JPS6324088A - 電着銅箔及びその製造方法 - Google Patents

電着銅箔及びその製造方法

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JPS6324088A
JPS6324088A JP15318387A JP15318387A JPS6324088A JP S6324088 A JPS6324088 A JP S6324088A JP 15318387 A JP15318387 A JP 15318387A JP 15318387 A JP15318387 A JP 15318387A JP S6324088 A JPS6324088 A JP S6324088A
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foil
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、めっき、より詳細に云うと1両側に粗仕上げ
(roughened)面、即ち、「マットJ (ma
−tte)面を有し、多層印刷回路板を製造する場合に
特に有用な電着銅箔に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点) 従来の電着銅箔は、めっきドラムと接触する側は滑らか
な面となっており、他方の面は粗面即ち「マット」面と
なっている。マット面側は、平均粗さを15乃至20マ
イクロメートル以上、あるいは2乃至3マイクロメート
ル以下にすることができるが、多くの場合、約5乃至1
0マイクロメートルである。印刷回路板積層体の製造に
おいては、銅箔の「マット」面を回路基板に接合させる
と、銅箔と基板との間の接着性を大きく改善できること
が知られている。
多層技術、即ち、複数の銅箔と基板とを交互に植重ねる
技術の出現により、銅箔を単に1枚の基板にだけでなく
、2枚の基板に、一方を各層の銅箔の上に、他方を下に
して接合することが必要となった。かくして、一方の基
板はマット面に接合され1、第2の基板は、いわゆる円
滑面に接合される。従って、予想されたことであるが、
円滑面とこれに隣接する基板との接着性に関し数多くの
問題に遭遇した。例えば、35ミクロン[約28g(L
オンス)]の箔に関する標準的な引張試験により測定し
たところによると、基板とマット面との接着力は約6k
g(13ボンド)であるが、第2の基板と銅箔の円滑面
との間の接着力は、特殊な処理を行なった後でも、約2
.7kg(約6ボンド)に過ぎなかった。従って、多層
回路板製品に、許容できないほどの高い発生率で離層が
生じた。
このような離層の問題は、数多くの定期刊行論文によっ
て明らかにされているように、印刷回路(rPCB J
 )工業界の長年に亘る懸案であった。
かかる論文として、1982年7月発行の「エレクトロ
ニyり令パー2ケイジング書アンド伊プロダクシ、 7
J (Electronic Packaginz a
nd Production)第211頁に掲載の論文
「多層体の問題防止相談」(Multilayer P
roblem Prevention C11nic”
)、1985年5月発行のインシュレーション/サーキ
ッツ(Insulation/C1rcuits)第2
5頁に掲載の論文「印刷回路技術」(”Pr1nted
 C1rcuit Techniques”)及び18
80年7月発行の「インシュレーション/サーキッツ」
に掲載の論文「多層体の離層抵抗試験」(”Testi
ng for Delamination Re5is
tance ofMuitilayers″)がある。
多層体の接着の問題に対してこれまで提案されてきた解
決方法として、ある種の被着後処理があり、この処理は
、銅箔の円滑面を化学的または電気化学的に酸化し、あ
るいは接着促進添加剤で被覆するものである。かかる処
理の1つに、ルーズ(Luce)等の米国特許第3,2
93,109号に記載されているタイプの被着後処理が
ある。この処理は、銅−銅酸化物粒子の被覆粉末層をラ
ンダムなりラスタで被着して、銅箔に付着する複数の突
起を形成する。かかる技術によれば、確かに、接着性は
幾分改善することができるが、銅箔のマット面で得られ
るのとm7な接着性を得ることはできず、むしろ、穴開
け、はんだなどのような、その後の回路板製造工程にお
いて新たな問題を引起こしている。
多層板の製造において遥かに深刻であることが判明した
銅箔の欠点の1つに、いわゆる「ピンホール」または細
孔(porosity)の問題がある。電着銅箔は、細
孔、または、細かいピンホール、非常に小さい孔を有す
