JPS63253020A - 抗アレルギ−点眼薬 - Google Patents

抗アレルギ−点眼薬

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JPS63253020A
JPS63253020A JP8750987A JP8750987A JPS63253020A JP S63253020 A JPS63253020 A JP S63253020A JP 8750987 A JP8750987 A JP 8750987A JP 8750987 A JP8750987 A JP 8750987A JP S63253020 A JPS63253020 A JP S63253020A
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JP
Japan
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drug
eye drop
antiallergic
eye drops
eye
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JP8750987A
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Masako Motomura
本村 昌子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明はアレルギー性眼結膜炎、花粉症眼結膜炎、眼周
囲の炎症発赤かゆみ等の治療に有効な抗アレルギー点眼
薬に関する。
〈従来技術〉 従来、洗眼点眼薬として用いられているものは、薬剤と
、蒸溜水、生理食塩水、酢酸水溶液、リン酸塩水溶液等
の無機化合物水溶液や安息香酸エステル水溶液等の有機
化合物水溶液等が使用されている(特開昭57−171
914号、特開昭57−62218号等)。
これらの洗眼点眼薬は細菌性眼炎に対しては有効であっ
たが、アレルギー反応、特に近年増大しているスギ花粉
等の花粉症にみられるアレルゲン(アレルギー抗原)を
原因とする眼結膜炎や眼周囲の炎症、発赤かゆみに対し
ては著効がない。 蒸溜水や生理食塩水は何の効力も有
しない。
また、近年アレルギー性用結膜炎に対してぜんそく薬を
点眼薬として製品化されたものがある[インタール(藤
沢薬品工業にK)]。 これはアレルギー性疾患に対し
て治療効果のあるものであるが、眼薬として使用すると
患者の眼にしみたり、チクチク痛んだり、結膜、京膜が
充血を起して使用時に患者にとって苦痛を伴うものであ
り、かえって炎症、発赤、かゆみを増加させる場合もあ
る。 その理由は明白でないか、その仕様書などを見て
も、pHが4.0〜7.0とあり、現実はpHが4.0
に近いところで使用されているため、良い薬ではあるが
多くの患者が不満を訴えるものと思われる。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、前述した問題を解決し、アレルギー性
用結膜炎、花粉症眼結膜炎、眼周囲の炎症発赤かゆみ等
の治療に有効な抗アレルギー点眼薬を提供するものであ
る。
〈発明の構成〉 本発明は、重炭酸ソーダ、クエン酸ジナトリウムおよび
薬剤を用いて、最終的にpHを6〜8に調整した抗アレ
ルギー点眼薬を提供する。
ここで、前記薬剤がL−システインが好ましい。
また、1狩記最終的なpHが7〜7.5である抗アレル
ギー点眼薬が良い。
以下に好適な実施例を用いて発明の構成を詳述する。
本発明者は、アレルギー症状がスギ花粉等のアレルゲン
(抗原)によってひきおこされる抗原抗体反応であるこ
とを考え、患者のアレルギー症状の発生により受ける苦
痛を救うには適正な水素イオン濃度(pH)を有し5し
かもアルカリ性の溶媒で、アレルゲンを洗いおとすこと
が臨床的に非常に有効であることに着目した。
すなわち、実験によるとスギ花粉抽出液のpHは6.4
〜6.6であり、アレルゲンテストに用いる市販のスギ
花粉抽出液も同様のpHであった。 このスギ花粉抽出
液を浸したリドVス紙を、0.1% NaHCO3(p
H7,8)、生理食塩水、蒸溜水につけると、生理食塩
水、蒸溜水中では全く変化せず、0.1% N a H
CO3液中では中和されてスギ花粉が液中に洗いながさ
れていることが観察された。
従来アレルギー性結膜炎に対し有効であるとされるイン
タール(藤沢薬品工業にに製)等のぜんそく薬を点眼薬
として製品化されたものでも薬剤の薬効のみを考え、溶
媒の選択が適切になされておらず患者の眼にしみたり、
チクチク痛んだりする原因は、溶媒のpHが4〜6の主
として酸性側にあることにある。 pHの測定結果の1
例を表1に示した。
溶媒の選択は抗アレルギー点眼薬(特にスギ花粉症治療
