JPS63236270A - 燃料電池の運転方法 - Google Patents

燃料電池の運転方法

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JPS63236270A
JPS63236270A JP62068888A JP6888887A JPS63236270A JP S63236270 A JPS63236270 A JP S63236270A JP 62068888 A JP62068888 A JP 62068888A JP 6888887 A JP6888887 A JP 6888887A JP S63236270 A JPS63236270 A JP S63236270A
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catalyst
temperature
anolite
fuel
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Osamu Kuroda
修 黒田
Katsuya Ebara
江原 勝也
Sankichi Takahashi
燦吉 高橋
Ryota Doi
良太 土井
Toshio Ogawa
敏雄 小川
Teruo Kumagai
熊谷 輝夫
Yuichi Kamo
友一 加茂
Katsumoto Otake
大嶽 克基
Norio Ikemoto
池本 徳郎
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は燃料電池による発電方法に係わり、特にその起
動時および運転時における温度調整方法に係わる。
〔従来の技術〕
燃料電池は、燃料および酸化剤の反応エネルギーを直接
電気エネルギーとして取出すもので、発電効率が高く、
騒音、振動も少なく、排ガスもクリーンであるため、新
発電方式として期待されている。特に、メタノールを燃
料として硫酸等を電解質とする酸性電解質型メタノール
燃料電池(以下メタノール燃料電池という)は、常圧か
つ比較的低温(約60℃)で運転され、小形化も容易で
あるため、中小容量の電源として広範な用途が開けてい
る。
本電池においては、所定の出力を安定して得るためには
運転温度を所定範囲内に維持する必要がある。幸いにし
て燃料電池においては反応エネルギーの全てが電気エネ
ルギーに変換される訳ではなく、熱エネルギーとして放
出される部分もすくなからずある。従って、この熱エネ
ルギーを利用して運転温度を適正な範囲に維持すること
は可能である。しかしながら、運転開始時には常温から
運転適正温度まで昇温する必要があり、これを燃料電池
の発熱のみで賄おうとすると起動に時間を要することに
なる。また、本電池は、移動用電源として様々な環境下
で使用されるもので、氷点下の酷寒地で使用されること
も往々にしである。このような条件下では、起動に時間
を要することはもとより、定常運転時においても燃料電
池の発熱のみで適正な運転温度を維持することが困難な
場合がある。
この種の問題を解決する方法の一つは外部のエネルギー
源により加熱することである。特開昭61−45569
に、自動車用電源装置において鉛蓄電池をエネルギー源
とし、燃料電池を昇温したり保温する方法が提案されて
いる。この方法は、鉛蓄電池を必ず備えている自動車等
の電源に燃料電池を適用した場合には有効であるが、そ
の他の場合には適用できず、この方法の適用不可能なケ
ースは多々ある。また、メタノール燃料電池の運転に必
ず鉛蓄電池が必要となるならば、本電池の可搬型電源を
始めとする中小容量電源装置としての特徴を著しく減す
ることになり、その用途に大きな制約が加わることとな
る。鉛蓄電池以外の外部エネルギー源を備える場合にお
いても同様である。
また、特開昭57−80673には、後述の空気極酸化
剤極)にメタノールを供給し、あるいは後述のメタノー
ル極(燃料極)に空気を供給し、メタノールを燃焼させ
る方法が提案されている。水沫は電池の電極を触媒とし
て使用するため特別なメタノール燃焼手段を必要としな
い点で大きなメリットがある。しかし、電極面積(触媒
量)が電池の容量で決定されるため、使用できる触媒量
と燃焼に必要な触媒量を一致させることができないとい
