JPS63245679A - 新規組換えプラスミドpBLAK1 - Google Patents

新規組換えプラスミドpBLAK1

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JPS63245679A
JPS63245679A JP7937787A JP7937787A JPS63245679A JP S63245679 A JPS63245679 A JP S63245679A JP 7937787 A JP7937787 A JP 7937787A JP 7937787 A JP7937787 A JP 7937787A JP S63245679 A JPS63245679 A JP S63245679A
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pblak1
coli
plasmid
dhfr
gene
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Masahiro Iwakura
正寛 巖倉
Keishiro Tsuda
津田 圭四郎
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0012Oxidoreductases (1.) acting on nitrogen containing compounds as donors (1.4, 1.5, 1.6, 1.7)
    • C12N9/0026Oxidoreductases (1.) acting on nitrogen containing compounds as donors (1.4, 1.5, 1.6, 1.7) acting on CH-NH groups of donors (1.5)
    • C12N9/0028Oxidoreductases (1.) acting on nitrogen containing compounds as donors (1.4, 1.5, 1.6, 1.7) acting on CH-NH groups of donors (1.5) with NAD or NADP as acceptor (1.5.1)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/18Kallidins; Bradykinins; Related peptides

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、血中ペプチドであるブラジキニン(Brad
ykinin) (Arg−Pro−Pro (yly
 Phe −3er −Pr。
−Phe−Argの9個のアミノ酸配列よりなるペプチ
ド、以下、BKと略す。)を生産可能とする新規組換え
プラスミドに関するものである。
BKは、血中ペプチドの一種であり、血圧降下作用(血
管拡張作用)を有する。このような作用を有することか
ら、BKは、高血圧症等の治療薬としての利用が期待さ
れている。本発明の新規組換えプラスミドpBLAK1
は、第1図において示されるDNA配列を有する。この
新規組換えプラスミドpBLAK1及びpBLAKlを
含有するE、 coli C600株の利用としては、
医療、医薬品工業等の分野に好適である。
従来の技術 BKは、血中ペプチドの一種であり、血圧降下作用(血
管拡張作用)、腸管収縮作用、血管透過作用などの作用
を有することが知られている。
BKは+ Arg−Pro−Pro−Gly −Phe
 −SerP r o −P 髭心人r gの9個のし
一アミノ酸により構成されていることが明らかにされて
いる。BKはこれ自体が活性なペプチドであり、N末端
にLysがついたカルリジン(Ka 11 id in
)、またMet−LysのついたMe t −Ly s
−ブラジキニンもBKよりも低いが活性を有することが
知られている。BKは。
短いペプチドであり、既にBoissonnasら(B
oissonnaset al、+ He1v Chi
m、 Acta、 vol 43. pp、 1349
 (1960))によって化学合成が行われている。
本発明は、BKの新合成法の開発の一環として行なわれ
