JPS63244718A - 磁界発生装置 - Google Patents

磁界発生装置

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JPS63244718A
JPS63244718A JP62078668A JP7866887A JPS63244718A JP S63244718 A JPS63244718 A JP S63244718A JP 62078668 A JP62078668 A JP 62078668A JP 7866887 A JP7866887 A JP 7866887A JP S63244718 A JPS63244718 A JP S63244718A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic flux
magnetic field
magnetic core
coil
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JP62078668A
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English (en)
Inventor
Hideo Ando
秀夫 安東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、磁界を記録媒体に与えながら光ビームで記
録媒体に情報を記録或いは、記録媒体から情報を消去す
る光磁気記録再生装置に用いられる磁界を発生する磁界
発生装置の改良に関する。
(従来技術) 光磁気記録を用いた情報記録再生装置としてコンピュー
タの外部メモリ、書換え可能なビデオディスク装置、画
像ファイル装置、再生録音可能なりADタイプのコンパ
クト・ディスク装置或いは、書換え可能な高密度記録磁
気カードがあり、これらの開発が最近進められている。
この光磁気情報記録再生装置においては、情報記録媒体
の記録面に対して垂直に静磁界を与え、更に情報記録媒
体の記録膜面に集束性の光ビームを照射してキューリ一
点を越える温度或いは、保磁力が外部磁界よりも小さく
なる温度まで加熱し、その領域における磁区の磁気モー
メントを反転することによって情報を記録或いは、消去
するようにしている。このような装置において磁界を記
録媒体に与える方法として集束性光ビームが照射され、
ビーム・スポットが形成される領域の回りにのみに磁界
を局所的に与える方法及び情報のアクセスの為に集束性
光ビームが移動され、集束性光ビームが照射可能な全て
の範囲に亙って磁界を印加し続ける方法がある。
局所的磁界印加方法を採用した従来の磁界発生装置にあ
っては、箱型の磁気帰還部としてのヨーク内に突出した
磁心部に電磁コイルが巻回されて形成されている。この
光磁界発生装置においては、磁心部及びヨークの端面が
磁気記録媒体の記録膜面に対向して配置され、電磁コイ
ルに電流が供給されると、磁束放出部としての磁心部の
端面から放出された磁束が光磁気記録媒体の記録膜面を
貫通して広がり磁心部の端面を囲むヨークの端面に帰還
される。従って、光磁気記録媒体の記録膜面に垂直な磁
界がこの記録膜面に局所的に印加される。局所的磁界印
加方法を採用した場合には、磁界発生装置の磁心端面及
びヨーク端面の長手方向の長さが磁界を印加すべき局所
領域の長さに定められ、磁界発生装置自体が小形に形成
されている。
これに対して全範囲磁界印加方法を採用した従来の磁界
発生装置にあっては、第8図に示すように断面口字状の
磁気帰還部としてのヨーク12内に突出し、ヨーク12
に略平行に延びる磁心部14に電磁コイル16が巻回さ
れて形成されている。この磁界発生装置においては、同
様に磁心部14及びヨーク12の並列された端面14A
、12Aが光磁気記録媒体の記録膜面に対向して配置さ
れ、電磁コイル16に電流が供給されると、磁束放出部
としての磁心部14の端面14Aから放出された磁束が
光磁気記録媒体の記録膜面を貫通して磁心部14の端面
14Aの両側に配置されたヨーク12の端面12Aに帰
還される。従って、同様に光磁気記録媒体の記録膜面に
垂直な磁界がこの記録膜面の光ビーム照射可能な全範囲
に印加される。全範囲磁界印加方法を採用した場合には
、磁界発生装置の磁心端面及びヨーク端面14A112
