JPS63249403A - 磁気浮上装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は磁気的に物体を浮上させる磁気浮上装置に関
するものである。

［従来の技術］ 第２２図は例えは刊行物（Ｂ、’ｖ”、Ｊａｙａｗａｎ
ｔ、”ＥｌｅｃｔｒｏｍａｇｎｅｔｌｃＬｅｖｂｉｔａ
ｔｉｏｎ　　ａｎｄ　　５ｕｓｐｅｎｓｉｏｎ　　Ｔｅ
ｃｈｎｉｑｕｅｓ”。

ＥＪｗａｒｄ　　Ａｒｎｏｌｄ　　Ｐｕｂｌｉｓｌ−ｔ
ｅｒｓ　　Ｌｔｄ、１９８１）に示された従来の磁気浮
上装置を示す↑′［視図であり、図において、（２）及
び（２０）は永久磁石、（７）は支持棒である。

次に動作について説明する。永久磁石（２）と（２０）
は、相対向する磁極が互いに同極性（Ｎ極とＮ極または
Ｓ極とＳ極）になっており、永久磁石（２）と（２０）
は互いに反発力を受けて、片方の磁石は磁気的に浮上す
る。このようなシステムでは、上下方向には反発力が働
くが、水平方向ζこは不安定力が働き、磁石（２０）は
水平方向にずり落ちようとする。

この不安定力によるずれ落ちを防ぐために、支持棒（７
）が用いられている。

［発明が解決しようとする問題点コ 従来の磁気浮上装置は以上のように構成されているので
、対向して浮上している磁石を水平方向に支持してやら
なけれは安定には浮上しないという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解決するため　□にな
されたもので、水平方向に安定に浮上できる磁気浮上装
置を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る磁気浮上装置は、高温超電導体と磁石と
を互いに反発させ、その一方を浮上さ沙たものである。

［作用コ この発明における磁気浮上装置は、高温超電導体の反磁
性特性により、高温超電導体が永久磁石の作る磁束の上
に安定に浮上する。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、（１）は高温超電導体で作った凹状のもの
、（２）は永久磁石である。なお、高温超電導体とは酸
化物系（例えば、（Ｙ、　Ｂａ）３Ｃｕ２０□）や有機
系のものが知られている。第１図の断面図が第２図であ
る。図中の破線（３）は、磁力線を表している。

高温超電導体（１）は反磁性を示すため、磁束は高温超
電導体の中には殆ど入り得す、永久磁石（２）と高温超
電導体（１）の間の空間に圧縮される。この圧縮された
磁束の反発力によって、高温超電導体（１）は浮上する
。このときの磁束の様子は第２図の國線（３）で図示さ
れている。磁束の歪の谷間に高温超電導体（１）が乗っ
た形になるので、高温超電導体（１）は安定に浮上する
。図示したように高温超電導体の周辺を少し曲げ、凹状
にすると水平方向の安定力が強化され、より安定に浮上
する。

なお、上記実施例では、永久磁石の磁極は上下に存在し
たが、水平方向の左右に磁極があってもかまわない。こ
の例を示す断面図が第３図である。

第４図はこの発明の他の実施例で、永久磁石（２）がレ
ール状に長く設置された場合である。第５図は第４図の
断面を示す図である。高温超電導体（１）の形状も永久
磁石の形状に対応して矩形になっており、両側が少し曲
げられている。この場合も前述と同し理由で高温超電導
体は安定に浮上する。

第６図は高温超電導体（，１）の４つの周辺を少し曲げ
て水平方向の安定性をよりよくしたものである。

第７図は、第５図の場合と同様な磁気浮上装置であるが
、永久磁石（２）の磁極が水平方向の左右の存在する場
合の例である。第８図、第９図は、高温用゛電導体（１
）の低部の幅を永久磁石（２）の内側の幅より小さくし
て、水平方向の安定性をより向上させた場合である。第
８図は第５図に対応し・でおり、第９図は第７図に対応
して書いである。

