JPS6325599B2 - - Google Patents

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JPS6325599B2
JPS6325599B2 JP55151235A JP15123580A JPS6325599B2 JP S6325599 B2 JPS6325599 B2 JP S6325599B2 JP 55151235 A JP55151235 A JP 55151235A JP 15123580 A JP15123580 A JP 15123580A JP S6325599 B2 JPS6325599 B2 JP S6325599B2
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JP
Japan
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jcv
warm
tissue
blooded animal
active ingredient
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JP55151235A
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Jinuemon Konishi
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Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
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Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規生体防禦調整物質、並びに該物
質を製造する方法及びそれを有効成分として含有
する医薬に関する。 ウイルス、細菌、原虫、リケツチア等が生体内
に侵入すると、生体の防衛機構の一要因としてイ
ンターフエロンが誘導生成されることが知られて
いる。しかしながら、インターフエロンは、分子
量1万〜7万の蛋白成分であるため種依存性があ
り、従つて治療剤として適用するためには、人細
胞由来のインターフエロンを使用しなければなら
ず、その面で製品供給上の問題及び品質精製度の
問題があり、又実際の臨床治療面においても副作
用として発熱、頭痛、骨髄機能抑制、幼小児の発
育阻害等の好ましからざる問題がある。 本発明者は、ウイルス、細菌、原虫、リケツチ
ア等の生物学的ストレス、酸素欠乏、薬物
(ACTH,コーチゾン等々)等の化学的ストレ
ス、寒冷、騒音、放射線等の物理的ストレス、あ
るいは恐怖、不安、焦躁感等の精神的ストレスな
ど各種のストレスによつて引き起こされる生体機
能損傷時に、これを修復し調節する生体の防衛機
能、生体の恒常性維持機構に着目し、これら生体
が本来的に有している生体の恒常性を維持するた
めに、生体内で産生される生理活性物質につき
種々研究の結果、本発明に至つたものである。 本発明物質は、インターフエロン等とは異なる
非蛋白性物質で、特に生体の機能損傷時に生ずる
神経系、内分泌系、免疫系等の歪みを調節し修復
する生体の恒常性維持機構に作用し、生体の自然
治瘉力を高め、生体の機能を正常化する作用を有
する。 本発明は、腫瘍細胞を温血動物又は温血動物由
来培養組織に移植するとともに、ポツクスウイル
スを接種して発痘させ、得られる炎症組織又は培
養組織を磨砕した後、除蛋白することにより得ら
れる生体防禦調整物質(以下、JCV−80と記す
る)に関し、さらにその製造方法及びそれを有効
成分として含有する医薬組成物に関する。 JCV−80は、後述するように、免疫調整剤、抗
腫瘍剤、抗ストレス剤、自律神経調節剤、抗アレ
ルギー剤、さらには体質改善剤として医学上極め
て有用なものである。又、他の薬剤と併用するこ
とによつて、従来の抗癌剤等の種々の副作用を軽
減し、相乗効果も期待することができる。 本発明において使用される温血動物及び温血動
物由来培養組織とは、ヒト以外の温血動物及びヒ
トを含めた温血動物由来培養組織を意味し、例え
ばニワトリ、ハトなどの鳥類、ウシ、ウマ、ロ
バ、ヒツジ、ヤギ、イヌ、ネコ、サル、ブタ、ウ
サギ、モルモツト、ハムスター、ラツト、マウ
ス、ヌードマウスなどの哺乳類及びこれらの温血
動物由来培養組織、又はヒト由来培養組織を挙げ
ることができる。温血動物は、胎児、新生児及び