Aの幅及び長さが互いに略等しくなるように定められ、
磁界発生装置の磁心端面及びヨーク端面14A、12A
の長手方向の長さが情報記録媒体の光磁気記録面磁界の
長さよりも大きく定められ、磁界発生装置自体が比較的
大きく形成される。
(発明が解決しようとしている問題点)局所的磁界印加
方法を採用した従来の磁界発生装置にあっては、磁界が
局所的に印加されることから光ビームの移動にともない
この磁界発生装置もまた移動することを要し、移動機構
が複雑化するという問題点がある。これに対して全範囲
磁界印加方法を採用した第8図に示すような従来の磁界
発生装置にあっては、磁界発生装置を移動させることを
要しないが、次のような問題点がある。
1 消費電力が大きいという問題がある。即ち、情報記
録媒体に対して大きな磁界を与えようとすると、電磁コ
イルから大きな起磁力が□発生されることが必要である
が、この起磁力は、電磁コイルの総巻数Nとこの電磁コ
イルに流す電流Iの積NXIで定まる。またこの電磁コ
イルで消費される消費電力Pは、電磁コイルの抵抗Rで
ある場合にいP−IXR2どなる。第6図に示される磁
界発生装置においては、磁心部の長手方向の長さは、光
磁気記録媒体の記録膜面の長さに対応して定められるこ
とから、外周の長さが比較的長く定められる。従って、
磁心部14の回りにNターン巻回される電磁コイルの導
線の全長は、極めて長くなり、電磁コイルの抵抗値Rが
それにともなって大きくなり、必要とされる消費電力も
また大きくなってしまう。電磁コイルの抵抗Rを小さく
する為に、導線の線形を大きくすると、電磁コイルを収
納する空間の大きさが予め定まっている場合には、巻回
数Nが小さくなってしまう問題がある。また、巻回数N
が小さくなった場合に所定の起磁力を得ようとすると、
電磁コイルに大きな電流を供給しなければならず、消費
電力がやはり大きくなってしまう問題がある。
2 発熱量が大きいという問題がある。即ち、上述した
ように消費電力が大きい場合には、それにともない発熱
量も大きくなってしまう。磁界発生装置の発熱部である
コイル及びこのコイルがらの熱が伝達される磁心部及び
ヨークは、光磁気記録媒体に十分に近接して対向されて
いる為、磁気発生装置からの熱が光磁気記録媒体に伝達
され、光磁気記録媒体が熱変形されたり、或いはミ記録
された情報が消失されたりする虞れがある。
311界発生装置のサイズが大形化してしまうという問
題がある。特に、光記録面に垂直な方向に沿った磁界発
生装置の高さが大きくなる問題がある。記録面上の磁気
密度を高くしようとすると、磁心の幅を十分に小さくし
、磁心及びヨークの高さを十分に高くして光記録面に垂
直な方向に沿って電磁コイルの各ターンを配列すること
が必要とされる。このような構造では、必然的に装置の
^さが大きくなってしまう問題がある。磁気記録媒体上
に高さがある磁界発生装置が配置される場合には、情報
記録再生装置自体の大形化を招き、設計上の制約を受け
ることとなる。
[発明の構成] (問題を解決する為の手段) この発明によれば、磁性体で作られた磁心部と、この磁
心部に巻回されたコイルと、情報記録媒体の記録領域の
幅方向に延在され、これに対向されるべき磁束放出面を
有し、磁心部に連結されている磁性体で作られた磁束導
出部とを具備し、磁束導出部の磁束放出面の面積が磁心
部の断面、積よりも大きいことを特徴とする磁界発生装
置が提供される。
(作用) 磁心部の断面が磁束放出部の面積よりも小さく、電磁コ
イルが細長い形状に形成され、その磁心部に巻回される
電磁コイルの1巻に要する平均線長が十分に小さい為、
消費電力に対する磁束発生効率を向上でき、結果的に、
その消費電力を小さくできる。しかも、磁束導出部の断
面が磁心部との結合部からその長軸に沿って減少される
くさび形状に形成されている為に、磁束導出部の漏洩磁
界が小さく、磁気利用効率を高めることができ、消費電
力も小さくすることができる。また、電磁コイルを細長
くすることが可能であるので放熱効果を^(することが
でき、長時間通電しても加熱されない。
[発明の実施例コ 以下図面を参照してこの発明の実施例について説明する
磁気記録媒体としての光ディスク20は、第1図に示す
ように一対の透明基板22が対向されて接合された構造
