JPS6323314Y2 - - Google Patents
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- JPS6323314Y2 JPS6323314Y2 JP1207580U JP1207580U JPS6323314Y2 JP S6323314 Y2 JPS6323314 Y2 JP S6323314Y2 JP 1207580 U JP1207580 U JP 1207580U JP 1207580 U JP1207580 U JP 1207580U JP S6323314 Y2 JPS6323314 Y2 JP S6323314Y2
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 17
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 17
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は主としてレターケースや小物入れ等小
物類収納ケースとして使用される物品収納ケース
に関するものである。
物類収納ケースとして使用される物品収納ケース
に関するものである。
(従来技術)
この種の物品収納ケースは、少なくとも前面が
開口せるケース本体と、該ケース本体に出し入れ
自在に組込まれる複数段の抽斗とによつて構成さ
れる。そして上記ケース本体は、天板と背板と両
側板、それに底板または前框とによつて、前面ま
たは前面と底面が開口せる箱状に組立てられる。
開口せるケース本体と、該ケース本体に出し入れ
自在に組込まれる複数段の抽斗とによつて構成さ
れる。そして上記ケース本体は、天板と背板と両
側板、それに底板または前框とによつて、前面ま
たは前面と底面が開口せる箱状に組立てられる。
従来、このケース本体の構成は、とくに文献中
には見あたらないが、公知事実として、 (イ) 第6図に示すように、天板A1と両側板B1,
B1を鋼板の曲げ加工により門形に一体に形成
し、この門形枠体に、同じく鋼板製の背板C1
と、底板D1または前框E1をねじF等の連結具
によつて結合する(オール鋼板製)か、 (ロ) 第7図aに示すように天板A2と両側板B2,
B2とをプラスチツクにて一体に形成し、この
門形の枠体に、プラスチツク製の前框E2また
は底板(図示せず)と背板C2とをねじF等の
連結具にて結合するか、または第7図bに示す
ように天板A2と背板C2とをプラスチツクにて
一体に形成し、このL字形の枠体に、プラスチ
ツク製の底板D2または前框(図示せず)と両
側板B2,B2とをねじF等の連結具によつて結
合する(オールプラスチツク製)かの概ね二通
りが採用されている。しかしながら、上記(イ),
(ロ)いずれの構成のものも、ねじ等の連結具にて
上記枠体と他の構成要素とを結合するため組立
能率が悪いものとなつていた。また、(イ)のオー
ル鋼板製のものは、多くの場合、剛性が不十分
で耐荷重性に問題があり、変形や歪みが生じ易
いとともに、重量的に重くなりすぎるきらいが
あり、加えて振動を発生し易い等の欠点があつ
た。一方、(ロ)のオールプラスチツク製のもの
は、剛性および耐荷重性、振動抑制の点で好ま
しい反面、重量が不足し、却つて使い勝手が悪
いとともに、(イ)のオール鋼板製のものよりコス
トが高くなるという欠点を有していた。
には見あたらないが、公知事実として、 (イ) 第6図に示すように、天板A1と両側板B1,
B1を鋼板の曲げ加工により門形に一体に形成
し、この門形枠体に、同じく鋼板製の背板C1
と、底板D1または前框E1をねじF等の連結具
によつて結合する(オール鋼板製)か、 (ロ) 第7図aに示すように天板A2と両側板B2,
B2とをプラスチツクにて一体に形成し、この
門形の枠体に、プラスチツク製の前框E2また
は底板(図示せず)と背板C2とをねじF等の
連結具にて結合するか、または第7図bに示す
ように天板A2と背板C2とをプラスチツクにて
一体に形成し、このL字形の枠体に、プラスチ
ツク製の底板D2または前框(図示せず)と両
側板B2,B2とをねじF等の連結具によつて結
合する(オールプラスチツク製)かの概ね二通
りが採用されている。しかしながら、上記(イ),
(ロ)いずれの構成のものも、ねじ等の連結具にて