う問題がある。またメタノール燃料電池の場合イオン交
換膜を使用しており、その膜およびその他の電池構成材
料の耐熱性から高温での燃焼は不可能で高い昇温速度は
得難い。
また、電池の運転中(発電中)ではこの方法は適用でき
ない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決し。
外部のエネルギー源に依存することなく、燃料電池の起
動に際しては運転適正温度まで急速に昇温しですみやか
に所定出かの運転に入ることができ、寒冷な環境条件下
における運転においては適正な温度域に維持する方法を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、メタノール燃料電池の燃料に使用するメタ
ノールを電池外で触媒燃焼させ、その燃焼熱により後述
のアノライトを加熱することにより達成される。
上記は、発電の継続のために後述するアノライトに補給
されるメタノールもしくはメタノール水溶液、さらには
アノライト中のメタノールを燃焼させることにより達成
される。
また、液体もしくは溶液状メタノールのみならずこれら
から気化した気体状メタノールを燃焼させることによっ
ても達成できる。
さらに、メタノールの燃焼熱を、伝熱面を介しであるい
は直接アノライトに伝達することにより達成できる。
さらに、メタノールの燃焼の開始および停止を含む燃焼
量の制御は、酸化触媒へ供給する酸化剤としての空気の
供給量を制御することで達成される。
〔作用〕
酸性電解質型メタノール燃料電池においては、一般にア
ノライトと称するメタノールと硫酸の混合水溶液を電池
のメタノール極(アノード)に供給し、酸化剤としての
空気を空気極(カソード)に供給して発電を行わしめる
。通常アノライトは循環槽を介してポンプ等の循環手段
により電池本体のメタノール(極)室の間に循環され、
発電により消費されるメタノール量に相当するメタノー
ルを(必要に応じて、発電反応等でやはり消費される水
と共に)アノライトに補給することによりメタノール濃
度を一定に保ち発電状態を維持する。
前述の如く、発電を円滑に行なわしめるためには電池温
度を適正に保つことが有効で、これは主としてアノライ
トの温度を適正に保つことにより達成される。適正温度
は、運転条件にもよるが、運転電流密度(単位電極面積
あたりの電流密度)λX 40〜60 m A / a
iTの場合およそ40〜60℃である。
本発明は、アノライトに補給されるメタノールあるいは
メタノール水溶液、さらにはアノライト中のメタノール
を触媒燃焼させて、その燃焼熱により、起動時にはアノ
ライトを昇温、運転中にはその温度を運転に適正な範囲
に維持するものである。
本発明による燃焼においては、メタノールを触媒の存在
下で直接空気酸化する。触媒には、後述の各種の組成、
構成および形状のものが適用できる。
本発明の方法では、触媒とメタノールの存在下に空気を
送ることによりメタノールを自然発火させ、燃焼量すな
わち加熱量は空気供給量で調節する。従って、本発明の
方法では、着火源は不要であり、燃焼量の調節も容易に
行なえる。
〔実施例〕
実施例1 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。本実
施例は、燃料としてアノライトに補給されるメタノール
もしくはメタノール水溶液を使用するものである。
第1図において、燃料電池本体1にはアノライト循環槽
3を介してポンプ等のアノライト供給手段7により、ア
ノライト流路6を通じて、アノライトが循環される。ま
た、燃料電池本体1には、空気がファン等の空気供給手
段5により流路14を通じて供給される。この、メタノ
ールおよび空気の供給で電池本体は発電を行う。燃料メ
タノールあるいはメタノール水溶液が燃料貯槽4がら燃
料流路15および弁13を通じてアノライト循環槽3に
供給され、発電が継続される。アノライトの循環流路1
6内に触媒燃焼加熱器2が設けられる。触媒燃焼加熱器
2には触媒が収められており、弁12を通じて燃料を、
ファン等の空気供給手段6により弁9を通じて空気を供
給することによりメタノールを燃焼させる。燃焼熱は触
媒燃焼加熱器2内を流通するアノライトに伝熱面を通じ
て伝えられる0以上により、アノライト温度が上昇し、
