JPS63236492A - ハ−ドコピ−フイルム特性検査回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、ハードコピー装置のハードコピーフィルム特
性設定回路に関する。

（従来の技術） 第７図は従来のハードコピー装置の一例を示したブロッ
ク図である。入力された複合映像信号（例えばコンポジ
ットＮＴＳＣ信号）ｉｏｏはデコーダ１により赤色（Ｒ
）信号、緑色（Ｇ）信号、青色（Ｂ）信号の三原色信号
に分離される。選択回路２は外部Ｒ，Ｇ、Ｂ信号とデコ
ーダ１の出力信号のいずれか一方を選択した後、時分割
スイッチ３に出力する。時分割スイッチ３は一定時間毎
に三原色信号の１つを順次選択して白黒ブラウン管４に
出力する。従って、白黒ブラウン管４にはＲｌＧ、Ｂ信
号の各々が一定フイールド数だけ時分割で入力され、入
力された信号が画面に写し出される。白黒ブラウン管４
の前面には色フィルタ５が設置されており、このフィル
タ５はモータ６によって回転停止され、時分割スイッチ
３のＲ信号出力時に第８図に示す如く赤フィルタＲＦが
、Ｇ信号出力時に緑フィルタＧＦが、Ｂ信号出力時に青
フィルタＢＦが白黒ブラウン管５の画面とカラースチル
カメラ７間の光路に入るようにシステムコントローラ８
により制御される。このため、システムコントローラ８
は時分割スイッチ３によるＲ２Ｇ、８時分割切換え、モ
ータ６の駆動及びカラースチルカメラ７のシャッター動
作等を同期信号２００に基づいて総合的にコントロール
して上記制御を行う。これによりカラースチルカメラ７
のフィルム上には時分割でＲ，Ｇ、Ｂ信号が多重化され
て露光され、結果としてテレビジョン画面等に対応した
カラー写真が得られる。なお、システムコントローラ８
に接続されているＲＯＭ９には代表的なカラーフィルム
のタイプに合せたＲ、Ｇ。

Ｂ信号の出力フィールドが数種のデータとしてＲＯＭ９
に格納されており、このデータに従ってシステムコント
ローラ８は時分割スイッチ３の時分割時間（各３原色の
露光時間）を使用されるカラーフィルムに適したものと
している。従って、ＲＯＭ９に時分割データが格納され
ているカラーフィルムを使用した場合は良好な結果が得
られる。

しかし、ＲＯＭ９に前記データが格納″されていないフ
ィルム（ＡＳＡが特殊な値のもの等）を使用しようとす
ると、分光特性が微妙に異なったり階調特性が異るため
に、ホワイトバランスや色再現性が劣化したり、白つぶ
れ、黒つぶれのハードコピー画となる不都合があった。

このような場合従来はデコーダ１部にカラーコレクタ機
能を有しているものでは、色相調整、ブライトネス調整
、コントラスト調整等で補正してできるだけ正常なハー
ドコピー画を得るようにしているが、操作が煩雑である
と共にホワイトバランスは改善されない等の欠点があっ
た。

（発明が解決しようとする問題点） 従来のハードコピー装置では各３原色の露光時間等のデ
ータが設定されていないフィルムを使用した場合、ホワ
イトバランスや色再現性が劣化し且つ白つぶれ黒つぶれ
のハードコピー画となる恐れがあった。また、これを改
善するに装置側で色相、ブライトネス及びコントラスト
等の調整を行った場合、操作が煩雑でおると共に、ホワ
イトバランスは改善されないという欠点があった。そこ
で本発明は上記の欠点を除去するもので、使用フィルム
（感光材）の分光特性、飽和特性等を簡単に分析してそ
の結果を用いて良好なハードコピー画を得るようにする
ハードコピーフィルム特性検査回路を提供することを目
的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、Ｒ，Ｇ、Ｂ信号を１つずつ時分割で白黒ブラ
ウン管に複数フィールド出力し、白黒ブラウン管の表示
画面を対応する色のフィルタを介してフィルム上に撮影
してハードコピー画を得るハードコピー装置において、
白黒ブラウン管の１水平走査期間若しくは１垂直走査期
間を複数期間に分割し、白黒ブラウン管に出力される各
Ｒ１Ｇ、Ｂ信号のフィールド数は１分割期間内では一定
とし、且つ、分割期間毎に順次前記フィールド数をＲ，
Ｇ、Ｂ信号のフィールド数の比を一定に保持したまま増
加させるテスト信号出力手段とを具備した構成を有し、
またＲ、Ｇ、Ｂ信号の中の一信号を常に一定のフィール
ド数として白黒ブラウン管に出力する信号出力手段と、
白黒ブラウン管の１垂直走査期間を複数期間に分割し、
１分割期間内では他の２信号のいずれか１つのフィール
ド数を一定とし、且つ、分割期間毎に順次前記フィール
ド数を増加させて白黒ブラウン管に出力する第１のフィ
ールド可変手段と、白黒ブラウン管の１水平走査期間を
複数期間に分割し、１分割期間内では残りの１信号のフ
ィールド数を一定とし、且つ、分割期間毎に順次前記フ
ィールド数を増加させて白黒ブラウン管に出力する第２
のフィールド可変手段を具備した構成を有している。