たものである。本発明の技術的背景としては、いわゆる
遺伝子操作技術がある。BKを暗号化する遺伝子を組込
んだプラスミド及びそのE。
coliでの発現に関しては、これまでのところ知られ
ていない。
問題点 一般に2分子量1万以下のポリペプチドは、E。
coliなどの宿主中で産生させてもプロテアーゼなど
によって分解されるため安定に存在しない。
これは2分子として小さいため安定なコルフォメ二″−
□ 一ジョンをとれないためであると考えられている。
従って、遺伝子操作技術を利用してBKなどの短いポリ
ペプチドを生産しようとした場合、融合遺伝子を作成し
、融合タンパクとして発現させることが必要である。例
えば、板金らは、14個のアミノ酸より成るソマトスタ
チンの遺伝子操作を利用した合成を報告している。彼ら
の方法は、ソマトスタチンを暗号化する遺伝子を化学合
成し、これをβ−ガラクトシダーゼ遺伝子と融合し、多
コピープラスミドに組み込み9組換えプラスミドをE、
coliに導入し、β−ガラクトシダーゼのカルボキシ
末端側にソマトスタチンをメチオニンヲ介して融合させ
た融合タンパクとして発現させている(K、 Itak
ura et al−+ 5cience、 vol、
 198. pp、 1056 (1977) )が、
融合タンパクが不溶化すること。
及び融合タンパクに容易に測定可能な酵素活性がないこ
と、などから生成物の単離・精製の上で障害が考えられ
ている。
発明の目的 本発明は、BKの新合成法の開発の一環として行なわれ
たものであるが、BKを暗号化する遺伝子を組み込んだ
プラスミドがないこと、また上記ソマトスタチンの例に
ならいBKとβ−ガラクトシダーゼとの融合タンパクと
して発現させることには問題があることから、可溶性で
かつ容易に測定可能な酵素活性を有する融合タンパクを
発現する遺伝子を有する組換えプラスミドの開発を目的
とした。このような組換えプラスミドを含有する菌体を
利用することによりBKを含んだ融合タンパクの生産が
可能となり、また容易に測定可能な酵素活性を利用する
ことにより、融合タンパクの精製が容易になることが考
えられる。
本発明者らは、鋭意研究の結果、枯草菌のジヒドロ葉酸
還元酵素遺伝子を用いることにより、上記目的が達成で
きることを見いだし、その知見に従って、ジヒドロ葉酸
還元酵素(以下、DHFRと略す。)とBKの融合タン
パクを暗号化する遺伝子を組み込んだ組換えプラスミド
pBLAK1を発明の構成 本発明者らは+ B、5ubtilisのDHFRにつ
いて。
[168個のアミノ酸より成り立っていること。
(2)遺伝子中に存在するEcoRI部位の下流の配列
によって暗号化されるカルボキシ末端側の6アミノ酸よ
り成るアミノ酸配列を他のアミノ酸配列と置き換えても
DHFRの生産性及び活性に問題がないこと、(3)カ
ルボキシ末端側アミノ酸配列が変化したDHFRは不溶
化しないこと、を明らかにしている。この結果を利用す
ることにより、BKを暗号化する遺伝子を読み取り枠を
あわせてB、 5ub−tilis DHFR遺伝子の
EcoRI部位下流に組込み。
酵素活性を保有するDHFR−BK融合タンパクの合成
が可能である。
本発明の組換えプラスミドpBLAK1は、 (1) 
BKを暗号化するDNAの分子設計及び化学合成。
及び(2)化学合成りNAのB、 5ubtilisの
DHFR遺云子のEcoRI部位下流への組み込み、の
結果得られたものそ属ツ。
(1)BKを暗号化するDNAの分子設計及び化学合成
BKを暗号化するDNAとしては、以下に示す40ヌク
レオチドよりなる2本の配列をホスホアミダイト法によ
り化学合成し、それらを結合して用いている。
1、5’−AATTCTATGCGCCCACCGGG
TTTCTCACCGTTCCGCTAAG −3’ 2.5’−GATCCTTACCGGAACGGTGA
GAAACCCGGTGGGCGCATAG〜3′ B、 5ubtilisのDHFR遺伝子のEcoRI
部位(5′−GAATTC: −3’の配列、GAの間
を切断)とその上流の塩基配列及びそれが暗号化するア
ミノ酸配列が以下に示すようなことから。
5′・・・GAA、AAA、AAG、AAT、TCT、
・・・3′Glu、 Lys、 Lys、 Asn、 
Set。
EcoRI切断部位に導入でき、かつ導入の方向を定め
