JPS63243362A - 長尺物を含浸するための装置と方法 - Google Patents

長尺物を含浸するための装置と方法

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JPS63243362A JP63057329A JP5732988A JPS63243362A JP S63243362 A JPS63243362 A JP S63243362A JP 63057329 A JP63057329 A JP 63057329A JP 5732988 A JP5732988 A JP 5732988A JP S63243362 A JPS63243362 A JP S63243362A
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    • D06B1/00Applying liquids, gases or vapours onto textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing or impregnating
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    • D06B21/00Successive treatments of textile materials by liquids, gases or vapours

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、長尺要素に熱安定性物質を含浸させることが
できる装置および方法に関するものである。
更に詳しくは、本発明は耐久性の糸や織物などを生産す
るに当って長尺要素に流動状の熱硬化性樹脂のような物
質を含浸させて補剛するための装置並びに方法の改良を
提案するものである。
熱安定性物質とは、熱および/または温度の作用によっ
て永続的にあるいは永久にその特性が変化する物質を意
味するものである。
この熱作用は材料の網目形成や硬化を行う際に生ずるよ
うに、物質の特性を変化させる過程に応答する唯一の作
用でもあり得る。この熱作用はまた、材料の永続的また
は永久的な変化を引き起こす単一の作用でもなく、材料
の酸化あるいは蒸着(蒸発)、更には部分的な酸化ある
いは蒸着(蒸発)などの他の作用と相伴って作用するも
のである。
本発明によって使用され得る熱安定性物質は、装置内で
物質に与えられる異った温度において、あるいは本発明
による方法に従って流動体であることが好ましいが必ず
しもその必要性がない。
これらの物質は、例えば熱硬化性材料や、エラストマ《
人造ゴム》、熱可塑性樹脂、あるいは金属であってもよ
い。
長尺要素とは金属やボリアミド、あるいはデュポン●ド
●ヌムール社(Dupont de Ne+++our
s)の商標KEVLARを′付して市販されているボリ
アミド、ガラス、炭素などの芯糸や、これらの糸を平行
に並べて形成した布、または編物や織物などの長い補間
エレメントである。
[従来の技術] 前述のような長尺要素を含浸させたい場合、在来の技術
分野では例えば加熱手段の如き熱調整手段を備えた槽を
用いてきた。すなわちこの槽の中に含浸物質が容れられ
、ドラムが含浸物質に入り込んでこれを長尺要素の含浸
ゾーンの方へ移送するのである。放射状パネルが一般的
に含浸ゾーンでの物質を補足的に加熱することを保証す
る。
[発明が解決しようとする問題点コ 従来の技術に関連して、本発明は長尺要素の含浸品質を
改善するものであり、特に従来の技術で発生しがちな空
気泡の混入や不完全含浸を取除き、物質が長尺要素に深
くしみ込み且つ加工個数も増加させると共に、材料の損
失、特に熱安定性物質の過量な含浸を阻止し且つ再循環
して用いて損失を最小限にすることができるものである
また本発明に従った装置および方法は、多くの場合にお
いて熱安定性物質に溶媒を付加する量を減らしたり完全
に溶媒付加を省略することを可能にするものである。更
に本発明の利用範囲は極めて広範であって、例えば生産
作業が間断なく続けられる一連の設備中にこの装置を組
入れることも可能であるし、一定の時間毎に作業が停止
される設備にも適用され得るものである。特に後者の生
産作業には適していることが後述する実施例の説明から
明らかとなろう。
[問題点を解決するための手段] 要約すれば、本発明による装置および方法は含浸作業の
瞬間に、含浸物質の特性を改善することからなっている
