JPS63240439A - 車両保持用引込式保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車運搬車両などで対で使用するための車
輪による車両保持用の引込式保持具に関するものである
。

〔従来の技術〕

自動車等の車両を運搬する場合、車輪を効果的に保持す
るためには、その構成ならびにｍ−アーム様のその全体
形状から、対称な２本のアームを同時に使用して、相互
にわずかに摺動するように配置し、固定することによっ
て得られる。

従来より自動車運搬車両で車輪によって車両の保持を行
うために対で使用する支持アームは既に知られており、
この種の保持具は対となる相手とともに支持部を規定す
る支持部材の上面に固設した引掛部材の穴に引掛けるよ
うにした固定具に連゛結する支持アームによって構成さ
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

一般にこの種の保持アームには可動部品はいっさいなく
、なかには甲、−の部品のみによって！＋９ｔｌ戊され
ているものもある。そのため、非使用時に保持アームを
引込み又は折畳んで載荷面を空けることはできない。

然るに、自動車の積み降ろしを行うには載荷面を空ける
必要があるため、積込み前および荷下し後には、保持ア
ームを探してきて置いたり、保持アームを外して片付け
たりしなければならない。このため、保持アームの使用
には、積込み前および荷下し後に取付け、取外しおよび
片付けといったかなりの手作業を必要とする。

このように、使用後に取外す必要のある部品の場合、そ
の部品を収納しておくスペースをとっておかなければな
らないが、このようなスペースは。

ほかの機能に充てることができるかなりの有効空間を’
ｘＮ　ＷＵ　’１１両上で占めることになるばかりでな
く、取付けおよび片付けを行う作業し１がそのスペース
への出入りすることによる制約をもたらす。

さらに、この種の保持具は、迅速かつ容易な使用のため
に望まれろあらゆる調整の可能性を持っていない為、種
類の異なる自動車を運搬する場合には、それぞれ専用の
保持アームを必要とする問題を有していた。

本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、支持アーム
が高位置と低位置の間で垂直方向に遊びを持ち、さらに
引掛け部の中で支持部材の側面に折り畳まれる休止位置
と支持部材に対して略垂直に張り出した動作位置との間
で旋回するように取付けられて、張り出した動作位置か
ら保持する車輪のタイヤ方向への自動調整旋回によって
保持作用位置が自動的に得られるようになっており、そ
の自動旋回が角度的に制限された形で、荷η【の作用を
受けて軸受面に支えられながら移動するアームの旋回軸
の下降動作によって、保持する１イ輪のタイヤにアーム
が近づくようになることを特徴とする。自動車運搬車両
などで対で使用するための支持アームを使った車輪によ
る車１ｉ１ａ保持用の引込式保持具を提案することを目
的としたものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による引込式保持具は上記目的を達成するために
、旋回動作によって引込み位置に折畳むことができ、低
位置と高位置の間に垂直方向の遊びを持たせることがで
きる保持アームを作ることを基本的な要旨としており、
引掛構造によって支えられた該アームは、受は構造のピ
ッチによって規定される間隔で支持部材に固定される。

アームは、水平支持部材に対して垂直に上下両端位置の
間を移動するとともに、引き込んだ休止位置とアームが
自動的に荷重の力によって占める位置で。

支持部材に垂直な作用位置との間を旋回することができ
る。

また作用位置は、旋回軸を支える引掛部と該旋回軸の間
の機構によって調整できるようになっている。

〔作用〕

本発明によって改良した保持アームは、既に知られてい
る固定式アームと比べて様々な利点を持つ、そのすべて
を示すことはできないので、そのうちの幾つかだけを以
下に挙げる。

（１）アームは使用後も引込位置でそのままの場所に留
まるため、使用後のアームの取外しが無用となる。

（２）アームを支持部材によって規定される面の外側に
向けることによってアームを容易にしまうことができ、
それによって載荷面の有効スペースを空けることができ
る。

（３）アームの高さおよびそれと関連した向きの調整に
よって、支持部材に設けられた繰返しの受構造の間隔に
よって規定されるピッチを分割することができ、この調
整に°よって、完全に自由な分割と成り、最終的な作用
位置への調整旋回の自動化によって、積込みの際に保持
対象の車輪に当たる位置にアームを持ってくることや、
荷降しの際にアームを外すことが大幅に容易となる。