温度の高いアノライトが燃料電池本体1内を循環するこ
とにより燃料電池本体温度すなわち電池運転温度が上昇
する。メタノールの燃焼開始にあたつては、触媒層にメ
タノールが存在する状態で空気の供給を開始し、触媒の
作用で自然着火させて発熱を開始する。また、燃焼の停
止にあたっては空気の供給を停止して容易に発熱が停止
する。さらに、弁9の開度調節により供給空気量を調節
することにより発熱量は容易に調節できる。燃料の触媒
燃焼加熱器2への供給量が、弁2の開閉および開度調節
により達成できることは言うまでもない。触媒燃焼加熱
器2から排出される排ガスは、弁1oを通じて系外へ排
出される。また、この排ガスは温度が高いため、弁11
を通じて燃料電池本体1へ供給することにより、熱の利
用効率が向上する。なお、第1図においては二つの空気
供給手段5,6が設けられているが、一つの供給手段で
、発電のための空気供給と、燃焼のための空気供給を行
わしめることも可能なことは言うまでもない。以上の方
法により、電池起動時の急速な昇温による急速発電と、
寒冷環境下における安定な運転が可能となる。
実施例2 第2図に、本発明の他の実施例を示す0本実施例は触媒
燃焼の燃料としてアノライトを使用するものである。
第2図において、燃料電池本体1にはアノライト循環槽
3を介してポンプ等のアノライト供給手段7により、ア
ノライト流路6を通じて、アノライトが循環され、また
、燃料電池本体1には、空気がファン等の空気供給手段
5により流路14を通じて供給され、電池本体で発電を
行い、燃料メタノールあるいはメタノール水溶液が燃料
貯槽4から燃料流路15および弁13を通じてアノライ
ト循環槽3に供給され、発電が継続されるのは第1図の
場合と同様である。また、アノライトの循環流路16内
に内部に触媒を収めた触媒燃焼加熱器2が設けられるの
も第1図の場合と同様である。
本実施例と前述の実施例1との最大の相異点は、触媒燃
焼加熱器2内において触媒とアノライト中のメタノール
が直接液することにある。すなわち、本実施例では触媒
層とアノライトを接触させつつファン等の空気供給手段
6により弁9を通じて空気を供給することによりアノラ
イト中のメタノールを燃焼させる。この場合、メタノー
ルを反応に関与させる方法としてアノライトを触媒と接
触させる方法と、アノライトと気液平衡状態にある気体
状態のメタノールを触媒と接触させる方法の2方法があ
るが、本実施例はこの両者を包含するものである。水沫
によれば、メタノールの燃焼熱が直接アノライトに伝え
られるため、熱利用効率が向上し、同時に熱応答性が向
上するため温度調節精度が向上する。また、触媒燃焼加
熱器2への燃料供給手段も不要となる。触媒燃焼加熱器
2への空気供給の開始と停止で、加熱の開始と停止が、
空気量の調節で加熱量の調節が行なえることは。
前述の実施例の場合と同様である。触媒燃焼加熱器2の
排ガスを燃料電池本体に通じることにより熱利用率が向
上することも同様である。
以上の方法によれば、触媒へ燃料供給手段が不要で、し
かも、熱効率良くかつ熱応答性良く、電池の昇温と運転
温度の調節が可能となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明では、メタノール中のメタノール又はアノライト
中のメタノールのように水溶液に酸化剤の存在下で自燃
する物質を含有するものについては、その物質の触媒燃
焼により、内部から白熱により水溶液等の加温及びコン
トロールができることに着目した。
〔問題点を解決するための手段〕
これは、酸化剤の存在下で燃焼する物質を含有する水溶
液と酸化剤(空気および/あるいは酸素)の間に撥水性
触媒を介在、あるいは上記水溶液中に撥水性触媒を充填
し、酸化剤を通気させ、触媒上で気・液の燃焼反応を進
行させ、水溶液自体を内部から加温させるとともに装置
(反応器:タンク等)を加温及び温度コントロールする
ことを可能にしたものである。
本発明者等は、メタノールを含んだ電極が、空気中でメ
タノニルを燃焼し、その温度が上昇することに着目し、
これを気・液反応に有効な撥水性を有する触媒へと進展
させることに成功した。この撥水性触媒を燃料タンク内
に設置し、電池にあるブロアの一部の空気を供給するこ
とにより、触媒上でメタノール液体と空気が燃焼反応し
