JPS63242500A - 液圧プレス装置 - Google Patents

液圧プレス装置

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JPS63242500A
JPS63242500A JP62078846A JP7884687A JPS63242500A JP S63242500 A JPS63242500 A JP S63242500A JP 62078846 A JP62078846 A JP 62078846A JP 7884687 A JP7884687 A JP 7884687A JP S63242500 A JPS63242500 A JP S63242500A
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Japan
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control
distance
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surface pressure
press
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JP62078846A
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Koichi Sakai
康一 酒井
Akihiko Ogawa
昭彦 小川
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Meiki Seisakusho KK
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Meiki Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は液圧プレス装置に係り、詳しくは、圧締シリン
ダにて可動盤を固定盤に押圧し、それら固定盤と可動盤
との間に配設されたプレス板間において、所定の被加工
物を予め定められたプログラムに従って圧締制御するよ
うにした液圧プレス装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 液圧プレス装置の中に、圧締シリンダにて可動盤を固定
盤に押圧し、それら固定盤と可動盤との間に配設された
プレス板間において、所定の被加工物を予め定められた
プログラムに従って圧締制御するようにしたものがある
。例えば、積層プリント配線板や積層プリント多層板等
をプレス成形するために用いられる液圧プレス装置がそ
れである。
ところで、このような液圧プレス装置では、被加工物に
対する圧締制御を行なうにあたって、その圧締制御の開
始時期を決定する必要があるが、従来の液圧プレス装置
では、リミットスイッチや光電スイッチ等の位置乃至は
距離センサによって可動盤が所定の圧締開始位置に達し
たこを検知し、その検知結果に基づいて圧締制御の開始
時期を決定することが行なわれていたため、その圧締制
御の開始時期が作業者の主観等によってバラツキ易いと
いった問題があった。
また、従来の液圧プレス装置では、被加工物の圧締制御
(加圧制御)が圧締シリンダの作動液の液圧乃至は被加
工物に作用する面圧だけを制御することに基づいて行な
われるようになっていたため、特に被加工物を構成する
積層材料がピンによって仮止めされていない積層プリン
ト多層、板のピンレス成形において、上記圧締制御の開
始時期がバラツキ易いことと併せて、プレス成形品の板
厚にバラツキが生じ易いといった問題があった。
(解決手段) 本発明は、このような事情を背景として為されたもので
あり、その要旨とするところは、前述の如き、圧扁シリ
ンダεこて可動盤を固定盤に押圧し、それら固定盤と可
動盤との間に配設されたプレス板間において、所定の被
加工物を予め定められたプログラムに従って圧締制御す
るようにした液圧プレス装置において、(a)前記可動
盤が所定の圧締開始位置に達したことを前記圧締シリン
ダの作動液の液圧に基づいて検知する検知手段と、(b
)前記圧締シリンダに供給される作動液の液圧を制御し
て、前記被加工物に対して作用せしめられる面圧を制御
する面圧制御手段と、(c)前記圧締シリンダからの作
動液の排出量を制御して、前記プレス板間の距離を制御
