JPS63234089A - コ−ルタ−ルの蒸留方法 - Google Patents

コ−ルタ−ルの蒸留方法

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JPS63234089A
JPS63234089A JP6767087A JP6767087A JPS63234089A JP S63234089 A JPS63234089 A JP S63234089A JP 6767087 A JP6767087 A JP 6767087A JP 6767087 A JP6767087 A JP 6767087A JP S63234089 A JPS63234089 A JP S63234089A
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JP
Japan
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tar
distillation
main
condenses
condensed
Prior art date
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Pending
Application number
JP6767087A
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English (en)
Inventor
Shunichi Mizuno
俊一 水野
Toshihiko Furukawa
古川 俊彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコールタールの蒸留方法に関する。
〔従来の技術〕
コークス炉において石炭乾留時に発生する粗製コークス
炉ガスは炉上の上昇管より排出され、下降管で安水をス
プレーされ、80〜90℃前後にまで冷却され、ドライ
メーン及びサクショメーンにおいて第1段の凝縮タール
を分離され、この段階で、I!度が未だ80℃以上を保
持しているコークス炉ガスは通常間接冷却器で凝縮ター
ルを分離し、次に直接ガス冷却器で低温安水で直接冷却
され、ざらにミストキャッチャ−を経て、ブロワ−で背
圧され、ナフタリン捕集器、電気集fil圏で夫々ター
ルを分離捕集された後硫安製造工程等へ送られる。従来
は、前記サクションメーン迄に凝縮するタールと、間接
冷却器、直接冷却器、ミス!・キャッチャ−、ナフタリ
ン捕集器、電気集pl!器等で凝縮したタールとは同一
のタールデカンタ−に集合され、安水とスラッジを分離
した上でタール蒸留工程へ送られる。
この方がタールデカンタ−、タール中の安水を更に分離
する三3!槽、コールタール貯留タンク等が1系統です
み、設備的に開型になる。このタールを集合タールと呼
んでいる。従来は、この集合°タールをタール蒸留工程
の原料油としていた。
タールの蒸留方法としては、常圧1段式蒸留方式、減圧
1段フラッシュ蒸留方式、常圧、減圧2段フラッシュ蒸
]留方式、アライドプロセス′や軟ピツチ収得を目的と
する簡易蒸留方式等が知られている((社)日本芳香族
工業会発行、芳香族及赫タール工業ハンドブックP、6
8〜70)。
これらのいずれの方法においても、タールは間接熱交換
器において、ピッチあるいは留出油にまり昇温されたの
ち、管炉等において更に昇温されてから蒸留塔に装入さ
れる。タール中にはスラッジや加熱により重質化する成
分が含まれているためと、配管あるいは間接熱交換品等
のタールあるいはピッチの流れる側にスラッジの付着、
堆積が多く、そのため熱伝導率の低下ひいては管炉等で
使用する燃料油の使用量の増大等の問題が生ずる。
また、タール中の55〜65%程度が蒸゛留残渣ともい
うべきピッチ分であるため、留出油の単位重量当りのエ
ネルギー使用mが多いという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、熱交換器等へのスラッジの付着、堆積を減少
させると共に、留出油の単位重量当りのエネルギー使用
量が少い蒸留方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はコークス炉で生成する粗製コークス炉ガスを段
階的に冷却する過程でドライメーン又はサクシ3ンメー
ンまでに凝縮するタールとそれより後の段階で凝縮する
タールとを分別回収し、後の段階で凝縮するタールを主
成分とするタールをコールタール蒸留装置の原料油とす
るコールタールの蒸留方法である。
コークス炉のドライメーン又はサクションメーンで凝縮
するタールは、サクシ3ンメーンより出る粗製コークス
炉ガスが80℃以上であるので80℃以上の温度で凝縮
するタールであり、ドライメーン又はサクションメーン
より後の間接冷却器以降の冷却器で凝縮するタールはそ
れより低い温度で凝縮するタールである。通常、ドライ
メーンおよびサクションメーンでは粗製コークス炉ガス
は80〜90℃の温度を有するので、それより後の段階
で凝縮するタールはそれより低い温度で凝縮するタール
ということになる。
このようなタールは例えi第1図すすフローシートによ
って得ることができる。
コークス炉1より発生する粗製コークス炉ガスは上昇管
で安水を噴射されて約80〜90℃に冷却され、ドライ
メーン次いでサクションメーンを経由して間接又は直接
冷却器のプライマリ−クーラ2へ装入され、引続いてセ
カンダリ−クーラ3、ミストキャッチャ−4、ナフタリ
ン捕集器6、電気集塵器7等を通って次工程へ送られる
。本発明で使用するタールはドライメーンより後好まし
くはサクシ3ンメーンより後の段階で凝縮するタールで
ある。すなわち、サクションメーンまでに凝縮するター
ルはタールデカンタ−10へ、それより後の段階で凝縮
するタールはタールデカンタ−12へ分別して回収し、
タールデカンタ−12で回収されたタールをタール蒸留
工程に送ることが星ましい。なお、図中5はブロワ−1
11および13は移送ポンプである。
図面ではタールを2つのデカンタ−に分別して回収して
いるが、ドライメーン用、サクシ3ンメーン用、プライ
マリ−クーラ用、セカンダリ−クーラ用等の3つ以上に
