JPS6323900A - リボソ−ム阻害タンパク質及びその製造方法 - Google Patents

リボソ−ム阻害タンパク質及びその製造方法

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JPS6323900A
JPS6323900A JP62176953A JP17695387A JPS6323900A JP S6323900 A JPS6323900 A JP S6323900A JP 62176953 A JP62176953 A JP 62176953A JP 17695387 A JP17695387 A JP 17695387A JP S6323900 A JPS6323900 A JP S6323900A
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JP
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trichoquiline
protein
mercaptosuccinate
extract
solution
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JP62176953A
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ルイギ・バルビエリ
ピエール・カセッラ
フィオレンツオ・ステイルペ
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Sanofi SA
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    • C07K7/08Linear peptides containing only normal peptide links having 12 to 20 amino acids
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/415Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from plants
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    • A61K36/428Trichosanthes
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、新規なタンパク賀合成阻害剤、その単離方
法、それか存在する薬剤組成物としての用途に関する。
真核細胞系においてタンパク賀合成を阻害するタンパク
質は多くの植物の種子又は他の部分において発見されて
いる。これらのタンパク質のうち、リシン、アブリン及
びモデシンは細胞系及び非細胞系の両方においてタンパ
ク賀合成を阻害し、従って動物に対して極めて毒性か高
い。対照的に、非細胞系においてのみ有効なタンパク質
は、動物に対する毒性が低いか又はない。おそらくそれ
らは細胞内に入れないからてあろう。
一般的に、これらのタンパク質はリポソームの6O3の
サブユニットを非可逆的に不活性化し、不活性化される
とリポソームは伸長因子2と反応することかできない、
従って、これらはタンパク質合成の研究において興味を
持たれ、また、これらを腫瘍を攻撃するために用いるこ
とが提案されている。
この型のタンパク質を以下「リポソームー不活性化タン
パク質(RIP)と呼ぶ。最も良く知られたRIPはリ
シンてあり、これはカスター油植物を抽出することによ
って得られる。もう1つのRIPであるゲロニンは最近
記載され、FEBSレターズ、1985. ]!Is 
(1,2) 、1〜8ページに記載されている。
トリコサンテス・キリロウィ(Trichosanth
eskiri lowi i)の根から抽出されたタン
パク質トリコサンチンか最近記載され(Nature、
 198G、 321゜pp、477−478)、その
アミノm配夕暉はリシンDのサブユニットAとある程度
相同である。
トリコサンテス・キリロウイの種子から、トリコサンチ
ンとは異なる新規で非常に強力なRIPか抽出てきるこ
とかわかった。この新規なRIPを以下「トリコキリン
」と呼ぶ。
従って、この発明は、その1つの局面に3いて、以下の
性質を有するトリコキリンと呼ばれる新規なRIPを提
供する。
・これは、SDS (ラウリル¥を酸ナトリウム)の存
在下におけるポリアクリルアミドゲル上での電気泳動に
よって決定される分子量か28000±3000の糖タ
ンパク質である。
・これは9以上の等電点を有する。
・これは、その中性糖の含量が1,1ないし1.5重量
%てあって、0,3ないし1.2zのマンノースを含む
・これは、タンパク質1モル当たりの残基の数±20%
て表現された以下のアミノ酸組成を有する。
Lys:17.3  Has: 1.1  Arg: 
5.7  Asx:22.8Tbr:18.9Ser:
23.5Glx:21.6Pro二8.11Gly:1
5.0Ala+21.1 1/2Cys: 1.9Va
l:12.5  Met: 3.05 11e:15.