（４）アームおよびその旋回軸を通して支持傾斜面にか
かる荷重の作用による対のアームの接近方向の旋回反力
による安全性を向上することができる。

（５）アームの垂直方向の遊びが動きにより太き−な自
由を与え、載荷面への支持部材の取付けを極めて容易な
らしめる。

（６）引き込み位置でアームのロックを行うことができ
る。

〔実施例〕

以下１本発明をより具体的に理解を得るために、添付の
図面と対照させて示した二つの適用例に従って実施様態
に関する説明を行うが、これはあくまでも−例であって
、これだけに限定されるものではない。

またこの実施例では本発明の基本的手法および幾つかの
直接的な変形について説明しているが。

派生的な様々の実施形態がその枠の中にはいることは言
うまでもない。

一般に、本発明による引込式保持具１は、一定間隔８、
すなわち近接した２つの位置の間の最小間隔で直線状に
一列に並んだ横長などの形状の７のような孔または穴の
あいた引掛・ロック部材６が上面５に付けられた金属製
のむくまたは中空の部材４や梁１桁、その他などの直線
的な支持体に取外し可能なように取付けるための引掛構
造３によって垂直上方に伸びた水平支持アーム２からな
る。

これと同じ機能および効果は、上面５に引掛ロック部材
６と同一または類似の穴があけられた中空支持部材９を
使って得ることができる７前記実施様態では、支持アー
ム２は、全体としては２つの傾斜面１０および１１を持
った角柱の形をなし、そのそれぞれ、またはいずれかの
一方の傾斜面には、機械的補強並びに保持する車輪のタ
イヤの滑り止めのために符号１２のような斜めの条線や
リブなどの適当な浮き彫りが施されていることが望まし
いとしていた。

図示した実施例では、傾斜面１０および１１は、リブの
ついた広い傾斜面とそれに隣接した平滑な垂直面の組合
せから、対で使用する通常の場合に石川、右用の区別な
しに使えるように、同じように条線が施され、表面積も
等しい同一の傾斜面２つからなるものにいたるまで、様
々な形態をとっている。

簡単のため、図示した実施例の殆どは、条線付きの斜面
１０と平滑な垂直面１１を組合せた形態と成っている。

傾斜面の構成やそれぞれの面の形状がどのようなもので
あっても、すべての実施例が保護の対象とされることは
言うまでもない。

支持アーム２は、その支持部材４側の端部にヒール１３
を有しており、その背面が該支持部材４の側面１４に当
たるようになっている。

水平支持アーム２は引掛構造３に旋回可能なように連結
されており、引掛構造３はその下部に回転が自由で、高
位置と低位置の間の垂直方向の遊びを持たせた形で取付
けた旋回・移動垂直軸１５によって支持アーム２を支え
ている。

旋回軸１５はその上端付近に、以下に述べる様々な機能
を説明する横断方向のストッパ金具１６を持つ。

ストッパ金具１６は、後出の折り畳み位置でのロックを
可能とする所定の厚さｒＥＪを持った。

輔１５に直角１７のように円筒形または長方形のつめな
どの形で作る。

ストッパ金具１６は、支持部材に゛垂直な中間位置の前
後に作用位置、初期位置および最終位置を得ることがで
きるような値だけアームと角度がずれている。

引掛構造９は、支持アーム２との結合台１９、支持部材
４の側面２４ならびに引掛ロック部材６付き、又はなし
のその上面５にぴったりと沿った直角のＬ字形台座２０
．それに台座２０の上面５沿いの部分をなす水平引掛ロ
ック２３の形の上部によって構成される直角部１８によ
って形成される。台座２０には、剛性を与えるための２
枚の平行な翼状板２２および２３が直角部１８の２つの
ｑｔ面に対して垂直に取付けられている。この２枚の翼
状板は、結合台１９に続くタイプレート２４によってそ
の基底部でつながれている。翼状板は、上部でも、握り
２５の役を果たす棒によって連結されている。

当然のことながら、上記引掛構造３は一体成形構造とす
ることも、その他の様々な製作手段に従って作ることも
できる。

結合台１９およびタイプレート２４には、旋回８動軸１
５の旋回および移動動作の案内軸受の役を果たす中心穴
２６があけられており５両各の間の１茨合は、旋回動作
成は支持部材４の側面２４に平Ｈな面内での垂直移動動
作でも軸１５が容易に滑動できるように緩くされている
。