（作用） 本発明のハードコピーフィルム特性検査回路において、
テスト信号出力手段は白黒ブラウン管の１水平走査期間
若しくは１垂直走査期間を複数期間に分割し、白黒ブラ
ウン管に出力される各Ｒ２Ｇ、Ｂ信号のフィールド数は
一分割期間内では一定とし、且つ、分割期−間毎に順次
前記フィールド数をＲ，Ｇ、Ｂ信号のフィールド数の比
を一定に保持したまま増加させることにより、ハードコ
ピーの有効画面を異なる表示フィールドでモザイク状に
分割したハードコピー画を得ることができる。

また、信号出力手段はＲ，Ｇ、Ｂ信号の中の一信号を常
に一定のフィールド数として白黒ブラウン管に出力する
。第１のフィールド可変手段は白黒ブラウン管の１垂直
走査期間を複数期間に分割し、１分割期間内では他の２
信号のいずれか１つのフィールド数を一定とし、且つ、
分割期間毎に順次前記フィールド数を増加させて白黒ブ
ラウン管に出力する。第２のフィールド可変手段は白黒
ブラウン管の１水平走査期間を複数期間に分割し、１分
割期間内では残りの１信号のフィールド数を一定とし、
且つ、分割期間毎に順次前記フィールド数を増加させて
白黒ブラウン管に出力する。これによりハードコピーの
有効画面を水平若しくは垂直方向に階段状に表示フィー
ルド数がある数ずつ増加（減少）するハードコピー画を
得ることができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第
１図は本発明のハードコピーフィルム特性設定回路を億
えたハードコピー装置の一実施例を示したブロック図で
おる。１は入力された複合映像信号よりＲ，Ｇ、Ｂの三
原色信号を分離するデコーダ、２はデコーダ１の出力信
号と外部より与えられるＲ、Ｇ、Ｂ信号のいずれか一方
を選択して出力する選択回路、３はＲ，Ｇ、Ｂ信号の１
つを時分割で選択して出力すると共にハードコピーフィ
ルム（カメラ７に装填されるフィルム）特性設定用のテ
スト信号を選択して出力する時分割スイッチ、４は時分
割スイッチから出力されるＲ、Ｇ、Ｂ信号を写し出す白
黒ブラウン管、５は円周上に配置した赤、緑、青の三原
色フィルタの１つを回転することによって白黒ブラウン
管との前面に持ってくるフィルタ、６はフィルタ５を回
転させるモータ、７はハードコピー九をとるカラースチ
ルカメラ、８は時分割スイッチ３、モータ６及びカラー
スチルカメラ７等の動作を同期制御すると共に、信号波
形発生回路９を制御してテスト用の各種信号波形を作出
するシステムコントローラ、９はシステムコントローラ
８の指示により各種信号波形を時分割スイッチ３に出力
する信号波形発生回路、１０はハードコピーフィルム特
性設定時に各種指示及びデータを入力する入力装置（テ
ンキー等〉、１１は入力装置からのデータを記憶するＲ
ＡＭ、１２はＲＡＭＩＩの電源バックアップ回路である
。