8  Leu:24.3Tyr+12.1  Phe:
10.I  Trp検出せずただし、Asxはアスパラ
ギン酸及びアスパラギン残基の両方を示し、GIKはグ
ルタミン酸及びグルタミン残基の両方を示し、1/2C
ysは、分析に中に測定された。システィン酸の形態に
ある、もとのタンパク質のシスティン残基を示す。
・これは以下の末端アミノ酸配列を有する。
Ala−3er−Tyr−Glu−Lysアミノ酸組成
は、6N塩酸、1%フェノール及び1%2−メルカプト
エタノールの存在下て、窒素下で24時間105°Cに
加熱することによって決定された。アミノ酸はアルカリ
媒体中でフェニルインチオシアネートによって誘導体に
添加された。このようにして得られたフェニルチオヒダ
ントイン(PTH)は逆相HP 1.Cによって分析さ
れた。
システィンはタンパク質を過ギ酸て酸化した後に測定し
た( J、 Rial、 Chew、 238.235
−237(1963))。
末端アミノ酸配列は、10%酢酸溶液中に溶解された5
nmolのタンパク質から出発して、アプライド・パイ
オシンセシス社′版先のマイクロシークエンサーによっ
て決定した。PTHのアミノ酸は逆相HPLCによりて
分析した。
これらの結果は全て、トリコサンチンについて発表され
た文献と比較すると、トップキリンとトリコサンチンは
2つの全く異なる物質であることを示している。
この発明はもう1つの局面において、すりつぶしたトリ
コサンテス・キリロウィの種をpH5,5〜7.5の緩
衝液の存在下で水で抽出し、不溶性物質を除去し、pH
7,2ないし7.7の、0.3ないし0.6M塩化ナト
リウムを含む緩衝液を溶離液として用いた弱酸性イオン
交換樹脂上でのクロマトグラフィーによって該粗抽出物
を分画し、阻害剤タンパク質を含む画分を回収し、得ら
れたタンパク質をゲルろ過によって精製することを含む
、トップキリンの製造方法を提供する。
例えば、好ましくは予め皮を」いたトリコサンテス・キ
リロウィの種をすりつぶし、例えば塩化ナトリウムのよ
うな電解質と、例えばリン酸緩衝液のような緩衝液を含
む、中性付近のpHを有する水て抽出する。不溶性材料
を例えば遠心によって除き、低分子量物質を例えばリン
酸緩衝液に対して透析することにより溶液から除去する
。透析した抽出物を次にカルボキシメチルセルロースの
ような弱酸性イオン交換樹脂上でクロマトグラフィーに
架けることによって分画する。溶層は、例えば0ないし
0.3 M4化ナトリウム水溶液の直線濃度勾配を用い
ることによって行なうことかできる。通常、4つの主た
るピークが溶離され、0.03ないし0.11Mの濃度
の塩化ナトリウムによって溶離されるピークIVかトッ
プキリンの主たる部分を含む。
トップキリンは、例えばセファデックス(登R商標)の
ようなカラム上てゲルろ過によって精製することがてき
る。
トップキリンは、適当な結合剤を介してハプトマーに結
合することかできる。従って1例えば、トップキリンは
従来方法によってジスルフィド架橋を介して抗体に結合
することかてきる。
これを行なうために、トップキリン及びハプトマーの両
方を、ジスルフィド基を担持する鎖を導入することかで
きる試薬と反応させることかてきる。
この発明のもう1つの対象は、フリー又はブロックされ
たSH基を含むトップキリンの修飾誘導体、特に、トッ
プキリンとS−アセチルメルカプトコハク酸無水物との
反応によって得られるメルカプトサクシノイルトップキ
リン、及びヒドロキシルアミとS−アセチル誘導体との
反応により得られる対応するメルカプトサクシノイル誘
導体である。このように修飾されたトップキリンの製造
方法は、活性化物質、特に活性化タンパク質を31製す
るために共通的に用いられるものである。
即ち、S−アセチルメルカプトサクシノイル基の抗体内
への導入は米国特許第4j40,515号に記載されて
おり、イオノフオア(ionophore)の第1級水
酸基へのS−アセチルメルカプトサクシノイル基の導入