。特に外接する加熱を用いて温度上昇による前記含浸物
質の粘性を軟らかくする一方、使用されていない待機中
の物質の温度は低く維持する。
本発明による含浸装置で使用可能な物質に従えば、含浸
の瞬間における物質の温度あるいは待機中の物質の温度
は室温よりも高くても低くてもよく、また一方を室温よ
り高くして他方を低くすることも可能である。そのため
には、温度の偏差を維持するべく用いられる加熱手段あ
るいは冷却手段の如きものが温度調整手段として一般的
に限定されてくるであろう。
以上のことから本発明は、移送機構によって熱安定性物
質を供給装置から長尺要素に移送することによって長尺
要素を含浸させる装置であって、前記長尺要素は前記移
送機構の前方で長手方向に移動され、前記移送機構は前
記供給装置の内部を通過して次に前記長尺要素に対面す
る可動表面を有しており、前記物質は前記供給装置の高
さにおいて前記表面に付着して少なくとも付着した一部
が前記長尺要素の近傍ゾーンにてこの長尺要素上に移送
される含浸装置を提供する。
そしてこの装置は、前記表面の含浸ゾーンにおける温度
が前記供給装置の内部における前記物質の温度よりも正
確に高くなるように、加熱手段のような熱調整手段が前
記移送機構に組込まれることを特徴としている。
前記供給装置の内部における前記物質の温度が前記含浸
ゾーンの高さにおける前記表面の温度よりも正確に低く
なるように、温度調整手段が前記供給装置に組込まれて
もよい。
前記長尺要素に含浸しなかった物質を前記表面から除去
するための遠心分離機構を装置は有していてもよく、そ
の場合、この遠心分離機構は前記供給装置の上流に位置
される。
装置はまた、前記供給装置の下流に位置するフィーダを
有していてもよく、その場合、このフィーダは前記表面
上に物質の均一な層を形成し且つその厚みを調節するの
に適するものである。
本発明による装置は、前記長尺要素が含浸される前記ゾ
ーンの上流に、含浸すべき前記長尺要素が係合するロー
ラのような予備システムを少なくとも1個有していても
よい。
また装置は、前記長尺要素を前記移送機構に対して離す
ための分離手段を有してなり、前記移送機構にはこの移
送機構を駆動すると共に前記分離手段を同時に動作させ
る安全駆動手段が組込まれてもよい。
前記長尺要素の一部は前記移送機構の一部の一部と当接
し、前記長尺要素が移動することによって前記移送機構
を駆動するようにしてもよい。
前記熱安定性物質は熱硬化性樹脂が一般的である。また
前記移送機構は少なくとも1個の回転するシリンダ状の
ドラムで構成してもよい。
前記供給装置は、前記物質が存在する箇所に槽を有して
おり、前記移送機構はその一部が前記槽の内部に沈めら
れるものである。
前記供給装置は、前記物質が存在する箇所に槽を有して
いると共に、前記槽の内部にある前記物質を徴収し、こ
れを前記移送機構の方へ向わせ且つ移送機構に物質を正
確に塗り付けるための循環機構を具備してもよい。
更に装置は、前記供給装置から前記移送機構を離すため
のスペーサ手段を有していてもよい。
同様にして本発明は、前記物質が付着される可動表面を
呈する移送機構によって熱安定性物質を供給装置から含
浸すべき長尺要素に移送することによって長尺要素を補
則する含浸方法も提供する。この方法は、前記表面の温
度を前記供給装置の温度よりも正確に高く維持すること
を特徴とするものである。
以下、本発明による装置の2つの実施例が示された添付
の図面に沿って詳説するが、これらの装置は熱硬化性物
質を長尺要素に含浸させて補則するためのものである。
これらの実施例につき説明することで本発明がより良く
理解され、その利点も明らかとなるであろうが、これら
の実施例にのみ本発明が限定される訳ではないことを予
め付言しておく。
[実施例] この第1図に示される長尺要素1は、例えば要素の長手
軸に沿って平行に且つ正確に同一平面上に配列される単
一または複数の補則フィラメントの芯でなる集合体で構
成される。この長尺要素1は2個の予備ローラあるいは
加工ローラ2に押当てられるが、ローラの直径やローラ
同志の間隔、および横方向の配置は、補剛線を固めて粘
結剤の破損を偶発的に引き起こして芯の開口を可能なら
しめるために、芯の性質および寸法に適するように選択
する。
予備ローラの区域を通過した後、長尺要素1は1本にま
とめることも可能であるが、この要素は先づ移送機構3
に当接するようになっていて、一定の時間を以って熱硬
化性物質に含浸される。次に長尺要素は移送機構3から
離れ、例えば複合材料でなる外装、特に補強パイプから
