JPS63240201A - アダプテイブアンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の属する分野） 本発明はアダプティブアンテナの制御方法に関する。

（従来技術） 従来、妨害波の存在する電波環境において妨害波の受信
レベルを抑圧して受信信号のＳ／Ｎを高める空中線方式
としてパワーインパージ目ンアダプティブアレイアンテ
ナ（Ｐｏｗｅｒ　Ｉｎｖｅｒｓｉｏｎ　Ａｄａｐｔｉｖ
ｅ　Ａｒｒａｙ　Ａｎｔｅｎｎａ：以下ＰＩアダプティ
ブアレイアンテナという）がある。このアンテナは複数
の無指向性アンテナ素子で受信されたそれぞれの受信信
号の振幅と位相を制御することによシアレイアンテナの
合成受信パターンが種々の形に制御できることに着眼し
て、到来方向と強度が異なる２つの電波が到来した時に
アレイアンテナの合成受信パターンの極小点を強度の大
なる到来電波の到来方向に向け、強度の小なる到来電波
の到来方向に対しては前記極小点の空中線利得よりも大
なる利得を有・する部分が向くように制御することによ
シ９強い電波のアンテナ受信レベルを低く１１弱い電波
のアンテナ受信レベルを高くするよ・うにしたもので１
強い妨害電波の存在する電波環境において受信信号のＳ
／Ｎ改善に威力を発揮するものである。

第２図はアンテナ素子が２個の場合の従来のＰＩアダプ
ティブアンテナの構成を示すブロック図である。

同図に於いて１，１′は所定の間隔を置いて配列した無
指向性アンテナ素子であって夫々の出力を重み付は回路
２．２′と重み制御回路３．３′とに分岐して入力する
と共に１重み制御回路３．３′の出力を重み付は回路２
．２′に入力することＫよって振幅と位相を制御した信
号を加算器４にて合成し、出力信号とすると共にその一
部を重み制御回路３．３′に帰還するように構成したも
のである。

このように構成したＰＩアダプティブアンテナシステム
に、同一周波数であってかつ到来方向が異なる２つの電
波が着信すると周知の如く大きいレベルの信号到来方向
に指向性の零点を形成し、結果的に両者の合成出力が最
小レベルになるように動作する。

従って、希望波りよシ妨害波Ｕのレベルが大きい場合は
妨害波Ｕを抑圧し、Ｄ／Ｕ比（希望波と妨害波との比）
を改善した信号を得ることができる。

しかしながら上述した従来のＰＩアダプティブアンテナ
の構成では希望波りが妨害波Ｕのレベルよシ大きい場合
には希望波りを抑圧してしまい不都合を生ずる。

故に、従来このようなアンテナシステムは希望波りより
妨害波Ｕのレベルが大きい場合でのみ有効であって、そ
の逆の場合は機能を停止するか又はこの部分を迂回する
等の対策を講じていた。

（発明の目的） 本発明は以上説明したような従来のＰＩアンテナシステ
ムの不都合を解消するため罠なされたものであって、希
望波と妨害波とのレベルの大小関係にかかわらず常にＤ
ＺＵ比を向上するよう構成したアダプティブアンテナを
提供することを目的とする。

（発明の概要） この目的を達成するため１本発明に於いてはアレイアン
テナ各々の出力の加算信号と減算信号の両者を導出し、
希望波レベルと妨害波レベルとの大小関係に応じていず
れか一方、所望のものを出力するように構成する。

（実施例） 以下９図示した実施例に基づいて本発明の詳細な説明す
る。

第１図は本発明の実施例を示すブロック図である。

同図に於いて１．１’　、　２．２’　、　３．３’及
び４は第２図と同様に無指向性アンテナ素子９重み付は
回路９重み制御回路及び加算器であシ、この実施例では
更に加算器４と並列に減算器５を設け、２つの重み回路
２，２′からの信号の減算信号を求め、この減算信号と
加算器４からの加算信号とをスイッチ６で切換えて出力
するように構成したものである。

このように構成したアダプティブアンテナシステムに希
望波りとそれよシもレベルの小さい妨害波Ｕが異なる到
来方向から着信すると、ＰＩアンテナの機能によシアン
テナ素子１．１′で受信した希望波信号は１重み付は回
路２，２′で互いに等振幅、逆位相になるように制御さ
れる。

このとき加算器４によってこれらの信号を合成すると希
望波成分が抑圧されてＤ／Ｕ比が悪化してしまうという
欠点があるのは上記（従来技術）で説明したとおシであ
るこのときの指向性パターンを第３図に示す。しかしこ
のよう々場合に減算器５によって得られる減算信号は希
望波成分が同相で加算されるため、そのレベルは大きく
なｆｉ　Ｄ／［Ｊ比を向上させることができる減算信号
に対する指向性パターンは第４図に示すようにＤ波方向
と主ビームが向いたものとなる切換スイッチ６によって
減算器５から減算信号を選択して出力すれば希望波りの
レベルが妨害波Ｕよシも大きい場合にもＤ／ＩＪ比を向
上させることが可能である。

以上のように和信号と差信号の２つの信号を作シ、希望
波りが妨害波Ｕよシも小さい場合には加算信号を出力し
逆に希望波りが妨害波Ｕよシも大きい場合には減算信号
を選択して出力することによシ第５図に示すように希望
波りと妨害波Ｕのレベルの大小に無関係に常にＤ／ＬＪ
比の改善をすることができる。

伺、上記実施例ではアンテナ素子が２個の場合について
述べたが、その原理から明らかなように希望波成分を同
相で加算する回路を付加すれば３個以上のアンテナ素子
を有するアダプティブアンテナにも適用できる。

さらに希望波りに特殊な信号を付加する等の方法によっ
て出力のＤ／Ｕ比を検出し、切換スイッチ６を制御する
回路を付加すれば、スイッチ６の切換を自動化すること
も可能である。

また２本発明の実施方法は第１図の構成に限られるもの
ではなく２種々の実施方法がある。

（発明の効果） 本発明は以上説明したようにプレイアンテナ出力に重み
付けした信号の加算信号と減算信号を生成し必要に応じ
ていずれか一方を出力するようＫｖｋ成したものである
から希望波レベルと妨害波レベルとの大小関係にかかわ
らずに常にＤ／Ｕ比を向上することができアダプティブ
アンテナの機能を高めるうえで効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
従来のＰＩアダプティブアンテナを示すブロック図、第
３図、第４図及び第５図は第１図に示した本発明の実施
例の動作を説明するためのアンテナ指向性特性及びＤ／
［、ｌ比と入力希望波レベルとの関係を示す図である。 １．１′・・・・・・・・・アンテナ素子、　　　　２
．２’・・・・・・・・・重み付は回路、　　　　３．
３’・・・・・・・・・重み制御回路、　　　４・・・
・・・・・・加算器。 ５・・・・・・・・・減算器、　　　６・・・・・・・
・・切換スイッチ。 特許出願人　　東洋通信機株式会社 ４ｍ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複数のアンテナを所定間隔をもって配置し、夫々の
   着信信号の位相と振幅を制御して最も大きい着信信号を
   抑圧するパワーインバージョンアダプティブアンテナシ
   ステムに於いて前記各々の着信信号の和と差を求め、両
   者のうちいずれか一方を選択して出力したことを特徴と
   するアダプティブアンテナ。