を有し、その内面に光磁気記録g124が形成され、一
般に、この光磁気記録膜24には、予めトラッキング・
ガイド(図示せず)が形成されている。通常この情報記
録媒体は、光ディスク20と称せられるように円盤状に
形成されているが、これに限らず種々の態様例えば、カ
ード状等の形状を取り得る。また、情報記録媒体として
の光ディスク2oは、第2図、第4図及び第5図に示す
ようにカセット26内に収納されて保護され、情報記録
再生装置に装着される際には、図示せぬローディング機
構によってこのカセットとともに情報記録再生装置の挿
入口(図示せず)から挿入され、また、情報記録再生装
置から排出される際には、このカセット26とともに情
報記録再生装置の挿入口から排出される。
カセット26は、第5図に示すように矩形薄型のカセッ
ト・ケース26Aの上下板部に光ディスク20の半径方
向に沿って延びる上部及び下部窓268.26Gが穿け
られ、このカセット・ケース26Aには、矢印工の方向
にスライド可能なシャッタ19が設けられている。カセ
ット26の情報記録再生装置への装着時には、そのカセ
ット26の装着動作中に図示せぬ開閉機構によってシャ
ッタ19が開成され、カセット・ケース26Aの上部及
び下部窓26B、26Cが開成され、カセット26の情
報記録再生装置への脱着時には、そのカセット26の脱
着動作中に図示せぬバネ機構によってシャッタ19が開
成され、カセット・ケース26Aの上部及び下部窓26
8.26Gが開成される。第1図に示すようにカセット
26が情報記録再生装置に装着されると、カセット26
の窓26B、26Cが開かれ、モータ50にスビンドル
51を介して連結された下部スタンバ52B及び光ディ
スク20の上方から降下された上部スタンバ52Aによ
って光ディスク20が挟持固定され、光ヘッド28の対
物レンズ25が光デイスク下に配置されて下部窓26C
を介して光ヘッド28の対物レンズ25からレーザー・
ビームを集束可能な状態に維持される。また、カセット
26が情報記録再生装置に装着されると、上部窓26B
内に磁界発生装[30の磁束導出部37が侵入されて磁
束放出面37Aが光ディスク20に対向され、光ディス
ク20に対して情報の再生、記録或いは、消去が可能な
状態になる。第4図に示すようにカセット26が情報記
録再生装置に脱着或いは、装着される際には、上部スタ
ンバ52Aが上方に上昇され、上部窓26B外に磁界発
生装置30の磁束導出部37が退出されるとともに磁界
発生装置IF50が移動機構によって移動されて磁界発
生装置30は、カセット26とともに下部スタンバ52
Bから上方に偏倚される。この状態でカセット26が脱
着される。
第2図に示すように磁界発生装置30は、第7図に示す
ような電磁コイル32が装着された角柱状の磁心部34
と、磁心部34の突出方向に対して直角に延びる磁束放
出面37Aを有する第3図に示すような磁束導出部37
と、及び磁心部34の他端部がその内面に連結され、磁
束放出面37Aから放出された磁束が帰還される口字形
の形状のヨーク部39とから構成されている。ここで、
磁心部34と磁束導出部37とは、全体の形状が1字形
に一体的に形成され、磁心部の磁界放出面37Aに平行
な断面は、この磁界放出面37に対して小さく定められ
ている。また、1i稈導出部37は、その磁心部34の
連結部である中心部からその長軸に沿ってその先端に向
かうに従って厚さが減少するくさび型に形成され、光デ
ィスク20の略半径に相当する長さを有している。即ち
、磁束放出面37Aは、対物レンズ25で集束された光
ビームが照射されることが可能な光磁気記録膜24上の
領域に相当する範囲外にまで延在され、情報の再生記録
或いは、消去時には、その平坦な下面である磁束放出面
37Aが光磁気記録1124の光ビーム照射可能領域に
対向される。口字形のヨーク39の内面から延出される
磁心部34は、その断面が磁束導出部37の磁束放出面
37Aの面積よりも小さく定められ、しかも、その磁心
部34の断面積は、作動時においてその断面で飽和磁束
密度BSに近い値を取り得る程度まで十分に小さく定め
られ、磁心部34の外周長が小さくなるように定められ
ている。その結果、電磁コイル32の線材が1巻に要す
る線長が小さくなり、電磁コイル32全体の抵抗値が小
さくなるように定められている。また、磁束導出部37