上記枠体と他の構成要素とを結合するため組立
能率が悪いものとなつていた。また、(イ)のオー
ル鋼板製のものは、多くの場合、剛性が不十分
で耐荷重性に問題があり、変形や歪みが生じ易
いとともに、重量的に重くなりすぎるきらいが
あり、加えて振動を発生し易い等の欠点があつ
た。一方、(ロ)のオールプラスチツク製のもの
は、剛性および耐荷重性、振動抑制の点で好ま
しい反面、重量が不足し、却つて使い勝手が悪
いとともに、(イ)のオール鋼板製のものよりコス
トが高くなるという欠点を有していた。
また、(イ),(ロ)いずれのものも、材料が単一で
あるところから、材質感として単純なものとな
り、美観の点でいまひとつ劣つていた。
あるところから、材質感として単純なものとな
り、美観の点でいまひとつ劣つていた。
(考案の目的)
そこで本考案は、ねじ等の連結具を用いずに簡
単にしかも強固に組立てることができるととも
に、材料および組立コストとも低廉ですみ、か
つ、美観の点でも重量、剛性、非振動性の点でも
好ましい物品収納ケースを提供せんとするもので
ある。
単にしかも強固に組立てることができるととも
に、材料および組立コストとも低廉ですみ、か
つ、美観の点でも重量、剛性、非振動性の点でも
好ましい物品収納ケースを提供せんとするもので
ある。
(考案の構成)
本考案の特徴とするところは、内面に抽斗受け
が一体に設けられ且つ周辺に内方に突出する突縁
部が一体に形成されたプラスチツクからなる左右
両側板と、天板部および背板部をL字形に一体に
連成した鋼板製の枠体と、上記左右両側板の下部
前端部に架設される鋼板製の前框とで前面部およ
び底面部が開口せるケース本体が構成され、上記
左右両側板の内面には、四隅角部に上記突縁部よ
りさらに内方に突出する係合脚、下辺部を除く各
辺部に突縁部と平行に突出する係合突片を、それ
ぞれ突縁部と所定の間隙を存して一体に突設し、
一方、上記枠体における天板部前端および背板部
下端の左右両側、それに前框の左右両側に上記係
合脚が圧入しうる係合部を設け、両側板の各係合
脚を、上記枠体と前框の係合部および枠体におけ
るL字の角部内面に圧入させるとともに、枠体の
左右両端部を、上記側板の突縁部と係合突片との
間に挿入することにより、左右両側板間に枠体お
よび前框を連結してケース本体を組立てて成る物
品収納ケース、に存する。
が一体に設けられ且つ周辺に内方に突出する突縁
部が一体に形成されたプラスチツクからなる左右
両側板と、天板部および背板部をL字形に一体に
連成した鋼板製の枠体と、上記左右両側板の下部
前端部に架設される鋼板製の前框とで前面部およ
び底面部が開口せるケース本体が構成され、上記
左右両側板の内面には、四隅角部に上記突縁部よ
りさらに内方に突出する係合脚、下辺部を除く各
辺部に突縁部と平行に突出する係合突片を、それ
ぞれ突縁部と所定の間隙を存して一体に突設し、
一方、上記枠体における天板部前端および背板部
下端の左右両側、それに前框の左右両側に上記係
合脚が圧入しうる係合部を設け、両側板の各係合
脚を、上記枠体と前框の係合部および枠体におけ
るL字の角部内面に圧入させるとともに、枠体の
左右両端部を、上記側板の突縁部と係合突片との
間に挿入することにより、左右両側板間に枠体お
よび前框を連結してケース本体を組立てて成る物
品収納ケース、に存する。
(実施例)
図において、1,1は左右両側板、2は枠体、
3は前框で、これらによつて前面部および底面部
が開口せるケース本体Aが形成され、該本体A内
に抽斗4…が組み込まれて物品収納ケースが構成
される。
3は前框で、これらによつて前面部および底面部
が開口せるケース本体Aが形成され、該本体A内
に抽斗4…が組み込まれて物品収納ケースが構成
される。
ケース本体Aの左右両側板1,1はプラスチツ
クにて成形され、枠体2は鋼板の曲げ加工により
天板部21と背板部22とを一体に連成して成つ
ている。
クにて成形され、枠体2は鋼板の曲げ加工により
天板部21と背板部22とを一体に連成して成つ
ている。
左右両側板1,1は全く同一の構造を有し、か
つ、互換性が得られるように前後対称に形成され
ている。
つ、互換性が得られるように前後対称に形成され
ている。
この両側板1には、周辺部に内方に突出せる突
縁部11が一体に連設され、かつ、内面に上下数
段の抽斗受け12…が、同内面四隅角部に突縁部
