JPS6323407Y2 - - Google Patents

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JPS6323407Y2
JPS6323407Y2 JP1984110863U JP11086384U JPS6323407Y2 JP S6323407 Y2 JPS6323407 Y2 JP S6323407Y2 JP 1984110863 U JP1984110863 U JP 1984110863U JP 11086384 U JP11086384 U JP 11086384U JP S6323407 Y2 JPS6323407 Y2 JP S6323407Y2
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JP
Japan
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hydraulic
hydraulic fluid
hydraulic cylinder
piston
lifting frame
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JP1984110863U
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JPS6125376U (ja
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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車部品等の各種の対象物を磁
気吸着あるいは真空吸着して懸吊するための装置
に関するものである。
従来の技術 例えば、鋼製品を対象とした搬送装置として、
マグネツトによつて対象物を磁気吸着して懸吊
し、その状態で搬送するタイプの装置が、従来知
られている。この種の装置では、長尺物あるいは
ある程度広い面積を有する板物を対象とする場
合、確実に吸着・懸吊するために複数のマグネツ
トを用いる構成が一般的である。その場合、各マ
グネツトを個別に下降させて対象物を吸着し、し
かる後各マグネツトを上昇させて対象物を懸吊す
る構成とすれば、装置全体の構成のみならず、マ
グネツトの昇降制御が複雑化する。そこで従来一
般には、マグネツト等の吸着具を、上下動される
昇降フレームから垂下させた構成としているが、
対象物の吸着面に凹凸がある場合には、吸着を行
なうまでに必要とする下降ストロークが各吸着具
ごとに相違するから、高さ調整機構を介して各吸
着具を昇降フレームに取付けていた。
すなわち従来では、モータによつて駆動される
ウオームジヤツキあるいは内蔵したモータによつ
てロツドが前後動するパワーシリンダからなる高
さ調整機構を各マグネツト付吊下げ機構ごとに設
け、昇降フレームを所定ストローク下降させた際
に総てのマグネツトが同時に対象物の各点を吸着
すべく、昇降フレームに対するマグネツトの位置
を前記の高さ調整機構によつて調整する機構とし
ていた。
考案が解決しようとする問題点 しかるに従来の装置では、モータによつて駆動
されるウオームジヤツキやパワーシリンダによつ
てマグネツト等の吸着具の高さ調整を行なう構成
であるから、遠隔操作が可能である反面、動力源
を必要とするうえに、構成が複雑かつ大型化し、
コンパクトなものにすることが極めて難しく、ま
た対象物の形状が変わるごとに、吸着具の高さ調
整を新ためておこなう必要があるから、段取りに
時間を要する問題があつた。さらに従来の装置で
は、昇降フレームと各マグネツト付吊下げ機構と
が、高さ調整機構を介して連結一体化されている
ために、昇降フレームを下げ過ぎた場合には、対
象物を圧潰するおそれがあり、このような不都合
を解消するためには、昇降フレームの下降停止精
度を高くしなければならず、装置が更に高価かつ
複雑化する問題があつた。
この考案は上記の事情に鑑み、吸着具の高さを
動力源を用いずに自動調整することができ、しか
も対象物を圧潰するおそれのない吸着式懸吊装置
を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 すなわちこの考案は、上下動される昇降フレー
ムに複数本の液圧シリンダを下向きに取付けると
ともに、各液圧シリンダにおけるピストンロツド
の下端部に吸着具をそれぞれ取付け、また各液圧
シリンダの内部のうちピストンより下側の部分を
作動液タンクに個別に配管を介して接続するとと
もに、ピストンより上側の部分を大気に連通し、
かつ各液圧シリンダから作動液タンクへ還流する
作動液の流動を選択的に阻止して各液圧シリンダ
の内部のうちピストンより下側の部分に作動液を
封入するロツク用弁を、前記各液圧シリンダごと
の各配管の途中に介装した構成とすることによ
り、前記の目的を達成するものである。
作 用 したがつてこの考案の装置では、ロツク用弁を
介して液圧シリンダと作動液タンクとを連通させ
るとともに、昇降フレームを充分高く上昇させれ
ば、液圧シリンダ内の作動液が、ピストンやピス
トンロツドあるいはこれに取付けた吸着具等の重
量を受けて押し出され、したがつて各吸着具がピ
ストンロツドと共に下限まで下がる。この状態か
ら対象物に向けて昇降フレームを下降させると、