なる外装を連続的に製造したり繊維体が捲付けられた管
や物品を製造するためにリールに捲取られ、あるいは直
接使用される。
第1図に示されるものでは長尺要素1は移送機構3に当
接するようになっているが、この移送機構には当接せず
して近傍を通過するだけにして、例えば遠心スパッタ、
静電スパッタあるいは流動スパッタによって熱硬化性物
質を移送することも可能である。然し乍ら図面に示した
形態がシンプルでしかも非常に効率のよいものである。
さて前記の移送機構3は円筒形状のドラムからなってお
り、このドラムは軸4を中心に回転するが、回転駆動は
長尺要素1を矢印の方向に牽引することによってなされ
る。移送機構3のドラムにモータを取付けることも可能
であるが、実験によれば芯の数が少なくてドラムの狭い
部分にしか当接しない長尺要素であれば、特別なモータ
でドラムを回転させる必要はないことが確認された。
移送機構3は、同様にローラ上に装着された柔軟なコン
ベアベルトであってもよい。長尺要素と接触状態になる
移送機構の外面に近接するようにして、移送機構の内部
には電熱線、熱風あるいは熱流体などによる加熱手段が
組込まれ、移送機構に付着した熱硬化性物質の粘性をで
きるだけ軟らかくして、空気が混入することなく且つ過
量な熱硬化性物質の固着も阻止して、長尺要素1を充分
に含浸させるべく高い温度にこの部分を保つようになっ
ている。
幅が50cmで直径が30cmのドラムによって構成さ
れる移送機構3と共に、含浸物質として熱硬化性樹脂を
用いて行った実験では、含浸ゾーンの高さにおける移送
機構表面の温度は、生産速度に従って例えば70’〜1
40°の間にすることが好ましく、供給装置7の温度は
冷却水の温度によって7°〜25° の範囲に保たれる
べきであることが認められた。これらの実験には熱硬化
性樹脂として、ジグリシジルエーテル・ビスフェノール
A (ベース)′を100、無水2.3ジカルボキシル
、1.5ノルボネン、Xメチル酸(硬化剤)を901 
ベンジルジメチルアミン (促進剤)を2の割合で混合
したものが用いられた。
通常の方法によって供給装置7は、この内部に容れられ
る物質の化学的変化を抑制すると同時に、移送機構3に
物質を適切に供給することを保証するように温度が保た
れる。また移送機構3の温度も、長尺要素1に確実な含
浸を遂行するべく含浸ゾーンの高さにおいて必要なだけ
含浸物質の粘性を軟らかくすると共に、移送機構上の物
質ができるだけ化学的変化を起こさないように適宜保た
れる。例えば熱硬化性樹脂は、装置内では融解しうる状
態あるいは溶解した状態でいなければならない。
長尺要素1の含浸ゾーン8は移送機構3の上部に位置し
ている一方、熱硬化性樹脂8の供給装置7は前記移送機
構3の下部に配置されており、供給装置7は前記熱硬化
性樹脂8が容れられる槽9で構成することが好ましい。
移送機構3の熱によって槽9の内部に満たされた物質8
の温度上昇を防止するため、この槽9には流人による冷
却蛇管、あるいは冷凍凝塊に接続された熱交換器、更に
は強制通風の中に配置された冷却ひれなどの冷却手段1
0が組込まれている。
前記槽9の温度上昇は前述したように移送機構3から発
せられる熱に起因するものであるが、この熱は熱硬化性
物質8と接触して直接伝導するか、供給装置7の高さに
おいて移送機構3上に沈着して長尺要素1を含浸する際
に除去されずにその後放散された熱硬化性樹脂によって
伝導されるものである。ドラムに熱硬化性物質を適当な
量を以って移送させるために、供給装置7には上流にス
クレーパ14や、下流に遠心分離機構11が図示のよう
に組込まれている。
重要視される点の上流とは材料要素が技術的な過程にお
いてこの点に達するまでに走行するゾーンであり、逆に
下流とは前期の点を通過した後に達せられるゾーンであ
る。供給装置7を冷却することによってこれは20℃に
保たれ、熱硬化性樹脂あるいは一般的な材料のゲル化が
ゆるやかになり、含浸物質の化学的変化も抑制されるよ
うになる。
遠心分離機構11によって除去された物質は、化学的変
化をできるだけ早(ストップさせるために、隔壁に沿っ
て槽9の冷たいゾーンに送り返される。然し乍ら、除去
された物質を元の槽に戻すことなく、含浸に早く消費さ
れるように移送機構3の近傍に分散させながら送り返す
ことも可能である。このようにすることで長尺要素1に
完全に含浸されずに残存している物質が、移送機構3の
表面部分によどむことが阻止されるのである。
加熱された物質を取除き、槽9に容れられた冷たい物質