は欧州特許出願第152.781号に記載されており、
S−アセチルメルカプトサクシノイル基のリシンのA鎖
への導入は欧州特許出願第159.111号に記載され
ている。
これらの修飾トリコキリンは次の式によって表わされる
TK’−(Go−C1l−3−W)n l          (1) cH2cooH ただし、TK’はトリコキリンの基、Wは水素又はアセ
チル基、nは0.2ないし3、好ましくは0.4ないし
1、さらに好ましくは0.7である。
トリコキリンは、網状赤血球の溶解物中てタンパク質合
成を阻害し、そのID5oは1.5ないし4 ng/m
lである。この効果は全細胞に対してははるかに低く、
試験する細胞に応じてそのID、。は7g4/mlない
し100 gg/ifの間て変化する。
第1表は、種々の細胞に対するトリコキリンの効果、特
にタンパク質合成阻害のID、。<p−g/ll及びM
 x 10−’で示しである)を示す。これは、J、 
Biol、 Chew、 259.9359−9364
 (1984)に記載された方法を適用することによっ
て測定した。
第1表 トリコキリンの動物に対する毒性は体重27ないし32
gのスイスメスマウスについて評価した。トリコキリン
は、1群6匹の動物に対し、投与量たり0.56ないし
20 B/kgの投与量(2つの投与量間の比は2)で
腹膣内投与した。LDsoは、フィネイによって記載さ
れたスピア−マン−カーパー法(5tatistica
l MeLhods in BiologicalAs
say、 p、 524−530)によって計算した。
トリコキ’、I:/ノLD5oは8.1. +H/kg
 f 2QZである。
以下の実施例はこの発明を例示するが限定しない。
実施例1 トリコキリンの単離 A)粗抽出物 トリコサンテス・キリロウィの種(1,2kg)を、5
1111!のリン酸緩衝液を含む、8倍体積の0.14
M塩化塩化ナトリウム溶液H7,5)と共にウルトラタ
ラックス(Ultraturrax)装設中てすりっふ
した。
マグネチックスタラーてかきまぜなから、抽出を4℃て
一夜続けた。
粗い残渣を除いた後、抽出物を0°Cて10000gて
45分間遠心した。上清を冷たいままデカンテーション
して固化された脂肪を除き、次に硫酸アンモニウムを舊
和点まで加えることによってタンパク質を沈殿させた。
上記した条件で遠心した後、沈殿を5mMのリン酸緩衝
液を含む、[1,14M塩化ナナトリウム溶液 pH7
,5) 1文中に再懸濁した。
溶解されなかった物質を上記と同じ条件で遠心して除い
た。上清を、51リン酸AI!Fi液p ++ 7 、
0て平衡化した、室温にあるセファデックスG25カラ
ム(95cm x 10 am)に移し、3文/時間の
速度て溶離した。第1のピークを回収した。
B)イオン交換クロマトグラフィー 2回の操作(2,4kgの種から出発)によって得られ
た抽出物を1つにし、これを最鰐濃度30IIIMまて
の塩化ナトリウムて処理し、30mMリン酸緩衝液p新
液 7 、0で平衡化したCM−セファロース・ファー
スト・フロー(17,5cm x 5 cn+)のカラ
ムに移した。固定されなかった物質は同一の緩衝液て溶
離された。結合されたタンパク質は同一のリン酸緩衝液
(体120J)l中に30ないし110mmol/ l
の塩化ナトリウムを含む勾配によって溶離した。1時間
当たり1.2文の速度で400 mlの両分を回収した
。280 nml、:おける吸光度及び溶離物の伝導度
を監視した。タンパク質合成に対して阻害活性を示す両
分を1つにしく15交)、酩酊てpH5,8に酸性化し
た。この溶液を、1101II酢酸ナトリウム緩衝液p
H4,5で平衡化したS−セファロース・ファースト・
フロー(6,6cm x 5 ci)のカラムに移した
。同一の緩衝液で洗った後、固定されたタンパク質を、
 0.5 Mの塩化ナトリウムを含む20mMのリン酸
緩衝液p+17.5で溶離した。
タンパク質を含むピークに対応する画分(200ml)