11よりさらに内方に突出する比較的長い筒状の
係合脚13…がそれぞれ一体に突設されている。
また、同側板内面における下辺部を除く各片部
に、突縁部11と平行で、かつ突縁部11より若
干低い寸法で突出する係合突片14…が一定間隔
置きに突設されている。この係合突片14…およ
び各係合脚13…と突縁部11との間には、枠体
2の板厚寸法相当の間隙mが設けられている。な
お、係合突片14…は、図示の如く多数設けるほ
ど組立強度上好ましく、この意味から、該突片1
4を一連の壁状に形成してもよい。あるいは、組
立強度の主力は上記係合脚13…によるものであ
るから、同突片14は各辺部に少数、場合によつ
ては中央に一個設けるだけでも差支えない。
縁部11が一体に連設され、かつ、内面に上下数
段の抽斗受け12…が、同内面四隅角部に突縁部
11よりさらに内方に突出する比較的長い筒状の
係合脚13…がそれぞれ一体に突設されている。
また、同側板内面における下辺部を除く各片部
に、突縁部11と平行で、かつ突縁部11より若
干低い寸法で突出する係合突片14…が一定間隔
置きに突設されている。この係合突片14…およ
び各係合脚13…と突縁部11との間には、枠体
2の板厚寸法相当の間隙mが設けられている。な
お、係合突片14…は、図示の如く多数設けるほ
ど組立強度上好ましく、この意味から、該突片1
4を一連の壁状に形成してもよい。あるいは、組
立強度の主力は上記係合脚13…によるものであ
るから、同突片14は各辺部に少数、場合によつ
ては中央に一個設けるだけでも差支えない。
側板1の下辺部前後両側には、突縁部11より
やや突出する程度の短か目の補助係合脚15,1
5が係合脚13同様、突縁部11との間に間隙m
を存して、かつ係合脚13との間に所定の間隔S
を存して突設されている。さらに、該補助係合脚
15,15の直上部に上記間隙mと同等の間隙を
存して小突起16,16が突設され、この間隙部
分に前框3の両端部が狭まれるようになつてい
る。17は係合脚13と補助係合脚15の中間部
に突設された前框両端部取付時のガイド用突片で
ある。
やや突出する程度の短か目の補助係合脚15,1
5が係合脚13同様、突縁部11との間に間隙m
を存して、かつ係合脚13との間に所定の間隔S
を存して突設されている。さらに、該補助係合脚
15,15の直上部に上記間隙mと同等の間隙を
存して小突起16,16が突設され、この間隙部
分に前框3の両端部が狭まれるようになつてい
る。17は係合脚13と補助係合脚15の中間部
に突設された前框両端部取付時のガイド用突片で
ある。
つぎに枠体2について説明すると、該枠体2に
おける天板部21の前端部および背板部22の下
端部にそれぞれ断面ほぼコ字形の折曲辺部23,
24が設けられ、この両折曲辺部23,24の左
右両側端部が、側板1,1の係合脚13…が圧入
される係合部25…となつている。この各係合部
25…は、断面形状が係合脚13に対応し、断面
大きさが係合脚13と同等かやや小さ目に形成さ
れている。また、各係合部25…の内面にはダボ
26…が膨出形成され、係合脚13の圧入効果を
高めるようになつている。
おける天板部21の前端部および背板部22の下
端部にそれぞれ断面ほぼコ字形の折曲辺部23,
24が設けられ、この両折曲辺部23,24の左
右両側端部が、側板1,1の係合脚13…が圧入
される係合部25…となつている。この各係合部
25…は、断面形状が係合脚13に対応し、断面
大きさが係合脚13と同等かやや小さ目に形成さ
れている。また、各係合部25…の内面にはダボ
26…が膨出形成され、係合脚13の圧入効果を
高めるようになつている。
一方、前框3は、枠体2同様、鋼板の曲げ加工
によつて形成され、前端部に枠体2の折曲辺部2
3,24と同様のコ字形折曲辺部31、後端部に
L字形の折曲辺部32を有し、前方折曲辺部31
の左右両端部が係合脚13に対する係合部33,
33となつている。そして、この両側係合部3
3,33の内面にも前記同様ダボ34,34が膨
出形成されている。
によつて形成され、前端部に枠体2の折曲辺部2
3,24と同様のコ字形折曲辺部31、後端部に
L字形の折曲辺部32を有し、前方折曲辺部31
の左右両端部が係合脚13に対する係合部33,
33となつている。そして、この両側係合部3
3,33の内面にも前記同様ダボ34,34が膨
出形成されている。
