JPS63242217A - 内視鏡のワイヤ操作機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、内視鏡のワイヤ操作機構の改良に関し、ざら
に詳しくはワイヤのたるみやノブの遊びをＮ１止するよ
うにして、操作性を向上した内視鏡のワイヤ操作機溝に
関するものである。

（従来の技術） 内視鏡は、十二指腸、直腸、大腸、食道、ＩＪＦ＞、膀
胱など生体の検査や治療に広く用いられており、術者が
手元操作部のノブを操作づることにより、先端部のアン
グルを自由に調整できるようになっている。

そして、内視鏡の先端アングルを調整するための内視鏡
のワイヤ操作機構としては、一対のプーリーに相互に反
対方向にワイヤを巻き付け、ノブをまわしで一方のワイ
ヤを引くと、他方のワイヤが繰り出される方式のものが
一般的であるが、この機構には （Ａ＞ワイヤの引きと、操りだしのタイミングが良く、
ワイヤのたるみや蛇行を生じないこと、（Ｂ）ノブに遊
びがなく、操作性にすぐれること、（Ｃ）意図するアン
グルへの微妙な調整が可能であること、 などの性能が要求されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかるに、従来の内視鏡のワイヤ操作機構は、上述した
各要求性能を全て満足するものはなかった。

本発明は上述した従来の内視鏡のワイヤ操作機構が有す
る問題点を解決するために検討した結果、達成されたも
のである。

したがって本発明の目的は、ワイヤのたるみやノブの遊
びを阻止して操作性を大巾に向上した内視鏡のワイヤ操
作機構を提供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） すなわら本発明の内視鏡のワイヤ操作機構は、ノブと、
このノブ回転軸および少なくとも一対のワイヤを相互に
反対方向に巻き何けた一対のプーリーからなり、前記一
対のプーリーの取付穴に前記ノブ回転軸をはめ込んでな
る内？ＪＡ鏡のワイヤ操作機構において、前記ノブ回転
軸に突条を設け、またＯｊＩ記一対のプーリーの取付穴
に用型の切欠き部を、相互に遊び部分を残して配２ｖる
ように設けて、前記ノブ回転軸の突条を前記切欠ぎ部に
係合させると共に、前記一対のプーリーの間に弾性体を
介在させることにより、夫々のプーリーの対向する面を
位置決めしたことを特徴とする。

（作用） 本発明の内視鏡のワイヤ操作機構は、一対の１−リ−の
取付穴に前記ノブ回転軸をはめ込んでなる内視鏡のワイ
ヤ操作機構において、前記ノブ回転軸に突条を設け、ま
た前記一対のプーリーの取付穴に扇型の切欠き部を、相
互に遊び部分を残して配置するように設けて、前記ノブ
回転軸の突条を前記切欠き部に嵌合させたため、引き側
のプーリーを回転させても、直ちに反対側のプーリーを
回転させず、当初のワイヤの繰りだしを送らせることが
可能であり、ワイヤのたるみを効果的に防止することが
できる。

また、本発明の内視鏡のワイヤ操作機構は、一対のプー
リーの間に弾性体を介在させて、この弾性体の反発力に
より、一対のプーリーに夫々反対方向への張力を付与し
、夫々のプーリーの対向する面を位置決めしたため、操
作時におけるノブの遊びを解消でき、すぐれた操作性を
発揮する。

したがって、本発明の内視鏡のワイヤ操作機構によれば
、内視鏡先端部の湾曲を円滑に操作することができ、意
図するアングルへの微妙な調整を行なうことかできる。

（実施例） 以下、本発明の内視鏡のワイ（７操作１４Ｍの実施例に
ついて図面を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明の内視鏡のワイヤ操作機構の第１実施例
を示す正面説明図、第２図（Ａ）は第１図をへ方向から
見た側面説明図、第２図（Ｂ）は第２図（Ａ＞の分解斜
視説明図、第３図（Ａ）は本発明の内視鏡のワイヤ操作
機構の第２実施例を承ず側面説明図、第３図（Ｂ）は第
３図（Ａ）の分解斜視説明図である。

