JPS6325275A - 超高密度炭化珪素焼結体よりなる摺動部材 - Google Patents

超高密度炭化珪素焼結体よりなる摺動部材

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JPS6325275A
JPS6325275A JP61170191A JP17019186A JPS6325275A JP S6325275 A JPS6325275 A JP S6325275A JP 61170191 A JP61170191 A JP 61170191A JP 17019186 A JP17019186 A JP 17019186A JP S6325275 A JPS6325275 A JP S6325275A
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JP
Japan
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sliding member
sintered body
sliding
member made
high density
Prior art date
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Pending
Application number
JP61170191A
Other languages
English (en)
Inventor
衣笠 比佐志
向江 伸人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性、耐摩耗性、耐腐食性および耐薬品性
に優れた超高密度炭化珪素焼結体よりなる摺動部材に関
し、特に機械加工された超高密度炭化珪素焼結体よりな
る摺動部材において耐摩耗性の向上ならびに摺動トルク
の安定化を図るものに関する。
(従来の技術) 炭化珪素の高密度焼結体(以下SiC焼結体と略す)は
、よく知られているように、耐熱性、耐摩耗性、耐腐食
性、および耐薬品性などに極めて優れたセラミックス材
料であり、中でも、メカニカルシール等の摺動部材とし
て最も早く実用化され。
その持つ特長により、最高の摺動部材としぞ位置づけら
れている。
しかし、摺動部材としての要求は、日毎に厳格さを増し
てきており、耐摩耗性の向上、摺動トルクの安定化など
がより厳しく要求されてきている。
ところで、摺動部材としてSiC焼結体を用いる場合、
寸法精度や面精度が高度に要求されるため、焼き上げた
SiC焼結体のままでの使用は困難であり、その全てに
おいて研磨、ラッピング等の機械加工が必要となる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、SiC焼結体などの脆性材料、特に相対密度
か98%以上の超高密度化されたSiC焼結体などは、
機械加工を施すと、 SiC焼結体内に加工応力が残留
するとともに、加工部にマライクロクラックが生成され
、その大きさは一般的にRa (中心線平均粗さ)の約
10倍程にも及ぶ。
このような摺動部材の摺動面のクラックの存在は、材料
本来の耐摩耗性を著しく低下させるのみならず、メカニ
カルシール等に使用した場合、摺動トルクも著しく不安
定となり、さらに耐熱#撃性、耐腐食性をも低下させる
ことが予想される。
従って、本発明の目的とするところは、機械加工された
超高密度のSiC焼結体よりなる摺動部材の特に摺動面
における加工応力や加工傷を除去して、その摺動部材の
耐摩耗性の向上ならびに摺動トルクの安定化を図ること
にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、上述のような極めて難しいa題を克服する
ために鋭意研究を重ねた結果、いったん機械加工された
超高密度炭化珪素焼結体よりなる摺動部材を、真空炉、
不活性炉、水素炉、窒素炉、CO炉等のいずれかによる
非酸化性雰囲気にて。
1400℃以上1800℃以下に1時間以上加熱した後
除冷させる如く、いわゆるアニール処理されていること
を要旨とする超高密度炭化珪素焼結体よりなる摺動部材
であって、係る摺動部材により耐摩耗性の低下の問題、
摺動トルクの不安定化の問題を解決したものである。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づきながら詳細に説明する。
まず、機械加工された、相対密度98%以上の超高密度
のSiC焼結体よりなる摺動部材を、真空炉、不活性炉
、水素炉、窒素炉、CO炉等のいずれかによる非酸化性
雰囲気にて、100℃ハr以下の昇温速度で1400℃
以上1800℃以下、好ましくは1500℃以上170
0℃以下に1時間以上加熱して、アニール処理する。
この場合、昇温速度が100℃/hrを超えると、上記
機械加工された摺動部材が急激に熱膨張し。