する距離制御手段とを設け、前記検知手段にて前記可動
盤が前記圧締開始位置に達したことを検知して前記圧締
制御を開始するようにする一方、前記面圧制御手段また
は距離制御手段の一方によって、前記被加工物に対して
作用せしめられる面圧または前記プレス板間の距離を所
定の制限を設けつつ、該面圧制御手段または距離制御手
段の他方によって、該面圧または該プレス板間の距離を
制御することにより、前記圧締制御を行ない得るように
したことにある。
なお、ここにおいて、前記距離制御手段は、必ずしもプ
レス板間の距離を直接制御するものである必要はなく、
その変動量゛に基づいてプレス板間の距離を間接的に制
御するものも含むものとして解釈されるべきである。
(作用・効果) かかる本発明に従う液圧プレス装置によれば、圧締制御
の開始時期が圧締シリンダの作動液の液圧に基づいて決
定されるため、位置乃至は距離センサを用いて可動盤の
圧締開始位置を検知し、その検知結果に基づいて圧締制
御の開始時期を決定する従来装置のように、圧締制御の
開始時期が作業者の主観によってバラツクことが良好に
回避されるのである。
また、本発明に従う液圧プレス装置によれば、被加工物
に作用する面圧を制御するための面圧制御手段と、プレ
ス板間の距離、すなわち被加工物の板厚を制御するため
の距離制御手段とが設けられ、それらの一方によって被
加工物に作用する面圧またはプレス板間の距離に所定の
制限を設けつつ、それらの他方によって被加工物に作用
する面圧またはプレス板間の距離を制御して、被加工物
に対する圧締制御(加圧制御)を行ない得るようになっ
ていることから、被加工物(プレス成形品)の板厚に対
応するプレス板間の距離を制御することによって被加工
物の圧締制御を行なう場合にあっては、圧締シリンダに
過大な作動液圧が作用することを良好に防止しつつ、被
加工物を圧締制御することができるのであり、また被加
工物に対する面圧、すなわち圧締シリンダの作動液圧を
制御することによって被加工物の圧締制御を行なう場合
にあっては、被加工物の板厚が必要以上に薄くなること
を防止しつつ、被加工物の圧締制御を行なうことができ
るのである。
そしてそれ故、被加工物が所定の板厚以上に薄くなるこ
とを良好に回避しつつ、被加工物の圧締制御を行なうこ
とができるのであり、前記圧締制御の開始時期のバラツ
キを良好に回避できることと併せて、プレス成形品、特
にビンレス成形にて成形される積層プリント多層板の板
厚のバラツキを良好に抑制して、板厚精度の高い、良好
な品質のプレス成形品を安定して成形することができる
のである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、ここでは、固定盤と可動盤との間に配設された複
数のプレス板間において、複数の被加工物を同時にプレ
ス成形する、所謂多段プレス装置に対して本発明を適用
した例について述べる。
先ず、第1図において、10は固定盤であって、ベース
11上に立設されたステー13の上端部に位置固定に取
り付けられている。また、12は可動盤であって、ベー
ス11に配設された圧締シリンダ14のラム16に取り
付けられている。そして、ここでは、それら固定盤lO
と可動盤12との間に位置して、プレス板としての複数
の熱板1日が配設されており、圧締シリンダ14のラム
16を上昇させて可動盤12を固定盤10に対して押圧
させることにより、各熱板18間において、積層プリン
ト配線板や積層プリイト多層板等の所定のプレス成形品
の複数の被加工物2oを同時にホットプレス加工し得る
ようになっている。
ところで、かかる多段プレス装置では、図示されている
ように、可動盤12がその下降位置にある状態において
、各被加工物20とそれらの直上の各熱板18との間に
所定の間隙が形成されることとなるが、ここでは、最上
段の熱板18と固定盤10との間にも所定の間隙が形成
されるようになっており、被加工物20のプレス成形に
際して、可動盤12がその下降位置から上昇せしめられ
ると、それらの間隙が下方に位置するものから逐次消滅
させられ、最上段の熱板18と固定盤10との間の間隙
が最後に消滅させられるようになっている。つまり、最
上段の熱板18と固定盤10との間の間隙が消滅させら
れた時点で、可動盤12が固定盤14に対して間接的に
当接せしめられるようになっているのであり、本実施例
では、そのことが固定盤10に取り付けられたリミット
スイッチ22によって検出されるようになっている。
