JPS6324188Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6324188Y2 JPS6324188Y2 JP1982121758U JP12175882U JPS6324188Y2 JP S6324188 Y2 JPS6324188 Y2 JP S6324188Y2 JP 1982121758 U JP1982121758 U JP 1982121758U JP 12175882 U JP12175882 U JP 12175882U JP S6324188 Y2 JPS6324188 Y2 JP S6324188Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- floor
- pavement
- concrete base
- silica gel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の利用分野
本考案は、床舗装構造、詳しくは多湿地帯のコ
ンクリート築造物における湿気による床面の膨れ
現象に対して抵抗性のある舗装構造に関する。
ンクリート築造物における湿気による床面の膨れ
現象に対して抵抗性のある舗装構造に関する。
従来の技術とその問題点
コンクリートは微細な空隙や細孔を有する微孔
性構造体であるから、低水位地帯、湿地帯又は排
水不良地帯（以下“多湿地”と総称する）に打設
されたとき、地中の水分は毛管現象により必然的
に躯体内を浸透・上昇する。従つて、若しコンク
リート製の下地が樹脂、ゴム、セラミツクス等の
不透水性の床材又は舗装層で被覆されていると、
上昇してきた水分又はそれからの水蒸気が該床材
又は舗装層に圧力を及ぼし、後者に膨れ（ブリス
ター）を発生させる。このブリスターは、直径
0.5mmφ程度の微細なものから５〜10cmφ程度の
大型のものまで種々様々であるが、一般に局部的
に集中して起こり、かつ星雲状に散在して発生す
る場合が多い。
性構造体であるから、低水位地帯、湿地帯又は排
水不良地帯（以下“多湿地”と総称する）に打設
されたとき、地中の水分は毛管現象により必然的
に躯体内を浸透・上昇する。従つて、若しコンク
リート製の下地が樹脂、ゴム、セラミツクス等の
不透水性の床材又は舗装層で被覆されていると、
上昇してきた水分又はそれからの水蒸気が該床材
又は舗装層に圧力を及ぼし、後者に膨れ（ブリス
ター）を発生させる。このブリスターは、直径
0.5mmφ程度の微細なものから５〜10cmφ程度の
大型のものまで種々様々であるが、一般に局部的
に集中して起こり、かつ星雲状に散在して発生す
る場合が多い。
考案の目的
本考案は、コンクリート築造物の不透水性床面
におけるブリスターの発生を抑制するための効果
的な手段を提供するのを目的とする。
におけるブリスターの発生を抑制するための効果
的な手段を提供するのを目的とする。
目的達成のための手段
考案完成の経過
本考案者らは、以上の実情に鑑み建造物のコン
クリート床の舗装面におけるブリスター防止の手
段に付き種々検討を重ね、コンクリート下地か
らの水分の透過性を可及的小さくする方法、含
有水分の水蒸気圧を可及的小ならしめる方法、
表面舗装層とコンクリート下地との接着力をより
高める方法、表面舗装層の硬化所期のモジユラ
スを上げる方法及び表面舗装層の水蒸気透過性
を増加させる方法など各種の方法を発想し、夫々
につき具体的な技術を開発してきたが、今回、上
記各種方法のうち、の含有水分の水蒸気圧を可
及的小ならしめる方法につき、新規な技術手段を
創造するのに成功した。
クリート床の舗装面におけるブリスター防止の手
段に付き種々検討を重ね、コンクリート下地か
らの水分の透過性を可及的小さくする方法、含
有水分の水蒸気圧を可及的小ならしめる方法、
表面舗装層とコンクリート下地との接着力をより
高める方法、表面舗装層の硬化所期のモジユラ
スを上げる方法及び表面舗装層の水蒸気透過性
を増加させる方法など各種の方法を発想し、夫々
につき具体的な技術を開発してきたが、今回、上
記各種方法のうち、の含有水分の水蒸気圧を可
及的小ならしめる方法につき、新規な技術手段を
創造するのに成功した。
概 要
即ち、本考案に係る床舗装構造体は、コンクリ
ート下地層と、不透水性の表面舗装層との間に剛
直なシリカゲル多孔質層を介在させたことを特徴
とする。
ート下地層と、不透水性の表面舗装層との間に剛
直なシリカゲル多孔質層を介在させたことを特徴
とする。
工 法
本案床舗装構造体は、新設の場合は直接下地コ
ンクリート面上に、旧設の場合は、表面舗装層が
削り取られたコンクリート下地面上に従来手法に
準じて接着材を塗布した後、シリカゾルを所要の
厚さに塗装、展延又は流延し、乾燥、脱水させて
剛直なシリカゲル多孔質層を形成させ、更にその
上面にプライマー層を介して常法通り表面舗装層
を塗工又は展延することにより形成される。
ンクリート面上に、旧設の場合は、表面舗装層が
削り取られたコンクリート下地面上に従来手法に
準じて接着材を塗布した後、シリカゾルを所要の
厚さに塗装、展延又は流延し、乾燥、脱水させて
剛直なシリカゲル多孔質層を形成させ、更にその
上面にプライマー層を介して常法通り表面舗装層
を塗工又は展延することにより形成される。
作 用
本案床舗装構造体においては、コンクリート下
地層内の水分（水及び水蒸気は）は、毛管作用及
び蒸散により上方のシリカゲル多孔質層内に吸着
される。このシリカゲルは、多量の水分を吸着す
るだけでなく、それから蒸発した水蒸気圧が本層
内の無数の微細空孔により分散、減圧される。加
えて、本層自体相当の剛性を有し、本層と下方下
地層間の界面に働く水蒸気圧をよく支承するの
で、以上の綜合効果として、多湿地帯の不透水性
床舗装でもブリスタリングを起こさない。
地層内の水分（水及び水蒸気は）は、毛管作用及
び蒸散により上方のシリカゲル多孔質層内に吸着
される。このシリカゲルは、多量の水分を吸着す
るだけでなく、それから蒸発した水蒸気圧が本層