を回収し、50交の蒸留水に対して3回透析し、凍結乾
燥すると3801gのトリコキリンが得られた。
C)ゲルろ過 上て得られたトリコキリンを5011の0.14 M塩
化ナトリウム溶液に溶解した。不溶性物質を20000
 g 、30分間の遠心によって除去した。上清を、5
mMリン酸緩衝液pH7,oて平衡化した4℃のセファ
デックスG50コースカラム(95cya x5 am
)に移した。溶離を601/時間の速度て行なった。上
記したように、タンパク質を含むピークに対応する溶液
を回収し、透析し、凍結乾燥した。
これにより267mgの精製トリコキリンが得られた。
実施例2:S−アセチルメルカブトサクシノイルートリ
コキリン及びメルカブトサクシノイルートリコキリン 10.5 mg/+l (E+031 、wiol/m
l)のS−アセチルメルカプトコハク酸無水Th(SA
MSA)ジメチルホルムアミド溶液100鉢lを、61
1の125mMリン酸緩衝液pH7中に5.8 mgの
トリコキリン(0,215g mol)を含む溶液に加
えた。1時間インキュベートした後、反応液を125m
Mリン酸緩衝液pH7に対して透析することによって過
剰の反応物質を除去した。これにより、0.948 m
g/itのS−アセチルメルカブトサクシノイルートリ
コキリンを含む溶液5.7 mlか得られた。エルマン
法(Methods in Enzya+ology 
25.457 (1972))によってヒドロキシルア
ミンと反応させると、トリフキリ21モル当たり0.7
のフリーのSH基を含む(分光光度分析)メルカプトサ
クシノイルートリコキリンが得られた。ポリアクリルア
ミド勾配電気泳動によって調べると、この修飾タンパク
質は、28000±3000の分子量を有する単一のハ
ントを示し、これはもとのタンパク質と一致していた。
実施例3:抗体AT15E  (抗Thy1.2)とメ
ルカプトサクシノイルートリコキリンとの反応によって
得られる結合体 A)修飾抗体ATL5Eの調製 抗体AT15Eは、ネズミ科動物のリンパ球の抗原Th
y1.2に対するモノクローナル抗体てあった。
この抗体は、Journal of 1mmunolo
gy 1.22.24!11−8 (1979)に記載
されたものてあり、tlybridomal(1)、 
13−17 (1981)に記載されたハイブリトーマ
から得られた。
5.5 B/mlのN−サクシシイミシン−3−イル3
−(ピリジン−2−イルジスルファニル)プロピオネー
トをエタノール中に含む25用1の溶液を、0.1 M
ホウ酸1ffi液pH8,8中に3.55 mg/u+
1の抗体AT15Eを含む3.7mlの溶液に加えた。
30分間インキュベートした後、過剰の試薬を1251
1IMリン酸緩衝液pl(7に対して透析した。
透析後、タンパク質溶液を遠心して3.4 yg/mI
のタンパク質を含む溶液11m1を得た。2−メルカプ
トエタノールとの交換によって放出されたピリジン−2
−チオンを343nmにおける吸光度分析を行なったと
ころ、得られた抗体は、抗体1モル当たり3.2の活性
化混合ジスルフィド基を有していた。
B)免疫前(結合体)の調製 上で得られた修飾トリコキリンの溶液5】1(すなわち
、0.183 gIlol)を上で得られた活性化抗体
の溶液1.9 wl (すなわち、0.04’l g 
mol)に加え、この混合物を、塩酸ヒドロキシルアミ
ンの1モル溶液350g1の存在下て25°Cて20時
間インキュベートした。溶液を遠心し、セファデックス
G200カラム」二てのろ過によって才り製し、溢出物
の吸光度を280nmて測定した。抗体とTKとの両方
を含む両分を1つにすると、0.215mg/1Ill
  (すなわち、4.3 mg)の免疫前を含む溶液2
0ffi1か得られた。この溶液は抗体に結合された修
飾トリコキリンを0.045 mg/l含んでいた。
この製剤中の抗体1モル当たりの平均結合率は1.47
にてあった。このようにして得られた結合体は、上記式