なお、リミットスイッチ22は、最上段の熱板18に取
り付けられたドッグ24によって押圧操作せしめられる
ようになっている。また、図示はしないが、上記各熱板
18には、それら熱板18の重量をキャンセルするため
のバランスシリンダが取り付けられている。
また、かかる多段プレス装置では、上記可動盤12と固
定盤10との間接的な当接後、可動盤12が更に上昇さ
せられることによって可動盤12が固定盤10に対して
押圧され、これによって各熱板18.18間において被
加工物20に対丈る圧締操作が行なわれることとなるが
、本実施例では、その圧締操作時における熱板18.1
8間の距離、すなわち被加工物(プレス成形品)20の
厚さく板厚)が、可動盤12に取り付けられた近接スイ
ッチ利用のリニア位置センサ26によって充分高い精度
をもって検出されるようになっている。
なお、このリニア位置センサ26は、正確には、可動盤
12に固設の熱板18との間で被加工物20をプレスす
る熱板18に固定された遮蔽板28との間の距離を検出
するようになっており、後述するように、熱板18.1
8間の距離の変動量、すなわち被加工物20の板厚の変
動量を検出するようになっている。
また、このリニア位置センサ26は、ここでは、周囲温
度の低い可動盤12に取り付けられているが、固定盤1
0や熱板18に取り付けて用いることも可能であり、ま
た被加工物20の板厚(板厚の変動量)を検出するセン
サとしては、かかるリニア位置センサ26の他、ローク
リエンコーダやポテンショメータ、リニアスケール等を
用いることも可能である。
一方、本実施例の多段プレス装置では、従来と同様に、
ポンプ30によって汲み上げられた作動油が電磁切換弁
32を介して圧締シリンダ14の油室33に供給される
ことにより、ラム16、すなわち可動盤」2の上昇作動
が行なわれることとなるが、かかる圧締シリンダ14の
油室33には、電磁切換弁34を介して電磁リリーフ弁
36が、また電磁切換弁38を介して電磁流量制御弁4
0がそれぞれ接続されており、電磁切換弁34の励磁状
態下において、油室33内の作動油圧、ひいてはプレス
装置の圧締制御時における被加工物20に対する面圧が
、電磁リリーフ弁36によって制御し得るようにされて
いると共に、電磁切換弁38の励磁状態下において、油
室33からの作動油の排出量、ひいてはプレス装置の圧
締制御時における被加工物(プレス成形品)20の板厚
(熱板18.18間距離)が、電磁流量制御弁40によ
って制御し得るようにされている。
なお、前記可動盤12の上昇速度は、電磁流量制御弁4
0における作動油排出量の制御に基づいて制御されるよ
うになっており、これによって可動盤12が固定盤10
に対してゆっくりした速度で当接せしめられるようにな
っている。
また、圧締シリンダ140油室33には、油圧センサ4
2も接続されており、油室33内の作動油圧、ひいては
圧締制御時における被加工物20の面圧が、この油圧セ
ンサ42によって検出し得るようにされている。
そして、ここでは、前述のように、可動盤12が固定盤
10に対して間接的に当接したことが前記リミットスイ
ッチ22で検出された後、面圧制御パターン設定器44
で設定された面圧制御パターンに従って電磁リリーフ弁
36を励磁制御せしめることにより、若しくは板厚制御
パターン設定器46で設定された板厚制御パターンに従
って電磁流量制御弁40を励磁制御せしめることにより
、各熱板18.18間において被加工物20をそれら制
御パターンに従って圧締制御し得るようになっている。
すなわち、圧締シリンダ14によって可動盤12が上昇
作動され、最上段の熱板18が固定盤10に当接して、
可動盤12が固定盤10に対して間接的に当接すると、
リミットスイッチ22から当接検知信号S1が出力され
、その当接検知信号S1が微分器48に供給されるよう
になっている。
また、微分器48には、油圧センサ42で検出された圧
締シリンダ14の油室33内の作動油圧(以下、単に圧
締シリンダ14の作動油圧という)を表す油圧信号S2
が供給されるようになっている。そして、微分器48は
、リミットスイッチ22からの当接検知信号Slの入力
後、油圧信号S2、ずなわち圧締シリンダ14の作動油
圧を微分すると共に、その作動油圧の微分値と予め定め
られた所定の基準値とを比較し、微分値がその基準値と
一致したとき、板厚変動量演算器50および前記各制御
パターン設定器44.46にそれぞれ圧締制御開始信号
S3を供給して、被加工物20に対する圧締制御を開始