る傾向があることが、以前から知られている。これらは
、裸眼で接近して見ると目視することができ、径が約1
0マイクロメートル[細孔(porosity) 3か
ら100マイクロメートル(ピンホール)という大きい
ものまである。これらのピンホールは従来の単層回路板
の製造においても問題となっていたが、多層回路板にお
いては遥かに重大な問題となっている。
ピンホールのない銅箔の製造に関して数多くの提案がな
されてきたが、これらの提案は、PCB工業界が待望し
ているピンホールの実質的な除去ではなく、ピンホール
の数を少なくするというものであり、従って、ピンホー
ルの除去が多層体において緊急の課題となっている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、多層回路板の接着においてこれまで遭遇して
きた問題点を解決し、かつ、ピンホールを実質上除去す
るとともに、両面がマット仕上げでありかつ互いに対し
て導電性を有している新規な′54箔を提供するもので
ある。本発明はまた、前記した銅箔をつくることができ
る新規な方法と、印刷回路の製造において使用する、銅
箔からつくられる新規な積層体に関する。本発明のダブ
ルマット(double matte)の銅箔は、従来
の電着技術を使用して所定の厚さの銅箔の第1層を電着
し、銅箔をめっきドラムから取除き、更に、銅箔の第1
層の円・滑面に銅箔の第2層を被着して2つのマット仕
上げ面を有する複合銅箔とすることにより、つくられる
、複合銅箔は、350 ミクロン以上の肉厚にすること
ができ、あるいは、裏なしくunsup−parted
)箔の取扱いの観点から実用的な薄さにすることができ
るが、一般的には、約5乃至約50ミクロンの範囲の肉
厚を有することができる。最も商業的な箔の肉厚は、約
18乃至70ミクロンである。2番目に被着される銅箔
は、最絆の複合箔全体の厚さの約1乃至88%、好まし
くは約25乃至75χにすべきである。
本発明の箔は、ピンホールが実質上ないのに加え、他の
数多くの独特の利点を有している。2つの層は厚さが同
じであっても、異なっていてもよく、また金属学的特性
が同じ銅であっても、異なる銅であってもよい。更に、
2つの層は、プロフィル(profile)が実質上同
じであっても、大きく異なっていてもよい。 「プロフ
ィル」とは、両面のマット仕上げの粗さに関するもので
ある。約18ミクロンの肉厚を有する(N/2オンス箔
」としばしば呼ばれる)従来の箔は、通常、低いプロフ
ィル、即ち、約3乃至5マイクロメートルの粗さく多く
の場合は必要ではないが)を有し、一方、いわゆる1オ
ンス箔は比較的高いプロフィル、即ち、約10乃至約1
5マイクロメートルの粗さを有する。一般的に云うと、
薄い箔は低いプロフィルを有する傾向にあり、これはし
ばしばより望ましいプロフィルであるとみなされ、例え
ば、いわゆる1/2オンス被着箔は通常1匹敵する1オ
ンス箔よりも遥かに良好なプロフィルを有するとみなさ
れる。薄い箔はまた、−層均一なインピーダンスを高い
頻度で有すると考えられる。本発明は、特定のプロフィ
ルを得ることができる能力、即ち、所望の場合には、I
/2 オンス箔またはl/4オンス箔の場合にみられる
プロフィルを有する1オンス箔を提供することができる
能力を発揮することができる。
被着後は、接着性を更に高めるとともに基板の汚染を防
ぐなどの目的のため、箔に、種々の従来の電着後処理を
行なうことができる。例えば、印刷回路板の製造にエポ
キシ基板を使用しようとする場合には、ルーズ(Luc
e)#?の米国特許第3,585゜010号に教示され
ているように、亜鉛、インジウムまたは黄銅の薄層を使
用することができる。
本発明の第1の観点は電着銅箔に関するものであり、第
2の観点はかかる該電着銅箔の!A凸方法に関するもの
である。
本発明の第1の観点に係る電着銅箔は、対向する第1及
び第2のマット仕上げ面を有し、鎖部は互いに対して導
電性を有し、かつ、実質上無孔であることを特徴とする
構成を備えている。
本発明の電着銅箔はまた、対向する第1及び第2の面を
有し、前記第1の面はマット仕上げとなっている電着銅
の第1の層と、該第1の層の第2の面に電着された銅か
らなる第2の層とを備え、該第2の銅層は2つの対向す
るマット仕上げ面を有する銅箔を提供するように露出面
がマー2ト仕上げとなっていることを特徴とする構成を
備えている。
本発明の第2の観点に係る電着銅箔の製造方法は、2つ
のマット面を有する銅箔の製造方法であって、1つのマ
ット面と1つの円滑面とを有する所定の肉厚の銅箔から
なる第1の層を陰極めっきドラムに被着する工程と、箔
をめっきドラムから取除く工程と、第1の銅箔層の円滑