なお、抽斗4…はプラスチツクにて成形され、
その左右両側壁の上端部外方に突出された突出縁
部41,41を介して両側板1,1の抽斗受け1
2,12にスライド自在に支持される。上記突出
縁部41,41の後端部上面には凸起42,42
が設けられ、抽斗4が一杯まで引き出されて前下
がりに傾斜したときこの凸起42,42が、抽斗
受け12,12に設けられた切欠12a,12a
に係合することにより、抽斗4の不測の脱落が防
止されるようになつている。
その左右両側壁の上端部外方に突出された突出縁
部41,41を介して両側板1,1の抽斗受け1
2,12にスライド自在に支持される。上記突出
縁部41,41の後端部上面には凸起42,42
が設けられ、抽斗4が一杯まで引き出されて前下
がりに傾斜したときこの凸起42,42が、抽斗
受け12,12に設けられた切欠12a,12a
に係合することにより、抽斗4の不測の脱落が防
止されるようになつている。
しかして、ケース本体Aを組立てるべく、枠体
2および前框3を左右の側板1,1に連結すると
きは、両側板1,1の係合脚13…のうち、上部
前方と下部後方の係合脚13,13を枠体2の係
合部25,25に、上部後方の係合脚13を枠体
2の天、背板部21,22が連接するL字の角部
左右両側内面に、また下部前方の係合脚13は前
框3の係合部33にそれぞれ同時に圧入させる。
この場合、各係合脚13…は側板1の突縁部11
よりさらに内方に突出しているため、かかる圧入
操作を簡便に行なうことができる。係合脚13…
をその末端まで上記係合部25等に圧入すると、
枠体2においては天、背板部21,22の左右両
端部が、側板1,1の突縁部11と係合突片14
…との間の間隙m部分に挿入される。一方、前框
3においては、後方折曲辺部32の内面に補助係
合脚15が圧入されるとともに、前框左右両端部
が該補助係合脚15と小突起16との間に挿入さ
れる。また、枠体2および前框3の係合部25お
よび33に圧入される係合脚13…は、該各係合
部内面のダボ26,34によつて係合部25,3
3との圧接力および抜け止め力が一層強化され
る。
2および前框3を左右の側板1,1に連結すると
きは、両側板1,1の係合脚13…のうち、上部
前方と下部後方の係合脚13,13を枠体2の係
合部25,25に、上部後方の係合脚13を枠体
2の天、背板部21,22が連接するL字の角部
左右両側内面に、また下部前方の係合脚13は前
框3の係合部33にそれぞれ同時に圧入させる。
この場合、各係合脚13…は側板1の突縁部11
よりさらに内方に突出しているため、かかる圧入
操作を簡便に行なうことができる。係合脚13…
をその末端まで上記係合部25等に圧入すると、
枠体2においては天、背板部21,22の左右両
端部が、側板1,1の突縁部11と係合突片14
…との間の間隙m部分に挿入される。一方、前框
3においては、後方折曲辺部32の内面に補助係
合脚15が圧入されるとともに、前框左右両端部
が該補助係合脚15と小突起16との間に挿入さ
れる。また、枠体2および前框3の係合部25お
よび33に圧入される係合脚13…は、該各係合
部内面のダボ26,34によつて係合部25,3
3との圧接力および抜け止め力が一層強化され
る。
このようにして、前面部および底面部が開口せ
るケース本体Aが組立てられる。かかる組立状態
において、枠体2は、天板部前端と背板部下端、
これらの中間部であるL字角部の左右それぞれ要
所三個所で側板1,1に連結され、しかも、その
連結部分が係合脚13と係合部25、係合脚13
とL字角部内面の圧嵌によつていずれも強固に結
合される。また、上記三要所の連結部の間は、突
縁部11と係合突片14…に挾まれているため、
上下のガタつきがないとともに、天、背板部2
1,22に加わる外力に対して充分対抗しうるこ
とになる。一方、前框3は、係合脚13と係合部
33の圧嵌力によつて側板1に充分強固に連結さ
れるうえ、補助係合脚15と前框後方折曲辺部3
2の内面との圧接力、これによる係合脚13との
間の突つ張り力が加わるため、より一層強大な連
結強度が得られる。以上の点でケース本体Aの組
立状態が非常に強固で安定したものとなる。
るケース本体Aが組立てられる。かかる組立状態
において、枠体2は、天板部前端と背板部下端、
これらの中間部であるL字角部の左右それぞれ要
