JPS6324221B2

JPS6324221B2 -

Info

Publication number: JPS6324221B2
Application number: JP56050942A
Authority: JP
Inventors: Shunichi Nagamoto; Masao Ito; Tooru Kobayashi; Kazunari Nishii; Shinji Myauchi
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1981-04-03
Filing date: 1981-04-03
Publication date: 1988-05-19
Also published as: JPS57166423A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は画像表示手段を具備した調理用オーブ
ンの制御装置に関するもので、特に操作性の向上
と、多目的、多機能化を目指すとともに、作り
方、盛り付け方法などのいわゆる調理ソフトを提
供する調理用オーブンを実現することを目的とし
ている。

従来の技術最近、家電製品へのマイクロコンピユータ導入
の伸展には目覚しいものがあり、非常に高機能、
高付加価値を備えた製品が誕生しつつある。例え
ば、調理用オーブンにおいても非常に複雑な調理
シーケンスをマイクロコンピユータを利用して実
行させ、出来上りのよい調理が可能となつてい
る。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、調理用オーブンの性能向上には
前述の調理性能の向上という面の他に、使いやす
さという面も重要な課題である。とりわけ、マイ
クロコンピユータ制御により、高機能になればな
るほど操作が複雑になる傾向があり、操作性の向
上という面が強く要望されている。

この操作性に関しては、例えば特願昭55−
68541号があり、調理メニユーの検索をしたり、
材料や分量などの調理データを画像的に表示する
といつた提案がなされている。

本発明は、更に操作性の向上を図るとともに、
使用者が調理を完全に熟知してなくても、調理用
オーブン自身が、必要な調理ソフトを提供してく
れる便利な調理用オーブンを提供するものであ
る。

問題点を解決するための手段上記問題点を解決するために、本発明の調理用
オーブンの制御装置は、調理メニユーの検索を行
うためのカテゴリー表、調理メニユー表や、材料
表などを文字・図形で表示するための文字・図形
発生手段と、この文字・図形発生手段に映し出さ
れた文字・図形にもとづいて、調理メニユーを検
索するための調理メニユー検索手段と、検索され
た調理メニユーの調理手段を動画で表示したり、
出来上り状態を静止画で表示するための画像再生
手段と、前記文字・図形発生手段および画像再生
手段から出力されたビデオ信号を表示するための
画像表示手段と、２つのビデオ信号を切換えるた
めの切換えスイツチ手段と、調理メニユーの検索
作業を指示するためのキーボード手段とを設けた
構成としている。

作用本発明は上記した構成によつて以下のように作
用する。たとえば、使用者が調理に先立つて、調
理手順や材料、盛り付け方といつた調理ソフトを
知りたいとき、キーボードの操作による検索手順
を実行することによつて文字・図形発生手段をア
クセスして作つたカテゴリー表、調理メニユー
表、材料表などの文字・図形画面と、画像再生手
段をアクセスして取り出した調理手段の動画や、
出来上り状態の静止画など映像を切換えスイツチ
手段によつて適宜切換えて画像表示手段上に映し
出し、使用者に調理ソフトを提供するものであ
る。

実施例以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。

第１図は、外観斜視図であり、１は調理用オー
ブン本体、２は前面に開閉自在な扉であり、透視
窓によつて、オーブン内部の食品が見える。３は
操作パネルであり、陰極線管（以下CRTと呼
ぶ）、キーボード、スピーカの音孔、簡易プリン
ター、マイクロフオンなどにより構成されてい
る。４はテレビ受信用のアンテナ、５はモニター
カメラ、６はフロツピーデイスク装置、７はビデ
オテープレコーダ（以下VTRと呼ぶ）等の画像
再生手段であり、それぞれオーブン本体の裏面に
設けられた接続部（図示していない）に接続され
ている。

第２図は、操作パネル部の拡大図である。８は
CRTであり、文字、画像、パターンなどを表示
する。９はキーボードであり、各種機能を持つた
９ａ〜９ｌの12個のキー群から成る。１０は、オ
ーブン本体１内部に設けられたスピーカの音孔で
ある。１１は簡易プリンターであり、必要に応じ
て、CRT画面上のデータをハードコピーできる。
１２はマイクロフオンなどの音声入力装置であ
り、音声入力によつて調理用オーブンをコントロ
ールする。