対象物のうちの上方へ凸となつた部分に対応する
個所にある吸着具から順に対象物に当接し、吸着
するが、吸着具を取付けたピストンロツドは、昇
降フレームが下降することにより対象物によつて
相対的に押されることになるから、液圧シリンダ
内に退入し、こうして総ての吸着具が対象物に当
接した後、昇降フレームの下降が停止する。すな
わち吸着具は対象物に当接した後は昇降フレーム
が下降してもそれ以上は下がらないから、対象物
の形状に応じた必要ストロークだけ下降したこと
になり、また吸着具が対象物を圧潰することもな
い。他方、ピストンロツドが液圧シリンダ内に退
入することにより、作動液が作動液タンクから液
圧シリンダ内に流入し、また昇降フレームの下降
が停止した際に、すなわち各吸着具が対象物に当
接すると、各々に対応する液圧シリンダについて
のロツク用弁が切換わつて液圧シリンダから作動
液タンクへの還流を阻止し、したがつて各液圧シ
リンダにおけるピストンの下側に作動液が封入さ
れるため、ピストンロツドは下降しないようロツ
クされる。すなわち各吸着具の昇降フレームに対
する高さ位置が、対象物の形状に応じた高さ位置
に固定され、したがつて昇降フレームを上昇させ
れば、各吸着具は昇降フレームに対して下降せず
に対象物を吸着したまま昇降フレームと共に上昇
し、その結果対象物を設置状態の姿勢のまま懸吊
することがきる。
実施例 第1図はこの考案の一実施例を示す全体的な構
成図であつて、台車構造のトラバーサ1がその左
右の車輪2を所定高さに設置したレール3に乗
せ、かついずれかの車輪2を回転駆動して自走す
るよう配置されている。そのトラバーサ1に油圧
シリンダ等の流体圧シリンダからなる昇降用シリ
ンダ4が下向きに取付けられるとともに、その昇
降用シリンダ4によつて上下動される昇降フレー
ム5が、昇降用シリンダ4のロツド6の下端に取
付けられている。さらに昇降フレーム5に油等の
液体を作動液とした複数本(図では3本)の液圧
シリンダ7a,7b,7cが下向きに取付けられ
おり、各液圧シリンダ7a,7b,7cのピスト
ンロツド8a,8b,8cの下端部のそれぞれに
吸着具としての電磁マグネツト9a,9b,9c
が取付けられている。各液圧シリンダ7a,7
b,7cはピストン1より上側のポートを大気に
開放し、かつピストンより下側のポートに配管1
0a,10b,10cを接続した構成であり、そ
の各配管10a,10b,10cは、液圧シリン
ダ7a,7b,7cより高い位置すなわち前記ト
ラバーサ1上に設置した作動液タンク11に、ロ
ツク用弁12a,12b,12cをそぞれ介して
接続されている。なお、作動液タンク11を液圧
シリンダ7a,7b,7cより高い位置に設けた
理由は液面高さの相違に基づく圧力差によつて作
動液を各液圧シリンダ7a,7b,7cに流入さ
せ、もつて負圧やそれに基づく気泡の発生を防止
するためである。また前記ロツク用弁12a,1
2b,12cは、各々に対応する液圧シリンダ7
a,7b,7cから作動液タンク11に向う液流
を選択的に阻止して作動液を液圧シリンダ7a,
7b,7cに封入するためのものであつて、例え
ば2ポート位置電磁切換弁が用いられている。さ
らに作動液タンク11から液圧シリンダ7a,7
b,7cへ向う液流のみを通す逆止弁13a,1
3b,13cが、第2図に示すように各ロツク用
弁12a,12b,12cに対し並列に介装され
ている。なお、ロツク用弁12a,12b,12
cは、前記電磁マグネツト9a,9b,9cが対
象物Wを吸着したのち前記昇降フレーム5が上昇
し始める前に切換わつて流路を閉じ、液圧シリン
ダ7a,7b,7cと作動液タンク11との連通
を絶つよう構成されており、そのような弁の切換
動作はリミツトスイツチからの出力信号に基づい
て行なわせればよく、そのためのリミツトスイツ
チは、例えば昇降フレーム5が下限に下がつたと
きに昇降フレーム5によつて動作させられる位置
に設けてもよく、あるいは電磁マグネツト9a,
9b,9cを上下方向に案内するガイドロツドを
設けた場合には、そのガイドロツドによつて動作
させられる位置に設けてもよい。
つぎに上記の装置の作用を第2図に基づいて説
明する。なお、各液圧シリンダ7a,7b,7c
およびロツク用弁12a,12b,12c等の動
作は基本的には同一なので、以下の説明では1本
の液圧シリンダ12aについてのみ説明する。
トラバーサ1を対象物Wの上方で停止させ、か
つ昇降フレーム5を上限に引き上げている状態
(第2図A)では、ロツク用弁12aが流路を開
いて液圧シリンダ7aと作動液タンク11とが連
通しており、したがつて液圧シリンダ7a内の作
動液は電磁マグネツト9aやピストンロツド8a
等の重量がかかるために液圧シリンダ7aから作
動液タンク11に押し出され、その結果電磁マグ
ネツト9aはピストンロツド8aと共に下限に下
がつている。この状態から昇降フレーム5を下降
させ、総ての電磁マグネツト9a,9b,9cが
対象物Wに当接してこれを磁気的に吸着したのち
更に昇降フレーム5をわずか下降させる(第2図
B)。このような所謂オーバーランによつて電磁
マグネツト9aは相対的に押し上げられるが、こ
れはピストンロツド8aが液圧シリンダ7a内に
退入することによつて許容される。すなわち油圧
シリンダ7aの内部には、ロツク用弁12aおよ
び逆止弁13aを介して作動液が作動液タンク1