所三個所で側板1,1に連結され、しかも、その
連結部分が係合脚13と係合部25、係合脚13
とL字角部内面の圧嵌によつていずれも強固に結
合される。また、上記三要所の連結部の間は、突
縁部11と係合突片14…に挾まれているため、
上下のガタつきがないとともに、天、背板部2
1,22に加わる外力に対して充分対抗しうるこ
とになる。一方、前框3は、係合脚13と係合部
33の圧嵌力によつて側板1に充分強固に連結さ
れるうえ、補助係合脚15と前框後方折曲辺部3
2の内面との圧接力、これによる係合脚13との
間の突つ張り力が加わるため、より一層強大な連
結強度が得られる。以上の点でケース本体Aの組
立状態が非常に強固で安定したものとなる。
また、このケース本体Aにおいては、荷重を主
として受け且つ剛性を要求される側板1,1をプ
ラスチツクにて成形し、さほど荷重を受けない
天、背板部一体の枠体2を鋼板の曲げ加工により
形成したから、全体として耐荷重性および剛性に
富むとともに、重過ぎず軽過ぎず適度の重量を有
し、かつ、従来のオール鋼板製のケース本体のよ
うに大きな振動音を発したりしない。さらに、比
較的構造が複雑な側板1,1をプラスチツクにて
一体成形し、構造が単純な枠体2を安価な鋼板に
て形成したから、材料および製造コストが低廉で
すみ、組立コストも安くてすむことにより安価に
製作することができる。また、プラスチツクと鋼
板という異なる材質感の組み合わせにより、いず
れか一方のみからなる従来品と比較して美観の点
で好ましいものとなる。
として受け且つ剛性を要求される側板1,1をプ
ラスチツクにて成形し、さほど荷重を受けない
天、背板部一体の枠体2を鋼板の曲げ加工により
形成したから、全体として耐荷重性および剛性に
富むとともに、重過ぎず軽過ぎず適度の重量を有
し、かつ、従来のオール鋼板製のケース本体のよ
うに大きな振動音を発したりしない。さらに、比
較的構造が複雑な側板1,1をプラスチツクにて
一体成形し、構造が単純な枠体2を安価な鋼板に
て形成したから、材料および製造コストが低廉で
すみ、組立コストも安くてすむことにより安価に
製作することができる。また、プラスチツクと鋼
板という異なる材質感の組み合わせにより、いず
れか一方のみからなる従来品と比較して美観の点
で好ましいものとなる。
なお、側板1の係合脚13が圧入される枠体2
および前框3の係合部25,33は筒状に形成し
てもよい。また、上記実施例では、枠体2におけ
る天板部21の前端部および背板部22の下端
部、それに前框3の前端部にそれぞれ全幅に亘つ
て折曲辺部23,24,31を設け、これら各折
曲辺部23,24,31の左右両側端部を係合部
25,33としたが、これら各係合部25,33
のみを、枠体2の天板部前端部および背板部下端
部ならびに前框前端部の各左右両側部に折曲形成
してもよい。さらに、前框3の側板1への連結に
関して上記実施例では係合脚13と補助係合脚1
5とを併用したが、係合脚13のみでも差支えな
い。あるいは、係合脚13を幅広に形成し、これ
を前框3の左右両端部全体に形成した係合部に圧
入させるようにしてもよい。
および前框3の係合部25,33は筒状に形成し
てもよい。また、上記実施例では、枠体2におけ
る天板部21の前端部および背板部22の下端
部、それに前框3の前端部にそれぞれ全幅に亘つ
て折曲辺部23,24,31を設け、これら各折
曲辺部23,24,31の左右両側端部を係合部
25,33としたが、これら各係合部25,33
のみを、枠体2の天板部前端部および背板部下端
部ならびに前框前端部の各左右両側部に折曲形成
してもよい。さらに、前框3の側板1への連結に
関して上記実施例では係合脚13と補助係合脚1
5とを併用したが、係合脚13のみでも差支えな
い。あるいは、係合脚13を幅広に形成し、これ
を前框3の左右両端部全体に形成した係合部に圧
入させるようにしてもよい。
(考案の効果)
上記のように本考案によれば、ケース本体をね
じ等の連結具を用いずに簡単にしかも非常に確固
と組立てることができるとともに、諸コストを低
廉化して安価に製作でき、かつ、プラスチツク製
側板と鋼板製枠体の組み合わせにより、美観の点
でも重量、剛性、振動抑制の点でも好ましいもの
となり、実用上きわめて有益なものである。
じ等の連結具を用いずに簡単にしかも非常に確固
と組立てることができるとともに、諸コストを低