させるようになっている。
かかる多段プレス装置では、前述のように、可動盤12
が固定盤10に対して間接的に当接した後、被加工物2
0を圧締するために可動盤12を更に上昇させると、被
加工物20の被圧締状態への移行時において、被加工物
20に対する面圧、ひいては圧締シリンダ14の作動油
圧が急激に大きくなる。そこで、ここでは、その圧締シ
リンダ14の作動油圧が急激に大きくなる時期を、上記
微分器48で検知するようになっているのであり、後述
するように、この微分器48から出力される圧締制御開
始信号S3に基づいて前記面圧制御パターン設定器44
および板厚制御パターン設定器46を作動させることに
より、被加工物20をそれら設定器44.46で設定さ
れた制御パターンに従って圧締制御するようになってい
るのである。
上述の説明から明らかなように、ここでは、圧締シリン
ダ14の作動油圧を検出する油圧センサ42と、その油
圧センサ42からの油圧信号S2を微分して圧締制御開
始信号S3を出力する微分器48とから、可動盤12が
圧締開始位置に達したことを検知する検知手段が構成さ
れているのである。
なお、図示はしないが、前記微分器48から出力される
圧締制御開始信号S3は熱板18の加熱制御回路にも供
給されるようになっており、これによって加熱制御回路
による各熱板18の加熱制御が同時に開始されるように
なっている。また、図中、52は、A/Dコンバータで
ある。
ここにおいて、微分器48からの圧締制御開始信号S3
が入力される板厚変動量演算器50には、A/Dコンバ
ータ54を介して前記リニア位置センサ26が接続され
ており、かかるリニア位置センサ26から、その測定結
果である前記遮蔽板28との間の距離を表す距離信号S
4が入力されるようになっている。そして、板厚変動量
演算器50は、微分器48からの圧締制御開始信号S3
が入力された時点での距離信号S4の内容S0を基準と
して、その基準値Soからのズレ量、っまり圧締制御開
始時期からの被加工物2oの板厚の変動量ΔSをリアル
タイムで求め、この板厚変動量ΔSを表す板厚変動量信
号S5を比較器56に供給するようになっている。
また、前記微分器48からの圧締制御開始信号S3が入
力される板厚制御パターン設定器46には、第2図に示
されている如き所定の板厚制御パターン(正確には、板
厚変動量制御パターン)が設定、記憶されている。そし
て、板厚制御パターン設定器46は、微分器48からの
圧締制御開始信号S3が入力されると、その板厚制御パ
ターンに従う内容の目標板厚変動量信号s6の出力を開
始し、比較器56に供給するようになっている。
なお、板厚制御パターンは、通常、CRT等の所定の画
像表示装置で表示されて、視認可能な状態で設定される
こととなる。
また、比較器56は、板厚変動量演算器5oがらの板厚
変動量信号S5と板厚制御パターン設定器46からの目
標板厚変動量信号s6とを比較し、それらの差に応じた
板厚補正信号s7を出力するようになっており、その板
厚補正信号s7をD/Aコンバータ58およびアナログ
出力カード6゜を介して前記電磁流量制御弁40のソレ
ノイドに供給するようになっている。そして、電磁流量
制御弁40は、かかる比較器56から供給される板厚補
正信号S7の大きさに応じてその弁開度を制御するよう
になっており、これによって比較器56における板厚変
動量信号S5が目標板厚変動量信号S6に合致するよう
に、圧締シリンダ14からの作動油の排出量を制御する
ようになっている。
すなわち、電磁流量制御弁40は、微分器48から圧締
制御開始信号S3が出力されると、被加工物20の実際
の板厚変動量ΔSが板厚制御パターン設定器46で設定
された板厚制御パターンに合致するように、圧締シリン
ダ14からの作動油の排出量を制御するようになってい
るのであり、これによって被加工物20をその板厚制御
パターンに従って圧締制御し得るようになっているので
ある。なお、上述の説明から明らかなように、本実施例
では、かかる電磁流量制御弁40が熱板18.18間の
距離を制御する距離制御手段を構成している。
一方、前記微分器48からの圧締制御開始信号S3が供
給される面圧制御パターン設定器46には、第3図に示
されている如き所定の面圧制御パターンが設定、記憶さ
れている。そして、面圧制御パターン設定器44は、微
分器48から、の圧締制御開始信号S3が入力されると
、その面圧制御パターンに従う内容の目標面圧信号S8
