凛とする間欠曝気の自動運転
法（特許第１１６０２４１号）では、汚泥＠度を一定範
囲内に保つことが不可欠の要件となる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、処理槽液中に常に一定の汚泥微生物が
保持せられ、余剰汚泥を少［株］にすると共に間欠曝気
条件に適合した汚泥濃度の１４整を自動的に行わせるこ
とにある。

〔発明の構成〕

本発明に係る汚水処理ｊ’ｌ内における汚泥１度の自ｊ
助調整′Ａｆでは、曝気または４拌作用を行わせる汚水
処理槽と、沈澱作用のほか必要に応じ・曝気をも行わせ
る汚泥濃度調整宿とを有し、汚水処理槽内の下方部から
導出されてその導出先端部を汚水処理槽内の上方部へ開
口させた管路によって汚泥の循環路を構成し、上記管路
から分岐して汚泥′ａ、度調整槽内へ導入された管路に
よって汚泥移送横溝を構成し、汚泥濃度調整薄肉の下方
部から導出されてその導出先端部が上記循環路を介して
汚、ｔ３処理イ糧内へ開口させた管路によって汚泥還元
機構を、構成するように、電気開閉バμグによ＃）流路
の切換えられる共通のポンプを附設し、汚泥」度調整借
の上方部には該汚泥濃度調整槽内の水位上昇時において
上澄水を汚水処理槽内へ１流させる上置水温流路を設け
、かつ、汚水処理４ａ内または汚泥の循環回路（２）中
に透過型光センサーを装備じて咳元センサーにより、汚
水処理Ａ１内の汚泥ａｌｆが所定濃度よりも高濃度と判
定されたときはポンプによって汚泥移送Ｍ溝が機能する
ように電気開閉バルブが作動し、また、汚水処理槽内の
汚泥濃度が所定濃度よりも低濃度と判定されたときはポ
ンプによって汚泥還元機構が機能するように電気開閉バ
μブが作動せしめられるよう電気的に接続されている。

〔実施例〕

実施例の図面において、ｌは汚水処理槽、ｌａは汚水処
理槽１内に曝気またはｉフ拌を施すための装置、２は汚
水処理槽ｌ内の下方部から導出されてその導出先端部を
汚水処理４１１内の上方部へ開口させ水管路に３に後記
ポンプ４を附設して構戊される汚泥循環路、５は沈澱１
型の汚泥濃度調整槽、５ａは汚泥濃度調整槽５内に曝気
を施すための装置、６は汚泥調整慴ｌ内の下方部から高
濃度汚泥を汚泥濃度ｔＭ　Ａｌ槽５内へ移送させ°るた
めの汚泥移送機構であって、前記管路３から分岐されて
汚泥１度調差摺５内へ導入される分岐ｇ路３ｂに後記ポ
ンプ４を附設することによシ構成される。

８は汚泥濃度調整槽５内の上方部よシ導出されてその導
出開口端を汚水処理槽１内へ開口させた上澄水溢流路で
、汚泥濃度１ν４整槽５内の水位上昇時において上澄水
を汚水処理１１内へ溢流させる役割を有する。９は汚泥
濃度調整槽５内下方部の沈澱汚泥を汚水処理槽ｌ内へ還
元させるための汚泥返還機構であって、汚泥；濃度調整
槽５内の下方部から導出されてその導出先端部を汚水処
理槽ｌ内の上方部へ開口させた管路ｌＯに後記ポンプ４
を附設して１成される。上記した汚泥循環路２、汚泥移
送（ｆｉｉ＋イ６および汚泥返還機構９には共通のポン
プ４が使用され、管路の要所に配設せられた電気バルブ
７によシ流路が切換えられるようになっている。１２は
汚泥濃度調整槽５の下方部から導出され九排出路、１８
は排出路１２によって余剰汚泥を汚泥濃度ｆｉＬＩ１５
の下方部から排出させるためのポンプ、１４は汚水処理
槽ｌ内または汚泥の循環回路中に装備せられた透過空光
センサーであって、該光センサー１４によシ汚水処理ｔ
ｇｌ内の汚泥１度が所定濃度よりも高濃度と判定された
とき電気開閉バルブ７が作動しポンプ４によって汚泥移
送機構６が機能し、ま念、汚水処理槽ｌ内の汚泥１度が
所定濃度よりも低潰度と判定されたとき電気開閉バルブ
７が作動しポンプ１１によって汚泥還元機（４９が１能
せしめられるよう電気的に接続しておくのである。１５
は汚泥濃度調整槽５内の水位が低下した場合に後記水位
検知器１６の検出信号により開作動する水道水供給バル
ブ、１８は汚泥濃度調整槽５内の定水位よりも若干低い
水位に設定せられた水位検知器で、これらは沈澱汚泥が
汚泥濃度調整槽５の下方部よシ汚水処理槽ｌ内へ還元さ
れたのち、汚泥濃度調整ａ５内の水位を定水位まで復元
させて次の調整作用に備えるためのものである。