次に上記回路を用いたハードコピーフィルムの特性検査
方法について説明する。先ず、時分割スイッチ３の時分
割時間等を設定するための飽和特性テスト方法について
説明する。このテストは、ハードコピーの有効画面（ブ
ラウン管４の画面）を水平若しくは垂直方向に各色の表
示フィールド数の比を一定として階段状にブラウン管４
の表示フィールド数がある数で増加（減少）する様にカ
ラースチルカメラ７にてハードコピー画が１昇られるよ
うにしてなされ、ここでは第２図に示す如く水平方向を
５分割した場合について説明する。即ち、システムコン
トローラ８は第２図に示す如く信号波形発生回路９から
５０％（ハーフトーン）となるべき振幅のＲ，Ｇ、Ｂテ
スト信号を５分割した１水平走査期間内で、ラスタの光
る時間を段階的に増加するように出力させる。例えばＲ
テスト信号は１から１０フイールドが１水平走査期間の
５分の１出力され、１１から２０フイールドでは５分の
２出力される矩形波信号で、１０フイールド毎に５分の
１水平走査期間だけラスタの光る時間が増加し総フィー
ルド数は１３０となるようになっている。

同様にＧテスト信号では４フイールド毎に５分の１水平
走査期間だけラスタの光る時間が増加し、総フィールド
数は５３フイールドとなり、Ｂテスト信号では３フイー
ルド毎に５分の１の水平走査期間だ【ｆラスタの光る時
間が増加し、総フィールド数は４１フイールドとなるよ
うな矩形波信号が信号波形発生回路９から出力される。

なお図中信号波形のハイレベルの部分（ラスタが光る部
分）のみが表示フィールド数としてカウントされ、ロー
レベルの部分はカウントされないものとする。この時、
時分割スイッチ３は信号波形発生回路９側に切換ってお
り、上記したＲ、Ｇ、Ｂテスト信号がブラウン管４に入
力されると共に、色フィルタ５が回転してＲ，Ｇ、Ｂ各
テスト信号は時分割でカラースチルカメラ７のカラーフ
ィルム上に照射され、第３図に示すような一枚のハード
コピー画となる。この場合、各水平分割区間毎で、Ｒ，
Ｇ。

Ｂ各信号の表示フィールド数の比（ｎＲ，’　ｎｏ：ｎ
８）は一定になるようにしてあり（ホワイトバランスを
変化させない）、　ｎＲ：　ｎＱ　：　ｒｌＢ　４＝３
．１７：１．２９：１で略一定である。なお、上記比は
後述する分光特性テストにより得られた無彩色となる値
を使う。第４図は上記と同様のテストにより作られたハ
ードコピー画側で、この場合は水平走査期間を７分割し
ている例である。但し、図中横線は輝度の変化を示して
いる。上記のような第３図又は第４図に示したハードコ
ピー画を見ればハードコピーを行う場合の基準となる使
用フィルムの飽和特性の中央値（ハーフトーン）を示す
フィールド数（時分割時間に対応）、黒及び白の飽和特
性を容易に知ることができる。

次に使用フィルムのホワイトバランスを設定するための
分光特性テスト方法について説明する。

このテスト方法はＲ，Ｇ、Ｂ信号の中の一色のブラウン
管４への表示フィールド数を一定にし、他の一色を水平
方向に一定間隔で階段状に表示フィールド数が増加（減
少）する様にし、残りの一色は垂直方向に一定間隔で階
段状に表示フィールド数が増加（減少）するようにして
、ハードコピーの有効画面を第５図に示すようにモザイ
ク状に分割して、同様のハードコピー画を得るものであ
る。

即ち、Ｒ，Ｇ、Ｂの三原色信号の内例えばＧテスト信号
を一定表示フイールド数に固定する。他の一色例えばＢ
テスト信号については飽和特性テストの所と同様で、水
平方向に適当に分割し分割区間毎に一定量ずつ表示フィ
ールド数を増加（減少）させ、垂直方向には一様として
いる。残りのＲテスト信号については、垂直方向に適当
に分別し、分割区間毎に一定量ずつ表示フィールド数を
増加（減少）させ、水平方向では一様としている。この
ようなＲ，Ｇ、Ｂ信号をシステムコントローラ８が信号
波形発生回路９より出力させ、ブラウン管４に供給する
と共に、色フィルタ５を回転させる。これにより、カラ
ースチルカメラ７のフィルム上に第５図に示す如＜Ｒ，
Ｇ、Ｂ信号の表示フィールド数が２次元的に規則正しく
変化する画像が得られる。第６図は上記と同様のテスト
により作られたハードコピー画側で、この場合は水平走
査期間を７分割、垂直走査期間を６分割している例であ
る。上記のような第５図又は第６図に示したハードコピ
ー画を見て、区分されたエリア内から最も無彩色に近い
ものを選ぺば、その時のＲ２Ｏ，Ｂ信号の表示フィール
ド数の比により、使用フィルムのホワイト（無彩色）を
与える分光特性を知ることができる。但し、この場合は
ブラウン管４、色フィルタ５、使用フィルムのトータル
の特性となる。