(ltla)においてPoがアミノ官能を有さない抗体
AT15Eの基、mか1.5であるものであった。
免疫活性試験 トリコキリンの1つの性質は真核細胞中てのタンパク質
合成を阻害することである。従って、行なった試験は、
非細胞系モデル又は細胞系モデルにおけるタンパク質合
成阻害試験である。
A)非細胞系モデル 生体外でのプロトコールは、人工メツセンジャーRNA
、ポリウリジル酸、の存在下で”C−フェニルアラニン
を取り込むことがてきるラット肝臓のサブセルラー画分
てあった。
サブセルラー画分の調製及び14C−フェニルアラニン
の取り込みの測定に採用した方法は、ラット肝細胞のミ
クロソーム画分とサイドシル画分の両方を用いた。 8
iochmica eヒ8iophphysicaAc
ta 312.608−615 (1973)に記載さ
れた方法を修飾したものである。トリコキリンを含む試
料は、0.2zの2−メルカプトエタノールと15g/
mlのウシ血清アルブミンとを含む、501トリス塩酸
緩衝液p)17.6に適当に希釈された溶液の形態て導
入した。カウントデータを、それぞれの反応液について
、+IC−フェニルアラニンの取り込みの、阻害剤を含
まない対照液に対する阻害パーセントを計算するために
用いた。
得られた値により、実験条件下において14C−フェニ
ルアラニンの取り込みを50%阻害するトリコキリンの
濃度(すなわち1cso)を決定することかできた。す
なわち、もとのトリコキリンのI Cs。は7 x 1
0−”Mてあり、修飾トリコキリンのそれは8−10 
x 10−”Mであることかわかった。従って、修飾に
よって、トリコキリンの活性は有意に損失しない。
B)細胞モデル上てのトリコキリン免疫毒の特異的細胞
毒性 トリコキリンの生物学的活性は真核細胞系においてタン
パク質合成を阻害することである。採用した方法は、ガ
ン細胞内への14G−ロイシンの取り込みに対する研究
物質の影響を測定することであった。用いた細胞は、表
面抗原Thyi、zを表現するT白血病ネズミ科動物か
ら誘導されたT2セルラインに属するものてあった。細
胞を種々の濃度の研究物質の存在下でインキュベートし
、インキュベート終了後、このようにして処理した細胞
による14C−ロイシンの取り込みの程度を調べた。
この測定は、Journal of Biologic
alChemistry 249 (II)、 355
7−:1562 (1974)に記載された方法に基づ
き、トレーサー”C−ロイシンを用いてタンパク質合成
の程度を決定することによフて行なった。ろ過によって
単離された全細胞上の、取り込まれた放射能を測定した
これらの測定に基づき、横軸上に研究物質中のトリコキ
リンのモル濃度をプロットし、縦軸上に、タンパク質合
成に影響を与える物質の不存在下における対照細胞に比
較した14C−ロイシンの取り込みを百分率で示したも
のを縦軸にとって、ドーズ/効果曲線を描くことができ
た。
このように、それぞれの研究物質について、14C−ロ
イシンの取り込みの50%を阻害する濃度、すなわち「
50%阻害濃度IC6oJを決定することができた。第
2表はトップキリン免疫毒及び未結合トリコキリンにつ
いて同一の実験により得られたIC,。値を示している
第2表 トリコキリンITは、未結合のトリコキリンの1万倍以
上も高い非常に強力な細胞毒活性を有することかわかる
この新規な群の免疫毒は、破壊すべき標的細胞が免疫毒
を調製するために用いられた抗体又は抗体断片によって
認識される、ガン又は非ガン疾病の治療に用いることか
てきる。最適な投与態様及び治療の期間は、患者及び治
療すべき疾病の性質に応じて個々のケースにおいて決定
される。
この発明の生理活性物質は適当ないずれの方法によって
も投与のために製剤することかてきる。通常、活性物質
は注射によって投与され、非発熱性液体、好ましくは水
中で製剤される。水は、等張液にするために緩衝液や塩
化ナトリウムのような生理学的に許容できる塩を含んで