成熟動物のいずれでもよく、例えば発育鶏卵など
を用いることもできる。 又、本発明において使用されるウイルスはポツ
クスウイルス群から選ばれ、特にワクチニア・ウ
イルス(vaccinia virus),カウポツクス・ウイ
ルス(cowpox virus),エクトロメリア・ウイル
ス(ectromelia virus)などが好ましい。 さらに、本発明において使用される腫瘍細胞
は、現在各施設にて樹立維持されているヒト及び
各種動物の腫瘍細胞培養株を用いることができ、
前記温血動物若しくは温血動物由来培養組織に接
種、増殖しうるものであればよい。 かかる腫瘍細胞培養株としては、例えば「蛋
白・核酸・酵素Vol.20,No.6」第616〜643頁
(1975)及び「蛋白・核酸・酵素Vol.23,No.6」
第697〜711頁(1978)に報告されているMOB−
1,MSB−1(以上、ニワトリ腫瘍)、T−22,
H−5,P−58(以上、サル腫瘍)、BPTC,RK
−13(以上ウサギ腫瘍)、HT−1−cl−4,BHK
−21,HT−2,NQT−1,HAVITO,Ad−
7Hamster,KIT−8,P183,SR−H−312,
BAT−6,TC−HKC400(以上、ハムスター腫
瘍)、D1,AH7974,YS,7288ctC2−1,NBT
−IV,HTP,NT,E,SLC,LY−5,WKA
−HC,JTC−1,JTC−19,C6−62,dRLh
−84,RMS4−T,NTS,RGC−6,TSC,
MT,MRMT−1−C1,RLN−E−7,RE−
7,RRLC−11(以上、ラツト腫瘍)、A−9,
FC−1,ELD,C341,M,D−56,L5178Y,
FM3A,L,3T6,C3B,L1210,TSFAT−1,
KIT−5,EL−4,JTC−11,N18−55,SR−
C3H−2127,Sarcoma180,H−111,PA−7,
NZB−A,MCBLS(以上、マウス腫瘍)、
BALL,NALL−1,MOLT−3,TALL−1,
MRS−1,MT−B,JBL,NPC−204,PC−
1,MKN−7,C−1,HLE,OST,HMV−
I,HATTORI−I,P8/Seki,HeLa(以上、
ヒト腫瘍)等を挙げることができる。 前記腫瘍細胞培養株を温血動物に移植する以外
に、他の公知の方法、例えば腫瘍ウイルスを温血
動物に接種して発癌させる方法あるいは発癌物質
を投与して発癌させる方法などにより温血動物に
腫瘍細胞を形成させてもよく、又、自然発癌動物
を利用することもできる。又、温血動物にレレト
ゲン照射、抗血清投与など公知の処置を施して免
疫反応を抑制し、通常では増殖できない腫瘍細胞
を増殖し易い状態にしてもよい。 本発明においては、ウイルス及び腫瘍細胞はそ
れぞれ別々に又は同時にあるいはあらかじめ腫瘍
細胞にウイルスを感染させた後、温血動物あるい
は温血動物由来培養組織に接種及び移植すること
ができるが、腫瘍細胞が増殖しうる温血動物ある
いは温血動物由来培養組織を用いる場合は、まず
腫瘍細胞を移植し、その増殖が安定した後にウイ
ルスを接種することが好ましい。 腫瘍細胞の移植部位は、皮下、脳内、腹腔内、
睾丸内、静脈内等を適宜選択することができる。 ウイルスの接種は、接種されたウイルスが増殖
しうる部位への接種法、例えば皮膚擦傷、皮内接
種、皮下接種、睾丸内接種、脳内接種、腹腔内接
種、静脈内接種等を自由に選ぶことができるが、
ウイルスと腫瘍細胞とがほぼ同じ部位に存在する
ことが望ましく、腫瘍移植部位の周辺若しくはあ
らかじめ腫瘍細胞が移植されている場合には直接
腫瘍細胞に接種してもよい。 このようにして腫瘍を移植し、ウイルスを接種
した温血動物の炎症組織及びその周辺組織若しく
は温血動物培養組織を採取し、以下の方法に従つ
てJCV−80を分離する。 まず、無菌的に採取した組織を細切し、2−10
倍量の抽出溶媒及び所望により適当量の殺菌、防
腐剤を加えホモジネートを調整した後、ろ過若し
くは遠心分離等の方法で組織片等を除去する。こ
のようにして得られたろ液若しくは上清に公知の
除蛋白操作を施して、有効成分を含有する粗抽出
液を得る。 前記方法において使用する抽出溶媒は、蒸留
水、生理食塩水、弱酸性−弱塩基性の緩衝液、グ
リセリン水溶液などを挙げることができ、殺菌、
防腐のためフエノールなどを添加してもよい。 ホモジネートの調整は常法により行い、例えば
ホモジナイザー、コロイドミル、ワーリング・ブ
レンダー(waring blendor)などの磨砕装置を
好ましくは冷却下で操作する。さらに凍結融解、
超音波処理などの方法で組織細胞を破壊し有効成