面に第2の銅箔層を被着することにより2つのマー7ト
仕上げ面を有する複合箔を形成する工程とを備えること
を特徴とする構成に係る。
(実施例) 本発明のグプルマー、ト箔を製造する好ましい方法の1
つが、第1図に示されている。第1の銅箔被着層1が、
通常のタンク10に収容されている適宜の′逝解液14
内の陽極13を通って時計廻り方向へ回転する陰極ドラ
ム12に被着される。ドラム12と接触した側に円滑面
を有する3!11は、図示のローラ6及び7のような1
つ以上のハンドリング手段を介して、タンクloa内の
第2のめっき浴に通され、ここで、箔1のマット面は、
電解液14a内の陽極を通ってタンク内を反時計廻り方
向へ回転する陰極ドラムと接触される。これにより、m
lには銅が更に被着され、両側にマット面を有する複合
箔1aが形成される。箔1aは、ローラ8のような通常
のハンドリング手段に通され1巻取りローラ(図示せず
)及び上記したルーズの米国特許第3゜585.010
号に記載されているような、当業者に周知の1つ以上の
被着後処理浴の少なくとも一方に導かれる。
より詳細に云うと、第1図に示す装置は、2つの電IW
!槽を備えている。第1の槽は、鉛またはステンレス鋼
のような適宜のインサート(insert)材料から形
成されたタンク10を有している。所望の場合には、タ
ンクlOは、コンクリートのような適宜の非導電性材料
から形成し、鉛またはステンレス鋼のような金属あるい
はポリ塩化ビニルまたはゴムのような非金属材料をライ
ニングするようにしてもよい。ドラム陰極12は、図示
しない適宜の従来の取付は手段によって回転自在に取付
けられる。ドラム陰極は、鉛、ステンレス鋼、コロンド
ラム、タンタル、チタン及びこれらの合金をはじめとす
る適宜の導電性金属または金属合金から形成することが
できる。好ましい構成においては。
ドラム陰極は、チタン、クロム、コロンドラム、タンタ
ルまたはこれらの合金から形成され、研磨されためっき
面を有するステンレス鋼ドラムからなる。ドラム陰極1
2は、本技術分野において公知の適宜のモータ駆動装置
(図示せず)によって回転させることができる。
ドラム陰極12は、電解溶液14に少なくとも部分的に
浸漬されるように、タンク10内に取付けられる。好ま
しい構成においては、ドラム陰極の約半分が電解液14
の液面以下にくるようにする。
電解液14は、一般的には、電気めっきされるべき金属
のイオンを、ある濃度含む酸性溶液からなる0例えば、
銅を電着しようとする場合には、電解液14は、ある濃
度の銅イオンを含む。本発明の装置を使用してこぶ状表
面の(nodularized) 714 泊またはさ
んご状表面の(coral) 銅を形成する好ましい実
施例では、電解液14は、硫酸銅−硫酸と水との溶液か
らなる。操作に際して高温に保持するのが好ましいこの
溶液は、約40グラム/リツトル(以下rg/I Jと
表わす、)乃至約140g/l、好ましくは、約Bog
/ 1乃至約100g/lの銅の濃度を有する。好まし
い実施例においては、はぼ室温における電解液の硫酸の
濃度は、約10g/ l乃至約100g/lである。
上記したT!、、酸銅及び硫酸の濃度は、電解液の温度
に依存する。好ましい実施例においては、タンク10に
は、電解液の温度を所望のレベルに維持する手段(図示
せず)が設けられる。温度維持手段は、加熱及び冷却の
少なくとも一方を行なうループ(loop)のような、
本技術分野において公知の適宜の手段から構成すること
ができる。溶解限度は温度とともに増加するので、高温
では、硫酸銅の濃度範囲を、−上記した濃度範囲を越え
て増加させることができる。所望の場合には、ゼラチン
のような蛋白質物質及び適宜の界面活性剤の少なくとも
一方を、本技術分野において公知のように、硫酸銅−硫
酸電解液に添加して、表面形態を更に変えることができ
る。
少なくとも1つの不溶性の第1の弧状陽極が、タンク1
0内に、回転ドラム陰極12に近接して配設されている
。この陽極の第1の目的は、電気回路を形成するととも
に、ドラム陰極12のドラム表面での銅イオンの還元を
容易にして電解液14からの金属の被着を比較的滑らか
に行なわせることにある。任意の数の第1陽極を使用す
ることができるが、2つの弧状の陽極を使用するのが一
般的には好ましく、また、第1の陽極を回転ドラム陰極
12と略同心をなして配設し、かつ、各陽極をドラムの
表面から約4■乃至約25+amの距#、#隔させるの
が好ましい。最も好ましくは、各陽極は、ドラムの表面
から、約5■乃至約15mmの範囲の距離だけ難治配着
される。第1の陽極は、タンク内に、適宜の従来の取付