汚水処理ｉｆｆ　ｌ内で間欠曝気を行ったのち汚泥の沈
設と上澄水の放流を行わせ、再び間欠曝気処理に入った
とき所定の低水位ｔ０で濃度調整を行うが、その場合、
曝気または攪拌の装置１ａによって槽内液を均一な状態
となし、ポンプ４の駆動によシ循環回路２を介して槽内
液を循環させ、汚水処理槽１内または循環回路２の途中
に設定せられた透過型光センサー１４によって汚泥濃度
を検出し、その濃度が所定値よυも高い場合は汚泥移送
［１６によ＃）循環液の全部ま九は一部を汚泥濃度調整
槽５内へ流入させる。その際、汚泥濃度調整ｍ５内には
、濃度調整時間を除き汚水処理！ｌ内に同調した間欠ま
たは連続曝気を行い、濃度調整時間中は曝気を停止する
よう設定しておくのである。これによって汚泥濃度調整
槽５内では沈澱放流時間約１〜３時間静止沈澱の状態に
あシ、汚泥調整時間においては汚水処理槽ｌ内へ移送せ
られ九汚泥混合液中の汚泥粒子は汚泥濃度調整槽５内の
下方部に沈澱し、上澄水が溢流となって上澄水溢流路８
を通シ汚水処理慴ｌ内へ還流する。

このようにして汚泥の除去された上澄水が還流せられる
一方で、汚水処理槽ｌ内の下方部から高濃度の汚泥が汚
泥濃度調整槽５内へ移送し纜けられると、汚水処理槽１
内の汚泥濃度は次第に低）度となシ、透過型光センサー
１４で検゛出される所定濃度に達するまで稀釈されるの
である。

また、汚水処理槽ｌ内の汚泥量が減少したときは、透過
型光センサーの検出信号によって汚泥還元４溝９が機能
するように電気開閉バルブ７が作動し、汚泥濃度調整槽
５内の下方部に沈澱している濃厚汚泥が汚水処理槽ｌ内
へ還元せられ、汚水処理［１内の汚泥濃度が所定値に違
したことを透過型光センサー１４によって検出せられる
まで継続される。

上記汚泥の、移送継現によって汚泥濃度調整１５内の水
位が低下した場合には、水位検知器１６の検出信号によ
シ水道水供給バルブ１５が開作動し、定水位まで水を供
給して次の調整作用に備えるのである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、汚水処理槽内における汚泥微生物の増
殖率が大きいときは汚泥を引抜いて汚泥濃度調整槽内に
貯溜し、自己消化によって濃度が減少するときは汚泥濃
度調整槽よシ汚水処理摺へ汚泥を補充することによって
汚水処理槽内の汚泥１４度が調整せられ、汚水処理槽内
の液中に常に一定の汚泥微生物を保持せしめ得るという
利点がある。

また、汚泥濃度ルを釡イ曹内においては、引抜汚泥の他
は微生物の栄養源となる基質を加えずに間欠曝気を行っ
て汚泥の謎を減少せしめ、余剰汚泥Ｊｊ量を夕立にする
と共に間欠−気条件に適合した汚泥微生物の活性化が体
現される。これによって汚水処理槽内へ補充するのに最
も適した微生物を得ると共に、嫌気発酵によってメタン
ガス等を発生し、濃縮汚泥が膨化浮上するのを防ぐこと
ができる。