分の抽出を容易にすることができる。 粗抽出液を得るための除蛋白操作は、公知の物
理化学的方法により実施できる。物理的方法とし
ては、例えば加熱、超音波があり、化学的方法と
しては、例えば有機化合物(フエノール、ホルマ
リン、アルコール等)、無機化合物(酸、塩基
類)、界面活性剤(ドデシル硫酸ナトリウム等)
などの蛋白変性剤による処理、塩析、等電点沈殿
などの方法があり、これらの1種またはそれ以上
を組み合わせて除蛋白を行う。又、被処理液をあ
らかじめ減圧濃縮した後、前記操作を行つてもよ
い。次いで前記操作を施した溶液から石綿、セラ
イト、ザイツろ板、限外ろ過、イオン交換樹脂、
遠心分離などの方法により不溶蛋白部分を除き、
有効成分を含む粗抽出液を得る。 このようにして得られた粗抽出液は、原料組織
から抽出された非蛋白部分であり、他の夾雑物に
関係なく有効であるが、より精製するため以下の
工程を実施する。 粗抽出液のPHを7.5〜9.5の弱アルカリ性に調整
して100℃30分加熱後、ろ過し、冷却後ろ液のPH
を2〜6に調整し、適当な吸着剤に有効成分を吸
着させた後溶出し、凍結乾燥することによつて粉
末状のJCV−80を得る。 前記精製工程において使用される吸着剤は、例
えば活性炭、カオリン、イオン交換樹脂などがあ
り、吸着剤を充填したカラム中を有効成分含有液
を通過させることによつて、若しくは有効成分含
有液中に吸着剤を加え、撹拌後ろ過することによ
つて有効成分を吸着させることができる。このよ
うにして得た吸着剤から有効成分を溶出させるに
は、まず吸着剤を蒸留水にて洗浄した後、PH8.0
〜12.0に調整した水若しくは緩衝液、又はメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等の有機溶
媒にて溶出し、有効成分を分離する。前記吸着、
溶出操作を反復することにより、より純粋な目的
物を得ることができる。 前記本発明方法により得られたJCV−80の物理
化学的特性を以下に示す。 1 性状:白色無定形の吸湿性粉末 2 溶解性:水、メタノール、エタノールに可溶 3 紫外部吸収スペクトル:λmax255−275nm 4 呈色反応:モリツシユ反応 陽性 オルシン−塩酸反応 陽性 ニンヒドリン反応 陽性 蛋白検出反応 陰性 次に、実施例にて本発明をさらに説明する。 実施例 1 C3Hマウス1匹当たりにL細胞(マウス肉腫
細胞)2×106個を皮下に移植し、10日後に1×
108TCID50/0.25mlのワクチニアウイルス0.25ml
を同じ部位に接種した。5日後、腫瘍部位並びに
周辺の炎症部位を摘出し、以下の抽出操作に供し
た。 摘出組織1Kgを細切した後、緩衝化した70%グ
リセリン溶液を加え、ワーリング・ブレンダー
(waring blendor)で磨砕し、凍結融解操作を3
回行つた。乳状の磨砕液を2000×gで1時間遠心
し、沈殿を除去した。上清のPHを4.5〜5.5に調整
し、100℃に加熱しろ過した。ろ液をPH9.0に調整
し、100℃に加熱後ろ過し、冷却後ろ液をPH4.5に
調整し、活性炭を充填したカラムに通し、有効成
分を吸着させた。次いで蒸留水で洗浄した後、
N/25アンモニア水で溶出し凍結乾燥することに
よつて粉末状の目的物1560mgを得た。 実施例 2 1×107TCID50/mlのカウポツクス・ウイル
ス1mlを1×106個のHeLa培養細胞に感染させ72
時間培養し、感染細胞を家兎背部皮内に接種し
た。5日後、炎症部位を摘出し、以下の抽出操作
に供した。 摘出組織1Kgを細切しフエノール加グリセリン
水を加えホモジナイズした後、凍結、融解を3回
行つた。乳状磨砕液をろ過した後、ろ液をPH4.5
〜5.5に調整し、硫安飽和水溶液を加え加熱して
生じた沈殿を遠心分離した。上清をPH8.5に調整
し、100℃に加熱した後冷却し、5000×gで1時
間遠心した。上清をPH5に調整し、2%のカオリ
ンを加えて5時間撹拌した後、吸引ろ過し有効成
分吸着カオリンを得た。次いで、蒸留水で洗浄し
た後、PH9.5の水をカオリンに加え5時間撹拌し
た後ろ過し、凍結乾燥することによつて粉末状の
目的物870mgを得た。 実施例 3 新生児ハムスターの皮下にBALL細胞1×106
個を移植し、1週間後に1×108TCID50/0.25ml
のワクチニアウイルス0.25mlを同じ部位に接種
し、1週間後に腫瘍部位並びに周辺の炎症部位を
摘出し、実施例1の方法に従つて摘出組織600g
から目的物180mgを得た。 JCV−80の薬理作用について次に示す。 (1) 急性毒性 一群10匹のマウスについて急性毒性試験を行つ