、燃料タンクの温度を高くすることができた。これは、
電池の起動時のみならず、電池を予熱し作動温度に維持
する方法においても有効である。
以下に、撥水性触媒について及び反応メカニズム等を説
明する。
本発明で用いる撥水性触媒は、板状、同筒状。
チューブ状、波形板状など膜状を有し、気体透過性と液
体非透過性を有する担体と前記膜状担体の少なくとも片
面に担持された固体の触媒活性成分とを有する。これは
、片面に液体を存在させ、もう一方の面に気体を通ずる
場合で考えると、液体と気体が前記触媒の表面で触媒し
、反応場を形成、いわゆる三相界面を形成することにな
る。
第4図(a)、(b)は、本発明の触媒を模擬した模式
図である。撥水性触媒23は、撥水性物質および/ある
いは炭素担体等と撥水性物質の混合担体24に、触媒活
性成分25を担持させたものからなる。この撥水性触媒
の片面に液体8を存在させると、撥水性により液は弾が
れる一方、親木的な触媒活性成分25の表面を覆うこと
になる。
このもう一方の面に気体(空気)19を通ずると、触媒
活性成分25上で気・液が反応(触媒燃焼)する。
この反応熱により液体を加温、すなわち内部より加温す
るものである。
このメタノールの直接酸化には、固体の触媒活性成分と
して、■、■、■族元素の少なくとも1種以上含有させ
るのが有効である0例えば、白金を使用した場合は、白
金だけでも活性はあるが、′経時的にみると、反応によ
るカルボニル基やアルデヒド基及び−酸化炭素などの反
応残基が触媒活性点に吸着被毒するなどして、比較的低
温(〜60℃)においてメタノールの燃焼反応がすみや
かに進行しない、しかし、白金に助触媒として前記した
元素を含ませると助触媒効果により、吸着した反応残基
は解離分解し反応は、白金のみのときより、すみやかに
進行する。特に白金にルテニウム、スズ、レニウム、イ
リジウムなどが有効である。さらに、前述したように反
応面積を多くするために上記金属を炭素担体などに分散
含有させることが有効である。
担体への担持方法は、沈着法、含浸法、インターカレン
ト法、混合法等の一般の担持法が可能である。
上記は、硫酸を含む水溶液の気液による触媒燃焼である
ため、耐酸性として撥水性物質として及び担体としてポ
リテトラフルオロエチレンおよび/あるいは触媒活性成
分の分散のために炭素担体を使用した。液体が燃焼物質
と水との水溶液の場合は、担体としてはアルミナ、シリ
カ、シリカアルミナ、チタニア、活性炭等を用いること
も可能である。これらの担体は、ポリテトラフルオロエ
チレン、シリコンオイル等の撥水性物質の溶液あるいは
懸濁液などで処理することにより、撥水性をもたせるこ
とができる。また、撥水性の担体としては、各種の有機
高分子、例えばポリテトラフルオロエチレン、フッ化黒
鉛、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等を
用いることができる。これらについては、例えば多孔質
のポリテトラフルオロエチレンの薄いシートやチューブ
炭素物質を〜80 w t%を含有したポリテトラフル
オロエチレンのシート、イオン交換膜などが市販されて
いるので、これを担体に用いて触媒活性成分を担持させ
るのが簡便である。
これら撥水性触媒の構成例は、前述した形状のように表
面と裏面あるいは外表面と内表面のように2つの面を有
し、両面に通ずる細孔を有すればよい、この場合には液
側に触媒活性成分が担持されていると有効である。上記
の構成が本発明の撥水性触媒の代表的な使用方法である
が、他に粒状あるいはチューブ状を輪切にしたもの等を
反応管等に充填して気体と液体を接触させる方法も有効
である。これらの使用状態の1例として模擬的に。
第5図及び第6図に示す、第5図は片面に液体をもう一
方の面に気体を通ずるもの、第6図は撥水性触媒を充填
しこれに気体を通ずるものである。
メタノール燃料電池の場合を考えてみると、触媒上での
燃焼反応を制御する手段としては、供給する空気および
/あるいは酸素を制御するのが有効である。これにより
、加温及び温度コントロールが簡単に達成できる。
第7図にそのシステムの1例を示す、アノライト循環槽
3内に撥水性触媒23を位置させ、片面にアノライト1
8を、もう一方の面に空気19を供給し、触媒燃焼させ