は装置(図示せず)により取付けることができる。
第1の陽極は、−上記したように、回転ドラム陰811
2に近接して配設されるが、電解液の通路を形成するよ
うに配着するのが好ましい。箔形成工程においては、電
解液は、ポンプまたは攪拌手段(図示せず)によって、
第1の陽極とドラムの表面との間の通路18を流される
。本技術分野において公知の適宜のポンプを使用して、
この電解液の流れを形成することができる。所望の場合
には、タンク10内に、通路18の入口部に隣接してマ
ニホ−ルド(図示せず)を取付け、電解液の通路18へ
の分配を促進するようにすることができる。
本発明の装置の操作の際には、電解液14は、所望の流
速で、第1の陽極と回転ドラム陰極との間の通路18を
通される。所望の基本電流密度(basecurren
t denSity)を得るのに十分な第1の電流を第
1の電源によって第1の陽極に流す。一般的には、基本
電流密度第は、限界電流密度以下にすべきである。第1
の陽極への′4電により、金属が電解液14から、第1
のめっきゾーンにあるドラムの表面30に被着する。基
本電流密度は限界電液密度よりも小さいのが好ましいの
で、略均−な肉厚を有する比較的滑らかな金属被着体、
例えば、金属箔がドラムの表面に形成される。
第1の陽極は、本技術分野において公知の適宜の電導性
性材料から形成することができる6例えば、陽極は、本
技術分野において周知の種々の金属、特に鉛またはその
合金から形成することができる。陽極はまた、米国特許
第3,832,498号及び同第3,711,385号
の少なくとも一方に記載されているような、いわゆる「
寸法安定陽極」(”dimen−sianally 5
table anodes”)、即ち、rDsA」 と
することができる。複数の陽極部材を使用する場合には
、これらは、共通の第1の電源に電気的に接続される。
電源と陽極即ち陽極部材との間には、適宜の電気的接続
を行なうことができる。
上記説明は、第2の電解槽、その対応する素子10a、
12a、13a及び14a、並びに、これらの操作にも
適用されるものである。上記した範囲及び代替範囲に一
般に含まれるこれらの素子は、第1の電解槽の対応する
素子と同じであってもよく。
あるいはこれらの1つ以上または全てが異なったものと
することができる。これは、電解液14aに関して特に
あてはまり、複合銅箔を異なった金属学的特性を有する
銅から形成しようとする場合には、特にそうである。
本技術分野において公知の適宜の電源を使用して、電解
槽を操作することができる0例えば、単一の電源を使用
してもよく、あるいは2つの電源を使用するこもでき、
各電源は直流電流を供給する整流器とすることができ、
あるいは正弦波、方形波、三角波その他の所望の波形の
ような常時反復パルス(regularly recu
rring pulse)を有する電流を発生する手段
を有する可変電源とすることもできる。
電流密度は、一部は、電界液の流れの関数であり、電解
液の流速が大きくなるときは、電管している金属箔の特
性を変化させることなく、電流密度をより高くすること
ができる。
被着が完了したときには、金属箔1または1aは、本技
術分野において公知の適宜の態様でドラム陰極12また
は12aから取外すことができる。例えば、図示しない
ナイフの刃を使用して、箔をドラム陰極から剥すことが
できる0次に、箔をすすぎ、乾燥し、所定の大きさに細
長く切り、更に、巻取リリール19への巻取りと1例え
ば、上記した米国特許第3,585,010号に記載の
ような更に別の1つ以上の処理の少なくとも一方に供さ
れる。
第1図の槽は、中央流体流路18を形成する単独の第1
の陽極を有するように図示されているが、2つ以上の不
溶性の弧状陽極を、単独の陽極に代えて使用することが
できる。単独の陽極を使用する場合には、通常、1つ以
上の開口を陽極の中央部に設けて、電解液が回転ドラム
の表面と陽極表面との間の間隙18に流れるようにする
第2図に示す実施例では、陰極ドラム12及び12dは
、1つのめっきタンク10内の共通の電解液14に配置
されている。この実施例は、2つの銅被着体の金属学的
特性を変えるのに異なる電解液浴組成を使用することが
重要でない場合に、特に有用である。
本発明を、連続箔製造システムに関して説明したが、所
望の場合には、金属箔はバ・ンチ方式でつくることもで
きる。第3図は、かかる実施例を示すものである。第3
図の実施例においては、v41を、巻取りローラ17に
巻取り、次に、箔1のマ・ント面をドラム12a と接
触させながら箔を巻取りローラ17から第2の電解層1
0aに導く。この実施例では、箔1aは巻取リローラ1
8に巻取られる。