を油圧演算器62に対して出力するようになっている。
なお、面圧制御パタ%ンは、前記板厚制御パターンと同
様、通常は、所定の画像表示装置上に表示されて、視認
可能な状態で設定されることとなる。
また、油圧演算器62には、機械定数設定器64が接続
されており、面圧から油圧を換算するために必要な各種
のデータが入力されるようになっている。そして、油圧
演算器62は、上記面圧制御パターン設定器44から供
給される目標面圧信号S8および機械定数設定器64で
設定された各種のデータに基づいて、目標面圧信号s8
が表す面圧に対応した圧締シリンダ14の作動油圧を算
出するようになっており、その作動油圧を表す目種油圧
信号S9を比較器66に供給するようになっている。そ
して、比較器66は、その目標油圧信号S9と油圧セン
サ42からの油圧信号S2とを比較し、それらの差に応
じた油圧補正信号S10を出力するようになっており、
その油圧補正信号310をD/Aコンバータ68および
アナラグ出力カード70を介して前記電磁リリーフ弁3
6のソレノイドに供給するようになっている。
つまり、ここでは、電磁リリーフ弁36の設定油圧が比
較器66から出力される油圧補正信号S10に応じて補
正されるようになっているのであり、圧締シリンダ14
の作動油圧、ひいては被加工物20に対する面圧が、こ
れによって前記面圧制御パターンに従って制御し得るよ
うにされているのである。なお、上述の説明から明らか
なように、本実施例では、電磁リリーフ弁36が面圧制
御手段を構成している。
このような構造の多段プレス装置によれば、前述のよう
に、可動盤12の圧締開始位置(圧締制御開始時期)が
圧締シリンダ14の作動油圧に基づいて検知されるよう
になっていることから、作業者の主観によって圧締制御
開始時期にバラツキが生じることが良好に回避されるの
であり、しかも被加工物20の厚さの違いなどに応じて
面倒な調節を一々行なう必要もないため、自動化、省人
化を積極的に図ることが可能にもなるのである。
また、本実施例では、前述のように、被加工物20に対
する圧締制御の開始時期が圧締シリンダ14の作動油圧
の変化率(微分値)に基づいて決定されるようになって
いることから、作動油温度等に起因して圧締制御の開始
時期に誤差が生じることも良好に回避できるのであり、
これによっても圧締制御の開始時期がバラツクごとを良
好に防止できるのである。
また、前述の説明から明らかなように、かかる構造の多
段プレス装置によれば、電磁流量制御弁40および電磁
リリーフ弁36のそれぞれの制御に基づいて被加工物2
0を圧締制御できることから、面圧制御パターン設定器
44で設定される面圧の制御パターンを圧締シリンダ1
4の作動油圧の上限値として与え、電磁リリーフ弁36
をその作動油圧のリミッタ(制限器)として機能させつ
つ、板厚制御パターン設定器46で設定された板厚制御
パターン(板厚変動量制御パターン)に従って被加工物
20の圧締制御を行なわせることにより、被加工物20
に対する面圧が異常に上昇することを防止しつつ、被加
工物20を圧締制御することができるのであり、またそ
れとは逆に、板厚制御パターン設定器44で設定される
板厚変動量の制御パターンを被加工物20の板厚の変動
量の上限値として与え、電磁流量制御弁40を被加工物
20の板厚リミッタとして機能させつつ、面圧制御パタ
ーン設定器44で設定された面圧制御パターンに従って
被加工物20の圧締制御を行なわせることにより、被加
工物20の板厚が過度に薄くなることを良好に防止しつ
つ、被加工物20を圧締制御することができるのである
つまり、本実施例の多段プレス装置によれば、電磁流量
制御弁40および電磁リリーフ弁36の一方を他方に対
するリミッタとして用いることにより、各熱板18.1
8間でプレス成形される被加工物(プレス成形品)20
の厚さが過度に薄くなることを防止しつつ、被加工物2
0の圧締制御を行なうことができるのであり、それ故前
記圧締制御の開始時期のバラツキを抑制できることと併
せて、ピンレス成形手法にてプレス成形される積層プリ
ント多層板等、プレス成形品の板厚のバラツキを良好に
抑制して、品質の良好なプレス成形品を安定して成形す
ることが可能となるのである。
なお、本実施例では、前述のように、可動盤12の上昇
速度が電磁流量制御弁40によって制御されて、可動盤
12が固定盤10に対してゆっくりした速度で当接せし
められるようになっていることから、これによってもプ
