JPS6324314Y2 - - Google Patents

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JPS6324314Y2
JPS6324314Y2 JP5990584U JP5990584U JPS6324314Y2 JP S6324314 Y2 JPS6324314 Y2 JP S6324314Y2 JP 5990584 U JP5990584 U JP 5990584U JP 5990584 U JP5990584 U JP 5990584U JP S6324314 Y2 JPS6324314 Y2 JP S6324314Y2
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oil
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adjustment
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JP5990584U
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JPS60172098U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、歯車装置を収納した歯車箱内の潤
滑油を、回転する歯車自身でかき上げさせて潤滑
するようにした歯車の油浴潤滑装置に関する。
〔従来技術と問題点〕
このような歯車の油浴潤滑装置においては、従
来は、例えば、歯車箱の外面に設けた油面計によ
つて油面の高さを監視し、維持するようにして、
常に適当な潤滑が行われるようにしている。
一般に、油浴潤滑装置では、歯車の摩擦損失、
潤滑油の撹拌損失、軸受摩擦損失などの動力損失
がある。この動力損失は歯車本体及び歯車箱並び
に潤滑油の温度を高くし、潤滑油の粘度低下に伴
う油膜厚さの減少をまねく。このため、軸受の焼
付きの危険が生じたり、歯車の歯にピツチングな
どが生じ、歯車の疲れ強さを低下させたりする。
勿論、前述の動力損失が歯車装置の動力伝達効率
の低下につながることは言うまでもない。
実際の潤滑装置においては、油切れによる重大
事故の防止のため、余分に潤滑油を入れているの
で、以上の傾向が大きいと言える。
第3図及び第4図は歯車に対する従来の油浴潤
滑装置の機能を示す図である。歯車1は歯車箱2
内に溜められている潤滑油3をかき上げ、その油
の一部は飛散油4となり、他の一部は歯車粘着油
5となり、それらの油のうちの一部が潤滑や冷却
という望ましい作用を果す。しかし、他の大部分
の油は、撹拌され、はね飛ばされて、徒にエネル
ギを浪費するばかりでなく、前述のように油温を
上昇させ、潤滑機能を減少させ、損傷発生の可能
性も生じる。
〔考案の目的〕
そこで、この考案の目的は、このような歯車の
油浴潤滑装置において、潤滑や冷却などの潤滑油
に要求される作用を果させるために必要最少限の
最適油量とするように、歯車によつてかき上げら
れる潤滑油の量を制限する手段を設けることによ
つて、前述のような無駄なエネルギの浪費並びに
これに伴う悪影響を除去しようとするものであ
る。
〔考案の構成〕 この目的を達成するために、この考案は、歯車
装置を収納した歯車箱内の潤滑油を、歯車の回転
によつてかき上げさせ潤滑する歯車の油浴潤滑装
置において、前記歯車の下方に該歯車の浸油深さ
を調整する調整皿を設けるとともに、前記歯車の
油かき上げ側の油面の高さ近傍に、前記歯車の外
周面及び側面との間に間隙を介在させて、油切り
板を設けたことを特徴とする。
調整皿6内の浸油深さの調整手段としては、調
整皿6の潤滑油溢流入縁の高さHを皿6への流入
油量と皿6からのかき出し油量とのバランス点に
設定する手段、この手段に油温によつて伸縮する
支持部材を付加した手段、調整皿内に設けた浮き
10によつて調整皿6内への潤滑油流入口14を
開閉する手段、調整皿6の底部に適当な流入量と
なるように設定した大きさ及び個数のオリフイス
様の穴16を設け、油の流入量とかき出し量とを
バランスさせる手段などがある。
〔作用〕
歯車の下方に歯車浸油深さを調整する調整皿を
設けるとともに、歯車の油かき上げ部に、歯車の
外周面及び側面との間に間隙を介在させて、油切
り板を設けたことによつて、かき上げられる油
は、浸油深さによつて制限され、また、油切り板
の間隙を通過する分のみに制限されるため、浸油
深さと油切り板の間隙の量を適当な寸法とするこ
とによつて、歯車によるかき上げ油量を、潤滑や
冷却に必要な最少限である最適量とすることがで
きる。
〔実施例〕
以下この考案を図示の実施例について詳述す
る。第1図及び第2図は、この考案による歯車の