翼状板２２および２３は、引掛構造３の前部シュそれぞ
れストッパ金具１６に対する傾斜した当たり而２９およ
び３０をなす傾斜した直線状の小口２７および２８を有
しており、旋回移動軸１５の下降の際に、アームの垂直
移動３４によるストッパ金具Ｌ６の当たり而２９および
３０のいずれかに沿った角変位３３の工程３２に相当す
る角変位；３１を生じさせる。こうして、支える荷重に
よるアームの下降によって、保持する車輪の方向に向け
た自動角度調整が得られることになる。

直角部１８の上端は水平引掛ロック台２１となっており
、その裏面には、引掛ロック部材６または支持部材４の
孔または穴７と協働して保持およびロックを行うための
引掛ロック手段３５が設けられている。

引掛ロック手段３５は１例えば孔または穴７の形状に合
った形の一連の突起などによって具現される。この場合
、突起は、両側の２つの細長い固定突起３６および３７
とロックレバ−３９によって、固定突起と平行なロック
解除位置と、固定突起と直角、従って穴または孔７の長
寸と平行なロック位置の間で回転操作が行われる中央の
旋回突起３８に分かれる。これらの細長い突起３６．３
゛Ｚおよび３８は、穴または孔７にはまり込んで全体を
長毛方向に関して固定する。中央の突起３８は、台２１
の裏面を引掛・ロック部材６の上部もしくは支持体４の
上面５に固定することによってロックを行う。

実際、細長い突起３６．３７および３８は引き込んだ平
らな裏面を有しており１台２１の裏面とともに、引掛・
ロック部材６の厚さよりもやや広い隙間を形成して、は
め込みないし挟み込みによる固定を行えるようになって
いる。

本発明は、上記の引掛・ロック手段のみに限定されるも
のではない。

第８図に示したように、直角の折り曲げ４３によってフ
ック４２様に曲げるなどした引掛縁４１の形に作り、支
持部材４の上面５に付けた引掛摺動部材４４に引掛かる
ようにした直角部１８の台２１の縁４０よる引っ掛けを
考えることもできる。

引掛部材は、引掛縁４１がはまり込む窪み４８および迫
りだし縁を生み出す２本のリブ４６および４７による二
重脚で支持部材の上面に取付けられた台４５によって形
成することができる。

このような形態は、本発明による保持具を引掛けること
を可能とするものである。この形態はまた台座とその引
掛支持材の間の機械的嵌合の緩さから、引掛摺動部材４
４沿いの摺動を可能とするものである。

そのため支持アームは、例えばローラ５２が圧力と締め
付は力によって引掛部材の反対側の縁５３に作用するレ
バ−５１操作型の偏心輪機構５０などのくさび止め装置
４９などによって、任意の位置で部材に対して長手方向
に固定することができるはずである。

これらの実施様態の重要な利点は、支持部材の任意の場
所で迅速な固定を行えるところにある。

その１−１十分な遊び角度で最終的な作用位置に自動調
整される機能を合わせ持ったこれらの実施例は、比類の
ない使用上の容易さを与えるものである。

第９図に本発明の基本原理を活用したもうひとつの実施
例を示す。

この実施例では、自動調整の各変位および引っ込み位置
への折り畳み旋回動作は、旋回軸１５を構成する円柱５
６の側面５５に設けられた凹状または凸状のカムの輪郭
５４によって得られる。

この第９図にはより特定した形で、わずかに彎曲した形
でほぼ垂直に上に伸びた上部５８と、彎曲部５９を介し
てそれにつながる、旋回軸１５を構成する円柱５６の側
面５５の外周上に該側面に垂直な水平面内で円を描くよ
うに伸びた円形の溝６０に沿ったもうひとつの部分とに
よって構成される曲線をなす溝５７として凸状の輪郭を
示しである。この円形の溝６０は彎曲部５９の円周の約
４分の１のところから始まっており、横方向の切り込み
６１によって引き込み位置での固定が行えるようになっ
ている。図示したカムの輪郭５４の曲線は、高位置で引
き込み状態となるものとなっている。

当然のことながら円形の溝６０が円柱の上部にあるよう
にすれば、低位置で引き込み状態となるようにすること
ができる。

また円柱５６は、端部がカムの輪郭の溝５７の中に嵌ま
り込んだ横方向の固定案内ピン６２少なくとも１本によ
って垂直に支えられており、それが案内の役を果たして
支持アームに上下動および旋回の動作をもたらす。