た。その結果を第1表に示す。
【表】 (2) 免疫機能回復作用 マウスにシクロフオスフアミド25mg/Kgを2日
間投与した後、ヒツジ赤血球で免疫し、JCV−80
を5日間10mg/Kg宛投与した。免疫後3,5およ
び7日目に脾臓の溶血斑形成細胞数を測定した。 結果を第1図に示す。 (3) T細胞幼若化増強作用 マウス脾臓よりリンパ球を分離し、これにコン
カナバリンAを加え、さらにJCV−80を最終濃度
10μg/mlになるように加えた。2日間培養し、
3Hチミジンを加えて、2日後リンパ球の放射能
を測定した。 第2表に示すように、JCV−80はサプレツサ−
T細胞の幼若化を増強した。
【表】 (4) 抗腫瘍作用 ラツトにAH130腹水癌細胞106個を投与し、そ
の後2週間JCV−80を5mg/Kg投与した。 第3表に示すように、JCV−80は有意な延命効
果を示した。
【表】 (5) 拘束水浸ストレス潰瘍抑制作用 拘束水浸ストレス(22℃,6時間)を負荷した
マウスの腺胃部に発生した病変部の長さを測定し
た。 JCV−80を20mg/Kg、拘束水浸の直前に投与し
た場合、対照群に比し、平均43%の潰瘍抑制作用
を示した。 以上の薬理試験の結果から明らかなように、本
発明物質JCV−80は免疫調整作用、抗腫瘍作用、
ストレス潰瘍抑制作用を有し、各種ストレス負荷
時の生体機能の異常、特に免疫系及び自律神経系
の異常を修復して生体の恒常性維持に有用な生体
防禦調整物質である。 さらに詳しくJCV−80の適用疾患を例示すれ
ば、 1 免疫不全症候群:低一、無γ−グロブリン血
症、ウイスコツト−アルドリツヒ(Wiskott−
Aldrich)症候群、ルイス−バー(Louis−
Bar)症候群、ジトリン(Gitlin)症候群、ネ
ゼロフ(Nezelof)症候群、デイ・ジヨルジ−
(Di・George)症候群、リンパ腫、ホジキン
病、白血病、ステロイド剤や制癌剤による免疫
不全症、等。 2 アレルギー性疾患:気管支喘息、花粉症、ア
レルギー性鼻炎、腸炎、潰瘍性大腸炎、結節性
動脈周囲炎、蕁麻疹、湿疹、接触性皮膚炎、ア
レルギー性結膜炎、リウマチ様関節炎、エリテ
マト−デス、等。 3 感染症:インフルエンザ、赤痢、破傷風、敗
血症、等。 4 自律神経失調症:心臓神経症、胃腸神経症、
呼吸神経症、頭痛、めまい、疲労感、不眠、ふ
るえ、四肢冷感、動悸、息切れ、食欲不振、便
秘、下痢、等。 5 ストレス起因性疾患:神経痛、腰痛、本態性
高血圧症、低血圧症、胃炎、消化性潰瘍、スト
レス潰瘍、月経異常、肥満症、糖尿病、夜尿
症、皮膚掻痒症、メニエール症候群、等。 6 悪性腫瘍 などを挙げることができ、JCV−80はこれらの
疾患に対し、単独であるいは他の薬剤と組み合
わせて使用することができる。JCV−80はそれ
自体極めて毒性が低く、生体の恒常性維持機能
を増強することから、他の薬剤と併用すること
によつて該薬剤の用量低減、効果の増強及び副
作用の低減などの効果が期待できる。 本発明物質を有効成分として含有する医薬組成
物としては、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、
液剤、注射剤、軟膏剤、坐剤、エアゾール剤の他
通常用いられる剤形に処方することができる。 経口投与のための錠剤、カプセル剤、顆粒剤等
の製剤組成物には、例えばデンプン、乳糖、マン
ニツト等の賦形剤の他、適宜結晶セルロース、ア
ラビアゴム、トウモロコシデンプン、ゼラチン、
ポリエチレン、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン等の結合剤、カルボキシメチルセル
ロース、ポリエチレングリコール、バレイシヨデ
ンプン等の崩壊剤、タルク、ステアリン酸マグネ
シウム等の滑択剤、グリセロール等の湿潤剤、そ
の他被覆剤、着色剤、矯味矯臭剤等を用いること
ができる。 非経口投与のための注射剤の製剤には、注射用
蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖注射液、注射用植
物油、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール等の溶剤を用いて殺菌された水性又は非水
性の溶液又は懸濁液とすることができる。又、必
要に応じてピロ亜硫酸ナトリウム、硫化水素ナト
リウム、l−アスコルビン酸、チオグリコール
酸、クエン酸塩、酢酸塩、リン酸塩等の安定剤、
塩酸プロカイン、ブドウ糖等の無痛化剤、その他