る為に、下流側はBamHI切断部位(5’−GGAT
CC−3’の配列、 GGの間を切断)に導入できる配
列とした。また、BKとDHFRとの融合(翰メチオニ
ン(Met)を介しており、融合タンパクをブロムシア
ンで処理することにより、BKを切り出すことができる
構造としている。上記配列1.はBKを暗号化する配列
であり、2.はその相補鎖配列である。上記配列1.を
導入することにより、以下に示すようにDHFRのカル
ボキシ末端側にMetを介してBKが融合したタンパク
を暗号化する配列が得られる。
5°−GAAAAAAAGAATTCTATGCGCC
CA−GluLysLysAsnSerMetArgP
r。
CCGGGTTTCTCACCGTTCCGCTAAG
−3″−ProGIyPhe SerProPheAr
g(2)化学合成りNAのB、5ubtilisのDH
FR遺伝子のEcoRI部位下流への組み込み。
上記列1.及び2.は、互いに相補的であり、一方の末
端はEcoRI切断配列、他方はBamHI切断配列を
有する。本発明者らは、既にDHFRのカルボキシ末端
側にロイシンエンケファリンを融合シた融合タンパクの
遺伝子を有する組換えプラスミドpBSFOLEKIを
開発している(特許゛酢−゛j配置−234003)。
p BSFOLEKlはロイシンエンケファリンを暗号
化する配列をはさむ形で、EcoRI部位及びB a 
m HI部位をそれぞれ1箇所ずつ有する。従って、化
学合成したBKを暗号化するDNAをpBsFOLEK
lのEcoRI −BamHI部位に導入することによ
りDHFR−BK融合タンパクを発現可能な組換えプラ
スミドを作成することができる。
本発明のプラスミドpBLAK1は、4774塩基対の
大きさを有し、宿主であるE、coliをトリメトプリ
ムおよびアンピシリン耐性に形質転換することができ、
第1図に示される塩基配列によって確定される新規な組
換えプラスミドである。プラスミドpBLAK1は、制
限酵素EcoRI、 BamHI。
BgllI、 BstEII、 PstI、 PvuI
I、 5alIによって、各々1箇所切断され* Aa
 t II 、C1a I −HindfJl。
HpaIによって各々2箇所切断される。
第1図は、pBLAKlの全塩基配列を示す図であり2
本鎖DNAのうち片方の配列だけを示している。第2図
は、pBLAKl中に存在するDHFR−BK融合タン
パクを暗号化する部分の塩基配列及びタンパクのアミノ
酸配列を示す図である。制限酵素EcoRIの認識切断
部位は、676〜681塩基の所に、第2図においては
、480〜485塩基の所に存在する。制限酵素Bam
HIの認識切断部位は、第1図において、715〜72
1塩基の所に存在する。このEcoRIとBamHI切
断によって得られる40ヌクレオチドよりなる配列が上
記合成りNAによって導入された配列である。
DHFR−BK融合タンパクは、第2図に示されるよう
に172個のアミノ酸より構成される。
融合タンパクのアミノ末端側から162番目までは、 
B、5ubtilisのDHFRのアミノ酸配列と同一
であり、164〜172番目の配列がBKの配列である
。163番目のアミノ酸はMetであり、ブロムシアン
で融合タンパクを処理することによりBKを切り出すこ
とが可能な構造である。融合タンパクの分子量は19,
801である。
pBLAKlを含有するE、coliは、DHFR−B
K融合りα諺りを細胞内で作ることができる。
すなわち、pBLAKlを含有するE、coliを培養
し、菌体を集め、これを音波破砕し、20000回転/
分回転時間遠心分離して得られる上清中に。
DHFR−′BK融合タンパクのほとんど全てが存在す
る。即ち、融合タンパクは不溶性でなく可溶性の状態で
E、coli細胞中に産生されている。また。
この上清から、DHFR酵素活性を目安に精製したタン
パクは、BKに対する抗体と反応することが明かとなっ
た。即ち、DHFR−BK融合タンパクは、DHFR酵
素活性を有し、これを指標に分離精製を行うことができ
る。従って2本発明のpBLAKIを用いることにより
、遺伝子操作技術を利用したBK生産を行うことが可能
となったのである。
本発明に係わる新規組換えプラスミドpBLAK1は、
pBsFOLEKl (特許出願61−23400■及
