JPS63239048A - フイルム付き化粧材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明はフィルム付き化粧材に関するものである０ 〈従来技術〉 従来、メラミン化粧板など化粧材のキズ防止用の保護フ
ィルムは化粧材を成型後、粘着剤付きフィルムを貼着し
たシ、合成樹脂溶液を塗布乾燥するなどして装着してい
た。しかしながらこのような方法ではフィルム形成工８
が欠かせず作業能率が劣っていた。

一方、成邪時に未処理のポリプロピレンフィルム等を成
型素材の上に重ね成型しても、成型後簡単に剥離してし
まい運搬時あるいは家具停への加工時に保股フィルムと
して役に立たなかりた。

〈発明の目的〉 本発明は前記、従来の間鴎を解決するため検討されなさ
れたもので、成型工程においてフィルムを一体化させ、
しかもフィルムが保護フィルムとして好ましい剥離強度
を保持させたフィルム付き化粧材を提供するものである
。

〈発明の開示〉 次に本発明に関して実施例に従い説明する。第１図は本
発明になるフィルム付き化粧材を成型するための積層素
材の積層構成を示すもので、ａセルロース繊維に対して
重量比３０％ガラスｆＪｋ維を混抄させた含浸基材にエ
ーテル化メラミン樹脂を含浸した含浸シー）　（１）　
５枚からなる積層素材（３１の上にサンドプラスト処理
された表面粗さが２　ｐ以上の凹凸面を片面に形成させ
たポリエステルフイルム（２）が重ねられている。該積
層素材（３）が熱圧されてメラミン樹脂系のフィルム付
き化粧材（４）が成型されている。該ポリエステルフィ
ルム（２）は成型後、ｏ、　０５　ｋｉｉフインチ以上
の剥離強度を持ち、持ち運び等の取扱い時、あるいは家
具、建具等の製品に部材として使用される加工時等にお
いて、特に強制して剥離しない限り簡単に剥離せず、し
かも加工品が最終製品として利用開始時まで化粧材を保
護できるものである。

実施例ではメラミン樹脂系の化粧材であったが、例えば
一般のメラミン樹脂化粧板、ジアリルフタレート樹脂化
粧板、ポリエステル樹脂化粧板ならびに木質基材等に樹
脂含浸シートを積層成型した化粧材等その他の積層材に
おいて利用されてもよい。これら化粧材にはいずれもα
セルロース繊維、リンター繊維等からなる紙基材、これ
らにガラス繊維、カーボン繊維あるいはポリエステル繊
維、ナイロン繊維等の合成繊維が混抄された混抄紙、な
らびにこれら繊維から加工された布、不織布等の多孔質
基材に合成樹脂の初期縮合物が含浸処理されたものが使
用される。

８９ル素材の上に積層されるフィルムにはポリエステル
、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン停の透明な
材質からなる合成樹脂が１００〜１２μの身さに成型さ
れ、積Ｊｖｉ累材に接する面が表面粗さが２μ以上の凹
凸面にサンドプラスト処理されたもので成型後における
フィルムの剥Ｎ（Ｌ強度がｏ、　０５　ｋｇ／インチ以
上であるものが適合する。１２μν下ではフィルム強度
が劣９かつ保８接能が劣るため保験フィルムとして適合
せず１００μ以上では成型時のフィルムの伸縮ひずみの
ために剥離強度が得られずかつコストアップになシ好ま
しくない。剥離強度が０．０５〜／インチ以下であれば
成型物のカット、孔あけ等の加工時、あるいは持運びな
ど取扱い時等において剥離してしまい保護フィルムの目
的が達せられない。なお剥離強度が４に９フインチ以上
では剥離面が大きい場合、剥離力が過大になるため剥離
作業の能率が低下し好ましくない。表面の粗さが２μ以
下のフィルムでは密着性が良好で成形した化粧材から剥
離しなくなシ好ましくない。この理由は必ずしも明確で
はないがフィルム表面が平滑化すればするほど積層素材
中の樹脂成分が成形中にフィルム表面に流れ、接触が進
行するものと予想される。

なお、本発明では平板状の仕上げの化粧材及びその成型
には当然利用でき、また成型当板に木目等の凹凸エンボ
ス面を持つものが使用されれば、凹凸エンボス面を持つ
化粧材及び成型にも活用できる。

次に実施例、比較例によシ説明する。αセルロース繊維
に対して重量比３０チガラス繊維の混抄された含浸基材
に硬化剤を含むエーテル化メラミン樹脂を８０チ含浸し
た含浸シート５枚を重ねた積！−素材の上に表面粗さが
３〜５μにサンドブ２スト処理を設した厚さ４０μのポ
リエステルフィルムをそれぞれ重ね熱圧成製して実施例
のフィルム付き化粧材（１）を得た。前記実施例と同一
の積層素材の上に厚さ４０μで表面粗さが２μ以下の未
処理のポリエステルフィルムを重ね熱圧成型して比較例
（１）のフィルム付き化粧材を得た。同様に実施例と同
一の積層素材の上に実施例で使用したと同じポリエステ
ルフィルムにシリコン系離型剤を塗布したフィルムを重
ね熱圧成型して比較例（２）のフィルム付き化粧材を得
た。実施例のフィルム付き化粧材（１）、比較例のフィ
ルム付き化粧材（１）及び（２１のフィルム剥離強度を
測定したところ表−１の結果が得られた。実施例のフィ
ルム付き化粧材（１）は鋸による切断、ドリルによる孔
あけ専の加工めるいは持ち運び等Ｑ取扱いの際に剥離せ
ず手による強制剥離によシ剥離した。一方比較例のフィ
ルム付き化粧材（１）は前記と同一の加工あるいは取扱
い過程中に簡単に剥離し保護フィルム機能を果たさなか
った。比較例のフィルム付◆化粧材（１）ではフィルム
が密着し、強制剥離によりフィルムが破断した。

表−１ （単位にり７インチ） 〈発明の効果〉 本発明になる化粧材の成型方法は積層素材の表面にサン
ドプラスト処理されたフィルムを重ね成型するものであ
シ、フィルム形成のための後工程が省略できる。しかも
化粧材に一体に装着されたフィルムは通常の取扱いでは
剥離せずｏ、ｏｓ　ｋｇ／Ａ：Ｉｆ以上の強制剥離力に
より剥離する剥離性を有するものであるため、成型時に
積層されたものが、運搬等の取扱い時、あるいは家具、
建具停の製品に部材として使用される加工時等において
も保殺フィルムとしての効用を発揮するものである。し
かも成型される化粧材の表面が平滑（鏡面）仕上、エン
ボス仕上いずれであっても一体に成型できるものである
ため、多様な化粧材に利用できるものである。また積層
状態では化粧材表面が透視でき、ゴミ、キズ等の欠点が
容易に判別できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になるフィルム付き化粧材を成型するた
めの積層素材（３）の積層構成を示す概要図、第２図は
成型されたフィルム付き化粧材（４）の斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）多孔質基材に合成樹脂の含浸処理された含浸シー
   トが複数枚積層成型されたもの又は基材に含浸シートが
   積層成型されたものであって、表面粗さ２μ以上にサン
   ドプラスト処理された表面を持つフィルムが最上層に剥
   離強度０．０５〜４ｋｇ／インチで一体に成型されてい
   ることを特徴とするフィルム付き化粧材。