のその長手方向に直角な断面の断面積は、同様に作動時
においてその断面で飽和磁束密度BSに近い値を取り得
る程度まで十分に小さく定められ、その表面積が小さく
さだめられている。磁心部34に近い磁束導出部37内
を通過する磁束は、それより磁心部34に近い表面から
放出された磁束の積算量に等しい。従って、磁束導出部
37は、ある部分よりも磁心部34に近付くに従っそ断
面積が大きくなるような形状となっている。磁心部34
を通過する総磁束量を小さくし、しかも、磁束放出面3
7Aの近くでの磁界分布をその長手方向で均一にする為
、磁束導出部37は、その中央部が磁心部34に連結さ
れている。
光ヘッド28は、光ディスク20の半径方向に延びるベ
ース27上のガイド機構21上で移動可能に保持され、
対物レンズ25は、光ディスク20に離接可能に支持さ
れている。
上述したような磁界発生装置において、電磁コイル32
に電流が供給されて電磁コイル32が附勢されると、磁
心部34から磁束が連結部38を介して磁心延長部36
に供給されて磁心延長部36の下面の磁束放出面37A
から光磁気記録膜24の光ビーム照射可能領域に向かっ
て放出される。従って、光磁気記録1124は、その面
に垂直な磁束に曝される。光磁気記録1I24Illを
貫通した磁束は、空間を通り、ヨーク39に侵入し、こ
のヨークに磁気的及び機械的に連結された磁心部34に
帰還される。
上述した磁界発生装置30は、磁束導出部37がその中
心部から両先端に向かうに従って厚さが減少するくさび
型に形成され、その全体の表面積が小さくなるような形
態を有している。従って、磁束導出部37の表面からの
漏洩磁界が小さく留められ、発生された磁束を効率的に
利用できることとなる。また、磁束導出部37は、磁束
が導入される連結部38が連結される中心部の幅方向の
断面が最も大きく、その両先端に向かうに従ってその断
面が減少される。換言すれば、両先端に向かうに従って
その表面積が減少され、漏洩磁束もまた、減少され、磁
束導出部37を介して導かれる磁束もその両先端に向か
うに従って減少される。
従って、磁界放出面から放出される磁束が均一に保たれ
、均一な磁束を光磁気記録膜24に与えることができる
。、更に、第7図に示すように電磁コイル32の形状が
細長く定められていることから、小さな消費電力で大き
な起磁力を発生させることができる。即ち、磁界発生装
置30で発生される磁束の起磁力は、電磁コイル32の
巻数とそこに供給される電流の積で定められるが、電磁
コイル32の抵抗値は、1巻に要する線材の長さに比例
し、電磁コイル32における消費電力は、全体の抵抗値
に比例する。従って、電磁コイル32の形状が細長く定
められることによって所定の抵抗値に対する巻数を大き
くすることができる。
第1図に示された情報記録装置は、例えば第6図に示さ
れるような光学系を有し、このような光学系が光ヘツド
28内に組込まれている。第5図に示される光学系にお
いては、半導体レーザー60から発生されたレーザー・
ビームは、コリメータ・レンズ61によってコリメート
され、このコリメートされたレーザー・ビームは、ビー
ムスプリッタ62内に導入される。ビーム・スプリッタ
62から射出されたレーザー・ビームは、ボイス・コイ
ル71でその先軸方向に可動可能に支持された対物レン
ズ25によって光磁気記録1!24に集束される。再生
モードでは、磁界発生装置30は、不作動状態に維持さ
れ、再生用レーザー・ビームは、情報が反転された磁区
として記録されている光磁気記録膜24上の領域でその
偏光面が回転されてこの光磁気記録1124から反射さ
れる。記録モードでは、磁界発生装!30は、作動状態
に維持され、記録用の強度が比較的大きなレーザー・ビ
ームは、磁界発生ft130から磁界が与えられている
光磁気記録1124に与えられ、記録すべき光磁気記録
膜24上の領域の磁区が記録すべき情報に応じて反転さ
れ情報が記録される。
また、消去モードでは、磁界発生装置230は、作動状
態に維持され、記録用レーザー・ビームよりもの強度が
低い消去用レーザー・ビームが磁界発生装置30から磁
界が与えられている光磁気記録膜24に与えられ、消去
すべき光磁気記録膜24上の領域の磁区が再び反転され
情報が消去される。
記録モード及び消去モードにおいても、再生モードと同