内の無数の微細空孔により分散、減圧される。加
えて、本層自体相当の剛性を有し、本層と下方下
地層間の界面に働く水蒸気圧をよく支承するの
で、以上の綜合効果として、多湿地帯の不透水性
床舗装でもブリスタリングを起こさない。
実施例
以下、実施例により考案実施の諸態様につき説
明するが、各例示は、当然単なる説明であつて、
考案思想の内包・外延とは直接関係のないもので
ある。
明するが、各例示は、当然単なる説明であつて、
考案思想の内包・外延とは直接関係のないもので
ある。
実施例 １
第１図は、考案による床舗装構造体を多湿地帯
の工場床の補修に適用した例を示す模型的な部分
断面図である。
の工場床の補修に適用した例を示す模型的な部分
断面図である。
本例床舗装構造体では、予めブリスター発生区
域の表面舗装を削り取つたコンクリ早ト下地１面
を研磨して清浄化した後、エポキシ樹脂系接着剤
層４を塗工し、更にその上面にシリカゾルを展延
後、乾燥させてシリカゲル多孔質層２が形成され
た。
域の表面舗装を削り取つたコンクリ早ト下地１面
を研磨して清浄化した後、エポキシ樹脂系接着剤
層４を塗工し、更にその上面にシリカゾルを展延
後、乾燥させてシリカゲル多孔質層２が形成され
た。
次いで、上の層２上にプライマー層５を塗工し
て該層２面を平坦化した後、最後に該層５上に着
色エポキシ樹脂を主材とする塗料を塗工して表面
舗装層３を形成させ、施工を終えた。
て該層２面を平坦化した後、最後に該層５上に着
色エポキシ樹脂を主材とする塗料を塗工して表面
舗装層３を形成させ、施工を終えた。
本例の床は、施工後６箇月を経た現在に至るも
ブリスターを発生していない。
ブリスターを発生していない。
実施例 ２
第２図は、考案による床舗装構造体を多湿地帯
の新築工場床に適用した例を示す第１図と同様の
断面図である。
の新築工場床に適用した例を示す第１図と同様の
断面図である。
本例の床舗装構造体も、表面舗装としてポリ塩
化ビニル製長尺シート３′が使用された以外は前
例と同様であつて、ブリスターの発生は完全に抑
制されている。
化ビニル製長尺シート３′が使用された以外は前
例と同様であつて、ブリスターの発生は完全に抑
制されている。
考案の効果
以上説明した通り、本考案は、コンクリート築
造物の不透水性床面におけるブリスターの発生を
抑制するための効果的な手段を提供しうることに
より、多湿地建築における問題点を解決しうる。
造物の不透水性床面におけるブリスターの発生を
抑制するための効果的な手段を提供しうることに
より、多湿地建築における問題点を解決しうる。
第１図は、考案による床舗装構造体を多湿地帯
の工場床の補修に適用した例を示す模型的な部分
断面図、第２図は、考案による床舗装構造体を多
湿地帯の新築工場床に適用した例を示す第１図と
同様の断面図である。図中の符号の意味は以下の
通り： １……コンクリート下地層、２……シリカゲル
多孔質層、３，３′……表面舗装層、４……接着
剤層、５……プライマー層。
の工場床の補修に適用した例を示す模型的な部分
断面図、第２図は、考案による床舗装構造体を多
湿地帯の新築工場床に適用した例を示す第１図と
同様の断面図である。図中の符号の意味は以下の
通り： １……コンクリート下地層、２……シリカゲル
多孔質層、３，３′……表面舗装層、４……接着
剤層、５……プライマー層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ コンクリート下地層と、不透水性の表面舗装
層との間に剛直なシリカゲル多孔質層が介在す
ることを特徴とする床舗装構造体。 ２ シリカゲル多孔質層が、夫々接着剤層及びプ
ライマー層を介してコンクリート下地層及び表
面舗装層と結合せしめられている実用新案登録
請求の範囲第１項記載の床舗装構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12175882U JPS5926139U (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 床舗装構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12175882U JPS5926139U (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 床舗装構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5926139U JPS5926139U (ja) | 1984-02-18 |
| JPS6324188Y2 true JPS6324188Y2 (ja) | 1988-07-04 |
Family
ID=30278550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12175882U Granted JPS5926139U (ja) | 1982-08-10 | 1982-08-10 | 床舗装構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5926139U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50135820A (ja) * | 1974-04-15 | 1975-10-28 |
-
1982
- 1982-08-10 JP JP12175882U patent/JPS5926139U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50135820A (ja) * | 1974-04-15 | 1975-10-28 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5926139U (ja) | 1984-02-18 |
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