第3図の実施例と同様な別の実施例が、第7図に示され
ている。
第7図の実施例においては、箔1は1巻取りローラ17
に巻取られた後、巻取リローラ17から、箔を陰極にす
る導電性接触ローラ7aに導かれ、第2の電解槽10a
の非導電性ドラム+2bに導かれ、箔1のマット面はド
ラム12bと接触される。必ずしも必要でないが、ロー
ラ8aは、導電性接触ローラ7aと同様な陰極接触ロー
ラとするのが好ましい。
箔1aは、次に、巻取リローラ19のような適宜の収集
手段に導かれる。
第7図は、いわゆるバッチ式装訝であり、第1及び2図
に示す装置とは、第2のドラム手段が非導電性であり、
ローラ手段7及び8の少なくとも一方が箔を陰極にする
接触ローラである構成において相違するが、第1及び2
図の装置と同様に連続方式で操作させることができる。
本発明はまた、印刷回路の製造において使用する新規な
積層体を提供するものであり、該積層体は、上面と下面
とを有する複数の絶縁印刷回路基板を備え、該基板は銅
箔層によって上下の基板から分離されている。銅箔は、
下にある基板の上面に恒久的に接合される第1のマット
面と、上にある基板の下面に恒久的に接合される第2の
マット面とを有している。必ずしも必要なことではない
が、積層体の最上部及び最下部の基板には通常、それぞ
れの露出面に、単一またはダブルマット面の別の銅箔層
が恒久的に接合される。基板層と銅箔層との積層は、木
技術分野において周知の種々の手段により行なうことが
できる。
本発明により得られる金属箔は、適宜の基板に積層する
ことができる。明らかなように、積層体に使用される基
板は、積層体の用途及び積層体の使用条件にぽじて選択
することができる。特に適当な基板には、ポリテトラフ
ルオロエチレン含浸ガラス繊維、ポリイミド、トリフル
オロエチレンのポリマ及びある種のコーボリマをはじめ
とするある種のフルオロカーボン製品を含浸させたガラ
ス繊維などがある。箔をエポキシ基板に接合しようとす
る場合には、米国特許第3,585,010号に記載さ
れているように、銅箔のバリアコーティングを施すのが
特に望ましい。必要な場合には、処理した箔を、接着剤
を使用して基板に接合することができる。処理された箔
を基板に接合するのに。
木技術分野において公知の適宜の技術を使用することが
できる。
本発明の好ましい実施例を銅箔の製造に関して説明した
が、本発明は、鉛、錫、亜鉛、鉄、ニッケル、金及び銀
などの他の金属の電着にも適用することかできる。この
場合、使用する電解液の種類、電解液の金属及び酸の濃
度、流速、並びに電流密度は、めっきしようとする金属
に従って代えなければならないのは当然である。
めっき装置の陰極は1回転ドラム陰極に関して説明した
が、エンドレスベルト式の陰極、即ち、キャリア支持体
(carrier 5upport)を使用して本発明
の方法を実施することもできる。
本発明を、特定の実施例に関して説明したが。
上記説明に照らして、数多くの変更と修正とを行なうこ
とができるのは、当業者であれば容易に認識することが
できるものである。従って、特許請求の範囲は、かかる
修正と変更とを包含するものである。
念のため、特許請求の範囲に記載した実施態様以外の本
発明の実施態様を掲げる。
(1)上面と下面とを有する複数の絶縁回路基板を備え
、前記各基板は銅箔層によって互いに上下に分離され、
前記銅箔は下の基板の上面に恒久的に接合される第1の
マット面と、上の基板の下面に恒久的に接合される第2
のマット面とを備えることを特徴とする印刷回路製造用
積層体。
(2)前記積層体の最り部と最下部の絶縁基板には、そ
れぞれの露出面に別の銅箔層が恒久的に接合されている
ことを特徴とする前記第1項に記載の積層体。
(効果) 以上のように、本発明の主君銅箔層は、多層回路板の接
着においてこれまで遭遇してきた問題点を除去し、かつ
、ピンホールを実質上なくすことができる。また1本発
明の電着銅箔の製造方法によれば、かかる電着銅箔を容
易に提供することができる。
(実験例) 以下、本発明の実験例を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
丘記したような硫酸銅浴に入れた直径が約150am(
5フイート)のドラムに1面積が約92.9rn’ C
約100モ方フイート)で、肉厚が17乃至18ミクロ
ンの2枚の銅箔セグメントを形成した。試験を行なった
ところ、これらの71496セグメントはそれぞれ、1
7乃至22のピンホールを有していることがわかった0
次に、各セグメントを電解槽に戻し、マント面を陽極ド
ラムに向けた0円滑面に17乃至18ミクロンの銅を更
にめっきし、面積が約32.9rr? (約100平方
