JPS5829968Y2 - 引き出し式整理ケ−スの引き出し - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は引き出し式整理ケースの引き出しに関するもの
で、引き出しを整理ケース使用時において極めて簡単に
短時間で組立てできるようにすることを目的とする。

以下本考案を実施の一例を示す図面に基づいて説明する
。

図において１は底板２と中板３を天板４と左右両側の支
持パイプ５，５とから成る整理ケース本体で、前記底板
２と中板３との間及び沖板３と天板４との間には夫々２
つづつの引き出し６゜６が横に並んで挿入し得るように
空間部が形成される。

即ちこの空間部は前記３枚の板２，３．４が互いに上下
方向に適当量隔置いて位置するように３枚の板２，３．
４を支持パイプ５，５によってビス７・・・・・・を介
して互いに結合することにより形成されるものである。

尚前記３枚の板２，３．４は合成樹脂によって形成され
ている。

ところで前記各列き出し６は第７図にも分解して示すよ
うに底板８と左右側板９，９と前板１０と後板１１とか
ら成り、底板８に対して左右の各側板９，９を係合させ
、その後底板８及び側板９，９の前端部に前板１０をビ
ス１２・・・・・・により結合させると共に底板８及び
側板９．９の後端部に後板１１を溝部１３を以って外嵌
させビス１２・・・・・・により結合させて構成されて
いる。

該引き出し６の各板８〜１１は合成樹脂によって形成さ
れている。

次に該引き出し６の各部の詳細について説明する。

先ず前記底板８は左右両側に下向きの折曲片１４．１４
を有すると共に各折曲片１４の内面には前後方向適当間
隔おきに係合突部１５・・・・・・が形成されている。

−吉左右の各側板９には下端近傍内面に水平の受は板部
１６を側板９内面との間に前後方向に溝部１７を有する
ように形成し、この溝部１７は受は板部１６よりも下方
に深い形状を呈し、該溝部１７を形成する内側板部１８
には前後方向適当間隔おきに切欠窓部１９・・・・・・
が形成されている。

即ち前記溝部１７に前記折曲片１４が上方より嵌入する
と共に該折曲片１４の係合突部１５・・・・・・が前記
切欠窓部１９・・・・・・に係合し、底板８に対して側
板９が連結され得るようになっている。

又底板８の下面及び各側板９の前端部には夫々前記前板
１０のビス孔２０・・・・・・に合致するビス挿通孔２
１．２１及び２２．２２が形成され、該ビス挿通孔２１
，２１及び２２．２２を前記ビス孔２０．２０に合致さ
せた状態でビス孔２０・・・・・・に後方よりビス１２
・・・・・・を螺入させることによって底板８及び側板
９，９の前端部に前板１０が取り付けられる。

更に底板８の後端部の左右両端部間における２個所及び
側板９．９の後端部の上下方向中間部にはビス孔２３・
・・・・・を底板８及び側板９，９から内方にふくらま
せて形成し、前記後板１１の溝部１３には前記ビス孔２
３・・・・・・も嵌入する凹入部２４・・・・・・を形
成しである。

尚この各凹入部２４の後端にはビス挿通孔２５が形成さ
れている。

又各側板９の後端部の上下両端には前記後板１１のコー
ナ一部上下両端に形成したビス挿通孔２６・・・・・・
に合致するビス孔２７．２７が形成されている。

従って底板８及び側板９，９と後板１１との結合は底板
８及び側板９，９の後端部を後板１１の溝部１３に嵌入
させ、そのとき前記ビス挿通孔２５．２６に合致したビ
ス孔２３．２７に後アよりビス１２・・・・・・を螺入
させることによって底板８及び側板９，９の後端部に後
板１１が取り付けられる。

ところで前記前板１０は第３図及び第６図に示すように
前板１０の上端提手部２８に合成樹脂製飾り板２９が取
り付けられる。

この飾り板２９は前板１０に対して色を異ならしてあり
、側面形状路ｐ状をして前板１０の上端部に被さり、該
飾り板２９の前板部３０の下端３０ ａは前板１０の提
手孔３１の上側溝部３２に嵌入し、又飾り板２９の後板
部３３の下端係合部３３ ａは前板１０の後端部近傍に
位置する押さえ板部３４の下端孔部３４ ａに係合する
。

更に前記前板部３０の上端近傍段部下面には左右方向適
当間隔おきに突部３５・・・・・・が形成され、この突
部３５・・・・・・は前板１０の段部に形成された小孔
３６・・・・・・に嵌入する。

このような構成によって前板１０に飾り板２９がビス無
しで取り付けられる。

尚３７，３７は前記前板１０の上端ビス孔２０．２０に
合致するように前記飾り板２９の後板部３３に形成され
たビス挿通孔である。

以上のようにして引き出し６が組立てられるのであり、
そのとき底板８及び側板９，９に対して前板１０及び後
板１１を結合させるためにビス１２・・・・・・を用い
ているが、ビス１２・・・・・・の代わりに雄型結合ピ
ンを用いて結合させるようにしても良い 本考案引き出し式整理ケースの引き出しは以上述べたよ
うに実施し得るものであり、底板と左右側板と前板と後
板とから成る構成材料を用いて極めて簡単に短時間で組
立てて引き出しを作ることができる。

又本考案はメーカーから外部に搬出するときに分解した
コンパクトな状態で搬送でき、一度に多量の引き出しを
搬送できる。

更に本考案の引き出しは、底板の左右両側に設けた折曲
片を左右側板の下端の溝部に嵌入させ、この折曲片に設
けた係合突部を前記溝部を形成する板部に設けた孔部に
係合させ、更に前記溝部の上端部に設けた受は板部で底
板の左右両側部を受けるように構成しであるため、底板
と左右側板とを大なる強度で以って結合することができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施の一例を示すもので、第１図は全体
斜視図、第２図は引き出しの斜視図、第３図は引き出し
の前板の斜視図、第４図は同要部縦断側面図、第５図は
同じく前板を後方から見た斜視図、第６図は同じく前板
の要部分解斜視図、第７図は引き出しの分解斜視図、第
８図は引き出し底板要部を裏側から見た斜視図、第９図
は引き出し側板を倒して見た要部斜視図、第１０図は後
板を後方から見た斜視図である。 １・・・・・・整理ケース本体、６・・・・・・引き出
し、８・・・・・・底板、９・・・・・・側板、１０・
・・・・・前板、１１・・・・・・後板、１２・・・・
・・ビス、１３・・・・・・溝部、１４・・・・・・折
曲片、１５・・・・・・係合突部、１６・・・・・・受
は板部、１７・・・・・・溝部、１９・・・・・・切欠
窓部、２０・・・・・・ビス孔、２１．２２・・・・・
・ビス挿通孔、２３・・・・・・ビス孔、２４・・・・
・・凹入部、２５．２６・・・・・・ビス挿通孔、２７
・・・・・・ビス孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 引き出し式整理ケースの合戊樹脂製引き出しであって、
   左右両側に下向きの折曲片を有すると共にこの各折曲片
   の内面に前後方向適当間隔おきに係合突部を有する底板
   と、この底板の前記折曲片を嵌入させる溝部を下端に有
   し且つこの溝部を形成する板部に前記係合突部を係合さ
   せる孔部を有し更に前記溝部の上端部に底板の左右両側
   部を受ける受は板部を有する左右側板と、前記底板及び
   左右側板の両端部及び後端部にビス等で結合される前板
   及び後板とから成ることを特徴とする引き出し式整理ケ
   ースの引き出し。