レス成形品の板厚精度を向上できるといった利点がある
また、本実施例の多段プレス装置では、前述のように、
電磁リリーフ弁36および電磁流量制御弁40がそれぞ
れ電磁切換弁34.38を介して圧締シリンダ14の油
室33に接続されていると共に、それら電磁切換弁34
.38の励磁状態下おいて電磁リリーフ弁36および電
磁流量制御弁40が油室33に連通せしめられるように
なっていることから、停電時等において、可動盤12が
落下することを良好に防止できるといった利点もあり、
またそれら電磁切換弁34.38の一方だけを励磁する
ことにより、面圧制御若しくは板厚制御だけに基づいて
圧締制御を行なうことができるといった利点もある。
さらに、本実施例の多段プレス装置では、被加工物20
の板厚(熱板18.18間距離)の制御が板厚の変動量
を検出することに基づいて行なわれるようになっている
ため、被加工物20の板厚を直接制御する場合に比べて
、熱板18.18間の距離を検出する位置乃至は距離セ
ンサの取付けが極めて簡単で済むといった利点があり、
また被加工物20の板厚を高い精度で制御できるといっ
た利点がある。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、これは文
字通りの例示であり、本発明がかかる具体例に限定して
解釈されるべきものでないことは、勿論である。
例えば、前記実施例では、距離制御手段である電磁流量
制御弁40が被加工物20の実際の板厚変動量ΔSを表
す板厚変動量信号S5と板厚制御パターン設定器46か
ら出力された目標板厚変動量信号S6との比較差に応じ
て制御されるようになっていると共に、面圧制御手段で
ある電磁リリーフ弁36が圧締シリンダ14の実際の作
動油圧を表す油圧信号S2と油圧演算器62から出力さ
れる目標油圧信号S9との比較差に応じて制御されるよ
うになっていたが、リミッタとして機能させられる側に
おいては、対応する目標信号S6またはS9によって直
接それら電磁流量制御弁40または電磁リリーフ弁36
をオーブンループ制御せしめる構造を採用することも可
能である。
また、前記実施例では、比較器66に対し、面圧制御パ
ターン設定器44で設定された面圧制御パターンに基づ
いて目標油圧信号S9が供給されるようになっていたが
、設定器(44)において油圧制御パターンを直接設定
し、その設定器から目標油圧信号S9を直接出力して比
較器66に供給するようにすることも可能である。
さらに、前記実施例の微分器48や演算器50゜62等
で行なわれる各種の演算や、比較器56゜66で行なわ
れる比較作動等は、マイクロコンピュータで行なうよう
にすることもできる。
また、前記実施例では、ホットプレス加工を行なう多段
プレス装置に対して本発明を適用した例について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではな(、一度に
1つの被加工物20だけしかプレス成形できない1段形
式の液圧プレス装置に本発明を適用することも可能であ
り、またプレス板が加熱機能を備えていないコールドプ
レス装置に対しても本発明を適用することが可能である
その他、具体例を一々列挙することは割愛するが、本発
明がその趣旨を逸脱しない範囲内において、当業者の有
する知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を施
した態様で実施できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う多段プレス装置の一例を示す系
統図であり、第2図および第3図は、それぞれ、第1図
の装置において設定される板厚制御パターンおよび面圧
制御パターンの一例を示す図である。 10:固定盤     12:可動盤 14:圧締シリンダ  18:熱板(プレス板)20:
被加工物   22:リミソトスイソチ26:リニア位
置センサ 36:電磁リリーフ弁(面圧制御手段)40:電磁流量
制御弁(距離制御手段)42:油圧センサ 44:面圧制御パターン設定器 46:板厚制御パターン設定器 48:微分器    50:板厚変動量演算器56.6
6:比較器  62:油W演算器 。 第1vA 第2図 81間 第3図 晴間 手続(甫正書(自発) 特許庁長官 小 川 邦 夫 殴 1、事件の表示 昭和62年 特許願 第78846号 2、発明の名称 液圧プレス装置 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 名  称 株式会社 名機製作所 4、代理人■450 6、補正の内容 (11特許請求の範囲を別紙の通り補正する。 (2)  明細書第3頁第11行の「達したこを」を「