び化学合成したDNAをもちいて、実施例1に記す方法
に従って作成することができるが、プラスミドの作成方
法によって本発明が制限されるものではない。
本発明のプラスミドpBLAK1は* E、coliC
600株に導入されて安定状態に保たれ、pBLAKl
を含有するE、coli C600株は微工研にFER
M 、 P−9300として寄託されている。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1 組換えプラスミドp B LAK 1の作成0.001
rr1gノブラスミドpBsFOLEK1 (特許出願
 6l−234003)を制限酵素EcoRI及びBa
 m HIを用いて切断後、196アガロースゲル電気
泳動法により分離した。約4.7キロ塩基対のDNA断
片を切り出し透析チューブに入れl mlの50mM 
Tris−HCI、pH8,0を加えシールし、電気溶
出法(electroelution法、 T、Man
iaNsら+Mo−1ecular Cloning 
A Loboratory Manual、 p、L 
64pCold Spring Harbor Lab
oratory (1982)、文献1)により、ゲル
からDNAを回収し、エタノールでDNAを沈殿後、減
圧下に沈殿を乾燥した(DNA−1と呼ぶ)。この配列
は、第1図の’4−;e77番目と716〜4774番
目の配列である。(第1図は、環状構造の配列を便宜上
直鎖上配列で表わしているため、4774番目の塩基と
1番目の塩基は隣り合ってつながっている。) BKを暗号化するDNAとしては、以下に示す配列のも
のをホスホアミダイト法により化学合成して用いた。
1.5′−AATTCTATGCGCCCACCGGG
TTTCTCACCGTTCCGCTAAG−3″ 2.5°−G、AT、CCTTAGCGGAACGGT
GAGAAACCCGGTGGGCGCATAG−3’ この2本のDNAをホスホアミダイト法に従って化学合
成し、精製後、ポリヌクレオチドキナーゼで5′−末端
をリン酸化した後、各々を約o、 i i(約0.OO
Olrng(7)DNAを含んでいる)ずつ取り。
これを60°Cでインキュベートすることによりアニー
ルさせた(これをDNA−2と呼ぶ)。
DNA−1を0.05rnlのリガーゼ用反応液(10
mM Tris −HCI、 pH7,4,5mM M
g C12,10mMジチオ、トレ゛イトール、0.5
mM  ATP)  に溶解シタ後、 0.05ffl
J(7)DNA−2及ヒ、0.5ユニツト(7)T 4
−DNA !J カー−t/を加工、37°c、1時間
、DNAの連結反応を行なわせた。この反応物をp形質
転換法(transformation method
、上記文献1.pp、250)lc従ッテ、 E、co
l i C600株に取り込ませた。この処理をした菌
体を、50■/lのアンピシリンナトリウム及び1oI
IIg/lのトリメトプリムを含む栄養寒天培地(ll
中に、1gのグルコース、1gのリン酸2カリウム、5
gのイーストエキス、5gのポリペプトン、及び15g
の寒天を含む寒天培地)上に塗布し、37°Cで24時
間培養することにより、約50個のコロニーを得ること
ができた。これらのコロニーがら。
適当に8個選び、1.5mlのYT+Ap培地(11中
に、5gのN a C1* 8 gのトリプトン、5g
のイーストエキス、及び50mgのアンピシリンナトリ
ウムを含む液体培地)1で37℃で、−晩菌体を培養し
た。培養液をそれぞれ、エッペンドルフ遠心管にとり、
12000回転/分で1o分間遠心し、菌体を集めた唾
上清を捨て、これにQ、 l atの電気泳動サンプル
調製液(0,0625MのTr i s −HCl 。
pH6,8,2%のラウリル硫酸ナトリウム(SDSと
略す。)、1096のグリセリン、596の2−メルカ
プトエタノール、及びo、ooi96プロムフエノール
ブルーを含む。)を加え、菌体を懸濁し、これを沸騰水
中に5分間保つことにより菌体を溶かした。この処理を
したサンプルを5DS−ポリアクリルアミド電気泳動法
(U、に、Lamm1i  Nat−ure、vol、
227.pp、680−685 (1970)に従って
分析した。綜準サンプルとしてpBSFOLEKIを含
有するE、coHに同様な処理をしたもの及び分子量マ