薬)においては非常に重要であり、溶媒の選択が不適当
であると、アレルゲンを洗いおとすことが不充分となり
、そのため薬剤の薬効も低下することとなる。 また、
溶媒は人体に無害で容易に水にとける物質であることは
当然である。
以上の考えから本発明では、N a HC03を溶媒に
用いた。 重炭酸ソーダ NaHCO3を溶媒として用
いる理由は、作用時に次の様に反応すると思われる。
2NaH(:03−一→Na2に03+ H2O+ G
O2↑作用時に発生するC02がアレルゲンの洗浄と中
和に寄与する。
また、目に刺激を与えず、又かゆみ、発赤等の苦痛を取
りのぞくには、pHを6〜8好ましくは7〜7.5に調
整する必要がある。 本発明はpHの調整緩衝剤として
最も安定性のあるクエン酸ジナトリウムを使用した。 
 pHが6未満であると、しみたり疼痛があったりする
又8以トのpHでは鈍痛を感じるなど不愉快である。
表    1 クエン酸ジナトリウム(Na2HC6Hs07・l/2
H2o)と重炭酸ナトリウムとの反応式 %式% :0 クエン酸ジナトリウム クエン酸トリナトリウム であると考えられ、重炭酸ソーダとクエン酸ジナトリウ
ムを併用することによりCO2がさらに発生し、アレル
ゲンの洗浄と中和に寄与するものと考えられる。
本発明の点眼薬は、重炭酸ソーダ、クエン酸ジナトリウ
ムおよび薬剤を用いて最終的にp Hを6〜8好ましく
は7〜7.5に調整したもので5アレルギー性等の眼疾
患に対してアレルゲンの洗浄効果がある。
ここで最終的にpHを6〜8に調整するとは、重炭酸ソ
ーダ、クエン酸ジナトリウムおよび下記の薬剤をすべて
調合した後の点眼薬のpHが6〜8となるようにするこ
とをいう。
本発明に用いる薬剤としては、L−システイン、アスコ
ルビン酸くビタミンC)、ステロイドホルモン、水溶性
アミノ酸、チロシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、
セリン、グリシン、アラニン、リジン、クロモグリク酸
ナトリウムその他の薬剤を薬効に応じて必要量用いるこ
とができる。
特にL−システインC3Ht N O2Sを用いると、
抗アレルギー作用の他、粘液溶解作用、角膜−ト皮の形
成及び光線防御作用等の効果がある。 L−システイン
の使用量は全溶液に対してo、oos〜0.003%の
濃度とするのが好ましい。
本発明の点眼薬を用いて治療を行うアレルギー性用炎は
、スギ花粉、ハウスダスト、ダニ等によっておこる。 
発症するものはかゆみを伴う炎症で、季節的に発症する
ものを特にスギ花粉症ともよばれている。 これは2月
〜4月にかけ、又は秋風が強く乾燥した日に発症する。
 スギ花粉は、抗原物質が眼瞼の粘膜の粘液に溶解する
ので反応をおこすが、本発明の点眼薬は薬液の化学反応
によるCO,、H2Oで洗いおとされて、効果を発揮す
るものと考える。
また、本発明の抗アレルギー点眼薬は、眼内・眼粘膜に
滴下するばかりでなく眼の中と眼の周囲にスプレー状に
吹き付けて使用したり、眼周囲の湿布剤として使用する
こともできる。 スギ花粉症等のアレレギー性用炎では
眼周囲の炎症発赤かゆみの治療も同時に行うことか必要
であり、スプレー薬、湿布剤として使用することも効果
的である。 スプレー薬、湿布剤として使用する場合に
は眼の中に薬剤を入れることはないから点眼薬よりpH
の範囲を広くとることができ、pH6゜8〜7.5の範
囲が好ましい。 この範囲をはずれると、刺激性が強く
なり、眼周囲や鼻周囲などに発赤等不快感を与えること
がある。
〈実施例〉 以下に、実施例について本発明を具体的に詳述する。
(実施例1) 以下の組成で本発明の抗アレルギー点眼薬を作製しME
Gと名付けた。
MEG−1 重炭酸ナトリウム 0.1g   (0,1%) クエン酸ジナトリウム 0.08g  (0,08%) 蒸溜水 適 量(全量を100mfとする) pH7,0〜7.5 EG−2 重炭酸ナトリウム 0.1g   (0,1%) クエン酸ジナトリウム 0.08g  (0,08%) し−システイン 0.004g (0,004%) 蒸溜水 通 N(全lを100 m lとする)pH7,0〜7
.5 EG−3 重炭酸ナトリウム 0.1g    (0,1%) クエン酸ジナトリウム 0.08g  (0,08%) グリシン 0.05g  (0,05%) 蒸溜水 適 量(全量を100mfとする) pH7,0〜7.5 上記のMEG−1、MEG−2、MEG−3を用いて以
下の治療を行フた。
(治療成績l) 外来患者16名に対しMEG−2を用いて治療を行い表
2に示した。 その成績をみると点眼後1〜2分でかゆ
み消失、眼粘膜の充血は約5分、強膜の充血は10分以
内に消失した。
その効果がどの位持続するかは、患者の罹患年限、重症
度等にも関係あるが、1日2〜3回の点眼で、外出時に
於けるかゆみ、眼粘膜充血等が治まる症例が多く、2.