いてよい。
抗腫瘍治療のためには、トリコサンチン又はトリコキリ
ンの結合体としての1日の投与量は、1ないし100m
g、有利には5ないし50I1g、例えば約Longで
ある。
結合体の形態にあるトリコサンチン又はトリコキリンを
含む投与単位は例えば、工ないし100mgのトリコキ
リン結合体又はトリコサンチン結合体を通常含む注射用
アンプルである。
出願入代理入弁理土鈴江武彦

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SDS(ラウリル硫酸ナトリウム)の存在下にお
    けるポリアクリルアミドゲル上での電気泳動によって決
    定される分子量が28000±3000の糖タンパク質
    であり、 9以上の等電点を有し、 その中性糖の含量が1.1ないし1.5重量%であって
    、0.3ないし1.2%のマンノースを含み、タンパク
    質1モル当たりの残基の数±20%で表現された以下の
    アミノ酸組成を有し、 Lys:17.3 His:1.1 Arg:5.7 
    Asx:22.8 Thr:18.9 Ser:23.
    5 Glx:21.6 Pro:8.0 Gly:15
    .0 Ala:21.1 1/2Cys:1.9 Va
    l:12.5 SMet:3.05 Ile:15.8
     Leu:24.3 Tyr:12.1 Phe:10
    .1 Trp検出せず(ただし、Asxはアスパラギン
    酸及びアスパラギン残基の両方を示し、Glxはグルタ
    ミン酸及びグルタミン残基の両方を示し、1/2Cys
    は、分析に中に測定された、システイン酸の形態にある
    、もとのタンパク質のシステイン残基を示す) 以下の末端アミノ酸配列を有する、 【アミノ酸配列があります】 トリコキリンと呼ばれるリボソーム阻害タンパク質及び
    フリー又はブロックされたSH基を有するその修飾誘導
    体。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、TK^oはトリコキリンの基、Wは水素又は
    アセチル基、nは0.2ないし3)で示される、メルカ
    プトコハク酸トリコキリン。
  3. (3)nが0.4ないし1である特許請求の範囲第2項
    記載のメルカプトコハク酸トリコキリン。
  4. (4)Wが水素であり、nが0.7である特許請求の範
    囲第2項又は第3項に記載のメルカプトコハク酸トリコ
    キリン。
  5. (5)Wがアセチル基でありnが0.7である特許請求
    の範囲第2項又は第3項記載のメルカプトコハク酸トリ
    コキリン。
  6. (6)すりつぶしたトリコサンテス・キリロウィの種を
    pH6.5〜7.5の緩衝液の存在下で水で抽出し、不
    溶性物質を除去し、pH7.2ないし7.7の、塩化ナ
    トリウムを含む緩衝液を溶離液として用いた弱酸性イオ
    ン交換樹脂上でのクロマトグラフィーによって該粗抽出
    物を分画し、阻害剤タンパク質を含む画分を回収し、得
    られたタンパク質をゲルろ過によって精製することを含
    む、トリコキリンの製造方法。
  7. (7)低分子量物質が透析によって抽出物から除去され
    る特許請求の範囲第6項記載の方法。
  8. (8)S−アセチルメルカプトコハク酸無水物をトリコ
    キリンと反応させることを含む、特許請求の範囲第2項
    ないし第5項のいずれか1項に記載された修飾トリコキ
    リンの製造方法。
  9. (9)特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに
    記載された誘導体から成る、ハプトマーと結合すること
    による結合体を製造するための材料。
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