様に光磁気記録膜24から反射され、対物レンズ25を
介して偏向ビーム・スプリッタ62に導入される。スプ
リッタ62内の半透鏡面63で反射されたレーザー・ビ
ームは、1/2波長板64を通過して偏向成分分離用の
プリズム体66に導入される。1/2波長板64をレー
ザー・ビームが通過すると、レーザー・ビームの偏向面
が45度回転され、偏向成分の比率が変化される。
偏向成分分離用のプリズム体66は、第1の直角プリズ
ム68に第2のプリズム67が接合されて形成され、両
プリズムの境界面である接合面には、偏向面72が規定
されている。また、第2のプリズム67の背面には、境
界を介して傾いて接する2つの反射面67A、67Bが
形成されている。
ここで、反射面67A、67BIIlの境界は、トラッ
キング・ガイドの延びる方向或いは、その像が延びる方
向に延出するように定められている。従って、プリズム
体66に導入されたレーザー・ビームのP偏向成分は、
偏向面72で反射され、投射レンズ69で集束され、更
にシリンドリカル・レンズ70で非点収差が与えられ、
光検出器80の第1の検出領域80Bに入射される。プ
リズム体66に導入されたレーザー・ビームのSII向
成分成分偏向面72を透過し、反射面67A、67Bで
反射される。レーザー・ビームのS偏向成分が反射面6
7A、67Bで反射されるされると、このS偏向成分は
、第1及び第2のレーザー・ビームにスプリットされる
。第1及び第2のS偏向レーザー・ビームは、投射レン
ズ69で集束され、更にシリンげリカル・レンズ7oで
非点収差が与えられ、光検出器80の第2の検出領域8
0Aに入射される。第1の光検出領域80Bからの信号
を加算し、同様に第2の光検出器80Aからの信号を加
算し、両者を比較することによって再生信号が得られる
。第1の光検出領域80Bからの信号を処理してフォー
カス信号が発生され、また、第2の光検出器80Aから
の信号を処理することによってトラッキング信号が得ら
れる。この光学系においては、フォーカス信号を得る為
のフォーカス検知方法として非点収差法が用いられ、ト
ラッキング信号を得る為のトラッキング・ガイド検知方
法としてプッシュプル法が用いられている。
フォーカス検知方法としてナイフェツジ法が知られてい
るが、このナイフェツジ法が採用されても良いことは、
明かである。フォーカス信号に応じてボイス・コイル7
1が駆動され、対物レンズ25が合焦状態に維持され、
トラッキング信号に応じて光ヘッド28がガイド21上
を移動され、対物レンズ25から射出された集束性のレ
ーザー・ビームが正確にトラッキング・ガイドに向けら
れ、これにより情報の再生記録或いは、消去が可能な状
態に維持される。
以上のようにこの発明によれば、消費電力が小さく、こ
れに伴い発熱色も小さく、しかもその高さが小さな実装
効率を向上させることができる磁界発生装置を提供する
ことができる。
次に、第2図を参照して磁界発生装置の作用及び動作原
理について説明する。第6図に示すように電磁コイル3
2の巻数をNとし、電磁コイル32に供給されるl!流
を1とすると、電磁コイル32から起磁力Vm−INが
磁束導出部37に発生される。磁束導出部37の磁束放
出面37Aから磁束が発散され、その磁力線が磁束導出
部37からかなり離れた空間にまで達する。空間中に発
散された磁力線は、閉ループを描くように磁気帰還部と
してのヨーク39に向かい、このヨーク39を介して磁
束導出部37に帰還される。このような磁界分布におい
ては、平坦な磁束放出面37Aから垂直な磁力線が生じ
、この磁力線が情報記録媒体20の光磁気記録膜24に
垂直に与えられる。既に説明したように磁気記録媒体2
0では、透明基板22上に光磁気記録膜24が形成され
、磁束放出面37Aは、光磁気記録1124から僅かに
離されているが、この距離は、通常2.5〜4.omm
と小さく、しかも磁束放出面37Aが比較的広い適切な
幅、例えば、3mm以上及び光磁気記録膜24の光ビー
ム照射可能領域の長さよりも長い適切な畏さ、例えば、
20mm以上を有することから光磁気記録膜24に効率
的に磁束がこの膜面に対して垂直に印加させること赤で
き、光ビームを照射可能な光磁気記録膜24の領域の全
てに略均等な強さを有する磁力線が印加されることから
、光ビームが照射されるべき光磁気記録1124上の領