この実施例は前述の実施例、殊に基本実施例と比べて、
同じ結果を得るための同じ機能がその手段によって果た
されており、これらの完全な等個物となるものである。

そのため、低位置での旋回による折り畳み動作およびロ
ックは同じように行われ、アームの下降による自動調整
旋回動作も同様に保たれている。

より一般的には、これと同じ考え方で更に別の実施様態
ならびに実施法において、固定式とした軸１５の回りを
アームが旋回するようにすることもできる。

アームが支持部材の側面に折り畳まれる引き込み状態の
低位置でアームを固定するため、ストッパの厚さＥ（第
１２図参照）は、旋回軸１５と対応する翼状板の側面の
間のおいている隙間全体を占めるようにすることが望ま
しい。こうすることにより、ストッパを翼状板の側面で
ブロックすることができ、それによってアームを折り畳
んだ状態の低位置でロックすることができる。

またアームのロックを解除する場合は、アームを垂直に
持ち七げればよい、ストッパは第１２図に示されるよう
に、傾斜の逃げの部分によって軸と翼状板の側面の間の
空間から外れ、アームが自由に回転できるようになる。

第１３図は本発明による支持具のいずれかと直角をなす
ものも含め、載荷面が持ち得る様々な不整および突出部
に対して支持アームの位置を自動的に適合させることが
できる上下動の自由を持つという本発明による保持具の
利点を示すことを目的としたものである。

既に示したとおり、本発明による保持具は対で使用する
ようになっている。この対においてはストッパ金具１６
を右に回して右側で使う「右側」保持具と、ストッパ金
具１６を左に回して左側で使う「左側」保持具とを区別
する。

以下では１本発明の様々な実施様態における動作および
使用方法とともに、垂直、水平方向の応力およびそれに
対応する偶力の受は止められ方について述べる。

各保持具は支持部材４と直角をなすように持ち込み、そ
の直角のベースを対応する側面に当て。

同時に突起３６，３７および３８を対応する穴または孔
７にはめ込み、ロック構造を操作するレバー３９を動か
して固定することによって最も適当な場所に設置する。

摺動式の実施例の場合は、各保持具を車輪の両側の最も
適当な場所にタイヤに接触するように引っ掛け、くさび
止めレバーを動かしてその場所に固定する。

支持部材を持ちとげることによって各支持アームにかか
る荷重の作用によって、支持アームはその最も低い位置
まで下がる。この動作の間にアームは斜面に沿って下方
に摺動するストッパの遊びによってタイヤに向かってわ
ずかに旋回する。アームが互いに挟み込む方向で角度が
狭まるこの自動角度調整動作によって、より高い保持の
安全性と有効性をもたらすものであり、これによってタ
イヤは、強制的に互いに近づき合うようにされた対の２
本のアームによって挟み込まれて確実に固定されること
になる。

本発明による保持具にかかる各種応力は以ｔの通りであ
る。

ａ、−支持アームの支承斜面上で垂直応力と長手方向応
力に分解される荷重に相当する応力す、−制動、加速、
カーブでの遠心力、横揺れ、縦揺れ、蛇行運動などの様
々な動的な力による水平方向、長手方向および横カ行の
応力 これらの各種応力は、引掛、支持部材によるペース、ア
ームおよびその軸の支持、それにストッパ金具の支承に
対する反力によって支えられる６本発明が４−―に詳述
した手段だけに限られるものでなく、この保護の枠から
出ない範囲において。