る。タンク内の燃料の温度を温度センサ28により検知
し、制御器29により所定の温度になるように空気供給
量をフィードバック制御する。また、撥水性触媒にチュ
ーブ状23のものを使用した場合の模式図を第8図に示
す。これらは撥水性触媒を1個使用した例であるが、第
9図に示すように複数個使用、例えば板状触媒を複数個
並行に配列するのも有効である。
以上の本発明の方法によれば気・液の触媒上での触媒燃
焼させることにより1反応に使用する水溶液の加温及び
コントロールが可能となり、これにより反応装置等の温
度の加温、コントロールが可能となる0本発明は、湿式
の触媒燃焼であり。
内部の熱を使用するほかに類をみない新規な提案である
〔実施例〕
以下、実施例を示して本発明を具体的に説明する。
〈実施例3〉 (A)多孔質のポリテトラフルオロエチレンシー1〜叙 の厚さ50μmの膜に塩化白金塩と塩化ルテニウムのエ
タノール溶液を含浸させ乾燥させ乞。
これを水素雰囲気中で150℃で2時間保持して還元、
した。触媒活性成分としての白金及びルテニウムの担持
量は、6.1wt%及び3.3wt%であった。これを
、撥水性触媒Aとする。
(B)多孔質のポリテトラフルオロエチレンのチューブ
(外径5mm、内径4mm)を用いる以外は、撥水性触
媒Aと同じ方法でチューブ状の撥水性触媒Bを得た。白
金及びルテニウムの担持量は、5.5 w t%及び3
.Ow t%であった。
(C)炭素担体(XC−72R)を70wt%を含む多
孔質のポリテトラフルオロエチレンのシートをアルカリ
水溶液中(60℃)に入れ、これに塩化白金酸、塩化ル
テニウム及びホルムアルデヒドを含有する水溶液を消却
し、湿式で塩化白金酸と塩化ルテニウムを還元担持した
。これを水洗後、乾燥し撥水性触媒を得た。このときの
白金量及びルテニウム量は、2.5mg/ld及び1.
3■/dであった。これを撥水性触媒Cとする。
(D)触媒活性成分を白金とスズとする以外は撥水性触
媒Cと同じ方法で、撥水性触媒りを得た。
白金及びスズの担持量は3■/d及び2.5■/dであ
った。
く比較例−1〉 (E)炭素質繊維のシートを用いる以外は撥水性触媒A
と同じ方法で、触媒Eを得た。白金及びテニウムの担持
量は2.0■/d及び1.1■/dであった。
(F)チタニア担体を用いる以外は撥水性触媒Aと同じ
方法で、触媒Fを得た。白金及びルテニウムの担持量は
、1.5■/d及び0.8■/dであった。
〈実施例−4〉 撥水性触媒A、C,Dを用いてメタノール10%を含む
水溶液と空気を接触させ、触媒燃焼反応を行い、その時
の水溶液の温度を調べた。測定には、第5図に示す反応
装置を用いた。反応槽内に。
撥水性触媒Aを設置し片面にメタノール10wt%を含
む水溶液18を100mQ入れ、もう一方の面に空気を
100mQ/minで供給した。水溶液の温度は空気供
給前は17℃であり、空気供給後4分後は60℃であっ
た。
同様に、撥水性触媒Cを用いた場合は、水溶液の温度が
空気供給前16℃、空気供給後4分後で58℃であった
同様に、撥水性触媒りを用いた場合は、水溶液の温度が
空気供給前15℃、空気供給4分後で60℃であった。
〈実施例−5〉 撥水性触媒Bを長さ5薗に切ったものを用いて第6図に
示す装置で実施例−4と同様に水溶液の温度を測定した
。撥水性触媒23を金網27内に位置させ、これにメタ
ノールを含む水溶液100mQを入れる。空気は、3G
のガラスフィルタを通して100mQ/winで供給し
た。水溶液の温度は、空気供給前が16℃、空気供給後
2分で60℃であった。
〈比較例−2〉 触媒E及びFを用いる以外は、実施例−5と同じ方法で
実験した。その結果、触媒Eでは空気供給前の水溶液温
度が15℃で、空気供給後5分で14℃であった。同様
に触媒Fでは空気供給前が16℃で、・空気供給後5分
で16℃であった。
〈実施例−6〉 概略第7図の系統を有するメタノールを直接燃料とする
メタノール燃料電池のアノライト循環槽3内に撥水性触
媒23を第9図のように直列設置し、燃料水溶液の温度
とともに電池の出力を測定した。
発電系は電池本体(積層電池)1とアノライト循環槽3
.アノライト供給ポンプ7、空気供給ブロア5から成り
、撥水性触媒での燃焼反応の空気量をコントロールする
ために制御部29で備えた。
アノライト循環槽内の燃料はメタノール1.5moQ/