油浴潤滑装置の実施例を示す。
歯車1は矢印方向に回転し、潤滑油3をかき上
げ、図示しない軸受や歯面の潤滑等の作用を果
す。この実施例では、歯車下方の潤滑油内に、歯
車の浸油深さを調整する調整皿6が設けられ、さ
らに、油かき上げ部の歯車の外周面及び側面に、
それぞれ間隙δr,δsをへだてて、外周面油切り板
36及び側面油切り板37が設けられている。そ
のため、歯車1によつてかき上げられ飛散する油
4及び粘着してゆく油5は、調整皿6による歯車
の浸油深さの調整によつて、かき上げ油量が調整
されるとともに、油切り板36,37によつて設
定された間隙δr,δsを通過する分だけに制限され
るため、第3図及び第4図に示す従来の無規制の
潤滑装置の場合と比較して、かき上げ油量は減少
し、飛散・粘着してゆく油の状態も規制される。
調整皿6は、その高さHを調整設定可能であ
り、調整皿6の上縁を越して潤滑油が溢流入する
ようになつている。
歯車1が回転して調整皿6内の油を飛散油4と
してかき出すと、調整皿6内の油面が下り、上縁
を溢流入する油で補充される。こうして、調整皿
6内の油面は、ある程度下つた状態でバランスす
るが、その状態が最適浸油深さhbとなるように調
整皿6の位置Hを設定すれば目的を達することが
できる。
なお、皿上縁の油が溢流入する部分は調整皿6
の一部分のみとしてもよいことは勿論である。
第5図及び第6図は第2実施例を示す。この実
施例では、調整皿6を第1支持部材27と第2支
持部材28とによつて支持させている。これらの
支持部材は熱膨張率の異なる材質で作られてお
り、油温によつて調整皿の高さを調整することが
できるようになつている。例えば、油温が上昇し
たとき調整皿6の高さを上げたい場合は、第2支
持部材28の熱膨張量を第1支持部材27の熱膨
張量より大きくすればよい。調整皿6の温度に対
する高さの調整、すなわち、両部材27,28の
熱膨張量は両者の熱膨張率と長さとの組合せによ
つて任意に設定することができる。
なお、この感温膨張部材は1個のみで構成する
こともできるし、バイメタルのような感温変形支
持部材とすることもできる。
第7図は調整皿の第3実施例を示す。これは、
調整皿6の底部又は側部に穴14を設け、調整皿
6内の油面に浮かぶ浮き10に連結された弁12
によつて開閉させるものである。調整皿6内の油
面が下がれば、浮き10が下り、弁12が下り、
穴14があいて油が流入する。調整皿6内の油面
が上れば、穴14は弁12によつて閉じられ、油
の流入は止まる。こうして常に所定の油面高さと
することができる。
第8図は調整皿の第4実施例を示す。これは、
調整皿6の底部又は側部にオリフイス16を設け
たものである。オリフイス16の穴の個数や大き
さは、調整皿6内の油面が最適位置のときにかき
出される油量と同じ油量が流入できるように決定
する。調整皿6内の油面が上がれば、油のかき出
し量は多くなるとともに、内外油面の高低差が小
さくなるためオリフイス16からの流入量は小さ
くなる。また、調整皿6内の油面が下れば、かき
出し量は少なくなるとともに内外油面の高低差が
大きくなるので流入量は多くなる。かくて、調整
皿6内の油面高さ、すなわち、歯車の浸油深さ
は、歯車が回転しているかぎり、最適の深さに自
然に維持されることとなる。
油切り板の間隙δr,δsの大きさは、歯車装置の
形状、大きさ、構成、配置等の条件を勘案して、
潤滑油に要求される軸受や歯面に対する潤滑作用
等を果すために必要な最少限の油量となるように
決定すればよい。実際には、歯車の大きさや精度
に応じて0.1mm乃至5mm程度となろう。また、か
き上げられた油の行先を有効な方向に向けるた
め、δr,δsの大きさは個別に決定すればよく、ま
た、一定の間隙でなく、場所によつて変化させた
間隙とすることもできる。
さらに、この油切り板を、外周面油切り板36
と側面油切り板37の何れかのみとし、あるい
は、側面油切り板37は片側のみとすることも、
前述の条件によつて決定すればよい。
なお、油切り板36,37は1枚の板で作つて
もよいことは勿論である。
第9図乃至第13図は油切り板の詳細形状の例
を示す。第9図乃び第10図の油切り板は波形断
面とし、第11図及び第12図の油切り板はコル
ゲート形とし、第13図の油切り板は先端のみを
薄くしたものである。必要な剛性は維持させなが
ら、板厚を薄くして、流体抵抗を減少させるため
である。
参考のため、油かき上げに要する動力を計算し
比較すると次のようになる。
油切り板のない従来のものの所要動力W1は、 W1=γ/2gQ1v2 Q1=btrv+2htsv ここに、W1:油切り板のない場合のかき上げ所