ーカーサンプルとしてラクトアルブミン、トリプシンイ
ンヒビター、トリプシノーゲン、カーボニックアンヒド
ラーゼ、グリセロアルデヒド−3リン酸デヒドロゲナー
ゼ、卵アルブミン、及び牛血清アルブミンを含むサンプ
ルを泳動した。その結果、8個のコロニーのうち、3個
のコロニーでは、pBsFOLEKlを含有するE、c
oli;6(作ルDHF R−ロイシンエンケファリン
融合タンパクが消失し、新たに、それより、dtoo。
ダルトン大きいタンパクが作られていることが明らかと
なった。また、新たに得られたタンパクバンドの量は、
pBsFOLEKlを含有するE、coliが作るDH
FR−ロイシンエンケファリン融合タンパクのバンドの
量と大差がないことから、遺伝子発現の効率は変化して
いないものと考えられた。
この3個から適当に1個選び、これをYT十八へ培地で
培養しp TanakaとWeisblumの方法(T
、 Ta−naka、 B、Weisblum p J
、 Bacteriology、 vol 121゜p
p、354 (1975))にしたがってプラスミドを
調製した。得られたプラスミドを制限酵素EcoRLB
amHI、 Bg目I、 BstE]I、 PstI 
、 PvuftT、 Sat I。
Aat Il、 C1a I、 Hind III 、
 Hpa Iによって切断を試みたところ、各々1.1
.1.1.1.1.1.2.2,2゜2箇所切断される
ことが明らかとなった。得られたプラスミドをpBLA
Klと称した。pBLAKIの全塩基配列を、ジデオキ
シ法に従って決定した。
その結果、第1図に示す塩基配列が明らかとなり。
プラスミドp、BLAKIは4774塩基対より成り立
っていることが明らかとなった。
実施例2 組換えプラスミドpBLAK1を含有するE、colf
C600株からのDHFR−BK融合タンパクの精製。
プラスミドpBLAK1を含有するE、coliC60
0株を31のYT十Ap培地中で37℃で一晩培養後、
菌体を遠心分離により集めた。湿重量約12gの菌体が
えられた。菌体を0.1 mMのエチレンジアミン4酢
酸2ナトリウム(EDTA)を含む10mMリン酸カリ
ウム緩衝液pH7,0(緩衝液1)に懸濁し、超音波破
砕により細胞を破砕した後。
20、 OOO回転/分、1時間の遠心分離により上清
35m1を得た。得られた上清のDHFRの酵素活性を
測定したところ、90ユニツト/ mlという値であっ
た。(全活性3150ユニツト、全タンパク902■、
比活性3.5ユニツト7■)。DHFR酵素活性it、
DHFR反応液(0,05mMジヒドロ葉酸、0.06
mM NADPH,12mM 2−メルヵプトエターノ
L’、’−5−0’mM  リン酸カリウム緩衝液(p
H7,0))を、1−のキュベツトにとり、これに酵素
液を加え9分光光度計中で、30°Cで反応を行わせ、
340nmの吸光度の時間変化を測定することにより行
った。酵素1ユニツトは、上記反応条件において、1分
間に1マイクロモルのジヒドロ葉酸を還元するのに要す
る酵素量として定義した。得られた遠心上清を、DEA
E−)コパール650Mカラム(250rm、 、x 
1500 mm、約75cId)に吸着させ、50mM
のKCIを含む緩衝液1で溶出した。約6dずつ7ラク
シヨンを集め、DHFRの酵素活性を測定し、酵素活性
を有する画分を集めた。65−の酵素液が得られた(回
収活性1897ユニツト (60%)、回収タンパク2
51ng、比活性75.9ユニツト7■)。これをアミ
コン限外ろ過装置を用いて約1−にまで濃縮し、これを
トヨパールHW55カラムクロマトグラフィーにより分
画した。約2.8mlずつフラクションを集め、DHF
Rの酵素活性を測定し、酵素活性のピーク画分を集めた
。11.2−の酵素液が得られた(回収活性1151ユ
ニット(−8′−1奔)2回収タンパク5.71ng、
比活性202ユニット/mg)。得られた酵素タンパク
をSDS電気泳動法により分析したところ、均一であり
、ラクトアルブミン、トリプシンインヒビター、トリプ
□シノーゲン、カーボニックアンヒドラーゼ、グリセロ
アルデヒド−3リン酸デヒドロゲナーゼ、卵アルブミン
、及び牛血清アルブミンを分子量マーカーとして、精製
ジヒドロ葉酸還元酵素の分子量を推定したところ20.