Q−硫酸1.511oQ/Q  であり、メタノール濃
度がほぼ1.5moΩ/Q になるように逐次メタノー
ルを添加した。電池は、電流密度として60mA/、−
nで運転した。その結果、電池運転後5分での水溶液温
度は60℃であり、電池電力は100Wであった。
〈比較例−3〉 燃料タンク内に撥水性触媒は設置しない以外は実施例−
6と同じ方法で燃料電池を運転した。その結果、運転後
30分で、燃料水溶液の温度は40℃であり、電池電力
は60Wであった。
〈実施例−7〉 実施例−6において、あらかじめアノライト循環槽に触
媒燃焼用の空気を供給し50℃にしておく以外は、実施
例−6と同じ実験した。その結果、運転後5分後におい
て燃料水溶液温度は60℃であり、電池電力は100W
であった。
実施例8 第3図に、本発明のさらに他の実施例を示す。
本実施例はアノライト中に酸化触媒を懸濁させ、この触
媒懸濁アノライトと酸化剤としての空気を接触させるこ
とによりアノライト中のメタノールを燃焼させる。
第3図において、アノライト循環槽3内に触媒を懸濁さ
せたアノライトが張込まれ、そのアノライトにファン等
の空気供給手段6により弁9を通じて空気を供給するこ
とにより、アノライト中のメタノールを燃焼させる。本
実施例においては。
ポンプ等のアノライト供給手段7によりアノライトがア
ノライト循環槽3を介して流路16を通じメタノール燃
料電池本体1に循環されることは前述の実施例と同様で
あるが、必要に応じてメタノール燃料電池本体1の前に
おいてアノライトから触媒を分離し触媒のみをアノライ
ト循環槽3に戻す手段を設けることを拒むものではない
。燃料電池本体への空気供給方法、燃料供給方法、等に
ついては前述の実施例1および2と同様である。
以上の実施例の方法においては、触媒燃焼加熱機が不要
となりしかもメタノールの燃焼熱が直接アノライトに伝
えられるため熱利用率が高く熱応答性も良好となる。
〔発明の効果〕
以上の本発明の方法によれば、外部のエネルギー源に依
存することなく、燃料電池の起動に際しては運転適正温
度まで急速に昇温しですみやかに所定出力の運転に入る
ことができ、寒冷な環境条件下における運転においては
適正な温度域に維持することができる。
また、昇温速度の調節、あるいは温度と調節が、すなわ
ち、メタノールの着火および消火と燃焼量の調節が、燃
焼空気供給量の調節により容易に達成できる。
また、本発明によれば、水溶液に含まれる還元性物質を
空気等の酸素を含む気体により容易に燃焼させることが
でき水溶液を効果的に昇温できる。
例えば、メタノール燃料電池のアノライトに本発明の燃
焼方式を適用することにより、上記のメタノール燃料電
池の運転温度の調節を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図及び第7図は本発明の実施例を示す
フロー図、第4図は本発明で用いる撥水性触媒の作用を
説明する模式図、第5図、第6図。 第8図及び第9図は本発明で用いる撥水性触媒設置の水
溶液加温装置の概略図である。 1・・・メタノール燃料電池本体、2・・・触媒燃焼加
熱器、3・・・アノライト循環槽、4・・・燃料貯槽、
5〜6・・空気供給手段、7・・・アノライト供給手段
。 14・・・空気流路、15・・・燃料流路、16・・・
アノライト流路、18・・・アノライト、19・・・空
気、23・・・撥水性触媒、24・・・担体、25・・
・触媒活性成分、26・・・ガラスフィルタ、27・・
・金鋼、28・・・温度帛10 來30 (α) (b) 不S口 q ↓ 第6図 宅′I図 亮8図 q

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、メタノールを燃料とし硫酸を電解質とする酸性電解
    質型燃料電池において、起動時における昇温あるいは運
    転中の温度の適正な範囲への維持を、メタノール、メタ
    ノール水溶液、及びメタノールを含むアノライトからな
    る群から選ばれた少なくとも1つを電池外で触媒燃焼し
    、燃焼ガスを電池内の所望位置に供給するメタノール燃
    料電池の運転方法。
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