域に特に強い磁力が与えられる。磁束放出面37Aの幅
は、情報記録媒体20の回転中に生じる透明基板22の
面ブレによって光磁気記録膜24が上下動されることを
考慮して定められる。
即ち、光磁気記録1124の上下動によって光磁気記録
膜24上で磁界がそれ程度化せず、磁束導出部37を通
過する磁束を必要以上に大きくしないですむ範囲として
磁束導出部37の幅は、2〜30mmの範囲で定められ
る。
磁心延長部36とヨーク38間の磁位ポテンシャルの差
、即ち、起磁力は、Vm−INで定まるが、ヨーク39
表面の磁位ポテンシャルは、その表面積の関数として定
まる。ここで、ヨーク39表面の夫々から磁位ポテンシ
ャル零の無限遠までの磁気抵抗Rmが表面積をSとした
とき、Rm−1/ 2 u a f]「3−(但し、C
,G、Semu単位系では、110−1よりRm −1
/ 2 m )と仮定されるとすると、磁束導出部37
の表面積が小さければ小さい程磁位ポテンシャルが大き
くなる。
磁束導出部37から放出され、離れた空間からヨーク3
9に帰還される全磁束は、一定であるから、磁束導出部
37の表面積が小さい方がよりその上の磁束密度を大き
くすることができる。
上述の内容を下記に簡単なモデルを用いて数式的に説明
する。磁束導出部37及びヨーク39の表面積を夫々S
c、Syとし、磁束導出部37及びヨーク38から磁位
ポテンシャル零の無限遠までの磁気抵抗を夫々Rmc、
RIIIVとする。また、磁束導出部37からヨーク3
8に向かう沿う磁束をΦtotalとし、磁束導出部3
7の表面における磁束密度を3cOで表す。但し、単位
は、C,G。
S emu単位系を用いる。上述したように磁気抵抗R
IDC,R11yを下記(1)及び(′2J式で仮定す
る。
RIIIC−1/2J″π−8′c−・・・・・(1)
Rmy−1/:l)’−*S7−− ・−−(2)ここ
で、Rll = 1/4μπg  ra 、 ra−C
シフTT と見なした。
磁束Φtotalは、下記(3式で表される。
Φtotal  −Vm  x  (Rac+R+y)
’−2(−ラ”i  V m  x  (1/ (−−
5=1−−C「−+  1  /  へ〆“−−z:ミ
ー−31)  ’・ ・ ・ ・(a ここで、Vlは、起磁力(Vm −N I )である。
また、磁束密度3COは、4)式で示される。
sago>−Φtota I÷、SC −きT・Vl  (1/f1貫+1/fl下)1/SC
・・・・(牢 ここで、磁束導出部37から距離dだけ離れた空間での
等磁位面の総面積3d  は、3rd> −47r (
ro+d )z−4π(C47r+d)!−(ESで+
07・d)2 と仮定すると、その空間での磁束帯11iBC(d)G
よ、(5)式で示される。
Bc(d+−Φtotal ÷S(d+−2加7・Vl
 ・(flτ+(L 7T −d ) ’l ・(1/
C列+1 / (”n ) ’ −2vTr・VI ・Sc’ −(1+   n   
c −d)4・(1/(”;τ+1/ff1)”・・・
・・(5) 6式においてS C)) 4πdlのときには、5)式
となる。更に、空間磁界強度H(d)は、μa −1よ
りH(0) =8(0) 、 H(d)−BCd)で得
られる。
Sc沙4πd2でしかも、Sy>>Scのときには、(
5)式は、(0式となり最大の磁界を情報記録媒体20
の光磁気記録1124に与えることができる。
H(d+  −FT耳司jx Vm  −−−−(61
黙しながら、Syが小さくなるに従ってHdが減少し、
5y−8cしかも、Scツ4πd2のときには、(5)
式は、(7)式となり、(6)式で示される最大の磁界
の半分になってしまう。
H++1mJ−力5ン3I−℃−XV−・ ・ ・ ・
■上述の解析から明らかなようにSC≦Sy即ち、磁束
導出部37の表面積は、ヨーク39の表面積より小さく
する必要があることが理解される。また、(6式及び(
7)式からSCは、できるだけ小さくした方が良いが、
必要以上に小さくすると4πd2に対して小さくなるの
で、それ程SCは、小さくすることができない。
次に電磁コイル32の形状及び消費電力について考察す
る。第6図に示すようにコイルの長さη、導線を巻回し
て形成されるコイルの層厚λ、磁心部34の幅W及び厚
さtとする。(いずれも単位は、C−である。)また、