000であり、塩基配列から予想される分子ff119
,801とほぼ一致した値であった。
精製したDHFR活性を有するタンパクをイムノアッセ
イにより測定したところ、BKに対する抗体と反応し、
化学合成したBKによって抗原−抗体反応が競争的に阻
害されることが明らかとなった。また、精製したDHF
R活性を有するタンパクのカルボキシ末端側のアミノ酸
配列をカルボキシペプチダーゼ法を用いて検討したとこ
ろ、−Phe  5er−Pro−Phe −Arg 
(カルボキシ末端)であることが判明した。この配列は
、BKのカルボキシ末端側配列と完全に一致している。
以上の結果は、DHFR−BK融合タンパクが、確かに
BKを含んでいることを示している。
発明の効果 上記のように、新規組換えプラスミドpBLAK1は、
DHFR−BK融合タンパクを可溶性の状態で生産する
。さらに、産性したDHFR−BK融合タンパクはDH
FR酵素活性を示し、精製を容易に行うことができる。
このような性質を有することから9本発明の新規組換え
プラスミドp BLAK 1及びそれを含有するE、c
ol+は、DHFR−BK融合タンパクの生産、及びそ
れを利用したBKの生産に有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、pBLAKlの全塩基配列を示した図であり
、2本鎖DNAのうち片方のDNA鎖配列配列を、5′
末端の方向に記述している。図中符号は、核酸塩基を表
わし、Aはアデニンを、Cはシトシンを、Gはグアニン
を、Tはチミ」4示している。図中番号はpBLAKI
に2箇所存在する制限酵素C1aI切断認識部位のうち
制限酵素HindI[切断部位に近い方のC1aI切断
認識部位の、ATCGATの最初の”A”を1番として
数えた番号を示している。 第2図は、pBLAKl中に存在するDHFR−BK融
合タンパクを暗号化する部分の塩基配列及びタンパクの
アミノ酸配列を示す図である。図中符号は、核酸塩基及
びアミノ酸を表わし、Aはアデニン、Cはシトシン、G
はグアニンを、Tはチミンを、Alaはアラニンをt 
Argはアルギニン’i:、Asnハアスパラギンを、
Aspはアスパラギン酸をe Cysはシスティンを+
01nはグルタミンを。 Gluはグルタミン酸を、Gxyはグリシンを、H4s
はヒスチジンを、  IleはインロイシンをtLeu
はロイシンを、Lysはリジンを、Metはメチオニン
を、Pheはフェニルアラニンを、  Proはプロリ
ンを、  Setはセリンを、 Thrはトレオニンを
、 Trpはトリプトファンを、Tyrはチロシンを、
Vatは)酸であs ’−i’−チオニンを暗号化する
ATGコドンのA”を1番として数えた番号を示してい
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、E.coliにおいて安定に複製され、宿主である
    E.coliにトリメトプリム耐性及びアンピシリン耐
    性を与えることができ、トリメトプリム耐性を付与する
    遺伝子がBacillus subtilisのジヒド
    ロ葉酸還元酵素遺伝子の3′末端側が一部改変されたこ
    とによりジヒドロ葉酸還元酵素−ブラジキニン融合タン
    パクを暗号化し、4774塩基対の大きさを有し、第1
    図において示されるDNA配列を有する新規組換えプラ
    スミドpBLAK1。 2、特許請求範囲第1項記載の新規組換えプラスミドp
    BLAK1を含有するE.coli C600株。
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