第１０図〜第１５図は、第４図に示したレール状の永久
磁石（２）の本数を２木より多くした場合を示す断面図
である。高温超電導体（１）は矩形平板の場合を示して
いる。平板で−あっても永久磁石（２）のレールの幅よ
り高温超電導体（１）の幅を狭くしているので安定に浮
上する。水平方向の安定性を増すために、最も外側の２
木の永久磁石（２）を高温超電導体（１）に近付けたも
のが、第１１図と第１４図である。また、水平方向の安
定性を高めるために、最も外側の２本の永久磁石（２）
の磁界強度を増した磁気浮上装置が第１２図と第１５図
である。

第１６図〜第１９図は高温超電導体（１）′Ａ：、小サ
イズの高温超電導体片を継ぎ合わせて作ったものである
。このように小サイズの高温超電導体片を継ぎ合わせて
大サイズの高温超電導体（１）を製作しても一体物の大
形高温超電導体の場合と同等の浮上特性が得られる。な
お、継ぎぬに隙間が存在しても、浮上特性が若干低下す
るものの、同様の磁気浮上装置が得られる。

第２０図は高温超電導体（１）を断熱材（４）で蔽った
場合を示す。本磁気浮上装置の設置ｌ１ｉｉ環境温度が
、高温超電導体（１）の臨界温度よりも高い場合でも、
この上うここ断熱して高温超電導体（１）を冷却してお
けは安定な浮上特性が得られる。第２１図は、高温超電
導体（１）にくぼみを作り、そこに寒剤（５）を貯めて
、高温超電導体を冷却する場合を示す。

図中（６）は寒剤の供給パイプである。寒剤としては液
体窒素などが用いられる。なお、永久磁石の代わりに電
磁石を用いても同じ効果が得られる。

また、高温超電導体の上に永久磁石又は電磁石を）フ上
させても同じ効果が得られるが、高温超電導体は、構造
が簡単になりやすいので、高温超電導体の方を）季かせ
る方が実用的である。

［発明の効果コ 以上のように、この発明によれは高温超電導体と磁石を
反発させてその一方を浮上させたので、水平方向の不安
定力が生じず、安定な磁気浮上装置が得られろという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による磁気浮上装置を示す
斜視図、第２図は第１図の断面図、第３図はこの発明の
他の実施例を示す断面図、第４図はこの発明の仙の実施
例を示す斜視図、第５図はその断面図、第６図；Ｊこの
発明に用いる高温、ｔＺ４電導体の形状の一例を示す斜
視図、第７図、第８図、第９図、第１０図、第１１図、
第１２図、第１３図、第１４図及び第１５図はこの発明
の他の実施例をそれぞれ示す断面図、第１６図、第１７
図、第１８図及び第１９図はこの発明に用いる高温超電
導体の曲の例をそれぞれ示す斜視図、第２０図及び第２
１図はこの発明の要部の他の例をそれぞれ示す断面図で
ある。 第２２図は従来の磁気ン塁上装置を示す斜視図である。 図中（１）は高？Ｆｊ１超電導体、（２）は永久磁石、
（４）は断熱材、（５）は寒剤である。なお、図中、同
一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）高温超電導体と磁石とを互いに反発させ、その一
   方を浮上させることを特徴とする磁気浮上装置。
2. （２）高温超電導体を板状にして、そのふちを曲げたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気浮上装
   置。
3. （３）小サイズの高温超電導体片を継ぎ合わせることに
   よって大サイズの高温超電導体を形成した特許請求の範
   囲第１項または第２項記載の磁気浮上装置。
4. （４）高温超電導体の周辺部に配置した磁石を他の磁石
   よりも高温超電導体に近づけて設置したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載
   の磁気浮上装置。
5. （５）高温超電導体の周辺部に配置した磁石の磁界強度
   を他の磁石よりも強くしたことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載の磁気浮上装
   置。
6. （６）高温超電導体を熱絶縁したことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項ないし第５項のいずれかに記載の磁気
   浮上装置。
7. （７）高温超電導体に寒剤を貯めて冷却したことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項ないし第６項のいずれかに
   記載の磁気浮上装置。