電磁コイル32に電流を供給しつづけた際の最大許容温
度上昇値をΔT[単位℃]とし、熱伝導係数をh−25
0/degree −cm2とすうると最大消費電力P
 wax  [W ]は、下記B)式で与えられる。(
平野義行 他;電子通信学界論文誌vo1.60− 、
 oll、 684.1977を参照) plax−(2hΔT/(1×104×π)・η(W+
t+22)・・・・(8) 更に、コイル導線の導電体線径をd[1m]、被覆を含
めた導線の外径をにd[11とし、コイル導線の体積抵
抗率をρ[Ω−C1]でコイルの総巻数をNとすると、
コイル導線の抵抗値RCは、(9)式で表される。
Rc −(800ρN(W+t+2λ))/(πd2)
        ・・・・■)0式及び(9)式から電
磁コイル32の最大許容電流111aXは、下記(10
)式で示され、また最大起磁力maxVmは、11式で
示される。 l1ax −(1/ (2x10’ ))
 ・C「丁r7メ・(にd2/JET)・・・(10)
wax Vm−N Imax −< 1/200) ・
E■τ丁7j・η(T/に)・・・・(11) 但し、N8(にd)2/100−ληとした。
B)式及び(11)式から小消費電力で大きな起磁力を
得る方法について考察する。
(11)式から最大起磁力1axVlは、磁心部34の
外径寸法<W、t)に依存しないとかことが理解される
。従って、B)式で(W+ t )の値を小さくするこ
とが消費電力を小さくして発熱を抑制する第1の方法と
なる。しかし、磁心部34を形成している材料の飽和磁
束密度を83としたときにWtBS≧Φtotalであ
る必要がある。その為Φtota lを最少限にして消
費電力を抑制する必要がある。従って、磁束導出部37
の長さを光ビーム検索されるべき情報記録媒体の記録領
域の長さよりも僅かに長くするだけに留め、余分な磁束
を発生する部分を出来る限り小さくとどめることが必要
である。有効磁束導出部と連結部との間の連結部分表面
から磁束が漏れ出ると、総磁束Φtotalを大きくす
ることとなるので、第1図に示すように磁束導出部37
の延長線に沿って磁心部34を設け、この磁心部34に
電磁コイル32を配置することが好ましいこととなる。
磁束導出部37は、既に述べたようにくさび状に形成さ
れているがこれは、次のような理由に基づく。一般に磁
束導出部37の任意の点でその長軸に直交する断面の面
積は、その点から中心部から先端至る外表面から放出さ
れる全磁束量を飽和磁束密度Bsで割った値よりも小さ
くすることができない。このことから先端に向かうに従
って断面積を減少させて外表面の面積を減少させた構造
になるように磁束導出部37を形成し、空間に放出され
る磁束Φtota lを出来る限り小さくしている。こ
こで磁束導出部37の幅を変化させても断面積を減少さ
せることができるが、その幅を減少させる場合には、光
磁気記録膜24上の上下方向(光磁気記録11124に
垂直な方向)及び左右方向く光磁気記録1124上で円
周に沿って移動した方向)で磁界強度変化が鋭くなり、
ビームの検索領域との間の位置合わせの精度の要求が高
くなることから好ましくない。
上述のように5ai1束Φtotalの値を小さくする
ように工夫しても(W+ t )を小さくするには、限
界がある。B)式と(11)式とを比較するれば明らか
なように電磁コイル32の通電時の温度上昇量6丁を小
さくして消費電力を小さくし、これに対して電磁コイル
32の形状を工夫して起磁力の効率を向上させることが
できる。(11)式からコイル長ηの値の変化は、電磁
コイルの厚みλの変化よりも大きく起磁力を変化させる
ことが理解される。従って、本願の磁界発生装置では、
電磁コイルの厚みλよりもコイル長ηを大きく設定して
いる。即ち、起磁力Vl −N Iは、巻数Nに比例す
るが、−巻に要する線材の長さが長いと線材の一巻当り
の抵抗値が増加し、消費電力も大きくなってしまう。そ
の為、線材を何層にも巻回して外周における一巻の長さ
を大きくするに代えて暦数を少なりシ、−巻の長さをで
きる限り小さくし、起磁力の向上を図っている。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、磁心部の断面が磁束放
出面の面積よりも小さく、電磁コイルが細長い形状に形