と混合し、次に混合された物質を移送機構の加熱表面の
全体に分散させることは、新たに加熱する前に既に暖ま
っている物質が冷えてしまうことが阻止されるため特に
エネルギーの節約に寄与できるものである。しかし急速
なリサイクルは、物質の化学的変化を緩和させるチル効
果を損失させてしまう欠点がある。いづれにせよ前記遠
心分離機構11によって、芯の間を円陣を張って廻って
移送機構表面で膠化する恐れがある樹脂のような加熱物
質が停滞しまうことが完全に阻止される。
供給装置7の下流には、この供給装置を通過することに
よって移送機構3が被覆される物質層、すなわちドラム
が回転してこれに付着する熱硬化性樹脂の厚みを均一化
したり調節したりするためのフィーダ13が配設されて
いる。しかして過量な物質の付着は供給装置7に戻され
、長尺要素1を構成する芯が適確に(過不足なく)含浸
されるように物質の層が調節される訳である。
前記フィーダ13と同一な高さ位置において、移送機構
3を構成するドラムの胴ふた各々には2枚のスクレーパ
I4が当接しており、これらの胴ふたにも付着してしま
う物質をかき落して槽9の冷たいゾーンに送り返すよう
になっている。
槽9の形状を移送機構3の形状に対応させて、槽内に容
れられて移送機構3によって加熱される物質の量を減ら
すことも可能である。すなわち槽9の底と移送機構3を
構成するドラムとの間に溝たされる物質の厚みは5〜3
0mmもあれば充分なのである。然し乍らこのような構
成にすると、当然のことではあるが槽の実質的な容積が
小さくなってしまうために頻繁に新しい樹脂を槽に供給
してやらなければならない。
槽に組込まれた冷却手段lOを用いて、あるいは物質の
低い熱伝導性を利用して槽の容積を増加することも可能
であろう。移送機構3が停止した場合、長尺要素1に含
浸した樹脂が熱の影響によって化学的変化を起こさない
ように、この装置には長尺要素1と前記移送機構3との
間に分離手段も配設されている。この分離手段は、移送
機構が停止した場合に、可動アーム17によって作用す
るローラ!Bで構成されるものである。
ローラ16は当初は長尺要素1と移送機構3の間に位置
しているが、移送機構停止時には破線18にて示される
位置にアームがきて長尺要素1をドラムに接触させない
ようにする。
同様にして、含浸した芯からなる長尺要素の生産を停止
するときにも、前記移送機構3から長尺要素1を離すた
めに前記分離手段が活用される。この場合、若し移送機
構3が独立したモータを存していないのであればドラム
を回転駆動させた状態に維持する安全駆動機構19が働
く。
前述した構造を呈する装置によって、毎分0.2m−1
00m1 好ましくは毎分2m〜25mの長さで含浸し
た芯の長尺要素を生産することができると共に、極めて
バラエティ−に富んだ加工個数を得ることができるし、
移送機構および供給装置に物質が膠化してしまう危険性
も解消される。更に、樹脂が長尺要素に充分にしみ込む
ことによって含浸の品質も優れたものが得られる。
以上、第1図に示された実施例につき説明してきたが、
移送機構にモータを取付けて、この機構のドラムの回転
方向とは逆に長尺要素を移動させることも可能である。
第2図には本発明に従った実施例の変形が示しであるが
、この図面では均等部材には第1図と同一の符号が付し
である。
さて第1図に示された実施例と第2図に示された変形例
との差異は、供給装置7に固定軸22を中心に回転する
円筒状の循環機構21が付加されていることである。こ
の循環機構は上部の移送機構と同様にドラムであって、
物質が溝たされているMJ9に適合した状態で取付けら
れ、周面に含浸物質を付着しながら回転するものである
循環機構21に捕らえれた熱硬化性物質は、この機構が
回転すると共に上部の移送機構3の方向に導かれ、次に
この移送機構に乗り移る。そのため移送機構3と前記循
環機構21との間のスペースは、物質が移送機構に適確
に塗り付けられるように調整する。
歯車装置(図示せず)には物質が万が−にも飛散しない
ように保護板が施されているが、この歯車装置によって
移送機構3と循環機構21は同期回転され、物質の乗り
移りと共に長尺要素への含浸が正確に遂行される。これ
らの歯車の歯たけは、例えば長尺要素1の進行を停止さ
せるためにスペーサ手段23によって移送機構3と循環
機構21を離間させる際に、ローラ16、アーム17お
よび移送機構3の安全駆動機構19が同時に動作すると
共に、循環機構21の駆動だけが可能になるようなもの
である。このようにして離間された移送機構3からは熱