本発明方法および装置は、間欠曝気自動制御に必要とさ
れるばかシでなく、例えば小規模排水処理槽や、流入負
荷変動の大きい娯楽施設排水処理槽等においても果す役
割は大きく、また、活性汚泥法、オキシデージョンディ
ッチ、酸化池法等すべての生物懸濁態処理法に有用であ
シ、装置の自動化、無人化および省エネルギー化に寄与
し得る等、産業上の利用性と有益性は多大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明装置の一実施例における縦断面図を示した
ものである。 １−・・・・・汚水処理４ｕ１２・・・・・・循環回路
、３・・・・・・管路、４・・・・・・ポンプ、５・・
・・・・汚泥濃度側■も　６・・・・・・汚泥移送ｍｔ
Ｌ　７−−−−−−電気開閉バルブ、８・・・・・・上
Ｗ７に溢流路、９・・・・・・汚泥還元機’、：Ｑ、１
０・・・・・・管路、１４・・・・−ｉ　過型光センサ
ー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔第１項〕 曝気または攪拌作用の行われる汚水処理槽（１）と沈澱
   作用の行われる汚泥濃度調整槽（５）とを有し、汚水処
   理槽（１）内の下方部から導出されてその先端部を汚水
   処理槽（１）内の上方部へ開口させた管路（３）によっ
   て汚泥の循環路（２）を構成し、上記管路（３）から分
   岐して汚泥濃度調整槽（５）内へ導入された管路（３ｂ
   ）によって汚泥移送機構（６）を構成し、汚泥濃度調整
   槽（５）内の下方部から導出されてその導出先端部が上
   記循環路（２）を介して汚水処理槽（１）内へ開口させ
   た管路（１０）によって汚泥還元機構（９）を構成する
   ように、電気開閉バルブ（７）により流路の切換えられ
   る共通のポンプ（４）を附設し、汚泥濃度調整槽（５）
   の上方部には該汚泥濃度調整槽（５）内の水位上昇時に
   おいて上澄水を汚水処理槽（１）内へ溢流させる上澄水
   溢流路（８）を設け、かつ、汚水処理槽（１）内または
   汚泥の循環回路（２）中に透過型光センサー（１４）を
   装備して該光センサー（１４）により、汚水処理槽（１
   ）内の汚泥濃度が所定濃度よりも高濃度と判定されたと
   きはポンプ（４）によって汚泥移送機構（６）が機能す
   るように電気開閉バルブ（７）が作動し、また、汚水処
   理槽（１）内の汚泥濃度が所定濃度よりも低濃度と判定
   されたときはポンプ（４）によって汚泥還元機構（９）
   が機能するように電気開閉バルブ（７）が作動せしめら
   れるよう電気的に接続してなる、汚水処理槽内における
   汚泥濃度の自動調整装置。 〔第２項〕 曝気または攪拌作用の行われる汚水処理槽（１）と曝気
   および沈澱作用の行われる汚泥濃度調整槽（５）とを有
   し、汚水処理槽（１）内の下方部から導出されてその導
   出先端部を汚水処理槽（１）内の上方部へ開口させた管
   路（３）によって汚泥の循環路（２）を構成し、上記管
   路（３）から分岐して汚泥濃度調整槽（５）内へ導入さ
   れた管路（３ｂ）によって汚泥移送機構（６）を構成し
   、汚泥濃度調整槽（５）内の下方部から導出されてその
   導出先端部が上記循環路（２）を介して汚水処理槽（１
   ）内へ開口させた管路（１０）によって汚泥還元機構（
   ９）を構成するように、電気開閉バルブ（５）により流
   路の切換えられる共通のポンプ（４）を附設し、汚泥濃
   度調整槽（５）の上方部には該汚泥濃度調整槽（５）内
   の水位上昇時において上澄水を汚水処理槽（１）内へ溢
   流させる上澄水溢流路（８）を設け、かつ、汚水処理槽
   （１）内または汚泥の循環回路（２）中に透過型光セン
   サー（１４）を装備して該光センサー（１４）により、
   汚水処理槽（１）内の汚泥濃度が所定濃度よりも高濃度
   と判定されたときはポンプ（４）によって汚泥移送機構
   （６）が機能するように電気開閉バルブ（７）が作動し
   、また、汚水処理槽（１）内の汚泥濃度が所定濃度より
   も低濃度と判定されたときはポンプ（４）によって汚泥
   還元機構（９）が機能するように電気開閉バルブ（７）
   が作動せしめられるよう電気的に接続してなる、汚水処
   理槽内における汚泥濃度の自動調整装置。