新たな創意に基づくところのない各種の変更が可能であ
ることは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上述にたように本発明に係る車両保持用引込式保持具
は、非使用時に保持アームを折畳んで載荷面を空けるこ
とはでき、自動車の積み降ろしが容易になるばかりでな
く、保持ア・−ムの使用に際して取付け、取外しおよび
娼″付けといった手作業を必要としない等の特徴を有す
るものであり、本発明実施後の実用的効果は極めて大き
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、作用位置にある本発明による憤−保持アーム
の透視図、第２図は引き込み位置にある本発明による単
一保持アームの透視図、第３図は接近してやや挟めた形
で配置した車輪の保持位置にある望ましい実施様態によ
る１対の保持具の透視図、第４図は支承部の側面に引き
込んだ位置にある図３の望ましい実施様態に基づく本発
明による１対の保持具の透視図、第５図は引掛・ロック
手段を有する支持台座の裏面を示した透視図、第６図は
引掛・ロック構造の固定部材の穴の中へのはまり具合を
示した支承部材上部の長手方向断面図、第７図は支承部
材に引掛けた本発明による保持具の断面図、第８図は支
承部材の上面に取付けた摺動部材に沿って摺動すること
ができるようにした一実施例による引掛式の保持具の断
面と引掛上部の拡大図、第９ｖ４は旋回軸にカムの輪郭
を施した別の実施様層の透視模式図、第１０図はストッ
パ金具および支持アームの保持態勢時の各終端位置を示
した透視図、第１１図は縁部の傾斜面に対するストッパ
金具の働きによってピッチが分割される様子を示した斜
面の平面模式図および透視拡大図、第１２図は折畳み位
置でストッパ金具がロックを行う様子を示した透視図、
第１３図は本発明によるアームが載荷面における高低差
を吸収すべく垂直方向での適合化を果たす可能性を示し
た模式図である。 １・・・引込式保持具　　　　２・・・支持アーム３・
・・引掛構造　　　　　　４・・・支持部材６・・・引
掛ロック部材　　　９・・・中空支持部材１５・・・旋
回移動垂直軸　　１６・・・ストッパ金具１９・・・結
合台　　　　　　２０・・・台座２２．２３・・・翼状
板　　　２４・・・タイプレート２５・・・握り　　　
　　　　３５・・・引掛ロック手段３６．３７，３８・
・・固定突起 ３７・・・ロックレバ−４１・・・引揚縁４６．４７・
・・リブ　　　　４９・・・くさび止め装置５０・・・
偏心軸機構　　　　５１・・・レバー５２・・・ローラ
　　　　　　６０・・・円形の溝６１・・・切り込み　
　　　　６２・・・固定案内ピンｅう

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動車運搬車両などで対で使用するための車輪に
   よる車両保持具で、保持具が支承部材４の上面５に取付
   けられた引っ掛けロック部材６に設けけるか又は該上面
   ５に穿設した穴または孔に部材を嵌合する形式の引掛構
   造３によって支持部材４に引っ掛けてロックされ、該引
   掛部が支承アーム２を支えている保持具において、上記
   支持アーム２が引掛構造部の中で高位置と低位置の間で
   垂直方向に遊びを有し、更に引掛構造部の中で支持部材
   ４の側面に折り畳まれる休止位置と支持部材にほぼ直角
   に張り出した動作位置との間で旋回自在に旋回移動軸１
   ５を介して枢設して、該支持アームが張り出した動作位
   置から保持する車輪のタイヤ方向への自動調整旋回よっ
   て保持作用位置が自動的に得られる構造になると共に、
   その自動調整旋回が角度的に制限された形で、荷重の作
   用を受けて軸受面に支えられながら移動するアームの旋
   回軸の下降動作によって、保持した車輪のタイヤに該ア
   ームが近づくようになることを特徴とする車両保持用引
   込式保持具。
2. （２）前記軸受面が引掛構造３の本体内に形成された当
   たり傾斜面２９または３０であり、荷重の作用によるア
   ームの下降時に当たり傾斜面に沿って移動する横方向の
   ストッパ金具が軸１５に取り付けられていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の車両保持用引込式保
   持具。
3. （３）前記ストッパ金具が直方体の横方向のつめ１７で
   あるか、またはアームに対して角度をずらした棒の形を
   なしたものであることを特徴とする特許請求の範囲１項
   記載の車両保持用引込式保持具。
4. （４）前記引っ掛け構造３が両縁に２枚の翼状板２２お
   よび２３を持った直角材であることを特徴とする特許請
   求の範囲１項乃至第３項記載の車両保持用引込式保持具
   。
5. （５）前記当たり傾斜面２９または３０が引っ掛け構造
   ３の縁をなす翼状板２２または２３のいずれか一方の前
   面の小口であることを特徴とする特許請求の範囲第２項
   乃至第４項記載の車両保持用引込式保持具。
6. （６）前記引っ掛け構造３が摺動部材４４に合わせて、
   その上を摺動するように取付けられていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の車両保持用引込式保持
   具。
7. （７）前記保持具において、くさび止めまたは締め付け
   による摺動部材４４への固定装置が備えられていること
   を特徴とする特許請求の範囲第５項記載の車両保持用引
   込式保持具。
8. （８）前記保持具において、旋回移動軸１５に該軸を支
   える案内横方向ピン６２の端部がそれに従って移動する
   カムの輪郭５４が設けられていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の車両保持用引込式保持具。
9. （９）前記保持具において、旋回移動軸１５が固定式で
   、支持アームが該軸の回りを動くようになっていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第８項記載の車
   両保持用引込式保持具。