JPS63243354A - 織機における機仕掛け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） 本発明は、織機に対する複数枚の綜絖枠の装着及び織機
からの綜絖枠取り外しを一括して行なう綜絖枠移載手段
を備えた機仕掛は装置により綜絖枠を移載する方法に関
するものである。

（従来の技術） ワープビームを織機に装着し、その経糸を織成装置側へ
通す機仕掛は作業では、織機の稼動効率向上に繋がる前
記作業の時間短縮を考慮して新しいワープビームの装着
前にその経糸を予め複数枚の綜絖枠に挿通しておく作業
手順が一般的に採用されている。従って、織機へ綜絖枠
を装着するには例えば特公昭５７−５３８９９号公報に
開示されるような機仕掛は装置による一括装着が必要と
なり、このような装置により吊下される複数枚の綜絖枠
が左右一対のチャンネル状案内体あるいは同案内体に案
内されたチャンネル状の可動取付体に一括して装着ある
いは取り外される。

（発明が解決しようとする問題点） しかしな力５ら、製繊室の天井の高さ、綜絖枠の種類等
によっては機仕掛は装置による綜絖枠の吊下高さを高く
設定できない場合があり、このような場合には綜絖枠の
最下端が前記案内体あるいは可動取付体の上部挿入口か
ら比較的低い位置となる綜絖枠の吊下高さ位置にて綜絖
枠の水平方向への移載動作が必要となる。このような高
さ位置での水平方向の移載動作は、綜絖枠の上下動軌跡
の上方延長領域に張り出している不使用状態のジャック
レバーとの干渉をもたらし、円滑な移載動作を遂行する
ことができない。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） そこで本発明では、経糸開口を形成する複数枚の綜絖枠
を吊下支持するための複数のジャックレバーのうち、不
使用状態のジャックレバーを綜絖枠の上下往復動軌跡の
上方延長領域から上動退避させておき、この状態で綜絖
枠移載手段を備えた機仕掛は装置により前記複数の綜絖
枠を一括して織機に装着あるいはｍｉから取り外すよう
にした。

（作用） 即ち、不使用状態のジャックレバーを前記のように退避
させておくことにより、綜絖枠の最下端位置が左右一対
のチャンネル状案内体あるいは同案内体に案内されたチ
ャンネル状の可動取付体の上部挿入口の比較的直上にて
不使用状態のジャックレバーとの干渉のおそれなく綜絖
枠を水平方向へ移動することができる。従って、綜絖枠
の水平方向への移載経路を低位置に設定することが可能
となり、製織室の天井の高さ、綜絖枠の種類等の制約を
受ける割合が大幅に減少する。

（実施例） 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。

織機の左右両サイドフレーム１．２上に立設された二叉
状ブラケット３，４に回動可頂、に支持されたジャック
レバー５．６はばね７，８により回動付勢されており、
ジャックレバー５．６に連結された吊下ロープ９．１０
下端にはチャンネル状　１の可動取付体１１．１２が掛
止連結部材１３゜１４を介して掛止吊下されている。一
方のサイドフレーム１側方には機台回転に同期して回転
するカム１５及びカムレバー１６からなる往復駆動機構
が設置されており、カムレバー１６に連結された引き下
げロープ１７．１８が掛止連結部材１９゜２０を介して
可動取付体１１．１２下端に連結されている。従って、
カム１５の回転が可動取付体１１．１２の上下動に変換
され、この上下動が案内体２１．２２により案内される
。

複数枚の綜絖枠２３は、左右両サイトスティ２３ａ、２
３ｂ、両サイトスティ２３ａ、２３ｂを連結する上下フ
レーム２３ｃ、２３ｄ、両すイトスティ２３ａ、２３ｂ
間に架設された綜絖掛止用上下キャリアロッド２３ｅ、
２３ｆとから構成されており、左右両サイトスティ２３
ａ、２３ｂを可動取付体１１．１２の取付溝内に嵌入し
て締付固定することにより綜絖枠２３が可動取付体１１
．１２間に架設支持される。これにより綜絖枠２３が可
動取付体１１．１２と共に上下動し、経糸開口形成が行
われる。