1から流入する。その場合、作動液タンク11が
液圧シリンダ7aより高い位置にあるために、作
動液に負圧がかからず、気泡が生じないことは前
述した通りである。ついでロツク用弁12aが切
換わり(第2図C)、液圧シリンダ7aの内部に
作動液が封入され、その結果電磁マグネツト9a
がピストンロツド8aと共に下降しないようロツ
クされる。したがつて昇降フレーム5を昇降シリ
ンダ4によつて引き上げれば(第2図D)、電磁
マグネツト9aの昇降フレーム5に対する位置が
上述のように固定されているから、対象物Wは昇
降フレーム5と実質的に一体となつて上昇し、懸
吊される。
なお、対象物Wを降ろす場合は、上述した操作
と逆の手順で操作を行なえばよいことは勿論であ
る。
また、この考案において作動液を液圧シリンダ
の内部に封入するためのロツク用弁の構成は、上
記の実施例で示した構成に限らず、必要に応じて
各種の構成のものを用いることができる。さらに
この考案の吸着具は真空吸着式のものであつても
よい。
考案の効果 以上の説明から明らかなようにこの考案の装置
によれば、昇降フレームの下降に伴う吸着具の相
対的な押し上げを許容し、かつ作動液を液圧シリ
ンダに封入することによる吸着具の相対的な下降
を選択的にロツクすることができるから、昇降フ
レームの下げ過ぎを吸着具の相対的な押し上げに
より吸収して対象物の圧潰を防止することがで
き、同時に対象物の凹凸形状に応じた各吸着具の
昇降フレームに対する高さ位置の調整を自動的に
行なうことができる。すなわちこの考案の装置で
は、昇降フレームを下降させた後に上昇させれ
ば、いずれの形状の対象物をも吸着・懸吊でき、
対象物の形状ごとに従来行なつていた段取りを解
消できるとともに、特別な動力源を必要としない
から、構成を簡単なものにすることができる。ま
たこの考案では、各液圧シリンダを個別に作動液
タンクに接続したので、各液圧シリンダに対する
作動液の出入が円滑になり、さらに各液圧シリン
ダにおけるピストンより上側の部分を大気に連通
させたから、ピストンロツドの容積に応じた圧力
変動が時には生じず、したがつてこの考案では、
液圧シリンダの動作を円滑にし、対象物に過大な
荷重が掛ることを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す全体的な構
成図、第2図A〜Dは動作を説明するための模式
図である。 5……昇降フレーム、7a,7b,7c……液
圧シリンダ、8a,8b,8c……ピストンロツ
ド、9a,9b,9c……電磁マグネツト、10
a,10b,10c……配管、11……作動液タ
ンク、12a,12b,12c……ロツク用弁、
W……対象物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下動させる昇降フレームに複数本の液圧シリ
    ンダを下向きに取付けるとともに、各液圧シリン
    ダにおけるピストンロツドの下端部に吸着具を取
    付け、前記各液圧シリンダの内部のうちピストン
    より下側の部分を個別に作動液タンクに配管を介
    して接続するとともに、ピストンより上側の部分
    を大気に連通させ、かつ各液圧シリンダから作動
    液タンクへ還流する作動液の流動を選択的に阻止
    して各液圧シリンダの内部のうちピストンより下
    側の部分に作動液を封入するロツク用弁を、前記
    各液圧シリンダごとの各配管の途中に介装したこ
    とを特徴とする吸着式懸吊装置。
JP11086384U 1984-07-20 1984-07-20 吸着式懸吊装置 Granted JPS6125376U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086384U JPS6125376U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 吸着式懸吊装置

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JP11086384U JPS6125376U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 吸着式懸吊装置

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Publication Number Publication Date
JPS6125376U JPS6125376U (ja) 1986-02-15
JPS6323407Y2 true JPS6323407Y2 (ja) 1988-06-27

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JP11086384U Granted JPS6125376U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 吸着式懸吊装置

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JPS6125376U (ja) 1986-02-15

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