硬化性樹脂は完全に遠心除去され、周面に残存して化学
的変化を起こすことも免かれる。
循環機構21を正確に駆動するため、固定軸22に補助
モータを取付けてこれを回転させることも考えられる。
図示される如く循環機構21のドラム胴ふたにも2枚の
スクレーパ24が当接しており、胴ふたに′付着した含
浸物質はかき落される。これらのスクレーパは、循環機
構21によって物質が徴収される直ぐ上流に配置される
ことが好ましい。
何故なら熱硬化性樹脂が程良く冷却され且つ前記胴ふた
上に付着した樹脂の再生が、このように直ぐ上流で除去
することによって保証されるからである。
固定軸22の近傍に位置する前記スクレーパ24の先端
にはプロテクタ25が形成され、樹脂が飛散して循環機
構21の回転を妨げないようにしている。前述した第1
図に示される実施例の場合では隔壁12の上から残余の
物質を注ぐ役割を果たす遠心分離機構11は、この第2
図に示される変形例においては直接槽9の中に熱硬化性
樹脂をかき落すものである。
第2図に示される変形例では移送機構3の胴ふたの側面
には物質が付着せず、第1の実施例(第1図)の場合と
比べて極めて限られた周縁にしかこびり付かないためス
クレーパ14の長さは図示のように短くすることができ
る。しかるに第1の実施例においても、第2図に示され
る変形例のように移送機構と含浸装置の間に介在された
スペーサ機構を用いて移送機構3を完全にぬぐい取るよ
うにすることも可能である。
ある種のタイプの製品や一定の含浸条件のために、含浸
ゾーンの高さにおいて装置に放射状のパネルを付加して
、長尺要素の芯をより良く含浸させるべく熱硬化性物質
の温度を局部的に上げるようにすることもできる。
また移送機構に物質を塗り付けるに当って、その物質が
硬化状態にあるのに充分な温度下に置かれた物質の塊を
融解させることによってこれを行うことも可能である。
遠心分離機構によって除去された物質はこの場合、例え
ば塊と移送機構の接触点に向けて直接送り出されるよう
になる。そのため供給装置には、物質の塊と移送機構の
接触を保証する特別な手段が組込まれることになろう。
[発明の効果コ 本発明によれば低い温度を用いて往々にして不充分は含
浸を行っていた従来技術の欠点を改善し、現に使用して
いない待機中の物質は冷却されているために化学変化せ
ず、移送機構と供給装置の独特な構造によって高速な含
浸作業を行えると共に、含浸物質の大きな損失が未然に
妨げる。また作業の停止時には、長尺要素がドラムから
離されるので物質のこびり付きなどが解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による含浸装置の第1の実施例の概略を
示す説明図、第2図は他の実施例の概略を示す説明図で
ある。 1・・・長尺要素      2.16・・・ローラ3
・・・移送機構      4・・・軸5・・・加熱手
段      6・・・含浸ゾーン7・・・供給装置 
     8熱硬化性樹脂9・・・槽        
 10・・・冷却手段11.14.24・・・スクレー
バ12・・・隔壁13・・・フィーダ      17
.18・・・アーム19・・・安全駆動機構    2
1・・・循環機構22・・・固定軸       23
・・・スペーサ手段25・・・プロテクタ 特許出願代理人  弁理士 関 根 秀 太手続補正書
(酸) 1.事件の表示  昭和63年特許願第57329号2
、発明の名称  長尺要素の含浸装置および方法3、補
正をする者 事件との関係  特許出願人 名称   アンスティテユ フランセ デュ ベトロー
ル4、代理人 住 所  107東京都港区北青山1丁目2番3号青山
ビル410   電話403−5281氏名  (82
G2)弁理士関根秀太・・ :、 ・   −I i−・ −〕。 5、補正命令の日付 7、補正の対象 明細書中の発明の詳細な説明の欄 8、補正の内容 明細書中の発明の詳細な説明の欄第7頁第13行目の「
可能にするものである。」のあとにつぎの−文を挿入す
る。 それ故、本発明は、溶媒の付加を省略して、先行技術番
こ見られる注入装置の設置、即ち、溶媒吐出手段を取り
除くことを可能にした。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)移送機構(3)によって熱安定性物質(8)を供
    給装置(7)から長尺要素(1)に移送することによっ
    て少なくとも1本の長尺要素(1)を含浸させる装置で
    あって、前記長尺要素(1)は前記移送機構(3)の前