その摺動部材に新たなりラックを発生させ、耐摩耗性の
向上、摺動トルクの安定化に悪影響を及ぼす、従って、
昇温速度としては、なるべくゆっくりとした100℃/
hr以下の昇温速度で加熱していくことが好ましい。
また、機械加工された摺動部材を、1400℃以上18
00℃以下、好ましくは1500″C以上1700’0
以下で1時間以上加熱すると、摺動面の加工傷(マイク
ロクラ−2り)は再結合し、摺動面の傷が消失される。
これは恐らく、上記摺動部材を高温に保持しているため
、加工傷部の付近において粒界を新たに再生して傷を消
失させていること、および加工傷先端部の付近において
転位が助長され先端部での応力集中を鈍化させているこ
とが、独自にあるいは相互に組み合わされて、摺動面の
加工傷が消失されているものと推測される。
尚、このように1800℃以下の温度で加熱するのは、
 1800℃を超えると異常粒子成長や超高密度のSi
C焼結体自身の分解を伴い却って強度が低下するからで
あり、また1400℃以上で加熱するのは。
摺動部材の加工残留応力や加工傷が十分に除去できなく
なる虞れがあるからである。
次に、1時間以上高温に保持させた上記摺動部材を、5
0℃ハr以下の降温速度で除冷する。これは、昇温速度
が50℃ハrを超えるような強制冷却であると、熱収縮
が著しくなって、クラックが発生しやすくなるためであ
る。従って、降温速度としては、自然冷却(50℃八r
へ下)が好ましい。
以上のようにアニール処理された、超高密度のSiC焼
結体よりなる摺動部材と、未処理の超高密度のSiC焼
結体よりなる摺動部材を、メカニカルシールの回転環に
適用して、比較実験を行ってみた。その結果を第1表に
示す、なお、メカニカルシールの相手摺動部材である固
定環として、焼結カーボンを用いた。
(以下余白) 上記第1表から明らかなように、本発明品の7ニール処
理された摺動部材たる回転環は、未処理の摺動部材たる
回転環に比べて、大幅に摩耗量が低下しており、耐摩耗
性が大幅に向上していることが判る。
また、摺動トルクも未処理の回転環に比べて著しく小さ
くなっており、しかもその摺動トルクの変化率(アンダ
ーラインを引いた部分)が大幅に減少していることが判
る。この摺動トルクの記録を第1図(A) 、 (B)
に示す、この第1図から明らかなように、本発明品の摺
動部材(回転環)は、未処理の摺動部材(回転環)に比
べて、回転時の摺動トルクが一定しており、摺動トルク
の安定化に大きく寄与していることが一目瞭然である。
さらに、本発明品の摺動部材は、シール件部が、第1表
に示す如く、未処理の摺動部材と遜色がなく、メカニカ
ルシール等の摺動部材として好適に使用できることが判
る。
(発明の効果) 以上のように1本発明の超高密度のSiC焼結体よりな
る摺動部材は、機械加工された超高密度のSiC焼結体
よりなる摺動部材を、真空炉、不活性炉、水素炉、窒素
炉、CO炉等のいずれかによる非酸化性雰囲気中にて、
100℃/ hr以下の昇温速度で1400℃以上18
00℃以下に1時間以上加熱して。
50℃ハr以下の降温速度等の如くの条件にて7ニール
処理させているものであるから、摺動面の加工応力や加
工傷が除去され、耐摩耗性が大幅に向上するとともに、
摺動トルクも大幅に安定化し、その実用上の効果は極め
て大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明に係るアニール処理された摺動部
材の摺動トルクの記録図、第1図(B)は従来の未処理
の摺動部材の摺動トルクの記録図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  機械加工された超高密度炭化珪素焼結体よりなる摺動
    部材を、真空炉、不活性炉、水素炉、窒素炉、CO炉等
    のいずれかによる非酸化性雰囲気中にて、アニール処理
    されていることを特徴とする超高密度炭化珪素焼結体よ
    りなる摺動部材。
JP61170191A 1986-07-18 1986-07-18 超高密度炭化珪素焼結体よりなる摺動部材 Pending JPS6325275A (ja)

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JP61170191A JPS6325275A (ja) 1986-07-18 1986-07-18 超高密度炭化珪素焼結体よりなる摺動部材

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003007433A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Bridgestone Corp セラミックヒータ及びその製造方法
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