なお、上記テストを行う際に第１図の入力装置１０から
モード、水平分割数、垂直分割数、各色総表示フィール
ド数、増減フィールド数等をインプットすると、これら
データはシステムコントローラ８によりＲＡＭＩＩ内に
記憶される。テスト開始時システムコントローラ８はＲ
ＡＭＩＩ内の上記データを読み出して信号発生回路９よ
り必要なテスト信号を出力させる。また、上記テストに
より得られた時分割１時間及びホワイトバランス数を与
えるＲ、Ｇ、Ｂ信号の表示フィールド数比等を入力装置
１０からＲＡＭ１１にインプットしておけば、ハードコ
ピ一時、システムコントローラ８はこれらデータに基づ
いてハードコピーを行う。ここで、上記テストを行う際
に各信号の総表示フィールド数等の初期値は既に特性の
分っているフィルムで、感度等の特性か近似しているフ
ィルムの値を初期直として用いれば速かに新しいフィル
ムの特性を知ることかできる。しかし全く未知のフィル
ムの特注ても上記操作を数回繰返せばその特性を求める
ことができる。

本実施例によれば、使用フィルムの飽和特性テスト、分
光特性テストを行って使用フィルムの分光特性及び飽和
特性を容易に分析し、その結果を用いてハードコピーを
行うことができるため常に良好なハードコピー画を得る
ことができる。

［Ｒ明の効果コ 以上記述した如く本発明のハードコピーフィルム特性設
定回路によれば、使用フィルム（感光材）の分光特性、
飽和特性等を簡単に分析してその結果を用いて良好なハ
ードコピー画を得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のハードコピーフィルム特性設定回路を
備えたハードコピー装置の一実施例を示したブロック図
、第２図は第１図の装置を用いた飽和特性テスト方法に
用いるテスト信号波形例を説明する図、第３図及び第４
図は飽和特性テスト結果例を示すハードコピー面図、第
５図及び第６図は第１図の装置を用いた分光特性テスト
結果例を示すハードコピー面図、第７図は従来のハード
コピー装置の一例を示したブロック図、第８図は第７図
に示した色フィルタの拡大図である。 １・・・デコーダ、３・・・時分割スイッチ、４・・・
白黒ブラウン管、５・・・色フィルタ、７・・・カラー
スチルカメラ、８・・・システムコントローラ、９・・
・信号波形発生回路、１０・・・入力装置、１１・・・
ＲＡＭ代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 同　　宇治　弘 第°３図 第゛４図 表示々−ル障４ 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｒ、Ｇ、Ｂ信号を１つずつ時分割で白黒ブラウン
   管に所定フィールド出力し、白黒ブラウン管の表示画面
   を対応する色フィルタを介してフィルム上に撮影してハ
   ードコピー画を得るハードコピー装置において、白黒ブ
   ラウン管の１水平走査期間若しくは１垂直走査期間を複
   数期間に分割し白黒ブラウン管に出力される各Ｒ、Ｇ、
   Ｂ信号のフィールド数は一分割期間内では一定とし、且
   つ分割期間毎に順次前記フィールド数をＲ、Ｇ、Ｂ信号
   のフィールド数の比を一定に保持したまま増加させるテ
   スト信号出力手段を具備したことを特徴とするハードコ
   ピーフィルム特性検査回路。
2. （２）Ｒ、Ｇ、Ｂ信号を１つずつ時分割で白黒ブラウン
   管に所定フィールド出力し、白黒ブラウン管の表示画面
   を対応する色フィルタを介してフィルム上に撮影してハ
   ードコピー画を得るハードコピー装置において、Ｒ、Ｇ
   、Ｂ信号の中の一信号を常に一定のフィールド数として
   白黒ブラウン管に出力する手段と、白黒ブラウン管の１
   垂直走査期間を複数期間に分割し、１分割期間内では他
   の２信号のいずれか１つのフィールド数を一定とし、且
   つ、分割期間毎に順次前記フィールド数を増加させる第
   １のフィールド可変手段と、白黒ブラウン管の１水平走
   査期間を複数期間に分割し、１分割期間内では残りの１
   信号のフィールド数を一定とし、且つ、分割期間毎に順
   次前記フィールド数を増加させる第２のフィールド可変
   手段とを具備したことを特徴とするハードコピーフィル
   ム特性検査回路。