フイート)で、両側にマット面を有する35ミクロンの
箔サンプルを得た。試験を行なったところ、いずれのサ
ンプルにも、ピンホールまたは細孔が全くないことがわ
かった。
このようにして得たサンプルの1つについて、顕微鏡試
験を行なった。第4図は、サンプルの一方の面の100
0.3000及び5000倍の走査型電子顕微鏡写真で
あり、第5図は、もう一方の面の同様な顕微鏡写真であ
る。両面ともほぼ同じマット面を有していることがわか
る。表面粗さを測定したところ、マイクロメートルの単
位で、一方の側は長手方向が8.83で横手方向が5.
95であり、もう一方の側は、長手方向が6.07で、
横手方向が6.29であった。サンプルの断面について
も顕微鏡観察を行なったが、結果を第6図に示す。第6
図により、2つの層の′:IT、1の層における銅の細
長い粒子が第1の層の粒子と直接整合するのではなく、
第1の層の隣接する粒子間に配置されていることがわか
る。
室温で試験を行なったところ、得られた箔は、呼称肉厚
が約1,3ニル(nil)であり、長手方向については
、極限引張強さが約4.05!10  kg/c rn
’(57,81Kpsi)[0,2%降伏強さ:約2.
50xlOkg/c m’(35,61K psi)]
、伸びが9.6%であり、横手方向については極限引張
強さが約4.02xlOk、g/c m’(57゜23
K psi)[0,2%降伏強さ:約2.50xlOk
g/c m’(35,57K psi)] で、伸びが
7.08%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の新規な銅箔の好ましい製造方法の1つ
を示す概略線図、第2図は本発明の新規な銅箔を製造す
ることができる別の方法を示す概路線図、第3図は本発
明の新規な銅箔の更に別の製造方法を示す概路線図、第
4及び5図は本発明の新規な銅箔の各面の粒子構造を示
す写真、第6図は本発明の新規な銅箔の断面の金属組織
を示す写真、第7図は本発明の新規な銅箔を製造する二
とができる更に別の方法を示す概路線図である。 1◆・・銅箔、J6a、7.7a、8.8aΦ@瞭ロー
ラ、10.10a@e−タンク、12,128’ ” 
” lZk極ドラドラム3.13aや・・WH極、  
14.14&” * *電解液、18−−嗜通路

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対向する第1及び第2のマット仕上げ面を有し、
    該面は互いに対して導電性を有し、かつ、実質上無孔で
    あることを特徴とする電着銅箔。
  2. (2)対向する第1及び第2の面を有しかつ前記第1の
    面はマット仕上げとなっている電着銅の第1の層と、該
    第1の層の第2の面に電着された銅からなる第2の層と
    を備え、該第2の銅層は2つの対向するマット仕上げ面
    を有する銅箔を提供するように露出面がマット仕上げと
    なっていることを特徴とする銅箔。
  3. (3)前記箔は約350ミクロンよりも小さい肉厚を有
    することを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の銅
    箔。
  4. (4)前記箔は約5乃至約70ミクロンの肉厚を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の銅箔。
  5. (5)前記第1の層は箔の平均全肉厚の約1乃至約99
    %を構成することを特徴とする特許請求の範囲第3項に
    記載の銅箔。
  6. (6)前記第1の層は箔の平均全肉厚の約1乃至約99
    %を構成することを特徴とする特許請求の範囲第4項に
    記載の銅箔。
  7. (7)前記第1の層は箔の平均全肉厚の約25乃至約7
    5%を構成することを特徴とする特許請求の範囲第3項
    に記載の銅箔。
  8. (8)前記第1の層は箔の平均全肉厚の約25乃至約7
    5%を構成することを特徴とする特許請求の範囲第4項
    に記載の銅箔。
  9. (9)前記第1の層は第1の電着浴で電着され、前記第
    2の層は第2の電着浴で電着されることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項に記載の銅箔。
  10. (10)前記マット仕上げ面は約2乃至約20マイクロ
    メートルの平均粗さを有することを特徴とする特許請求
    の範囲第4項に記載の銅箔。
  11. (11)前記マット仕上げ面は約2乃至約20マイクロ