等張化剤、溶解補助剤、保存剤、懸濁化剤、乳化
剤等を加えることができる。この種の製剤には、
殺菌した固体組成物として用時溶解して用いる剤
形としてもよい。 軟膏剤には、脂肪油、パラフイン、ラノリン、
ワセリン、グリコール類、グリセリン、高級アル
コール、その他適当な基剤を用いて、又、坐剤に
は、カカオ脂、マクロゴール、グリセロゼラチ
ン、ラノリン脂等の基剤を用いて製剤することが
でき、適宜界面活性剤、保存剤を添加してもよ
い。 さらに、本発明物質を液体若しくは微小粉体の
形で適当な噴射剤と共にエアゾール剤とすること
もでき、所望により湿潤剤、分散剤等の助剤を添
加する。 本発明物質の投与量は、投与対象、投与方法等
により変わるが、所望の効果を得るには一般に、
一日当たり0.01ないし10mg/Kg投与するのが好ま
しく、疾患、症状により適宜変更しうる。 次に、医薬組成物の処方例を示すが、本発明が
これ等に限定されるものではない。 処方例1 (全重量300mgの錠剤) JCV−80 20mg 乳糖 190〃 結晶セルロース 70〃 ステアリン酸マグネシウム 20〃 300mg 処方例2 (全重量250mgのカプセル剤) JCV−80 10mg 乳糖 150〃 バレイシヨデンプン 60〃 ステアリン酸マグネシウム 10〃 タルク 20〃 250mg 処方例3 (容量1mlの注射剤) JCV−80 1mg 注射用蒸留水 適量 1ml 処方例4 (全量2gの坐剤) JCV−80 10mg カカオ脂 1990〃 2000mg 処方例5 (全量100gの軟膏剤) JCV−80 1g 乳化ワツクス 25〃 白色ワセリン 60〃 流動パラフイン 14〃 100g 処方例6 (エアゾール剤) JCV−80 1重量% イソプロピルミリステート 1 〃 ジクロロジフルオロメタン 39 〃 ジクロロテトラフルオロエタン 59 〃 100%
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明物質JCV−80の免疫機能回復
作明を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 腫瘍細胞を温血動物又は温血動物由来培養組
    織に移植するとともに、ポツクスウイルスを接種
    して発痘させ、得られる炎症組織又は培養組織を
    磨砕した後、除蛋白することにより得られる下記
    特性を有する生体防禦調整物質JCV−80。 1 性状:白色無定形の吸湿性粉末 2 溶解性:水、メタノール、エタノールに可溶 3 紫外部吸収スペクトル:λmax255−275nm 4 呈色反応:モリツシユ反応 陽性 オルシン−塩酸反応 陽性 ニンヒドリン反応 陽性 蛋白検出反応 陰性 2 腫瘍細胞を温血動物又は温血動物由来培養組
    織に移植するとともに、ポツクスウイルスを接種
    して発痘させ、その炎症組織及びその周辺組織又
    は培養組織を磨砕した後、抽出溶媒を加えて組織
    片を除去し、除蛋白を行うことを特徴とするJCV
    −80の製造方法。 3 JCV−80を有効成分として含有する免疫調
    整、抗アレルギー剤。 4 JCV−80を有効成分として含有する抗腫瘍
    剤。 5 JCV−80を有効成分として含有する抗ストレ
    ス、自律神経調節剤。
JP55151235A 1980-10-27 1980-10-27 Novel physiologically active substance jcv-80 Granted JPS5775991A (en)

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JPS59118711A (ja) * 1982-12-25 1984-07-09 Nippon Zoki Pharmaceut Co Ltd 新規生理活性物質
JP2651674B2 (ja) * 1987-07-23 1997-09-10 日本臓器製薬 株式会社 新規生理活性物質及びその製造方法
ES2059816T3 (es) * 1988-04-30 1994-11-16 Nippon Zoki Pharmaceutical Co Sustancias activas fisiologicamente, un procedimiento para la preparacion y composiciones farmaceuticas de las mismas.

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