3.4、年の罹患年限でも5〜6日の使用で軽快してい
る者もいた。
表2に示す如く、当外来を訪れるスギ花粉症の患者は、
来所当時両目をおさえ、かゆみのため目をこすりつつ入
って来るが、点眼後すぐにMEG液を浸した脱脂綿を渡
し、先ず湿布させ、MEG点眼液を点眼すると、1〜2
分もたたぬうちにかゆみの消失を訴え、明るい表情にな
る。
眼粘膜の充血や、強膜の発赤は5〜6分、又は10分以
内に消失、美しい澄んだ目になった。
1例、10年位苦しんでいるという症例で1週間、朝、
夕点眼し、かゆみ、充血の症状が軽快した例もあった。
MEG液がt防に役立つかどうかは、これからの検討に
待つ他はないが、MEG液を試験的に用いた患者の大多
数は、次の年の花粉症等のシーズンには症状が軽いか、
又は消失している。
なお、眼アレルギー症状の基準を次のように定めた。
かゆみ ++÷両眼両眼流し常にこすっている状態。
眼粘膜、角膜充血、発赤。
◆+ かゆみを訴え、ときどきこすっている。眼粘膜充
血、角膜やや充血。
◆ かゆいと訴えているが、粘膜、強膜の発赤はない。
(インタールとの比較治療酸M2) 症例1.18才の男子 4年前より、シーズンには眼の掻痒、眼粘膜の充血に苫
しんで来所時、左にMEG−2点眼、右にインタール点
眼、MEG−2は1分経過せぬうちにかゆみを消失せし
めた、5分後には、眼粘膜充血も殆ど消失。 右眼イン
タールは9分経過後もかゆみ軽快するのみで、消失して
いなかった。  15分後も眼粘膜の充血は消失してい
なかった。
症例2.16オの女子 両眼のかゆみ、掻痒のためハンカチでおさえて来所、す
ぐMEG−1液を脱脂綿にひたして左眼に湿布。
かゆみ消失、MEG−2点眼2分後、左結膜の発赤がと
れ、スッキリした状態になった。
右眼インタールは2分後、かゆみがとれぬのでMEG−
2の湿布と点眼にとりかえた。
症例3.9才の男子 両眼充血強く、かゆみ、眼粘膜の充血。 すぐMEG−
3湿布施行、MEG−3点眼用を点眼。 5分後には、
両眼清澄となり、退所。
(治療酸M3) 外来患者15名に対してMEG−3を用いて治療を行い
結果を表−3に示した。
〈発明の効果〉 本発明の抗アレルギー点眼薬は血管を収縮させたり、長
期使用のため神経を鈍麻させたりする副作用が全くなか
った。 臨床総合的効果では100%近く有効率が認め
られ、かゆみにたいして、特に著効が認められ、眼粘膜
の充血の消失も5分〜8分で殆んど消失、強膜の血管充
血も1時間以内で消失した。 効果持続時間は、症例に
よって、又天候によって異なり、2.3、の点眼で2週
間以上も発症しない症例もあった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重炭酸ソーダ、クエン酸ジナトリウムおよび薬剤
    を用いて、最終的にpHを6〜8に調整したことを特徴
    とする抗アレルギー点眼 薬。
  2. (2)前記薬剤がL−システインである特許請求の範囲
    第1項に記載の抗アレルギー点眼 薬。
  3. (3)前記最終的なpHが7〜7.5である特許請求の
    範囲第1項または第2項に記載の抗アレルギー点眼薬。
JP8750987A 1987-04-09 1987-04-09 抗アレルギ−点眼薬 Pending JPS63253020A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2090296A3 (de) * 2008-01-28 2011-11-23 Beiersdorf Aktiengesellschaft Verwendung von Wirkstoffkomplexen aus Panthenol, Glycerin, Citrat und/oder Bisabolol gegen Pollenallergien
WO2015125921A1 (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 わかもと製薬株式会社 保存効力を有する医薬用水性組成物

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