綜絖枠２３を吊下支持する左右のジャックレバー５．６
の後側のジャックレバー５Ａ、６Ａばばね及び吊下ロー
ブを取り外されており、二叉状ブラケット３．４の二叉
状部間に架設された軸２４゜２５には複数の掛止金具２
６．２７が引っ掛けられている。そして、ジャックレバ
ー５．５Ａ、６゜６Ａの軽量化のために設けられた窓５
ａ、６ａのうち、不使用状態のジャックレバー５Ａ、６
Ａの窓５ａ、６ａに掛止金具２６．２７が掛止められて
おり、不使用状態のジャックレバー５Ａ、　　６Ａが織
機運転時のジャックレバー５．６の揺動範囲から上動退
避している。

ワープビームの取替に伴って綜絖枠の取替を行なう場合
、織機に対するフルワープビームの装着及び織機からの
空ワープビーム取り外しを行なうワープビーム移載手段
と、ワープビームの経糸を押通する綜絖枠を一括して吊
下可能な一対の掛止部材２８．２９を備えた綜絖枠移載
手段とからなる機仕掛は装置が用いられる。織機から複
数枚の綜絖枠２３を取り外すには、まず使用状態のジャ
ックレバー５．６の直上に位置決めビン３０゜３１を配
置し、ばね７，８と位置決めビン３０゜３１との協働に
より全てのジャックレバー５．６を前後に整列保持する
。これにより複数枚の綜絖枠２３が高さを揃えて前後に
整列する。そこで、上側キャリアロンド２３ｅと上側フ
レーム２３ｃとの間の高さ位置から両者間に掛止部材２
８゜２９を挿入し、可動取付体１１．１２に対する綜絖
枠２３の締付を解除すれば複数枚の綜絖枠２３が掛止部
材２８．２９に一括して掛止支持される。

そして、掛止部材２８．２９を適宜上動することにより
綜絖枠２３が可動取付体１１．１２から抜き上げられる
が、不使用状態のジャックレバー５Ａ、６Ａが綜絖枠の
上下往復動軌跡の上方延長領域から上動退避しているた
め、ジャックレバーの取付高さ位置付近にて綜絖枠２３
を水平方向へ後退させてもジャックレバー５Ａ、６Ａと
干渉するおそれはない。そのため、第２図に示す綜絖枠
２３の高さ位置に水平方向の移載経路を設定することが
でき、綜絖枠２３の水平方向の移載経路設定の自由度が
高くなる。即ち、製織室の天井の高さ、綜絖枠の種類等
の制約を受ける割合が大幅に減少し、移載作業性が向上
する。第２図に鎖線で示すジャックレバー５Ａ、６Ａは
掛止金具２６゜２７の掛止支持のない状態であり、この
ような状態では水平方向の移載経路は不使用状態のジャ
ックレバー５Ａ、６Ａの上方に設定せざるを得す、天井
の高さ、綜絖枠の種類によっては円滑な移載を行なうこ
とができない。

織機へ綜絖枠を装着する場合にも前記と同様の水平方向
の移載経路に沿った移載動作が行われる。

本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではなく
、例えば前記実施例における位置決めビン３０．３１に
て綜絖枠の上下往復動軌跡の上方延長領域から退避した
位置に不使用状態のジャックレバーを支持し得るように
構成することも可能である。

発明の効果 以上詳述したように本発明は、不使用状態のジャックレ
バーを綜絖枠の上下往復動軌跡の上方延長領域から上動
退避させておき、この状態で綜絖枠移載手段を備えた機
仕掛は装置により前記複数の綜絖枠を一括して織機に装
着あるいは織機から取り外すようにしたので、円滑な移
載作業を達成するための綜絖枠移載経路の設定自由度を
高め得るという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を具体化した一実施例を示す正面図、第
２図は同じく要部正面図である。 ジャックレバー５，５Ａ、６．６Ａ、綜絖枠２３、掛止
金具２６．２７、綜絖枠移載手段を構成する掛止部材２
Ｂ、２９゜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　経糸開口を形成する複数枚の綜絖枠を吊下支持する
   ための複数のジャックレバーのうち、不使用状態のジャ
   ックレバーを綜絖枠の上下往復動軌跡の上方延長領域か
   ら上動退避させておき、この状態で綜絖枠移載手段を備
   えた機仕掛け装置により前記複数の綜絖枠を一括して織
   機に装着あるいは織機から取り外す織機における機仕掛
   け方法。