要動力 Q1:かき上げ油量 v :歯車周速 γ :潤滑油比重 b :歯幅 tr:飛散油厚み ts:粘着油厚み h :歯車浸油深さ g :重力の加速度 油切り板をつけたこの考案による実施例の所要
動力W2は、 W2=γ/2gQ2v2+μv2/δ(b+2h)l Q2=bδrv+2hδsv ここに、W2:油切り板をつけた場合のかき上げ
所要動力 Q2:かき上げ油量 v :歯車周速 γ :潤滑油比重 b :歯幅 δr:油切り板36と歯車外周面との間隙 δs:油切り板37と歯車側面との間隙 δ :δr=δsとした場合の間隙 h :歯車浸油深さ μ :潤滑油粘度 l :油切り板の厚さ これを一例として、v=10m/s、 γ=103Kgf/m3、b=76mm、h=26mm、tr=10
mm、ts=5mm、δr=δs=δ=2mm、l=2mm、μ
=1.43×10-2Kgf・s/m2として計算すれば、 Q1=0.0102m3/s W1=52.04Kgf・m/s Q2=0.00256m3/s W2=13.52Kgf・m/s となる。すなわち、この考案による油切り板を設
けることにより、油かき上げのための所要動力は
約1/4となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、歯車
の油浴潤滑装置において、歯車下方に歯車浸油深
さを調整する調整皿を設けるとともに、歯車の油
かき上げ部に油切り板を設けたことによつて、歯
車がかき上げる油量を、軸受や歯面の潤滑などに
必要な最少限である最適量とすることができ、ま
た、油かき上げ状態も、ある程度規制することが
できる。
これによつて、エネルギ損失の減少、油温上昇
の減少、潤滑機能の維持、機器の損傷防止などの
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による油浴潤滑装置の第1実
施例の正面図、第2図はその側面図、第3図は従
来の油浴潤滑装置の正面図、第4図はその側面
図、第5図は第2実施例の正面図、第6図はその
側面図、第7図は調整皿の調整手段の第3実施
例、第8図は調整皿の調整手段の第4実施例、第
9図、第11図及び第13図は油切り板の変形例
の正面図、第10図は第9図の側面図、第12図
は第11図の側面図である。 図において、1は歯車、2は歯車箱、3は潤滑
油、4は飛散油、5は歯車粘着油、6は調整皿、
10は浮き、12は弁、14は穴、16はオリフ
イス、27は第1支持部材、28は第2支持部
材、36は外周面油切り板、37は側面油切り板
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歯車箱内の潤滑油を歯車の回転によつてかき上
    げさせて潤滑する歯車の油浴潤滑装置において、
    前記歯車の下方に該歯車の浸油深さを調整する調
    整皿を設けるとともに、前記歯車の油かき上げ側
    の油面の高さ近傍に、前記歯車の外周面及び側面
    との間に間隙を介在させて、水平に油切り板を設
    けたことを特徴とする歯車の油浴潤滑装置。
JP5990584U 1984-04-25 1984-04-25 歯車の油浴潤滑装置 Granted JPS60172098U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5990584U JPS60172098U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 歯車の油浴潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5990584U JPS60172098U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 歯車の油浴潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60172098U JPS60172098U (ja) 1985-11-14
JPS6324314Y2 true JPS6324314Y2 (ja) 1988-07-04

Family

ID=30586759

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JP5990584U Granted JPS60172098U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 歯車の油浴潤滑装置

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JPS60172098U (ja) 1985-11-14

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