まず、第１図および第２図（Δ）、（Ｂ）に示した本発
明の内視鏡のワイヤ操作機構の第１実施例について説明
する。

第１図において、１はノブ、２はノブ回転軸、３ａ、３
ｂは一対のプーリー、１０はプーリー３ａ、３ｂの間に
介在させたコイルばね、５はボス部である。

そして、各プーリー３ａ、３ｂは、第２図（Δ〉Ｊ３よ
び（Ｂ）に示した形状を有している。

すなわち、ノブ回転軸２はその先端のボス部５の外周に
突条６を有しており、各プーリー３８．３ｂは中央にノ
ブ回転軸２のボス部５をはめ込む１１ｇ付穴７ａ、７ｂ
および前記突条６を係止するための扇型の切欠き部８ａ
、　８ｂを有している。

上記各プーリー３ａ、３ｂの切欠き部８ａ、８ｂは、遊
び部分９を残Ｊように、相互に位置をずらして配置され
ている。

第２図（Ａ）により説明すれば、プーリー３ａは切欠き
部８ａを有し、繰り出し用のワイヤ４ａが巻き付けられ
ている。

そして、プーリー３ａの向こう側に存在するプーリー３
ｂの切欠き部８ｂと、プーリー３ａの切欠き部８とのず
れ部分く斜線部分）が遊び部分９であり、この遊び部分
９により、ワイヤのたるみが解消される。

すなわち、ノブ１をまわすと、ノブ回転軸２が矢印方向
に回転し、その突条６がプーリー３ｂの切欠き部８ｂの
端部Ｘに当接した時点でプーリー３ｂがまわり始め、ワ
イヤ４ｂを引く。

その時、プーリー３８はまだ回転せず、ワイＶ４ａは繰
り出さない。

そして、ノブ１をさらに矢印方向へまりすと、突条６は
遊び部分９をまわり、次いでプーリー３ａの切欠き部８
ａの端部ｙに当たり、この時点からプーリー３ａがまわ
り始めＣ１ワイヤ４ａを繰り出すことになるのである。

このように、本発明の内視鏡のワイヤ操作機構において
は、ワイヤ４ｂの引き取りが始まってから、しばら＜　
ｔＵにワイヤ４ａの繰りたしが始まるため、ノブ１の回
転当初における繰り出しワイヤのたるみを効果的に解消
できる。

しかし、上述した崩成のみでは、ワイヤのたるみは解消
できても、ノブ１の遊びを解消することができず、ダイ
レクトな操作感を期待することができない。

そこで本発明の内視鏡のワイヤ操作機構は、プーリー３
ａ、３ｂの間に弾性体１０を介在させて、この弾性体１
０により夫々のプーリー３８，３ｂの対向する面を位置
決めし、ノブ１の遊びを解消したことを特徴とする。

第１図Ｊ３よび第２図（Ａ）、（Ｂ）に示した第１実施
例において、弾性体１０は単一のコイルばねからなり、
これはボス部５の外周に嵌合され、その両端が夫々のプ
ーリー３ａ、３ｂの対向する面にろう付けなどにより固
設されている。

このコイルばね１０により相互のプーリー３ａ１３ｂは
反対方向への弾発力が付与され、ノブ１を回転する前の
各プーリー３ａ１３ｂの位置が決められているので、各
プーリー３ａ、３ｂはノブ１を回した後、当初の位置に
復帰するため、次にノブ１をまわし始める際に遊びを残
さない。