分けて回収し、サクションメーン用以後好ましくはブラ
イマリーターラ用以後で回収されたタールの1又は2以
上を使用してもよい。なお、タールはドライメーン又は
サクションメーンで全体の約50〜70%が凝縮するの
で、サクションメーンより後の段階で凝縮するタールは
全体の30〜50%程度である。
本発明者等の研究によれば、サクションメーンより後の
段階で凝縮するタールは、スラッジ公約0.1%、キノ
リンネ溶分約0.05%、トルエン不溶公約0.8%と
いずれらサクシ3ンメーン以前の段階で凝縮するタール
の約1/2〜1/10と低くなっていることが見出され
た。また、350℃以上の成分、すなわちピッチ分も約
50%以下と集合タールより20%以上も低(なってい
ることが見出された。
ドライメーン又はサクションメーンより後の段階で凝縮
するタールは、タール蒸留装置に装入して蒸留する。な
お、蒸留すべきタールが不足する場合は、他のタールを
配合してもよいが、多重に配合すると本発明の効果が低
下するので50%以下にとどめることがよい。
蒸留は例えば、第2図に示すフローシートによって行う
ことができる。タールタンクよりの装入タール14は配
管15を経て流出ビッヂとの第1熱交換器18で予熱さ
れ、配管16を経て、脱水塔17へ装入される。脱水塔
は塔底循環ポンプ19、配管20.リボイラー21によ
り加熱され、水及び軽質油を塔頂より留出する。脱水タ
ールは脱水塔底液面を液面計25で制御しながらポンプ
22により抜き出され、熱交換器24に配管23を経て
送入される。ここでタール蒸留塔27の塔底より抜き出
された(配管30)ピッチと熱交換して250℃程度に
加熱される。この熱交換器を出た脱水タールは配管26
を通り、管炉28を経て、配管29によりタール蒸留塔
27へ送入される。そして、ピッチは配管30から、留
出油は塔頂ないし塔の中間部から扱き出される。なお、
本発明の方法は他の形式の蒸留装置を使用する方法に対
しても適用し得ることは当然である。
〔実施例〕
第1図に示すフローシートに従ってタールの分別回収を
行った。すなわち、サクションメーンまでに凝縮するタ
ール(I)とプライマリ−クーラから電気集塵器までに
凝縮するタール(II)の2つに分けてタールの回収を
行った。なお、サクションメーン出の粗製コークス炉ガ
スの温度は85℃であり、固接冷却器型のプライマリ−
クーラおよび直接冷却器型のセカンダリ−クーラ出の温
度はそれぞれ50℃および30℃であった。
このタール(If)を使用して第2図に示すフローシー
トに準じた実験蒸留装置を用いてタールの蒸留を行った
タールは60℃で熱交換器18に装入され、ここでピッ
チと熱交換され125℃に加熱されたのち、脱水塔に供
給された。脱水されたタールは熱交換器24で270℃
に昇温されたのh1加熱器28へ装入されて、340℃
に昇温されたのち塔底温度320℃に保った蒸留塔に装
入された。
留出油は40%、軟ピツチは60%であった。
なお、集合タールの場合の留出油は25%、軟ピツチは
75%であった。また、3ケ月後の熱交換器18および
24のタール側の内壁を調査したところ、本発明のター
ル(I[)を使用した例ではタールスラッジの付着堆積
は殆んど認められなかったのに対し、集合タールを使用
した例ではスラッジの付着および堆積から認められたば
かりでなく、3ケ月後の熱交換器用のタールの温度も実
施例に比べて、10〜30℃も低かった。
〔発明の効果〕
本発明のタール蒸留方法によればタールの熱交換器にお
けるスラッジ付着堆積を殆んどなくすることができるの
で、蒸留装置に供給するスチーム、燃料等エネルギーを
低減することができる。また、蒸留塔から留出する中油
、軽油の割合が高いので、蒸留効率も高い。
また新たに蒸留設備を建設するような場合、ドライメー
ン又はサクションメーンで凝縮するタールは直接ピッチ
コークス原料等とし、それより優で凝縮するタールをタ
ール蒸留するようにすればタール蒸留設備能力を半減す
ることができ、設備費の節減は大きい。
しかも、手段としては、コークス炉ガスからタールを分
別回収するだけであるので実用的効果の大きい発明であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1偶はタールを分別回゛収するフローシートである。 第2図はタール蒸留設備のフローシートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コークス炉で生成する粗製コークス炉ガスを段階的に冷
    却する過程でドライメーン又はサクショメーンまでに凝
    縮するタールとそれより後の段階で凝縮するタールとを
    分別回収し、後の段階で凝縮するタールを主成分とする
    タールをタール蒸留装置の原料油とすることを特徴とす
    るコールタールの蒸留方法。
JP6767087A 1987-03-20 1987-03-20 コ−ルタ−ルの蒸留方法 Pending JPS63234089A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100516501B1 (ko) * 2001-12-21 2005-09-23 주식회사 포스코 생산수율이 향상된 코크 오븐가스 정제용 흡수유 제조방법및 이로부터 제조된 코크 오븐가스 정제용 흡수유
JP2009519320A (ja) * 2005-12-14 2009-05-14 サソル テクノロジー (ピーティーワイ)リミテッド 精製メチルイソブチルケトンを製造するための方法および装置
JP2009519319A (ja) * 2005-12-14 2009-05-14 サソル テクノロジー (ピーティーワイ)リミテッド 精製メチルイソブチルケトンの製造方法および装置
JP2014237620A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 Jfeケミカル株式会社 インデンの製造方法、インデン、クマロン−インデン樹脂および製品

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