成され、その磁心部に巻回される電磁コイルの1巻に要
する平均線長が十分に小さい為、消費電力に対する磁束
発生効率を向上でき、結果的に、その消費電力を小さく
できる。磁束導出部の断面が磁心部との結合部からその
長軸に沿って減少される(さび形状に形成されている為
に磁界導出部の漏洩磁界が小さく、磁気利用効率を^め
ることができ、消費電力も小さくすることができる。ま
た、電磁コイルを細長くすることが可能であるので放熱
効果を高くすることができ、長時間通電しても加熱され
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る磁界発生装置を概
略的に示す断面図、第2図は、第1図に示された磁界発
生装置及びその周辺機構を概略的に示す一部破断斜視図
、第3図は、第1図に示された磁束導出部及び磁心を示
す斜視図、第4図は、第1図に示された磁界発生装置が
リフトされた場合における配置関係を概略的に示す断面
図、第5図は、光磁気記録媒体が収納されたカセットが
情報記録再生装置に装着された際における光磁気記録媒
体に対する磁界発生装置の配置関係を示す平面図、第6
図は、第1図に示された磁界発生装置が組込まれる情報
記録再生装置の光学系を示す概略構成図、第7図は、第
1図に示された磁界発生装置の電磁コイルを示す斜視図
、及び第8図は、従来の磁界発生装置を示す斜視図であ
る。 19・・・シャッター、20・・・光ディスク、21・
・・ガイド、28・・・光ヘッド、26・・・カセット
、30・・・磁界発生装置、32・・・電磁コイル、3
4・・・磁心部、37・・・磁界導出部、 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第4図 第6図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性体で作られた磁心部と、この磁心部に巻回さ
    れたコイルと、情報記録媒体の記録領域の幅方向に延在
    され、これに対向されるべき磁束放出面を有し、前記磁
    心部に連結されている磁性体で作られた磁束導出部とを
    具備し、前記磁束導出部の磁束放出面の面積が磁心部の
    断面積よりも大きいことを特徴とする磁界発生装置。
  2. (2)磁束導出部は、略その長手方向中央で磁心部に連
    結されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の磁界発生装置。
  3. (3)磁束導出部は、略その長手方向に沿ってその断面
    が先端に向かうに従って減少するくさび型に形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁界
    発生装置。
  4. (4)磁心部及び磁束導出部は、その全体形状が略T字
    型に一体的に形成されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の磁界発生装置。
JP62078668A 1987-03-31 1987-03-31 磁界発生装置 Pending JPS63244718A (ja)

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JP62078668A JPS63244718A (ja) 1987-03-31 1987-03-31 磁界発生装置
US07/174,358 US4984225A (en) 1987-03-31 1988-03-28 System for applying magnetic field to opto-magnetic memory
KR1019880003593A KR880011757A (ko) 1987-03-31 1988-03-31 자계발생장치
DE3811184A DE3811184A1 (de) 1987-03-31 1988-03-31 Vorrichtung zum beaufschlagen eines optisch-magnetischen aufzeichnungstraegers mit einem magnetfeld

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