    メートルの平均粗さを有することを特徴とする特許請求
    の範囲第8項に記載の銅箔。
  12. (12)前記マット仕上げ面は約3乃至約15マイクロ
    メートルの平均粗さを有することを特徴とする特許請求
    の範囲第4項に記載の銅箔。
  13. (13)前記マット仕上げ面は約3乃至約15マイクロ
    メートルの平均粗さを有することを特徴とする特許請求
    の範囲第8項に記載の銅箔。
  14. (14)2つのマット面を有する銅箔の製造方法におい
    て、 1つのマット面と1つの円滑面とを有する所定の肉厚の
    銅箔からなる第1の層を陰極めっきドラムに被着する工
    程と、 箔をめっきドラムから取除く工程と、 第1の銅箔層の円滑面に第2の銅箔層を被着することに
    より2つのマット仕上げ面を有する複合箔を形成する工
    程とを備えることを特徴とする電着銅箔の製造方法。
  15. (15)前記第1の銅箔層は第2のドラム手段に供給さ
    れ、該第2のドラム手段において前記第1の層のマット
    面は前記箔を陰極として前記ドラム手段と接触され、し
    かも前記ドラムは少なくとも1つの陽極を通って回転す
    るように配設されることにより第1の銅箔層の円滑面に
    第2の銅層を電着することを特徴とする特許請求の範囲
    第14項に記載の銅箔。
  16. (16)前記箔は少なくとも1つの陰極接触ローラとの
    接触により陰極とされ、前記第2のドラムの表面は非導
    電性となっていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    5項に記載の銅箔。
  17. (17)前記箔は第2の陰極めっきドラムとの接触によ
    り陰極とされることを特徴とする特許請求の範囲第15
    項に記載の銅箔。
  18. (18)前記第1の銅箔層は前記第2のドラムに連続し
    て供給されることを特徴とする特許請求の範囲第15項
    に記載の銅箔。
  19. (19)前記第1のめっきドラムと前記第2のドラムは
    1つの電解液を含む共通のめっきタンク内に配置されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の
    銅箔。
  20. (20)前記第1のめっきドラムと前記第2のめっきド
    ラムは別の電解液が入っている別のめっきタンクにそれ
    ぞれ配置されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    17項に記載の銅箔。
  21. (21)前記第1のめっきドラムと前記第2のめっきド
    ラムは別の電解液が入っている別のめっきタンクにそれ
    ぞれ配置されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    13項に記載の銅箔。
  22. (22)2つの別のめっき浴の電解液は、異なるめっき
    浴組成を有することを特徴とする特許請求の範囲第21
    項に記載の銅箔。
JP15318387A 1986-06-20 1987-06-19 電着銅箔及びその製造方法 Granted JPS6324088A (ja)

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US87721186A 1986-06-20 1986-06-20
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US041606 1987-04-23

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JPH0149794B2 JPH0149794B2 (ja) 1989-10-26

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02500374A (ja) * 1987-06-23 1990-02-08 グールド エレクトロニクス インコーポレイテッド 金属箔又は帯を電鋳するための陰極表面処理
CN106153623A (zh) * 2016-06-14 2016-11-23 安徽铜冠铜箔有限公司 一种电子铜箔毛面铜粉的检测装置和方法

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DD273862A5 (de) 1989-11-29

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