廉化して安価に製作でき、かつ、プラスチツク製
側板と鋼板製枠体の組み合わせにより、美観の点
でも重量、剛性、振動抑制の点でも好ましいもの
となり、実用上きわめて有益なものである。
図は本考案の実施例を示し、第1図は斜視図、
第2図は側板の拡大斜視図、第3図は枠体および
前框の拡大斜視図、第4図は第1図−線に沿
う拡大縦断側面図、第5図は第4図−線に沿
う一部切欠拡大断面図、第6図は従来のオール鋼
板製ケース本体の構成を示す分解斜視図、第7図
a,bは従来のオールプラスチツク製ケース本体
の構成例二例を示す背面側からみた分解斜視図で
ある。 A……ケース本体、1,1……左右両側板、2
……枠体、3……前框、4……抽斗、11……側
板の突縁部、12……同抽斗受け、13……係合
脚、14……係合突片、21……枠体の天板部、
22……同背板部、25……同係合部、33……
前框の係合部。
第2図は側板の拡大斜視図、第3図は枠体および
前框の拡大斜視図、第4図は第1図−線に沿
う拡大縦断側面図、第5図は第4図−線に沿
う一部切欠拡大断面図、第6図は従来のオール鋼
板製ケース本体の構成を示す分解斜視図、第7図
a,bは従来のオールプラスチツク製ケース本体
の構成例二例を示す背面側からみた分解斜視図で
ある。 A……ケース本体、1,1……左右両側板、2
……枠体、3……前框、4……抽斗、11……側
板の突縁部、12……同抽斗受け、13……係合
脚、14……係合突片、21……枠体の天板部、
22……同背板部、25……同係合部、33……
前框の係合部。
Claims (1)
- 内面に抽斗受けが一体に設けられ且つ周辺に内
方に突出する突縁部が一体に形成されたプラスチ
ツクからなる左右両側板と、天板部および背板部
をL字形に一体に連成した鋼板製の枠体と、上記
左右両側板の下部前端間に架設される鋼板製の前
框とで前面部および底面部が開口せるケース本体
が構成され、上記左右両側板の内面には、四隅角
部に上記突縁部よりさらに内方に突出する係合
脚、下辺部を除く各辺部に突縁部と平行に突出す
る係合突片を、それぞれ突縁部と所定の間隙を存
して一体に突設し、一方、上記枠体における天板
部前端および背板部下端の左右両側、それに前框
の左右両側に上記係合脚が圧入しうる係合部を設
け、両側板の各係合脚を、上記枠体と前框の係合
部および枠体におけるL字の角部内面に圧入させ
るとともに、枠体の左右両端部を、上記側板の突
縁部と係合突片との間に挿入することにより、左
右両側板間に枠体および前框を連結してケース本
体を組立てて成ることを特徴とする物品収納ケー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1207580U JPS6323314Y2 (ja) | 1980-02-01 | 1980-02-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1207580U JPS6323314Y2 (ja) | 1980-02-01 | 1980-02-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56113635U JPS56113635U (ja) | 1981-09-01 |
JPS6323314Y2 true JPS6323314Y2 (ja) | 1988-06-27 |
Family
ID=29608671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1207580U Expired JPS6323314Y2 (ja) | 1980-02-01 | 1980-02-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6323314Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-02-01 JP JP1207580U patent/JPS6323314Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56113635U (ja) | 1981-09-01 |
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