第３図は、調理用オーブン制御装置のシステム
図である。１３は、調理用オーブン制御の中枢を
司る８ビツトもしくは16ビツト処理能力を有する
マイクロプロセツサである。１４は主記憶装置で
あり、全体の制御プログラムの格納されている
ROM部分と、データの書き込み読み出しを行う
ためのRAM部分とから構成されている。１５は
信号の転送を行うためのバスであり、アドレスバ
ス、データバス、コントロールバスより構成され
ている。１６は音声認識装置であり、マイクロフ
オンなどの音声入力装置１２から入力された音声
入力を判定して、どのような音声入力であるかと
いうことをマイクロプロセツサに知らせる役割を
する。１７は、簡易プリンター１１のインターフ
エイスである。１８は音声合成装置であり、必要
に応じて、マイクロプロセツサ１３より指示され
た音声を合成して、スピーカ１９を駆動する。

２０は扉２を自動的に開けるための扉制御装置
であり、例えば、使用者が“ドアーを開け”と言
うと、音声認識装置１６で認識され、マイクロプ
ロセツサ１３が扉制御装置２０に扉を開ける信号
を出し、扉制御装置２０が自動的に扉を開けると
いう具合である。第４図に、扉を開ける機構の一
例を示す。３０はソレノイドであり、ドアーコン
トローラ２０によつて駆動される。ソレノイド３
０が駆動されると、レバー３１が支点３２を中心
として、下方に回転するため、扉側に設けられた
フツク３４が上方に押し上げられ、オーブン側の
嵌合体３３からはずれ、扉２が開く。３５は扉側
に設けられたバネであり、フツク３４と嵌合体３
３の嵌合力を作るものである。

次に、２１は、調理用オーブンの例えばマグネ
トロン２２などのような加熱装置を駆動させるた
めのインターフエイスである。２３は、キーボー
ド９のインターフエイスである。

２４はCRTコントローラであり、バス１５に
よつて転送されてきたCRT画面表示データを２
５のリフレツシユメモリに書き込むとともに、そ
れをCRT画面上に文字又は図形として表示させ
るためのビデオ信号を発生するもので文字・図形
発生手段を構成している。

２６は、フロツピーデイスク装置６のインター
フエイスである。

２７はCRTコントローラ２４、モニターカメ
ラ５、VTR７、TV受信器４′からのビデオ信号
を選択的に切換えて、CRT８に入力するための
切換装置２８のインターフエイスである。

２９は、モニターカメラ５、VTR７、TV受
信器４′をコントロールするためのインターフエ
イスである。

以上の構成のもとに、本発明の動作を説明す
る。

先ず、調理メニユーの検索を行うために、キー
ボード９の「COOK」キー９ａを押すと、CRT
８には、第５図ａに示されるような文字表示が出
る。これは調理のカテゴリーを選択するためのカ
テゴリー表である。３６で示されるポインター
を、「SELECT」キー９ｃ，９ｄで移動させて、
希望のカテゴリーの所に位置させる。これで、調
理のカテゴリーの選択が終了し、次にその選択さ
れたカテゴリーに含まれる調理メニユーを選択す
るために「STEP」キー９ｉを押すと、第５図ｂ
に示されるような文字表示が出る。第５図ａのと
きと同様に「SELECT」キー９ｃ，９ｄによつ
て希望の調理メニユーの所にポインター３６を位
置させる。これで希望の調理メニユーが選択設定
されたので、「START」キー９ｊを押して調理
を開始することができる。

尚、このような調理メニユー検索機能は、主記
憶装置１４のROM部分に予めプログラムし、記
憶されている手順をマイクロプロセツサ１３が実
行することによつて実現するもので、調理メニユ
ー検索手段を構成している。次にその調理メニユ
ーの出来上り状態の画像を、「STEP」キー９ｉ
を押すことによつて、第５図ｃのように画面に出
して見ることも可能である。次に、更に
「STEP」キー９ｉを押すと第５図ｄのような材
料表を示す文字表示が出る。この時、「PRINT」
キー９ｌを押すことによつて、プリンター１１よ
り、CRT８上の材料表がプリントアウトされる。