したがって、とくにノブ１の操作当初の遊びが解消し、
術者は不快感を生ずることがなく、円滑にノブ操作を行
なうことができる。

次に、第３図（Ａ）および（Ｂ）に示した本発明の内視
鏡のワイヤ操作機構の第２実施例は、複数の弾性体１０
を用いた点のみが上述した第１実施例と相違している。

ずなわら、この第２実施例においては、夫々のプーリー
３ａ、３ｂの対向する面に、相互に位置をずらして複数
の突起１１ａ、１１ｔ）を設け、この突起１１ａ、１１
ｂに複数のコイルばね１０をかけわたづ−ことにより、
各プーリー３ａ１３ｂの対向する而を位置決めしたもの
であり、上述した第１実施例と同様にノブの遊びおよび
ワイヤのたるみが無く、すぐれた操作性を発揮する。

［発明の効果〕 以上、実施例により詳細に説明したように、本発明の内
視鏡のワイヤ操作機構は、一対のプーリーの取（＝１穴
に前記ノブ回転軸をはめ込ｌυでなる内視鏡のワイヤ操
作機構において、前記ノブ回転軸に突条を設け、また前
記一対のプーリーの取付穴に扇（１′〕のり欠き部を、
相互に遊び部分を残して配置するように設けて、前記ノ
ブ回転軸の突条を前記切欠き部に係合させたため、引き
側のプーリーを回転させても、直ちに反対側のプーリー
を回転させず、当初のワイヤの操りだしを遅らせること
ができ、ワイヤのたるみを効果的に防止づることができ
る。

また、本発明の内？ＩＡ鏡のワイヤ操作機構は、一対の
プーリーの間に弾性体を介在させて、この弾性体の反発
力により、一対のプーリーに夫々反対方向への張力を付
与し、夫々のプーリーの対向する面を位置決めしたため
、操作時におけるノブの遊びを解消でき、すぐれた操作
性を発揮せしめることができる。

したがって、本発明の内視鏡のワイＡ７操作１１４によ
れば、内視鏡先端部の湾曲を円滑に操作することができ
、意図するアングルへの微妙な調整を行なうことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の内？！ｌ鏡のワイヤ操作機構の第１実
施例を示す正面説明図、第２図（Ａ）は第１図を六方向
から見た側面説明図、第２図（Ｂ）は第２図（Ａ）の分
解斜視説明図、第３図（Ａ）は本発明の内視鏡のワイヤ
操作機構の第２実施例を示す側面説明図、第３図（Ｂ）
は第３図（Ａ＞の分解斜視説明図である。 １・・・・・・ノブ ２・・・・・・ノブ回転軸 ３ａ、３ｂ・・・・・・プーリー ４ａ、４ｂ・・・・・・ワイヤ ５・・・・・・ボス部　６・・・・・・突条７ａ、７ｂ
・・・・・・取付穴 ８ａ、８ｂ・・・・・・切欠き部 ９・・・・・・遊び部分 １０・・・・・・弾性体（コイルばね）１１・・・・・
・突起

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ノブと、このノブ回転軸および少なくとも一対の
   ワイヤを相互に反対方向に巻き付けた一対のプーリーか
   らなり、前記一対のプーリーの取付穴に前記ノブ回転軸
   をはめ込んでなる内視鏡のワイヤ操作機構において、前
   記ノブ回転軸に突条を設け、また前記一対のプーリーの
   取付穴に扇型の切欠き部を、相互に遊び部分を残して配
   置するように設けて、前記ノブ回転軸の突条を前記切欠
   き部に係合させると共に、前記一対のプーリーの間に弾
   性体を介在させることにより、夫々のプーリーの対向す
   る面を位置決めしたことを特徴とする内視鏡のワイヤ操
   作機構。
2. （２）弾性体が単一のコイルばねからなり、このコイル
   ばねの両端は夫々のプーリーの対向する面に取り付けら
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に
   記載の内視鏡のワイヤ操作機構。
3. （３）弾性体が一対のプーリーの対向する面に、それぞ
   れ位置をずらして設けた複数の突起にかけわたされた複
   数のコイルばねからなることを特徴とする特許請求の範
   囲第（１）項に記載の内視鏡のワイヤ操作機構。