    方で長手方向に移動され、前記移送機構(3)は前記供
    給装置(7)の内部を通過して次に前記長尺要素(1)
    に対面する可動表面を有しており、前記物質(8)は前
    記供給装置(7)の高さにおいて前記表面に付着して少
    なくとも付着した一部が前記長尺要素の近傍ゾーンにて
    この長尺要素上に移送されるものにおいて、前記表面の
    含浸ゾーン(6)における温度が前記供給装置(7)の
    内部における前記物質の温度よりも正確に高くなるよう
    に、加熱手段(5)のような熱調整手段が前記移送機構
    に組込まれることを特徴とする含浸装置。
  2. (2)前記供給装置(7)の内部に於ける前記物質の温
    度が前記含浸ゾーンの高さにおける前記表面の温度より
    も正確に低くなるように、冷却手段(10)のような温
    度調整手段が前記供給装置(7)に組込まれることを特
    徴とする前記特許請求の範囲第1項に記載の装置。
  3. (3)前記長尺要素に含浸しなかった物質を前記表面か
    ら除去するための遠心分離機構(11)を有しており、
    この遠心分離機構(11)は前記供給装置(7)の上流
    に位置することを特徴とする前記特許請求の範囲第1項
    または第2項に記載の装置。
  4. (4)前記供給装置(7)の下流に位置するフィーダ(
    13)を有しており、前記フィーダ(13)は前記表面
    上に物質の均一な層を形成し且つその厚みを調整するの
    に適するものであることを特徴とする前記特許請求の範
    囲第1項から第3項のいづれか1項に記載の装置。
  5. (5)前記長尺要素が含浸される前記ゾーン(6)の上
    流に、含浸すべき前記長尺要素が係合する少なくとも、
    1個の予備ローラ(2)を有してなることを特徴とする
    前記特許請求の範囲第1項から第4項のいづれか1項に
    記載の装置。
  6. (6)前記長尺要素(1)を前記移送機構(3)に対し
    て離すためのローラ(16)およびアーム(17)から
    なる分離手段を有してなり、前記移送機構(3)にはこ
    の移送機構(3)を駆動すると共に前記ローラ(16)
    およびアーム(17)を同時に動作させる安全駆動手段
    (19)が組込まれていることを特徴とする前記特許請
    求の範囲第1項から第5項のいづれか1項に記載の装置
  7. (7)前記長尺要素(1)の一部は前記移送機構(3)
    の一部と当接し、前記長尺要素が移動することによって
    前記移送機構を駆動することを特徴とする前記特許請求
    の範囲第1項から第6項に記載の装置。
  8. (8)前記熱安定性物質は熱硬化性樹脂であることを特
    徴とする前記特許請求の範囲第1項から第7項に記載の
    装置。
  9. (9)前記移送機構(3)は回転するシリンダ状のドラ
    ムであることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項か
    ら第8項に記載の装置。
  10. (10)前記供給装置(7)は、前記物質(8)が存在
    する箇所に槽(3)を有しており、前記移送機構(3)
    は前記槽の内部にその一部が沈められることを特徴とす
    る前記特許請求の範囲第1項から第9項に記載の装置。
  11. (11)前記供給装置(第2図)は、前記物質(8)が
    存在する箇所に槽(9)を有していると共に、前記槽(
    9)の内部にある前記物質を徴収し、これを前記移送機
    構の方へ向わせ且つ移送機構に物質を正確に塗り付ける
    ための循環機構(21)を具備することを特徴とする前
    記特許請求の範囲第1項から第9項に記載の装置。
  12. (12)前記供給装置(7)から前記移送機構(3)を
    離すためのスペーサ手段(23)を有してなることを特
    徴とする前記特許請求の範囲第1項から第11項に記載
    の装置。
  13. (13)前記物質が付着される可動表面を呈する移送機
    構(3)によって熱安定性物質を供給装置(7)から含
    浸すべき長尺要素(1)に移送することによって長尺要
    素を補剛する含浸方法において、前記表面の温度を前記
    供給装置の温度よりも正確に高く維持することを特徴と
    する方法。
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