更に、「STEP」キー９ｉを押すと、第５図ｅ
のような調理手順を文字で記述した内容が表示さ
れる。

更に、「STEP」キー９ｉを押すと、第５図ｆ
のような、調理手順を示す画像がVTR７より送
られてきて表示される。

以上の調理の準備作業を終えた後、「START」
キー９ｊを押すと、いよいよ加熱が開始されると
ともに、CRT８画面上には、第５図ｇのような
予め設定された加熱シーケンスパターン３７が表
示される。加熱シーケンスの進行状況は、例え
ば、加熱シーケンスパターン３７のすでに経過し
た時間部分と、これから行う時間部分の色を変え
たり、又、タイマー表示３８によつて、使用者に
知らしめることができる。又、音声合成装置１８
によつて残り時間を、音声によつて報知すること
も可能である。

又、「SEARCH」キー９ｂは、第５図ａを
CRT８上に出して、調理のカテゴリーを選択し
た後押すと、そのカテゴリーに含まれる調理メニ
ユーの出来上り状態を示す画像を次々CRT８上
に出すためのキーである。

「TV」キー９ｆは、TV受信器４′を動作させ
てCRT８に、TV画面を写し出すためのキーであ
る。

「MONITOR」キー９ｇは、モニターカメラ
５を動作させて、CRT８にモニターカメラ５か
らの画像入力を写し出すためのキーである。これ
により、台所に居ながらにして、玄関の訪問客あ
るいは、子供部屋の様子などを知ることが可能と
なる。

「DOOR」キー９ｋは、扉２を開けるための
キーであり、音声での扉の開放動作と、機能的に
は等価な役割を果たす。

又、音声入力機能には、前述の扉２を開ける機
能の他に、例えば“ROAST BEEF”と音声入
力すると、CRT画面が第５図ｃの調理メニユー
の出来上り状態を示す画像に切換わるなどの機能
も容易に実現できる。

発明の効果以上、詳細に説明したように、本発明によつて
半導体メモリ、CRTコントローラ等で構成され
る文字・図形発生手段で作つた文字・図形を画像
表示手段上で見ながら、作りたいメニユーを検索
し、その検索されたメニユーに対応した作り方や
盛り付け方法などの調理ソフトをVTR等の画像
再生手段で、適宜切換えて画像表示手段上に提供
するという全く新しい機能を持つた調理用オーブ
ンを実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における調理用オー
ブン制御装置の外観斜視図、第２図は同一部拡大
図、第３図は同システム図、第４図は同一部断側
面図、第５図ａ，ｂ，ｃ，ｄ，ｅ，ｆ，ｇは同動
作を説明するためのCRT表示画面図である。１……調理オーブン本体、３……操作パネル、
７……VTR（画像再生手段）、８……CRT表示器
（画像表示手段）、１３……マイクロプロセツサ、
１４……主記憶装置、２４……CRTコントロー
ラ、２５……リフレツシユメモリ（文字・図形発
生手段）、２８……切換装置（切換えスイツチ手
段）。

Claims

【特許請求の範囲】

１調理メニユーの検索を行うためのカテゴリー
表、調理メニユー表や材料表などを文字、図形で
表示するための字体データを格納する半導体メモ
リと、この半導体メモリをアクセスしてデータを
取り出し、CRT表示器等の上に所定の文字・図
形を描くためのCRTコントローラ等で構成され
る文字・図形発生手段と、この文字・図形発生手
段に映し出された文字・図形の中の１つを所定の
パネル操作によつて指示する等の選択設定手順を
実行することによつて、調理メニユーを検索する
ための調理メニユー検索手段と、検索された調理
メニユーの調理手順の動画や、出来上り状態の静
止画等の画像を予め記憶したVTR等で実現され
る画像再生手段と、前記文字・図形発生手段およ
び画像再生手段から出力された文字・図形および
画像を映し出すためのCRT表示器、液晶等の画
像表示手段と、前記文字・図形発生手段又は、画
像再生手段から出力されるビデオ信号を選択的に
切換えて、画像表示手段に入力するための切換え
スイツチ手段と、調理メニユーの検索作業を指示
するためのキーボード手段とを備え、調理メニユ
ーの検索作業にもとづいて、適宜、必要な情報を
文字・図形および画像の形で前記画像表示手段上
に映し出すことを特徴とする調理用オーブン制御
装置。