達したことを」に訂正する。 (3)   同 第4頁第18行の「圧締シリンダ・・
・制御して、」を「圧締シリンダに対する作動液の流入
量を制御して、」に訂正する。 (4)   同 第5頁第5行の「距離を」を「距離に
」に訂正する。 (5)   同 第6頁第1行〜第2行の「バラツクこ
とが・・・のである、」を「バラツクごとを、良好に回
避できるのである。」に訂正する。 (6)   同 第9頁第6行の「固定盤14」を「固
定II OJに訂正する。 (7)   同 第11頁第16行〜第17行の「油室
33からの作動油の排出量、」を「ポンプ30から油室
33に供給される作動油の流入量、」に訂正する。 (8)   同 第12頁第2行の「における・・・制
御に」を「による油室33内への作動油流入量の制御に
」に訂正する。 (9)   同 第17頁第7行〜第8行の「圧締シリ
ンダ14からの・・・なっている、」を「圧締シリンダ
14への作動油の流入量を制御するようになっている。 」に訂正する。 α匂  同 第17頁第13行〜第14行の「圧締シリ
ンダ14からの作動油の排出量を」を「圧締シリンダ1
4への作動油の流入量を」に訂正する。 αυ  同 第18頁第2行のr面圧制御パターン設定
器46」を「面圧制御パターン設定器44」に訂正する
。 (2)  同 第21頁第8行〜第9行の「板厚制御パ
ターン設定器44」を「板厚制御パターン設定器46」
に訂正する。 以   上 特許請求の範囲 圧締シリンダにて可動盤を固定盤に押圧し、それら固定
盤と可動盤との間に配設されたプレス板間において、所
定の被加工物を予め定められたプログラムに従って圧締
制御するようにした液圧プレス装置であって、 前記可動盤が所定の圧締開始位置に達したことを前記圧
締シリンダの作動液の液圧に基づいて検知する検知手段
と、 前記圧締シリンダに供給される作動液の液圧を制御して
、前記被加工物に対して作用せしめられる面圧を制御す
る面圧制御手段と、 前記圧締シリンダ≦」七り擾−作動液の班λ旦を制御し
て、前記プレス板間の距離を制御する距離制御手段とを
、 含み、前記検知手段にて前記可動盤が前記圧締開始位置
に達したことを検知して前記圧締制御を開始する・よう
にする一方、前記面圧制御手段または距離制御手段の一
方によって、前記被加工物に対して作用せしめられる面
圧または前記プレス板間の距離に所定の制限を設けつつ
、該面圧制御手段または距離制御手段の他方によって、
該面圧または該プレス板間の距離を制御することにより
、前記圧締制御を行ない得るようにしたことを特徴とす
る液圧プレス装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 圧締シリンダにて可動盤を固定盤に押圧し、それら固定
    盤と可動盤との間に配設されたプレス板間において、所
    定の被加工物を予め定められたプログラムに従って圧締
    制御するようにした液圧プレス装置であって、 前記可動盤が所定の圧締開始位置に達したことを前記圧
    締シリンダの作動液の液圧に基づいて検知する検知手段
    と、 前記圧締シリンダに供給される作動液の液圧を制御して
    、前記被加工物に対して作用せしめられる面圧を制御す
    る面圧制御手段と、 前記圧締シリンダからの作動液の排出量を制御して、前
    記プレス板間の距離を制御する距離制御手段とを、 含み、前記検知手段にて前記可動盤が前記圧締開始位置
    に達したことを検知して前記圧締制御を開始するように
    する一方、前記面圧制御手段または距離制御手段の一方
    によって、前記被加工物に対して作用せしめられる面圧
    または前記プレス板間の距離に所定の制限を設けつつ、
    該面圧制御手段または距離制御手段の他方によって、該
    面圧または該プレス板間の距離を制御することにより、
    前記圧締制御を行ない得るようにしたことを特徴とする
    液圧プレス装置。
JP62078846A 1987-03-31 1987-03-31 液圧プレス装置 Granted JPS63242500A (ja)

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